フレンチドレッシングとは?名前の由来・別名!発祥の国はアメリカという謎を解説!

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フレンチドレッシングとは?名前の由来・別名!発祥の国はアメリカという謎を解説! 学ぶ
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フレンチドレッシングには、トマトケチャップが原材料の「赤」、玉ねぎエキスとマヨネーズの入った「白」、透明なセパレートといった種類があります。

フレンチドレッシングはどこの国発祥?と聞いたら、大半の人が、フレンチ=英語→日本語にすると『フランスの』という意味だから、フランスでしょ?と考えますよね

でも、このドレッシングのネーミングにある「フレンチ」って違和感を感じませんか?フレンチ(French)って単語が、そもそも英語です。フランス発祥→輸入で日本に来たのなら、「フランス語=Francais(フランセ)」を使ってフランセドレッシングという名前になっていたと思います

では、英語なのになぜ、フランスのドレッシングと私たちは、なぜ?思ってしまうのか、ココに疑問を持つと今回の話が面白く読めると思います

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フレンチドレッシングの発祥はどこの国?

フレンチドレッシングの発祥の国は『アメリカ合衆国』であり、フランスではありません。ネットにアメリカ発祥ですが「諸説ある」と記載が多いですが、逆に「その諸説=別の可能性」の話を見かけたことがありません

友人との話の中で「フレンチドレッシングは、フレンチと言うからフランスなのでは?」というような会話はあっても「学校の教科書や教材」や「料理の専門書」にフレンチドレッシングはフランス発祥だよ!と書いてあるモノも見たことないですね^^

では、この話。一体、どういう事なのでしょうか。具体的に徹底検証しますね

フランスではサラダは塩・コショウ+オリーブオイルで食べるのが定番

以前、オリーブオイル+塩でサラダを食べるブームがありましたよね。あのブームの根源は「本来のサラダの食べ方が流行」した現象です

サラダの王国!フランスでは昔から、「オリーブオイル+塩、コショウ」や「オリーブオイル+レモン汁、ビネガー(酢)」をかけて食べるのが普通です。つまり「もともと、フランスの人はフレンチドレッシングでサラダ食べてない」のが、一番の理由です

まったくフランスにドレッシングがない訳ではありませんが、ドレッシングの大半はアメリカ発祥のモノが大多数。ヨーロッパ方面は古代ローマ時代(今から2000年以上も前)から「塩、ビネガー、オイル」をメインにサラダを食べてきている歴史があります

私たちが食用で炒め物に使う「サラダ油」がありますが、サラダ油の最初の使い方は炒める時に使うモノではなく、サラダを食べやすくするための「塩+サラダ油」の味付けです

スナック菓子の「うまい棒:サラダ味」ってありますが、その「サラダ味=サラダ油+塩」の味付けです。こう考えると、わかりやすくイメージつきやすいかと思います

フレンチドレッシングはアメリカ・インディアナ州が発祥の地:考案者はルーシャス・フレンチの奥様

フレンチドレッシングは、アメリカ合衆国のインディアナ州に住んでいた「ルーシャス・フレンチさん(人名)」の奥様が作ったドレッシングがベースになっています

つまり、フレンチドレッシングの「フレンチ=人の名前」です。日本語に翻訳した「フランスの」という意味ではないのです

ルーシャス・フレンチさんは壊血病持ち=野菜を食べないとなるビタミン不足の病気

フレンチドレッシングが作られた経緯は、ルーシャス・フレンチ(Lucius French)さんが「壊血病」をたびたび発症していたことが関係します

壊血病とは、かつて人類の歴史上。ペスト級に恐れられた病気で「長い期間、野菜を食べない船乗りがなる病気」であり、大航海時代。船の中で何カ月も過ごす船乗りが「血管が細くなり出血する病気」でした

大航海時代は原因がわからず、船乗り奇病とされていましたが、現代では「野菜を長く食べない=ビタミン不足」、コレが原因とはっきりわかっています

ルーシャス・フレンチさんは「野菜嫌い=食べない人」であったとされ、ココに困った奥様が野菜嫌いの旦那が食べてくれるように、美味しいドレッシングを作ったのが、フレンチ・ドレッシングの始まりです

1940年頃すでにケチャップを混ぜたドレッシングが定番化していた

フランスには、そもそも「ドレッシングにケチャップを混ぜる文化」があった訳ではないです。ココも1つの証拠になりますね^^

ドレッシングにトマトが材料のケチャップを使うのは「アメリカ流の作り方」であり、1940年頃にはすでにアメリカの一般家庭で「ケチャップ+サラダ油+酢など」を混ぜて手作りするスタイルが確立されてます

要するに、フレンチドレッシング赤が、この時代にアメリカに存在していた。ココを考えるとわかりやすいですね

日本初のドレッシングはキューピーのフレンチドレッシング赤(1958年)

日本のフレンチドレッシングは、マヨネーズで有名なキューピー社が日本で初めて販売をしています。最初に作ったのは「フレンチドレッシング・赤」で1958年10月。次の年、1959年にフレンチドレッシング・白を販売しています

このフレンチドレッシング・赤が実は「日本最初のドレッシング」と言われています。個人で真似して作ったドレッシングはあったかもしれませんが、記録にある商品として一般に最初に販売したのはキューピーが先駆者で間違いないです

戦前のアメリカの野菜、サラダの歴史を調べると「肉料理+簡単なサラダ」という感じで、今のように美味しそうなサラダではないです。戦後の日本では、サラダはあったけと「基本!千切りキャベツ」と、生で野菜を食べる風習がなかった為、アメリカと似たような事情があったと推測されます

キューピーがなぜ?フレンチドレッシングを開発したの?と疑問に思いましたが「アメリカで食べられている赤いドレッシング」に、商機があると判断したのだと思います。機会があれば、キューピーさんに聞いてみたい内容です^^

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