秋の味覚の主役といえば、やっぱり栗。毎年『渋皮煮を作りたいけれど、あの面倒な皮むきを想像すると腰が重い』と悩んでいませんか?実は、熱湯にちょっと浸すだけで鬼皮がびっくりするほどラクにむける裏技があるんです
この時短テクを使えば、下ごしらえのストレスが一気に吹き飛びますよ

さらに、今回は、いつもの砂糖だけでなく『赤ワイン』を使って、リッチに仕上げる特別なレシピを紹介します
丁寧に灰汁(アク)を抜いてコトコト煮込めば、芳醇な香りと美しいツヤが引き立つ極上の大人のデザートが完成。冷蔵庫で約1か月ほど日持ちするので、秋の夜長に毎日少しずつ楽しむのも最高の贅沢です。手間をかけた分だけ感動が何倍にもなる手作りワイン煮、ぜひ今年の秋は挑戦してみてください
【栗のワイン煮】渋皮煮のレシピ(赤ワインで煮る作り方)
それではさっそく、赤ワインの芳醇な香りと深みのある甘さがたまらない『栗のワイン煮』の作り方をご紹介します。
特別な材料は必要ありません。美味しい渋皮煮を自宅でじっくり楽しむために、必要な材料の分量と、失敗しないための手順を順番に見ていきましょう
レシピ分量『栗のワイン煮』
| 栗のワイン煮 | レシピ分量 |
| 栗 | 500g |
| 砂糖 | 300g |
| 赤ワイン | 200ml |
| 重曹(食用) | 小さじ2 |
| 水 | 鍋にたっぷり |
※砂糖はグラニュー糖、きび砂糖をお好みで※
【1】熱湯で鬼皮を柔らかくする

栗を熱湯に20分ほど浸すだけで、栗自体には火を通さずに鬼皮だけを、いい感じに柔らかくできる時短テクです。20分経ったらすぐにお湯から引き上げて、熱入りする前に一気に鬼皮をむきます。
このひと手間で、面倒な渋皮煮の下ごしらえが楽になりますよ。サクッと手際よく皮がむけると、その後の作業も、すごく気持ちよく進められます
【2】鬼皮を剥く
水気を含んで柔らかくなった鬼皮を、実を傷つけないように優しく剥き、中の渋皮をむき出しにします
柔らかくした鬼皮を包丁などで剥いていくのですが、ここで大切なポイントがあります。それは『鬼皮を剥いたら、すぐに水に放り込むこと』です

空気に触れている時間が長くなると、剥き出しになったデリケートな渋皮がみるみる乾燥したり、空気に触れて変色したり、アクが強くなってえぐみの原因になってしまいます
【3】食用重曹でアク抜き(1回目)
鍋に剥いた栗とたっぷりの水、重曹(小さじ1)を入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして10~15分ほど茹でます。お湯が茶色っぽくなりますが、これがアクです
【4】水を変えて茹でる(2回目)
再び鍋に水と栗、重曹(小さじ1)を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で10分ほど茹でこぼします。これをアクが出なくなるまで(水が比較的きれいになるまで)2回繰り返します
【5】筋と汚れを取る
茹でこぼした栗を優しく水で洗いながら、渋皮についている繊維状の筋や汚れを指や竹串で綺麗に取り除きます(※削りすぎないように優しく!)
【6】仕上げ
お鍋に『砂糖、赤ワイン、水』を入れ煮立たせ、アルコールを飛ばし、砂糖が溶けたら、栗を入れて弱火で20分ほど煮ます。
後は火を止めて、20分ほど待ったら完成です
栗のワイン煮が出来上がり!

作りたての人肌の状態も美味しいですが、度冷蔵庫で冷やすことで、栗の芯までグッと染み込み、食感がしっとり引き締まります
冷蔵庫での保存期間の目安

今回のレシピ(栗のワイン煮)は、しっかりとお砂糖(今回は栗の重さの50%以上)を使って煮込んでいるため、冷蔵庫で約1ヶ月ほど日持ちします
清潔な保存容器に入れ、ワイン煮(煮汁)と一緒にしっかり栗が浸かった状態で冷蔵庫で保存します。取り出すときは必ず清潔な箸やスプーンを使いましょう
【関連レシピ】栗の美味しさを手軽に楽しむ『おすすめ3選』
栗をたくさん手に入れたとき、おすすめしたいレシピを3つまとめました。それぞれの魅力に合わせた味わい方で、秋の味覚を存分に満喫しましょう
栗の食べ方『茹でて食べる』

やっぱり、栗本来のホクホクした甘みを楽しむなら、まずは『茹でる』のが一番。特別な味付けや難しいテクニックは一切不要。水からじっくり茹でて熱々を頬張れば、栗そのものの豊かな香りと優しい甘みが口いっぱいに広がります。皮を剥く手間はありますが、その分シンプルだからこそ素材の良さが一番よく分かる王道の食べ方です
一晩水に浸した山栗を鍋に入れ、たっぷりとかぶるくらいの水を注ぎ、沸騰したら弱火にし、30分~40分ほどじっくりと茹でます。茹で上がったら熱いうちに半分に切り、スプーンで中身をすくいながらいただきます
渋皮煮(ブランデー×リッチな味)
ワンランク上の味わいに仕上げる『大人の渋皮煮』です。隠し味にブランデーをきかせることで、ふくよかで芳醇な香りとリッチなコクがプラスされ、ひとくち食べれば思わずうっとりするような贅沢な余韻を楽しめます
くりきんとん
茶巾絞りのコロンとした見た目も可愛らしく、お店のような上品な味わいをおうちで楽しめる『くりきんとん』です。栗の皮を剥いて茹で、裏ごしをして砂糖と合わせるだけ。材料はとってもシンプルなのに、口に入れた瞬間スーッと溶けていくようななめらかな口当たりと、濃厚な栗の風味が堪能できます
ただし、お正月の食卓に欠かせない祝いもの『くりきんとん』は、栗の甘露煮から作るのが大正解。黄金色に輝く見た目は縁起が良く、ねっとりと濃厚な甘さは新年を祝う席にぴったりです
一から栗を仕込むよりも手軽でありながら、餡と甘露煮のゴロッとした食感が楽しめて、おせちの定番としてしっかり映える一品に仕上がります



















