【お盆】そうめんをお供えする意味は?そうめんを食べる地域は日本全国!

【お盆】そうめんをお供えする意味は?そうめんを食べる地域は日本全国! 学ぶ
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お盆の時期は、なぜ、そうめん(素麺)を仏壇にお供えをしたり、食べたりするのか。お盆と『そうめんの意味』をご説明します

【何故】お盆に『そうめん』をお供えする意味は?

お盆に『そうめん』をお供えする意味は、ご先祖様がこの世とあの世を行き来する『精霊馬の手綱に見立てた形』であることが1つ目の理由です。2つ目に、素麺の形が『細く長い事から幸せが続く願い』が込められています

【お盆】そうめんをお供えする意味は?そうめんを食べる地域は日本全国!
お盆のお供え物そうめん
理由【1】精霊馬の手綱と似ている
理由【2】細く長い事から幸せが続く
お盆:そうめんの意味

そうめんがお盆のお供え物である理由【1】と【2】は、どちらも『見た目』や『形』が関係しています

精霊馬は霊界の移動手段!

精霊馬とは、ナスを牛に、キュウリを馬に見立てた乗り物です。お盆の時期に、ご先祖様の霊や魂が『この世とあの世を行き来する為の乗り物』とされます

現世の来る時が『キュウリの馬』、あの世に帰る時に『ナスの牛』に乗って帰る

牛や馬に乗る時は『手綱(読み方:たづな)』があると、馬の動きを制御したり、進みたい方向に走らせることができます

ご先祖様の霊が、安全に『精霊馬に乗れるように、そうめんをお供え物』とする意味が込められています

そうめんは縁起物

そうめんは、古くから日本で縁起物です。ハレの日の食べ物が『そうめん』との考えがあり、そうめんの細く長い形から『幸せが長く続く』という意味が込められています

お盆の時期は暑く、さっぱりしたものしか喉を通らないからと思いがちですが、ちゃんとした意味合いがあります

【お盆】そうめんを食べる地域はどこ?

お盆に、そうめんを食べる地域は日本全国ですが、特に有名な地域は長野県上伊那地方:おにかけそうめん、香川県小豆島:負い縄そうめんです

お盆の食べ物そうめん
地域日本全国
特に有名【1】長野県上伊那地方
特に有名【2】香川県小豆島
お盆:そうめんを食べる地域

長野県上伊那地方:おにかけそうめん

長野県上伊那地方の『おにかけそうめん』とは『鬼』ではなく『お煮』と漢字で書きます。温かいつゆをかけることを『お煮』と呼び、出汁にイリコやカツオが使われます

お盆:そうめんの地域は『長野県上伊那地方:おにかけそうめん』

素麺と言うと、冷たいのが定番ですが、お煮かけ素麺は『暖かい素麺』であり、どちらかと言えば、にゅうめんに近い食べ方をします

香川県小豆島:負い縄そうめん

香川県と言えば、うどんが有名です。しかし、小豆島では約400年以上前から手延べそうめん作りが盛んな町である為に、お盆に『負い縄そうめん』を食べます

お盆:そうめんの地域は『香川県小豆島:負い縄そうめん』

負い縄(おいなわ)とは、縄の形状をした昔の農具のこと。手延べそうめんの形が、よく似ている点が特徴的です

【時期】お盆のお供えはいつ?

お盆の時期とは関東(東京、神奈川、静岡の一部)が7月13日~7月16日、その他の地域が8月13日~8月16日になります。お供え物として、そうめんを捧げる場合、お盆初日の13日に間に合うように用意しましょう

お盆のお供え:迎え団子と送り団子はいつからお供えする?

お盆のお供えはいつ?

そうめん以外のお供えは、団子も有名です。お盆の迎え火、送り火の日の団子を迎え団子、送り団子と呼び、ご先祖様が喜ぶお供え物でもあります。

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