宝くじを買うといいと言われる一粒万倍日。一粒万倍日(読み方:いちりゅうまんばいび)の本当の意味から、宝くじが当たる当選確率、一粒万倍の期待値を計算しました。
宝くじ購入と一粒万倍日、お金にまつわる事が吉とされる事柄をご紹介します
【意味】一粒万倍日とは?一粒万倍日にするといいことは?
一粒万倍日とは、何か新しい事柄を始めると良い日。特にお金に関係性がある新規事業やお店のオープン、宝くじの購入にいい日とされます
新しい事を始めると良いの意味から、宝くじの場合は『継続購入や連番』より『バラの宝くじ』の方が言葉の意味に沿っています
一粒万倍日 | 新しい事柄が吉 |
新規事業 | うまく物事が進む |
お店の開業 | お店が儲かる |
宝くじ | 購入すると良い日 |
一粒万倍日の意味
一粒万倍日は、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味です。籾とは、お米のもみ殻、お米は育てると1粒が何倍にもなります。この米の増え方を例えた言葉が、一粒万倍日です

米は確かに、稲穂に粒々のお米がたっくさんついていますよね。では、実際にお米の1粒(稲穂1モミ)を田んぼに植えると、何粒になるのかを数えてみました
【一粒万倍日】お米は1粒育てると何粒に増える?
お米の1粒を田んぼで育てると、平均的に40粒以上のお米になります。米は6粒を植えると、ご飯茶碗1杯分になるのが目安です
一粒万倍日 | 増加効果 | 倍率 |
お米1粒 | 40粒 | 40倍 |
お米1籾 | 400粒 | 400倍 |
お米は1粒が、秋に実と40粒増加。稲穂単位なら、1籾が400粒、400倍です。また、小麦は1籾が30粒、米は小麦の10倍育ちやすい穀物になります
一粒万倍日:400倍に増える
お米の1粒単位より、1籾の方が倍率は大きい為、宝くじの当選確率は1籾で計算をする事にしました。その方が、購入した時に楽しみが増えると思うからです
でも、結論は残念な結果です。一粒万倍日の効果は平均400倍、宝くじ1枚の値段は300円・・・。既にこの記事を読みながら掛け算した方は『あっ・・・結果を知りたくない』とご察し状態かと思います
一粒万倍日の話が怪しくなってきた!
一粒万倍の効果は、400倍しかありません。300円の宝くじが増える金額は12,000円。10枚買っても12万円が当たった場合の期待値です
宝くじ | 期待値 | 一粒万倍日の倍率 |
1枚 | 12,000円 | 400倍 |
10枚 | 120,000円 | 400粒 |
つまり、宝くじに夢見て購入。7億円当たらないかな?前後賞の1億5000万でもいいよ!と思って買うはずなのに、一粒万倍日に購入すると、当たっても12万円が最大の期待額。逆に、当たる金額上限が減ってしまうのが一粒万倍日の正体です
当選金額7億円の上限に達する購入枚数は約233万3000枚。仮に一粒万倍に効果があったとして、約7,000万円分の宝くじを買わないと、7億円が当たらないという狂気の数値。結論を言うと、それなら一粒万倍日を避けて購入した方が、まだ、当たる気がします
【当選確率】一粒万倍日は宝くじが当たりやすくなる?
一粒万倍日に宝くじを購入しても、宝くじの当選確率は上がりません。宝くじの当選確率は約1/2000万(年末ジャンボの場合)、特定の購入日に当たりが集中していません
宝くじ:いつ購入しても確率は平等!
さて、今回は『宝くじと一粒万倍日の関係性』についてご説明しました
結論は、一粒万倍日だから当選確率は上がる事はなく、むしろ、一粒万倍日の宝くじ購入は避けるべき日と言えます。本当に、一粒万倍日に縁起や効果があると仮定した場合、逆に当選金額が減るという真逆の効果が想定されました
宝くじを楽しみに購入する方は、一粒万倍日を避けて購入した方が、理論値ではお得という事になります