イースターとはキリストの復活祭。ヨーロッパ諸国は連休となります。イースターと言えば、うさぎのキャラクターですが、なぜでしょうか
イースターのウサギは生命や子宝、子孫繁栄の象徴というのが子供向けの説明になりますが、イースターの語源が最も正しい回答と言えます
【意味】イースターの動物はなぜ?うさぎ?
うさぎがイースターを象徴する理由は、ゲルマン神話の女神エオストレが野兎を多く従えていた事が由来です。エオストレはAustro(Eostre)と表記、古英語のEostre、現在のスペルがEaster(イースター)の単語の語源になります
イースター | うさぎの意味 |
女神エオストレ | 野兎を多く従えていた |
エオストレ(古語) | Austro(Eostre) |
エオストレ(古英) | Eostre |
現在のスペル | Easter(イースター) |
女神エオストレはゲルマン神話に登場する春の女神。サクソン族の女性と同一視される人物です
エオストレは野兎を多く従えていた逸話があります。サクソン族は現在の北ドイツ、ゲルマン民族は北ヨーロッパ、北欧(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)の祖先とされます
なぜ、エオストレが女神として神格化された経緯ははっきりしていません。しかし、うさぎの歴史を知ると、理由が理解しやすくなります
【歴史】北ヨーロッパのうさぎは凶暴!改良されて温厚な性格になった
北ヨーロッパのウサギは、もともと凶暴、私たちのイメージの『うさぎは可愛い動物』というのは最近になっての事です。例えば、ネザーランドドワーフは、凶暴なアナウサギでした。
品種改良を繰り返し、温厚な性格になりましたが、現在でも飼っているネザーランドドワーフのオスが、凶暴化するという事例が多々あります
このように、ウサギとは元々、野生化で凶暴な動物。エオストレは凶暴なウサギを従える事ができる稀な人間であったと考えると、女神として祭られておかしくありません
【今年】イースターはいつからいつまで?
イースターから50日間が復活節、ペンテコステ(聖霊降臨祭)の祭りまで続きます。今年のイースターがいつか、西方教会と東方教会が決めた日付は『イースターはいつ?』に今年の確定日に説明があります
西方教会、東方教会の両方の日付をご紹介します。今年のイースターがいつなのかお調べなら拝見すると良いでしょう