山栗をいただいたり、拾った時に『どうやって食べると美味しいの』と戸惑いませんか?
山栗(柴栗)は、私たちが普段スーパーで見かける品種改良された綺麗な栽培栗とは、まったく違います。

山や里山に自生している野生の栗で、最大の特徴は、なんといってもその『小ささと不揃いさ』です。どんぐりほどではないものの、手のひらに乗せるとコロコロと小粒なものが多く、形も丸っこいものから平べったいものまで一つひとつバラバラですよね
山栗は小粒で1つ1つが不揃いだからこそ、その状態や大きさに合わせて調理法を分けるのが美味しく食べるコツです。ここでは、山栗の魅力を存分に引き出すおすすめの3つの食べ方をご紹介します
【山栗の食べ方】おすすめレシピ3選
山栗を頂いたり、拾った栗は大きさがバラバラ。小さい小粒やゴロゴロした不揃いの栗が混ざっていますよね。スーパーで買う栗と違って、食べ方にコツがあります

これが、実際に私が栗拾いをしてきた山栗です。ご覧の通り、お店で売られているような整った栗とは違って、一つひとつが驚くほど小粒で、形も本当に不揃いですよね
コロコロと丸いものから、少し平べったいもの、先っぽが尖っているものまで、まるで個性豊かな子供たちが集まっているみたいです。栽培品種のように大きさを揃える手間なんてない、これこそが自然のままの姿であり、この後ご紹介する美味しさを秘めた原石たちです
【※】下準備『鬼皮を剥きやすくする』
スーパーで売っている栽培品種の栗と違って、山栗(柴栗)はとにかく小粒で不揃い。おまけに、収穫して少し時間が経つと鬼皮がカチカチに乾燥してしまい、そのまま包丁を入れようものなら滑ってケガをしかねません
だからこそ、どの料理を作るにしても最初に行うべき下準備が『一晩ほど浸して、鬼皮を剥きやすくすること』です

山栗が大量にあって『とにかく楽に剥きたい!』という場合は、一度冷凍してから熱湯をかけるという時短テクニックを使うのも大いにアリです。小分けして冷凍保存しておけば、後からの処理もぐっとラクになります
山栗に関しては、あえて昔ながらのやり方(水に浸すところからじっくり手間をかける方法)で作ったほうが、栗が本来持つ香りや風味がグッと引き立ちます
もともと山栗や柴栗なんて、大きさも形もバラバラで不揃いなもの。SNSで見かけるような『映え』や『綺麗すぎる仕上がり』なんて、最初から気にする必要はないです
定番の栗の食べ方『スプーンで食べる』
一番シンプルに、山栗の甘みと香りを味わう方法が『ゆで栗』です。小粒な山栗だからこそ、茹でてスプーンですくうだけで最高のおやつになります

一晩水に浸した山栗を鍋に入れ、たっぷりとかぶるくらいの水を注ぎ、沸騰したら弱火にし、30分~40分ほどじっくりと茹でます。茹で上がったら熱いうちに半分に切り、スプーンで中身をすくいながらいただきます
小粒な山栗は『栗ご飯』
不揃いで小さな山栗は、あえてそのままゴロゴロと栗ご飯へ。渋皮が少し残ってご飯が茶色く染まっても、それが山栗ならではの素朴な風味と野性味を引き立ててくれます。完璧な見た目よりも、本来の香りと味わいを楽しむのにぴったりです

山栗は市販の栗と違って品質や形がバラバラ。そのため煮崩れしやすいものも混ざっていますが、栗ご飯ならゴロゴロと混ぜ込んでしまうので崩れても全く気になりません。渋皮が少し残ってご飯が茶色く染まっても、それが山栗ならではの素朴な風味と野性味を引き立ててくれます
形が奇麗な山栗は『渋皮煮』
少し形がしっかりしていて綺麗なものは、手間をかけて渋皮煮に。ブランデーやラム酒を効かせることで、市販の高級品に負けないマロングラッセ風の贅沢な味わいに仕上がります
ふとお店のショーケースやスーパーを見ると、ほんの数粒でびっくりするようなお値段がついていたりしますよね
そんな高級品も、家で作れば、仕上げにブランデーをちょこっと加えるだけで、お店に負けないリッチで満足感のある一品となります

作り方そのものに難しいテクニックは一切ありません。ただ、鬼皮を傷つけないように剥いて、何度も鍋の水を替えてアクや筋を優しく取り除く・・・そう、やることはひたすら『手間をかけること』だけ。正直、労力はかかるし途中で遠い目になることもあります
でも、その膨大な手間をかけたぶんだけ、口に入れたときの圧倒的な美味しさと『やりきったぞ』という心地よい達成感が返ってくると思ってください
【定番の栗料理】
今回は山栗の個性を活かす食べ方をご紹介しましたが、定番の栗料理もまとめて見たいという方は、ぜひこちらの栗レシピ集も参考にしてみてください
お馴染みの定番からちょっとしたアレンジまで、栗の美味しさを存分に楽しめるレシピをまとめています
調理具別『栗のゆで方』
お家にある調理具によって、仕上がりや手軽さが少しずつ変わってきます。自分のスタイルに合わせたベストな方法を選んでみてください
お鍋、圧力鍋、電子レンジなど、調理具別の詳しい茹で方や失敗しないコツは、こちらのに分かりやすくまとまっているのでぜひ参考にしてみてくださいね
白だしで作る『栗ご飯』
栗ご飯といえば、塩と酒で素材の味を引き立てるのが定番ですよね。でも、微妙に味が薄くなったり、塩加減が難しかったりするという方にこっそりおすすめなのが、白だしを使ったお手軽レシピです
甘みと相性抜群で、失敗知らずで料亭のような味わいになります。詳しい分量や作り方はこちらをどうぞ
栗のワイン煮
芳醇な香りと美しいツヤが引き立つ大人のデザート。冷蔵庫で約1か月ほど日持ちする『栗のワイン煮』のレシピがコチラです





















