七夕のお話に登場する織姫と彦星の星の名前や星座、関連する七夕の物語を紹介します
【星の名前】七夕の織姫と彦星とは?夏の大三角形と七夕の星座
七夕の物語に登場する織姫と彦星は、織姫の星の名前が織姫星(こと座のベガ)、彦星は牽牛星(わし座のアルタイル)です

七夕物語 | 星の名前 | 和名 | 星座 |
織姫 | ベガ | 織姫星 | こと座 |
彦星 | アルタイル | 牽牛星 | わし座 |
鳥 | デネブ | 古七夕 | はくちょう座 |
2人が天の川で会うための橋渡し役となる星の名前が、デネブ。デネブが『はくちょう座の一等星』になります。また、デネブ、アルタイル、ベガを合わせて夏の大三角形と呼びます
七夕物語のストーリー
七夕物語は古代中国の牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)に由来しています。ストーリーは、機織りが得意な織姫、牛使いの彦星が恋に落ち、仕事を怠けるようになります
その事を怒った天の神様が2人を引き離し、年に1度しか会えないようにした物語です。
雨の日の七夕は会えない
7月7日に雨が降る事を催涙雨(さいるいう)、七夕雨(たなばたあめ)と呼びます。雨の日の七夕は、天の川が洪水をおこし、織姫と彦星が会えなくなってしまいます
7月7日の日が晴れると、物語通り、2人が会う事ができます。その際、織姫と彦星が会うために、天の川に橋を架ける役割がとなる鳥がデネブです
七夕物語:デネブの正体は?
七夕の日に織姫と彦星を引き合わせるデネブの星座が『はくちょう座』です。デネブとはアラビア語で『めんどりの尾』という意味です
和名は古七夕(ふるたなばた)、へたの七夕、七夕の後星と様々な呼び名があります。しかし、中国の昔話が由来であるはずの七夕、アラビア語や雌鶏が関係すると言われると疑問を持ちます

中国の七夕物語に登場する鳥は、白鳥ではなく、スズメ。正確に述べると、スズメ目カラス科のカササギという鳥になります。カササギとは見た目がスズメ、お腹が白い小さなカラスです
ギリシャ神話のデネブ
ギリシャ時代では、白鳥を『鳥』と大雑把な分類をしており、はくちょう座は『とり座』とも呼ばれていました
ギリシャ神話によるとデネブは、神ゼウスが正体という物語があります。他国の王妃レダを好きになったゼウスが彼女に近づくために、変身した姿が白鳥です。後に、王妃レダが2つの卵を産んだとされ、双子の子供が生まれました
双子の名前がカストルとポルックス、現在の『ふたご座』を象徴する星座です