第85回、菊花賞(2024年10月20日)に出走する出馬予定の馬の情報!最後の冠を手にする馬は?次走が、菊花賞の世代上位や有力馬の近況(特別なニュース)、1600万円のボーダークリア組の注目馬、穴馬探しのヒントになる情報をお探しの為の内容になります
番号 | この記事の内容 |
【1】 | 菊花賞の出走予定馬を教えて! |
【2】 | なぜ?この馬が注目されてるの? |
【3】 | 出馬表の確定はいつ決まるの? |
備考 | 馬券の推奨が目的じゃないよ! |
– | 経験談の話が聞きたいだけだよ! |
※特定の有力馬と馬券の推奨が目的ではない点、ご了承ください。過去の統計により『菊花賞に起こりがちな事例(経験談を何でもいいから知りたい人向け)』を含めて解説します。
菊花賞とはどんなレース?近年の菊花賞の状況を解説!
菊花賞は、春開催の皐月賞、日本ダービーに続く三冠馬達成の最後の砦。3つ目の栄光を手にする牡馬クラシック最後のGⅠ競争です
過去には、三冠馬(詳細:歴代三冠馬の一覧)となった名馬が存在しますが、ハードルは高く数える程度しか存在しません
どちらかと言うと近年の菊花賞は『3歳クラシック世代の強すぎる牡馬は天皇賞・秋へ向かう』事が多く、手薄なGⅠになりがち。出走条件を満たしたトライアル組、賞金ボーダークリア組の2勝・3勝クラスの牡馬まで出走をします

【特有な事情とニュース】
昨年の菊花賞は、三冠にリーチがかかった牡馬はおらず、天皇賞・秋へ向かう馬もいませんでした。
しかし、2024年の菊花賞は特別。今年は、皐月賞が『レコード記録を更新した馬が6頭』と『抜けた能力を秘めた3歳世代』です
上位のジャスティンミラノは天皇賞・秋(詳細)、ジャンタルマンタルはマイルCSと古馬との対戦を選び、ダービー馬のダノンデサイルにコスモキュランダ、アーバンシックが再戦する構図となっています
馬名 | 前走 | 備考 |
ダノンデサイル | 東京優駿(GⅠ) 1着 | ダービー馬 |
アーバンシック | セントライト記念(GⅡ) 1着 | ダービー 11着 |
コスモキュランダ | セントライト記念(GⅡ) 2着 | 弥生賞 1着 |
エコロヴァルツ | セントライト記念(GⅡ) 3着 | ダービー 8着 |
メイショウタバル | 神戸新聞杯(GⅡ) 1着 | 皐月賞 17着 |
ショウナンラプンタ | 神戸新聞杯(GⅡ) 3着 | ダービー 15着 |
ピースワンデュック | 阿賀野川特別 1着 | – |
ヘデントール | 日本海S 1着 | – |
菊花賞の出走予定の馬名を見ると、春のGⅠからの直行はダノンデサイル、ただ1頭。他は、日本ダービー、皐月賞で惨敗したけど、秋までに力をつけてきた牡馬達となっています
さらに、小頭数になりがちな菊花賞が今年はフルゲート18頭となる予定であり、いつもの菊花賞じゃない。一筋縄ではないなと感じている方が多いのではないでしょうか
では、菊花賞(2024年)に出走する各馬の近況を見てみましょう
【想定オッズ】菊花賞の1番人気のダノンデサイルが出走予定!
菊花賞の想定1番人気は、ダービー馬のダノンデサイル。想定オッズは3.3~3.8倍内、ダービー馬が菊花賞に出走するという割には、疑問視されるオッズです
馬名(想定騎手) | 想定オッズ | 前走 | 備考 |
ダノンデサイル (横山典弘) | 1人 | 日本ダービー 1着 | 皐月賞 除外 |
ダノンデサイルは、日本ダービーを9番人気(オッズ:46.6倍)の大穴から勝利。皐月賞の時は、ゲートに入る前に横山典弘ジョッキーが、異変に気がつき、ダノンデサイルの出走を取りやめ。除外となっていたため、能力が未知の状態でした
驚くべき事に、ダービーの道中、大便をもらしながら走っている映像が残っています。もらしながら走ってダービー馬になるとは、ある意味、ダノンデサイルは大物かもしれませんね
しかし、直近10年の菊花賞は『上がり最速が6-4-1-4、2位の馬が3-3-2-2』と『当日3F上位2以内が9勝』しています。
ダノンデサイルの3Fは日本ダービーが3位(33.5)、京成杯が2位(34.1)。
世代上位だけど、鬼のような末脚ではなく『先行から粘り強く伸びる脚』というタイプ。上りが使える豪脚の馬が菊花賞に出走するなら、ちょっとだけ不安に思えます
出典:JRA公式Youtubeチャンネル
ダノンデサイルの脚質のイメージがわかない方は、JRA公式の日本ダービーの上記の映像を見ると良いです。ダノンデサイルは3枠5番、映像で『ずっと内ラチを走っている馬』です
菊花賞で再び、ダノンデサイルは押し切る事ができるのか。枠順を含めて熟考する必要がありそうですね
【菊花賞トライアル組】アーバンシックとコスモキュランダの格付けは?
菊花賞は『皐月賞馬を選んでおけば大丈夫!軸でOKだ』と言われますが
実際、皐月賞馬、かつ、菊花賞を勝利してる馬は、直近で『コントレイルオルフェーブル、ディープパクト』といった3冠馬と、オルフェーブルの弟のゴールドシップしかいません
どちらかと言うと、皐月賞を3着内、その上でトライアルの『セントライト記念を好走した馬』の方が、結果が良いです
そういった事情を踏まえると、今年は、皐月賞1着:ジャスティンミラノ、3着:ジャンタルマンタルが不在。他の皐月賞に出走履歴のある牡馬の格付けが重要と言えます
馬名(想定騎手) | 想定オッズ | セントライト | 皐月賞 | 備考 |
アーバンシック (ルメール) | 2人 4.2~5.5倍 | 1着 0.3秒:勝 | 4着 1:57.5 | – |
コスモキュランダ (M.デムーロ) | 3~4人 6.5~8.5倍 | 2着 0.3秒:負 | 2着 1:57.1 | 出遅れ癖:有 |
エコロヴァルツ (岩田康誠) | 8~12人 30~45倍 | 3着 0.7秒:負 | 7着 1:57.8 | – |
菊花賞の想定オッズの上位は、アーバンシックとコスモキュランダが、ダノンデサイルに続く2~3番人気です
コスモキュランダは皐月賞で『アーバンシックに0.6秒差で先着』しており、1:57.1はアルアインが出した菊花賞レコードより0.7秒も速いタイム。それにも関わらず、アーバンシンクの方が人気していますね
上記の事情を含めながら、菊花賞に出走するセントライト組を見ていきましょう
【アーバンシック】
アーバンシックは、今年の3歳世代の中で上位の存在。ですが、皐月賞だけ見ると、ジャスティンミラノ、コスモキュランダ、ジャンタルマンタルから一枚劣るように見えてしまいます
同じ感触を持つ方、多いのではないでしょうか。
でもね。アーバンシックって正直、末脚すごいわ。良い脚をもってるのには間違いないです
皐月賞4着と掲示板内の入着から、ダービーを大敗。そして、セントライト記念で勝利をした馬が過去にいますよね
馬名(想定騎手) | 菊花賞 | セントライト | 日本ダービー | 皐月賞 |
キタサンブラック | 1着 | 1着 | 14着 | 3着 |
アーバンシック | ???着 | 1着 | 11着 | 4着 |
アーバンシックって、菊花賞馬のキタサンブラックと馬柱が似てるわ。
脚質は違うけど、そっくりな成績です。アーバンシックは、ジャスティンミラノ、コスモキュランダ、ジャンタルマンタルより一枚劣ると記載したけど、過去の事例と比較すると『悲観する内容ではない』と思えてきます
【コスモキュランダ】
春はアーバンシックより格上だった存在が、コスモキュランダ。想定人気は2人、もしくは、3人で落ち着くでしょう
コスモキュランダは能力が高いといえまずが、注意点が出遅れ癖:有な点ですよね。10戦中7レースが出遅れと『70%の確立で出遅れ』をしています
ただし、出遅れても、出遅れなくても成績を残していることから『展開がはまるかどうかが菊花賞のポイント』。長い距離の菊花賞なら結果が伴うかのかもしれません
【エコロヴァルツ】
エコロヴァルツは、皐月賞7着。日本ダービーが11着。秋のトライアルでは、セントライト記念を3着です。ただし、アーバンシックやコスモキュランダとのタイム差は、0.4秒以上。距離が、2200mから3000mに伸びて、逆転ができるのかが鍵です
エコロヴァルツの鞍上は岩田康成ジョッキー。岩田のおやじは最近、GⅠに絡んでない!と印象が強いですが、岩田のおやじは舐めてはいけないですよ
あのね、岩田康成は『ずっと良い馬に乗せてもらえてない』けど、本人は『チャンスがある馬は全て全力で乗っている』とインタビューに答えています
なるほどな。確かに、岩田康誠と言えば『ダメになった馬を復活させる男』として有名。まさに、馬再生工場と言われるだけある発言です
詳細が気になる方は『Youtubeで岩田康誠インタービュー』で検索すると、熱い思いをもった岩田康成氏がキャンプ飯を作りながら語っています。その動画見て、岩田のおやじの熱意を知ってくと良いでしょう
【神戸新聞杯組】逃げ馬のメイショウハダル!豪脚のショウナンラプンタ
神戸新聞杯は、菊花賞トライアルの1つ。3着内の入着馬に菊花賞への優先出走権が与えられます。神戸新聞杯が前走の馬は7-4-4-54、セントライト記念が1-3-2-43と、ローテーションは神戸新聞杯が圧倒的に優勢です
今年の菊花賞の想定オッズは『あれ?セントライト組のアーバンさんと、キュランダ君がすっごい人気してね?』と疑問に思う内容(能力は認めてますが)です
過去の傾向だけ見ると、実はアーバンシックとコスモキュランダが過剰人気してる点を頭に入れておきましょう
要するに、割に合わない可能性がある2頭より、妙味のある神戸新聞杯から伏兵探しをするのが穴頭の仕事ですね
馬名(想定騎手) | 想定オッズ | 前走 | 備考 |
メイショウタバル (浜中俊) | 4~5人 | 神戸新聞杯 1着 | 逃げ馬 |
ショウナンラプンタ (鮫島) | 9~12人 | 神戸新聞杯 1着 | – |
妙味のある伏兵馬を探しなよ!と言ったけど、長距離の菊花賞を逃げ切るのは、難しい。
タイトルホルダーが菊花賞を逃げ切って勝利してるけど『阪神開催の菊花賞』の時です。京都開催、カーブのとこから、下り坂になる京都の菊花賞は『逃げたら勝てない』というのが一般論です
それにも、かかわらず・・・メイショウタバルがちょっと伏兵と呼べない想定オッズになるのではないでしょうか
【ショウナンラプンタ】
菊花賞の想定オッズでは、さずがに、ショウナンラプンタが舐められすぎてる感触が強い。ラプンタは後方から行くけど『炸裂すると爆速の末脚』を持っています
展開というより、京都コースの下り坂を上手く活用できれば、上りが使えて飛んでくる可能性ありそうですね
ショウナンラプンタを推奨する訳ではありませんが、数年前に『上り最速を連発』していた『ボルドグフーシュが菊花賞を2着』、その後、有馬記念を2着に好走しましたよね
菊花賞で『いかにも穴人気しそうな馬』がショウナンラプンタでしょう。なんか怖いなと思う方は、紐で拾っとくほうが安心かもしれません
【賞金ボーダー組】菊花賞に挑戦をする2・3勝クラスの馬は?
菊花賞は、獲得賞金が1600万円以上あるならばボーダーをクリアするのが例年の事です。意外と2、3勝利クラスの優勝馬が好戦するケースがあります
馬名(想定騎手) | 想定オッズ | 前走 | 備考 |
ピースワンデュック (柴田) | 7~9人 | 阿賀野川特別 1着 | – |
ヘデンドール (戸崎) | 5~6人 | 日本海S 1着 | – |
2・3勝クラス組からのピースワンデュック、ヘデンドールがそこそこ人気していますよね
重賞のセントライトや神戸新聞杯の馬と本当に同レベルあるの?と思いますね。実は、菊花賞は2勝クラスの優勝馬:アリストテレス(騎手:ルメール)は、三冠馬のコントレイルを追い詰め2着。日本海Sの優勝馬のドゥレッツア(騎手:ルメール)が菊花賞を勝利しています
他にも、阿賀野川特別からユーキャンスマイルやポポカテペトルが3着と、結局、毎年といってよいほど3着内に入着しています
つまり、菊花賞はレベル的に『2勝、3勝クラスの優勝馬』が通用する事が多々あり、ピースワンデュックやヘデンドールが思っている以上に人気するといった事態が想定されます
ここまでに、気歌唱の出走予定馬と、出走をしたら面白いと思える馬を含めて紹介をしました
次は、出走が確定して、枠順と騎手が決まる日程の話になります
【出馬表】菊花賞の枠順・馬番号の発表はいつ?(2024年度)
菊花賞の枠順と馬番号なしの出馬表は木曜日の10月17日の17:00以降に発表予定です
菊花賞の枠順・馬番号は、2024年10月17日(木曜日)の17:00頃から10月18日(金曜日)の午前中に確定後にJRA公式ページにて発表されます
レース名 | 枠順発表 |
菊花賞 | 2024年10月17日(木曜日) 17:00頃~ |
詳細 | JRAのトップ(公式) |
その他:開催日と発走時刻(菊花賞の日程)と、現地観戦希望の方はチケットの取り方(菊花賞の指定席と入場券)がコチラ。菊花賞のレース概要や競馬観戦を楽しむ情報として拝見ください