栗きんとんと言えば、すや、川上屋といった有名店の上品な味が美味しく自分で手作りデキたら夢のようですよね。
今回は和菓子のプロに教わった栗きんとんの作り方を紹介します。栗きんとんの甘さの調整やレシピの具体的なテクニック、簡単に美味しく手作りが出来る!砂糖、栗の量(生栗)、塩加減の黄金比率の割合を一挙大公開します
和菓子のプロの味⇒栗きんとんの黄金比レシピ!栗きんとんの生栗・砂糖・塩の割合と分量を解説!
和菓子の栗きんとんはどうやって作ったら良いのか。難しいポイントは甘さ加減の調整だと思います。プロが作る栗きんとんに使う材料、生栗、砂糖、塩の黄金比率のレシピ分量を下記の表まとめました
甘さ控えめ | 定番の甘さ | 甘め | |
栗 (皮付き) | 400g | 400g | 400g |
栗 (中身) | 300g | 300g | 300g |
砂糖 (三温糖) | 30g (大さじ2) | 45g (大さじ3) | 60g (大さじ4) |
塩 | 少々 | 少々 | 少々 |
作りやすい分量として皮付きの栗400g(栗の中身:約300g)がおすすめ⇒出来上がりの栗きんとんの数は約12個(1個:25g)です
茹でたあとに中身をスプーンで取り出した栗の中身の量に対して、10%~20%の砂糖(三温糖)で甘さを調整すると頭に入れておくと理解しやすい内容かと思います
和菓子の栗きんとんの材料の黄金比率は、栗の中身の量と砂糖(三温糖)の割合で味の甘さ加減がきまります
栗の中身(茹で栗)の重さの10%の砂糖の量が甘さ控えめの味になり、15%が定番の甘さ、20%が納得する栗きんとんらしい甘さになります
栗きんとんを作る時は栗の分量と砂糖の分量の割合が、甘さ加減に需要なポイントになります
甘さ控えめのお店の味が砂糖:10%、甘くて美味しいと思う有名店が砂糖:20%の割合ほどで作っていると考えると手作りする時に甘さの調整とイメージがしやすいです
では、次に具体的に和菓子の栗きんとんの作り方を見てみましょう。レシピの手順で分かりずらい箇所は詳細を解説します。栗きんとんの作り方の流れを簡単に説明しますね
和菓子の栗きんとんの作り方と手順を解説!
栗きんとんの作り方は、栗を茹でる、栗の中身を裏ごしする、鍋で砂糖と一緒に弱火にかけるというのが基本の作り方です
お手軽に栗きんとんを作りたい時は茹で栗⇒裏ごし後に電子レンジ加熱で作る事もできます
【1】強火⇒沸騰後に中火
【2】中火30分:栗を茹でる
栗きんとん作りの最初にやることは、栗がひたひたに浸かる分量の水を入れ、生栗を皮ごと鍋で30分茹でます。
圧力鍋を使う時は5分(お使いの機種によっては10分と違い:有)を目安にして栗を柔らかく食べられるようにしましょう
【3】栗を半分にカットする
【4】栗の中身をスプーンでくりぬく
栗を茹で終わったら、皮を包丁で半分に切り中身(実)を取り出します。
皮付きの栗:400gの中身の量は約300g。皮つきの栗は1個:30~33gくらいですので、栗12個ほどで300gの栗の中身になります
【5】栗の中身を裏ごしする
取り出した栗の中身(実)を濾し器やザルで裏ごしをします。栗は濾すことで食感が滑らかになり仕上がりが格段に上がります
昔ながらの栗が粗めに残っている感じが好きな方は、マッシャーを使うと栗の粗さが残りお好みの感じに調整:可です
【6】フライパンに栗を入れる
【7】★の砂糖と少々の塩を混ぜる
【8】弱火:砂糖が溶ける迄
栗の裏ごしをしたら、フライパンに入れレシピの分量の砂糖と塩を混ぜます。木べらでよく混ぜながら、砂糖が溶ける迄、火にかけると栗きんとんがほぼ完成します
※フライパンが苦手な方は?※
フライパン以外⇒電子レンジを使った栗きんとんの作り方の方が簡単だと思う方は、ボウル⇒★砂糖、塩を木べらでよく混ぜた後に『電子レンジ:30~40秒』で代用できます。栗きんとんからホカホカの白い湯気が見えるくらいが出来上がりの目安です
【9】茶巾包みにする
栗きんとんは『クルっと回った不思議な形』をしていますよね。この栗きんとんの形を茶巾包みと呼び、1個25gずつラップで包みます
ラップで包んだ後に『ラップ上部:クルっと回す』と茶巾包みの形が完成します
さて、今回は和菓子の栗きんとんをプロの黄金比レシピの分量と作り方の手順を紹介しました。
始めて栗きんとんを作っても失敗しないように、なるべく簡単な調理器具と代用の方法を踏まえて紹介できたと思います