5月後半から6月頃に、庭の草木に白い泡のみたいな卵があり、同じタイプの白い卵を公園の草木で発見しました。どうせ、産みたてのカマキリの卵だろうと思い放置していました
しかし、よく考えるとカマキリが卵を産むのは8月後半頃から。茶色になる前のカマキリの卵ではない!と気が付くと、一体、何の虫の卵なのか。正体が怖く思えたため、調べる事にしました
確かに、カマキリの卵は、産みたての頃は白い色をして、少し泡々な感じです。でも、近くを調べても、6月では、まだ、カマキリがいませんでした
つまり、今回、発見した白い泡の卵は、カマキリではないと結論付けました
カマキリの卵は、上記の白い卵より細くなく『ふっくら』しています。稀に、初回にカマキリが産む卵(詳細:カマキリの卵の有精卵と無精卵)や近い親戚同士のカマキリの卵はいびつな事がありますが、産む時期があっておらず、見た目もよくみると、カマキリの卵のように見えません
4月から6月の白い泡の卵の正体とは?
産みたてのカマキリの卵以外に、4月から6月頃の春の時期は他の昆虫や生き物がいると判明しました。そういえば、白い泡の卵から産まれるカエルがいると聞いた事があり、調べてみるとモリアオガエルという種類のカエルがいるようです
白い泡の卵 | 詳細 |
生き物 | モリアオガエル |
卵の大きさ | 15cm程 |
産む場所 | 高い木の枝 |
モリアオガエルの卵は、15cm程の大きさであり、鳥に発見されないように1m以上の高い樹木の枝に卵を産むとされます
今回見つけた卵は、高さ1m以下の草木の茎の部分に『白い泡みたいな卵』があり、モリアオガエルの卵と産みつける位置が違いますね
白い泡の卵 | 詳細 |
生き物 | アワフキムシ |
卵の大きさ | 3~8cm程 |
産む場所 | 草木の茎や枝 |
4月から6月頃にある白い泡みたいな卵は、アワフキムシの卵の可能性が高く、発見した卵と良く似ています。大きさはばっちり同じくらいの8cm以下、発見当初の泡具合が良く似ています
でも、なんか微妙に違う気がするんですよね。アワフキムシという虫を調べた結果、付近で見たことがなく、こんな虫いるのかなぁと疑問に思いました
アワフキムシとは、黒色と赤っぽいボディをしているらしく、こんな虫を見たことがありません
そして、分からないことをそのままにしておくのも、なんか嫌だったので『白い泡の卵を駆除せず』にそのまま放置する事にしました
中から産まれて来たきた生き物が、しばらく逃げないように付近の草木を刈り、卵のあった草木だけを残して、数日、様子を見る事にしました
白い泡の卵が孵化してた!泡がなくなってる!
白い泡の卵の中身の生き物の正体を探るべく、卵を少し保護しながら待ってみました。定期的にチェックしていたのですが、前日は、まだ、白い卵でしたが、翌日のお昼ごろに既に中身がなくなっていました
残念ながら、正体を知る前に、ガムみたいにベチャとなって、中身が孵化して行方不明になりました。
よく見ると、糸みたいなものがあり、この物体が何だったのか。産まれると、こんなに派手に潰れた形になるのかと、様々な疑問がわきました。しかし、もうはや、正体を知るすべはなく、しばらく、そのままにしました
白い泡の卵があった草木を残しておいたら、生まれた生き物が故郷に戻って来るかも!と思い定期的に、卵の草を観察する事にしました
すると、意外な奴が草木にいました。
まさか、この蜘蛛みたいな昆虫が『白い泡の卵を食べてしまった』のか。白い泡の卵は草木の下の方にあり、上の方に蜘蛛らしき昆虫が住み着いていました
卵が孵化したのではなく、蜘蛛にたべられてしまったという悲しい結末でした。悪い蜘蛛を退治しようとおもったけど、蜘蛛は殺しちゃいけない(理由:蜘蛛を殺してはいけない理由)と言われる為、そのままにしました
さて、今回は庭や公園の草木にある白い卵の正体をお調べしました。残念ながら、アワフキムシの卵の可能性が高いですが、蜘蛛の襲撃により中身を確認できませんでした
蜘蛛への仕返しはやめましたが、数日後、蜘蛛がいなくなり、カエルが住み着き、糞をしていました。たぶん、蜘蛛はカエルに食べられてしまったのでしょう
たった1本の草木に、意外なドラマがあり、自然界は過酷だなぁと思って読んでいただければ幸いです