ドイツはなぜジャーマニー?英語はGermany!日本語はドイツになる呼び名の違い

ドイツはなぜジャーマニー?英語はGermany!日本語はドイツになる呼び名の違い 学ぶ
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今日の夕飯のおかずは、ジャーマンポテトだよ!と言われたら、ジャーマンポテトって何?と聞き返すと、ドイツの『じゃがいもとベーコンの炒め物』と答えが返ってきます

英語の授業でドイツは『Germany(ジャーマニー)』と習うのに、なぜ、私たち日本人は『ドイツの事をドイツ』と呼ぶのでしょうか

【呼び名の違い】ドイツはジャーマニー?ドイツとどっちが正しい?

ヨーロッパに位置するドイツの事を、日本人はドイツと呼びます。漢字で書くと独逸、略称は独にも関わらず、英語の授業でドイツはGermany(ジャーマニー)と習いますよね

ドイツはなぜジャーマニー?英語はGermany!日本語はドイツになる呼び名の違い
言語スペルカタカナ
ドイツ語Deutschlandドイチュラント
英語Germanyジャーマニー
日本語独逸ドイツ
ドイツの呼び名の違い

まずは、話を整理しましょう。ドイツという国は、ドイツ人はDeutschland(ドイチュラント)、アメリカ人やイギリス人はGermany(ジャーマニー)と呼びます

言語によって統一性がなく、バラバラ。なぜ、日本ではドイツの事をドイツと呼び、ジャーマニーが浸透していないのでしょうか。

英語の授業はGermany、社会や歴史の授業はドイツで習いますよね

【経緯】なぜ?日本人はドイツと呼ぶのか?

日本は明治時代より前の時代は、英語ではなく、蘭学。オランダ語を使って外国人と会話をしていました。江戸時代の日本は鎖国中。キリスト教を布教しないと約束をしたオランダやポルトガルと九州の長崎が貿易をしていた経緯があります

つまり、商売のやり取りの中で『ドイツ』の話を聞いた日本人は、英語ではなく、オランダ人達が使う『ドイツ』という言葉が先にあった事になります

明治になって開国をしましたが、外国人とのコミュニケーションと言えば、英語よりも、やっぱりオランダ語。英語が浸透する前に、ドイツという単語が定着をしたためになります

【由来】ジャーマンポテトはドイツにない!和製英語でもない!

ドイツにジャガイモとベーコンを炒めた料理は、シュペックカルトッフェル(Speckkartoffeln)と呼ばれジャーマンポテトの名前の料理はありません

ジャーマンの意味から和製英語と説明されることがありますが、19世紀の段階でイギリスとアメリカのレシピ本にGerman fries、German fried potatoesの料理名が存在。アメリカから日本に言葉が伝わったことが名前の由来になります

今回は、ドイツはなぜ日本だけドイツと呼ばれるのかと呼び方が不思議に思った方向けに、ジャーマニーとドイツの違いを説明しました

英語圏の人はドイツをGermany(ジャーマニー)。別に私達のことだって、Japaneseだからおかしな話じゃないのでは?と特に疑問や不思議に思わない方にとっては、不要な説明です

しかし、よく考えると、ドイツとジャーマニーはどっちが正しいのか頭が困惑します。困ってしまった方は『日本はポルトガル人やオランダ人からドイツの存在を知った』から、ドイツと呼ぶと覚えると納得する内容になります

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