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三冠馬とは何?JRAのG1を3つ取った事とどう違うの?と競馬の事がよく分からないと、ココ!いまいちピンと来ませんよね。今回は素人やウマ娘など!ゲームやアニメから来た人にもわかりやすく、簡単に!三冠馬について深堀して詳しい部分まで解説します
特に馬券を薦める内容ではないので「なるほど!この馬が歴代最強と呼ばれているのか」や「過去にすごい馬たちがいたのだな!」と思って理解を深めてもらえると嬉しいです
三冠馬になる条件は、3歳の時に皐月賞・日本ダービー・菊花賞の全てに勝った馬!
三冠馬とは、イギリス競馬を基にした5つあるクラシックレースのうち「G1:皐月賞(2000m)、東京優駿(日本ダービー:2400m)、菊花賞(3000m)」を全て1着でゴールした馬に与えられる称号、呼び名の事です
この3つのレースは3歳の時にしか出場できず、一生に一度しかないチャンスを全て1着になる!という超ハードルの高い事を達成しなければなりません。中央競馬にG1は数々ありますが、その中で年齢制限がある、若い時からエリートでなければ突破でいないなど!三冠馬の条件は難易度が高いです
偉業を達成した歴代の三冠馬の一覧・早見表!競馬史上8頭しか存在しない
馬は1年に7000~8000頭、競走馬として登録されます。たくさん馬がいる中で、3歳の時に皐月・日本ダービー・菊花賞の全てに勝利し、栄光と名誉ある三冠馬(トリプル・クラウン)になった馬を一覧でまとめました
歴代 | 年 | 馬名 |
競馬史上初 | 1941年 | セントライト |
2頭目 | 1964年 | シンザン |
3頭目 | 1983年 | ミスターシービー |
4頭目 | 1984年 | シンボリルドルフ |
5頭目 | 1994年 | ナリタブライアン |
6頭目 | 2005年 | ディープインパクト |
7頭目 | 2011年 | オルフェーブル |
8頭目 | 2020年 | コントレイル |
年代を見てみると、ざっくり10年に1頭、三冠馬が誕生していますね。1年に約8000匹の競走馬で計算すると「1/8万の確率」と、天文学的な数値です

馬は性別をオス=牡馬(ぼば)、メス=牝馬(ひんば)と言い三冠馬になった馬は全て「牡馬=オスの馬」です。牝馬が出場できない訳ではないですが、ハードルが高く、クラシック3冠に挑戦する女子の馬は少ないです
その代わり、女子の場合は牝馬限定!3歳の時に3つのレースに全て勝つと三冠牝馬(トリプル・ティアラ)と呼ばれます。牝馬で三冠を達成した馬たちも一覧にしているので、興味あるかたはコチラもご参考に^^
戦後初の三冠馬はシンザン!JRA発足前の初代三冠馬はセントライト!
戦前、戦後で競馬業界は少し事情が違います。JRAの発足は1954年の戦後でり、戦後初の三冠馬となったのはシンザン。戦前はセントライトの唯一!一頭だけです
歴代 | 年 | 馬名 | 年代 | 通算成績 |
競馬史上初 | 1941年 | セントライト | 1938年~1965年 | 12戦9勝 |
2頭目 | 1964年 | シンザン | 1961年~1996年 | 19戦15勝 |
日本の競馬史上初の三冠馬となったのはセントライト。彼の名前をとって毎年9月に「セントライト記念G2」というレースがあり、このレースを勝つと三冠の最終レースである「菊花賞」に優先的に出場できます。キタサンブラックが「セントライト1着→菊花賞1着」とこのルートを使って走っており、菊花賞の出世レースの1つです
JRA発足後、戦後初の三冠馬になったのはシンザン。シンザンは史上初5つのG1を勝利し、神馬やナタの切れ味と異名がついた馬です。シンザンも年明け1月のG3レースの「シンザン記念」の名前の由来になっています
ココまでに三冠馬は全部で8頭いるよ!戦前と戦後初の三冠馬はこの馬だよ!と説明しました。では、次は、この8頭の中で誰が一番強いの?歴代最強の三冠馬は?と言うお話です