南海トラフ地震は、90~100年、150年内に1回が発生していると言われ、30年内に80%の確率で起きると発表があります。地震が来る確率をどう捉えたら良いのか、参考になる発表数値をご紹介します
【確率論】南海トラフ地震が起こる確率(30年内・50年内)
南海トラフ地震 | 起こる確率 | 地震調査委員会:発表 |
30年内 | 75~82% | 2025年(発表) |
30年内 | 70~80% | 2018年(発表) |
30年内 | 70%程度 | 2017年(発表) |
30年内 | 60~70% | 2013年(発表) |
地震調査委員会:過去の発表履歴をまとめた表が、上記になります。最新版の2025年1月発表の時点で『南海トラフ地震が起こる確率は30年内に80%程度』に引き上げられました
南海トラフ地震が起こる確率の80%程度とは『75~82%の確率を80%程度』と表現をしています。2018年の発表段階で、そもそも、70~80%の数値は発表されていました
100%-80%=20%が、南海トラフ地震が来ない確率と考えるのはやめましょう。理由は、既に30年内以上、50年内に南海トラフ地震が起きる確率が発表されております
南海トラフ地震 | 起こる確率 |
2075年までの発生(50年内) | 90%程度 |
2055年までの発生(30年内) | 75~82% |
2025年の段階で30年内に南海トラフ地震が起こる確率が80%程度(75~82%)、50年内が90%程度と予想数値が出されています
それでも10%、20%は地震が来ないのでしょ??と思った方は、考えが甘いです。そんな薄っすい確率、低確率に何を期待しているのですか?パチンコで10%の当たりを引くようなもの、そんな確率は全く期待できません
【根拠】南海トラフ地震が起こる確率の根拠は?
南海トラフ地震が起こる確率の根拠は、一般人が知る必要性はないです。理由は、九州の地震、能登半島の地震といった大きな地震の日付を予測できていなかった為です
南海トラフ地震が起こる確率の根拠の妥当性は地震学者の人たちで話し合えばよい内容、素人が口を突っ込む話ではないでしょう
仮に南海トラフ地震が起こる確率の根拠の資料を見て、自分が理解ができる内容だと思いますか?それに、根拠を知ったところで、問題が解決する訳でないです
結局のところ、地震調査委員会がどのような方法で算出しようと、現状の科学と文明レベルでは、正確な地震予測が難しい事に変わりはありません
むしろ、一般人が見るべき内容は『実際に過去に起きた南海トラフ地震』と『前回から何年後に起きているか』を知っていたら良い話です
前回から何年後? | 南海トラフ地震 | 西暦・日付 |
2年後 | 昭和南海地震 | 1946年12月21日 |
92年後 | 昭和東南海地震 | 1944年12月7日 |
147年 | 安政南海地震 | 1854年12月24日 |
147年 | 安政東海地震 | 1854年12月23日 |
102年 | 宝永地震 | 1707年10月28日 |
107年 | 慶長地震 | 1605年2月3日 |
137年 | 明応東海地震 | 1498年9月20日 |
262年 | 正平南海地震 | 1361年8月3日 |
3年 | 康和南海地震 | 1099年2月22日 |
209年 | 永長東海地震 | 1096年12月17日 |
– | 白鳳地震 | 887年8月26日 |
過去の起きた南海トラフ地震を時系列で年表にしました。結論を述べると、90年~100年、150年の間隔で大地震が起きていた事実から、結局、いつか南海トラフ地震が起きると言えます
過去の事実関係を見ると『嗚呼・・・コレ・・・避けられない奴だ』や『人生終わった、無理』とガッカリしますよね。
東日本大震災をくらった方は『あの時は、正直、死んだ』と思ったのではないでしょうか。私は東日本大震災の時に『完全に詰んだ、地震よ・・・早く止まれ!』と思いました。でも、津波が来なかった東京は死者は7名です
南海トラフ地震の死者数と壊れた家屋の数とみると『日本が全滅してないこと』がわかります。そして何より、地震発生時に家屋はぶっ壊れてるけど『大半の人が生き残っている点』に注目しましょう
南海トラフ地震が来るかもしれないと思うと怖くなっても、人生をあきらめる必要はありません
自分が生きているうちに、どっちにしても南海トラフ地震が来る可能性が高い、どうせ来るんでしょ?と思った方は『地震が起きた時の対策』と『津波警報が発令された時のマニュアル』を見て心構えをしておくと良いでしょう
もしも、南海トラフ地震が来たら?
もしも、津波警報が出たら?
地震が来た時に日本に大きな被害はあるけど、おそらく、日本人の大半が生きています。むしろ、被害は津波の方が大きいと誰もが知っておく必要のある事柄です
その為、津波以外は地震発生時の被害を最小限にする、地震後に怪我をしない、復旧までの食料など!できる限り、準備をする事の方が、大切だと言えます