100年~150年に1度起きる南海トラフ地震。なぜ、概ね90年~100年、150年の間隔で大地震となるのか。簡単に知りたい方向けに、過去の南海トラフ地震が来た西暦、日付、マグニチュードを紹介します
【前回】南海トラフ地震はいつ起きた?
前回の南海トラフ地震が起きたのは、1946年12月21日、午前4時の朝方です。地震の震源地は和歌山県潮岬の南方沖、マグニチュード8.0でした
南海トラフ地震 | 西暦・日付 | 時間 | M | 震源地 |
昭和南海地震 | 1946年12月21日 | 午前4時頃 | M8.0 | 和歌山県潮岬の南方沖 |
南海トラフ地震のTVやニュースを見ると『南海トラフ地震は概ね90年~100年、150年に1度起きる』だから、30年に発生する確率は80%以上だと言われます。何故、このスパンで南海トラフ地震がやって来るのでしょうか
※学者の詳細説明を聞いても、よく理解ができない人は次の、過去に南海トラフ地震が発生した西暦の一覧を見ると、なるほど!と納得します
【過去】南海トラフ地震の歴史年表(西暦・日付・前回からの間隔)
南海トラフ地震 | 西暦・日付 | 間隔 | M(マグニチュード) |
昭和南海地震 | 1946年12月21日 | 2年 | M8.0 |
昭和東南海地震 | 1944年12月7日 | 92年 | M7.9 |
安政南海地震 | 1854年12月24日 | 147年 | M8.4 |
安政東海地震 | 1854年12月23日 | 147年 | M8.4 |
宝永地震 | 1707年10月28日 | 102年 | M8.6 |
慶長地震 | 1605年2月3日 | 107年 | M7.9 |
明応東海地震 | 1498年9月20日 | 137年 | M8.2~8.4 |
正平南海地震 | 1361年8月3日 | 262年 | M8.0~8.5 |
康和南海地震 | 1099年2月22日 | 3年 | M8.0~8.5 |
永長東海地震 | 1096年12月17日 | 209年 | M8.3 |
白鳳地震 | 887年8月26日 | – | M8.3 |
過去に起きた南海トラフ地震の西暦、日付、次に発生した年までの間隔を一覧表にしました。1498年以前は200年、260年間に1度くらいですが、概ね90年~100年、150年の間隔で南海トラフ地震が発生していますよね
表を見てもピンと来ない方向けに、分かりやすい箇所を次の表にしています
南海トラフ地震 | 西暦・日付 | 間隔 | M(マグニチュード) |
【A】昭和東南海地震 | 1944年12月7日 | 92年 | M7.9 |
【B】安政南海地震 | 1854年12月24日 | 147年 | M8.4 |
【A】宝永地震 | 1707年10月28日 | 102年 | M8.6 |
【A】慶長地震 | 1605年2月3日 | 107年 | M7.9 |
【B】明応東海地震 | 1498年9月20日 | 137年 | M8.2~8.4 |
南海トラフ地震が過去に発生した間隔をピックアップすると、
表の【A】昭和東南海地震、宝永地震、慶長地震が概ね90年~100年。【B】安政南海地震と明応東海地震の南海トラフ地震が150年内に起きています
上記のように2パターンで南海トラフ地震が起きていることが『概ね90年~100年、150年に1度起きる』と言われる理由です
南海トラフ地震:過去の震源地
南海トラフ地震の日時を知ると、どこが震源地であったか。安全な場所はあるのかと考えると思います。南海トラフ:過去の震源地はどこ?の記事で歴代の震源地を簡潔にまとめました