サルの顔は赤い!子供が喜ぶ面白い情報ですよね。猿の顔は赤いと言いますが、実は季節限定的なお話で、子ザルはよく見ると顔は桃色、猿によっては顔が青い種類もいます
動物園に行った時に「実は猿って顔が青いのもいるよ!」や「真っ赤な顔した猿が見たい!」と思った方向けに、猿の顔の色のお話を詳しく説明します
猿の顔が赤い理由はヘモグロビンの色!薄い皮膚の顔、お尻が赤くなる理由とは?
どうして猿の顔は赤いの?この答えは、血管を流れるヘモグロビンの色が赤だからです。ヘモグロビンを簡単に説明すると、鉄分であり、血液中の鉄分は「ヘモ=赤色素」です
猿の毛が薄い個所、顔やお尻が赤いのは血管の色を目撃できるからです
猿の顔が赤くなる時期はいつ?秋の11月~冬の3月の繁殖期・発情期!
冒頭に、子ザルの顔は「桃色」、薄いピンク色をしていると記載しました。これはどういう事かと言うと、1歳~5、6歳までの子ザルは、まだ子供が産めません。猿業界では「猿は恋の季節に顔が赤くなる」と言われるのは、大人になって繁殖期の時期になると「発情→興奮→顔が赤くなる」っという生態系の特徴があるからです
猿の顔が赤い年齢:5、6歳以上
猿の顔が赤くなる時期:11月~3月(毎年)
猿は0~1歳をアカンボウ期。1~5、6歳をワカモノ期、それ以降をオトナ期と成長過程に期間が決まっています。つまり、オス:5歳以上、メス:5、6歳以上から子供が産める大人の猿になり、繁殖を行う繁殖期・発情期である『11月~3月』に顔が真っ赤になります。日本にいる猿は日本猿という種類で、この時期はオス、メスがペアで行動し、赤い顔を目撃できる時期です
顔が赤い猿は?同じオナガザル科のマントヒヒの顔も赤い!
日本猿は顔が赤くなる。コレは日本の猿だけの話なの?この答えは、他の猿の種類でも「顔が赤い猿」は存在すると思って正解です。
マントヒヒとは、オナガザル科ヒヒ属の霊長類の動物。日本猿と同じ「オナガザル科」の猿です。マントヒヒはマントをまとったように毛があるのが特徴。マントヒヒも日本猿と同じく「皮膚の薄い個所の毛細血管が見え、赤い顔」になります
子供に聞かれた時に「ヘモグロビン、血液中の鉄分の色が赤だから=猿の顔が赤い」と教えるのが正解ですが、子供が小さいと理解できない!そんな時は、他にいるマントヒヒって猿も赤いよ!だから、猿の顔は赤いのだ!と教えた方が覚えてくれやすいです^^
顔が青い猿は?虹色にも見る!顔が青い猿はマンドリル!
猿の顔は赤い。この常識をくつがえすのが、マンドリル。日本猿、マントヒヒと同じオナガザル科の霊長類ですが、マンドリルの顔色は真っ青。なんなら虹色にも見えますよね
ここまでの話の説明ですと、マンドリルの顔が青いのは、青い血が流れているから?皮膚の色素が青いから?と予測できますよね。しかし、マンドリルの血の色は当然、赤色です。では、なぜ、マンドリルの顔は青いのでしょうか。
マンドリルの顔の青い部分は、皮膚に「コラーゲンの層=コラーゲンの塊」があり、光を当てた時に反射を起こす性質があります。つまり、マンドリルの顔の青さは「光が不規則に散乱する=青く見える」という見え方の問題です
体の一部が青色になる哺乳類は大変、珍しいです。マンドリルは熱帯雨林に多く生息し、この地域には「赤や青、黄色」といった変わった色をした鳥もいますよね。マンドリルの顔がなぜ、青く進化したのか、明確な答えは未解明ですが、生息地の関係で進化したのでは?という説が有力です
いかがでしたか。猿の顔が赤い!
コレ常識と思っても、案外、世界は広く顔が青い猿もいるよ!体の構造から、顔が青く見える猿がいる。この話、面白いですよね。もしよかったら、動物園に遊びに行った時の話題、小ネタに使ってくださいね