端午の節句(男の子):5月5日、桃の節句:3月3日(女の子)として、男女別にお祝いするのは男女差別?と疑問を持った人向けに、こどもの日の正体、本当の意味を説明します
【何故】こどもの日が男女差別にならない理由とは?
こどもの日は男の子だけでなく、女の子を含むのお祝いである理由は【1】子供の人格の尊重、【2】子供の幸福を願う』以外に【3】母への感謝があります
分かりやすく説明すると、こどもの日とは子供(男の子、女の子)の尊重・お祝い、育ててくれた母へ感謝する日です
ここまでが一般論の『こどもの日』の説明です。深く考えなければ、上記の【1】から【3】の内容から親子共に祝っているから、差別を気にする必要はないと考える事ができます
しかし、細かい事を言い出すと、端午の節句(男の子):5月5日、桃の節句:3月3日(女の子)と女の子の方が余分にお祝いがあるから差別では?母への感謝は父が抜けてるから、親への感謝に修正したら?と繊細な疑問が浮かぶ事があると思います
【経緯】本当は5月3日を『こどもの日』にする予定だった
こどもの日は、当初、端午の節句(5月5日)、桃の節句(3月3日)を一緒にお祝いすることから5月3日となる予定でした。しかし、5月3日は憲法記念日と重なり、泣く泣く5月5日と定めた経緯があります
結論:差別意識はない
結論を述べると、配慮と考慮がある祝日の決め方の為、差別意識がない点を加味しましょう。
こどもの日は男の子だけを祝うつもりはなく、憲法記念日を考慮すると5月5日しか丁度良い日がなかったからです。3月3日のひな祭りは祝日ではありませんが、GWに祝日が多い方が休みが増えます
3月3日と5月5日の祝日は、家族にとってどちらが幸せか。全体的にバランスが良いのはどっち?と考えると、5月5日を『こどもの日』とする事が最もナッシュ均衡する妥協点だと言えます
むしろ、男女差別があるとしたら、父親が『忘れられてる存在』である点だけでしょう
【こどもの日】残念な扱いはパパ!お父さんが忘れられてる
こどもの日のお祝いは、子供、母親がメインの登場人物ですが、残念な事に『両親への感謝』でない為、残念な扱いがパパ、お父さんの存在が忘れられています
差別意識を感じる人は?
細かい話、よく考えると、父親の存在が、こどもの日に定義されてない事を差別と思う人がいると思います。誰も文句を言わないようにするなら、母への感謝を『両親への感謝』に変更したら良いでしょう
しかし、体裁上、両親への感謝としても、現状、父への扱いは変わらないのではないでしょうか
両親 | 子供がする事は? |
母の日 | 祝う |
父の日 | 忘れられる |
旅行 | 娘と母だけで旅行する |
こちらの表が、大人になった子供が両親にする事、統計的に母の日は『プレゼントを贈る、お祝いをする』けど、父の日は何もしない。娘が大きくなると、母と2人で旅行することがあるけど、父親は家でお留守番をする
上記の事をしている大人が自分の周りにいることが気が付きますよね。父親だけ差別以前に、私達が『父親に対する考え方と行動』を見直さない限り、『両親への感謝』に変更しても、やっぱり忘れられてしまう事でしょう
もっと残念な話は?
父が子供から感謝が薄れること以前に、そもそも、おっさんには『ハゲ、デブ、チビの表現』があまり社会問題になりません(良くはないですが)。逆に、女性に『デブ、ブスの表現』は大問題になります
それを女性に言ったら、社会的にアウト。人生詰みますよね
むしろ、おっさんに対する扱いが可哀そうです
では、この温度差は何ですか?と考えると、根本的に意識の問題があるのだと思えますよね。今度、意識差、温度差が埋まる時代がやってきたら、こどもの日に『両親への感謝』を追加修正すると意味があるようになるのではないでしょうか
結論を言うと、父への感謝がない事が差別と考える課題解決は手順が逆です。『両親への感謝』と法律で定める事は体裁上の話でしかない、みんなの意識を変える事がアプローチとして先ではないでしょうか。