天使の羽の数は何枚?と聞くと、2枚や2翼と答える方が大半ではないでしょうか。宗教画をよく見ると、天使の羽の数が6枚、4枚、2枚の天使がいます。天使の羽の数に疑問を持つ方向けに違いを説明します
【天使の羽の数】天使の階級と羽の数(6翼・4翼・2翼・無翼)
天使の羽の数 | 天使の階級 | 天使の種類 |
6枚(6翼) | 上位 | 熾天使(セラフィム) |
4枚(4翼) | 上位 | 智天使(ケルビム) |
0枚(無翼) | 上位 | 座天使(スローンズ) |
2枚(2翼) | 中位 | 主天使(ドミニオンズ) |
2枚(2翼) | 中位 | 力天使(ヴァーチュズ) |
2枚(2翼) | 中位 | 能天使(パワーズ) |
2枚(2翼) | 下位 | 権天使(プリンシパリティズ) |
2枚(2翼) | 下位 | 大天使(アークエンジェルス) |
2枚(2翼) | 下位 | 天使(エンジェルス) |
天使の羽の数は、天使の階級により枚数が異なります。上位階級の天使、熾天使(セラフィム)が6枚(6翼)、智天使(ケルビム)が4枚(4翼)、座天使(スローンズ)は無翼、0枚で宗教画の絵に描かれています
結論を述べると、天使の階級が中位と下位が2枚、上位の天使は羽の数が多く描かれ中には0枚と羽がない天使がいます
私たちが天使の羽の数を2枚と思い込む理由は『人間の目の前に現れる天使は下位の天使と設定』があり、下位の天使は羽が2翼だからです
【例外】堕天使の羽の数は何枚?
堕天使の羽の数に定義はありません。しかし、闇落ちして熾天使から堕天使になったルシファーは羽が12枚(12翼)あります
堕天使の羽の数 | 堕天使の名前 |
12枚(12翼) | ルシファー(別名:ルシフェル) |
熾天使時代のルシファーは天使の中でも異質。通常、6枚であるはずの熾天使にもかかわらず、12枚の羽があったとされます
ルシファーは物語の設定上、主役級のポジションのキャラです。羽の数がデフォルトで多い方が、特別視されやすいとの事があったのでしょう
セラフィムやケルビムは天使の名前でなく、階級の英語名です。そもそも天使は固有名詞、名前が記されていない者が大半。ルシファー以外に天使に名前があるのは、大天使のミカエル、ラファエル、ガブリエルしか聖書に登場しません
ゲームやアニメ、ファンタジー小説に他、ザドキエルやカマエル、レミエルなどが登場しますが、別のキリスト教の神学者が後世に提唱した存在です
その他、大天使の名前に興味ある人は『七つの美徳:七元徳に対応する天使一覧』を良かったら拝見ください