【お盆】怖い言い伝えや都市伝説!怖すぎる由来や本当の意味とは?

【お盆】怖い言い伝えや都市伝説!怖すぎる由来や本当の意味とは? 学ぶ
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お盆にまつわる怖い話や言い伝え、都市伝説をご紹介します。なぜ?お盆は火の玉やお化けといった怪談話が多く、怖い話が多いのか、理由を含めてご説明します。お盆が怖いと思う方が、なんだ!そんな事が理由なのかと怖がらずに納得できる内容になります

【1-1】お盆の起源は逆さ吊りの刑!語源が怖い

お盆の語源はウランバナ(Ullambana)なまった結果、盂蘭盆会(ウラボンエ)となり『お盆(おぼん)』と呼ばれるようになった起源があります

ウランバナとは『逆さ吊り』という怖い意味があり、釈迦の弟子:目連(もくれん)の母が、お盆の時期に餓鬼道(地獄)で『逆さ吊りの刑』となり飢えに苦しむ姿を助けるため、盂蘭盆会にて供養した事が由来です

お盆とは?怖い意味
お盆の起源盂蘭盆会(ウラボンエ)
ウランバナ逆さ吊りの刑
【1-1】怖いお盆の話:由来は逆さ吊りの刑

お盆の起源は仏教の盂蘭盆会(ウラボンエ)です。盂蘭盆会とはご先祖様の霊を供養する事が目的になりますが、はじまった起源は釈迦の弟子、目連(もくれん)の母の救済です

お盆と逆さ吊りの刑

目連は地獄の餓鬼道で逆さ吊りの刑で苦しむ母を見て、釈迦に相談をします。釈迦は目連の母だけでなく『餓鬼道で苦しむ全ての人の救済』を目的に供養をしました。このストーリーが現在のお盆に『供養をする理由』であり、元ネタの話は内容が怖いです

お盆の言葉の語源が『逆さ吊りの刑』と知ると怖く感じるのは、話が別です。逆さ吊りの刑にあっていたのは目連の母であり、お盆ではなく地獄が怖いという内容が答えになります

供養によってお盆の時期だけ『餓鬼道で苦しむ全ての人が救済される日』と理解すると怖さが半減。むしろ、お盆は仏壇前で念仏を唱えたり、お墓参りに行くと、その助けになると考えられます

【2-1】お盆の16日は地獄の窯が開く日!悪霊の現世襲来が怖い!

お盆とは地獄の窯が開く日、悪霊が地獄の窯から出てきて現世にやって来る日という言い伝えが怖い内容です。お盆最終日の16日が閻魔の斎日、この日は地獄の門番である閻魔大王が休日の為、ゆるく述べると悪霊にとってフリーパスの日です

お盆とは?怖い意味
閻魔の斎日お盆の最終日16日
悪霊現世に行ける日
【1-2】怖いお盆の話:地獄の窯が開く日

閻魔の斎日とは毎月16日、閻魔様は月に1回のお休みです。そのうち、年2回、1月16日と7月16日の2日は、同じ16日と言えども、閻魔大王が特別に重要視する休暇と考えられています

一般的なお盆の8月16日よりも、関東のお盆である『7月16日』が悪霊にとって現世に帰りやすい日とされます。理由は閻魔大王様にとって、年2回のバカンスの日である為、地獄の門の管理が甘くなるという考え方からです

地獄にシフト制はないの?

閻魔大王が毎月16日がお休みだとしても、代わりに誰かが地獄の門番をしたり、いつもより警備を厳重にしたら良いと思いますが、地獄の勤務形態がシフト制や交代制度とは仏典や書物に記載がありません

それもそのはず、仏教や宗教の成立時にシフト制や交代制度という概念はありません。閻魔大王様のように1カ月に1回の休日があるだけでも、ましな勤務体系かもしれません

それに、現代人であれば、閻魔様1人が休んだら、悪霊が逃げやすくなるという地獄のガバナンス体制に疑問を持つ事でしょう。このように考えると、7月16日の怖い由来が、怖くない話に変わります

7月16日:悪霊が現世襲来しやすい日

言い伝えをそのまま解釈すると、毎月16日、特に7月16日は『あの世とこの世の行き来がしやすい日』であり、悪霊にとってはフリーパスの日です

ハロウィンは『あの世とこの世の境界線が弱体化する日』と『地獄の窯が開き悪霊が人間界を襲来が可能な日』

このような考え方は仏教だけでなく、他の宗教や伝説級の話によく存在します。たとえば、10月31日のハロウィンの日は『あの世とこの世の境界線が1年で最も弱体化する日』とされ、お化けが現世を徘徊する由来が元ネタです

【3-1】お盆に水辺に行くと悪霊に足を引っ張られるとは?

お盆に水辺(海、川、湖、池)に行くと悪霊に足を引っ張られるという言い伝えや都市伝説があります。この怖いお話は、閻魔の斎日の故に悪霊が現世を襲来する言い伝えと水難事故の捏造話が関連性があります

防空頭巾の女に足を引っ張られたのは嘘
お盆の怖い話怖い意味
水辺と悪霊足を引っ張られる
【1】元ネタ閻魔の斎日
【2】元ネタ悪霊が現世を行き来する
【3】元ネタ中河原海岸水難事故
【4】元ネタ生存者のインタビューで判明
【1-3】怖いお盆の話:水辺に行くと悪霊に足を引っ張られる

お盆に水辺に行くと悪霊に足を引っ張られて、あの世に連れていかれる話が都市伝説化するまでの流れをまとめました。

もともと、お盆の閻魔の斎日に悪霊が現世とあの世を行き来する内容が言い伝えにあった事は事実です。また、1955年7月28日に三重県津市にて『中河原海岸水難事故』が起きた事も本当の話です

中河原海岸水難事故とは?

中河原海岸水難事故とは、1955年7月28日に三重県津市で起きた水難事故です。橋北中学校の恒例行事、夏の水泳訓練の際に中学生36人が高波に触られてしまった事故、お盆と近い時期であり、10年前の1945年7月28日は津市が米軍によって空襲された日でした

7月28日:津市へ米軍が空襲

7月28日は津市にとって、特別な日。米軍の空襲があった日であり、中河原海岸水難事故は日付が重なり不吉な出来事とされていたようです

水難事故の8年後、1963年7月22日に雑誌に当時の生存者へのインタビューが掲載。その際に『防空頭巾の女に夢中で逃げようとする私の足をその手がつかまえた』と掲載されました

このお話が話題となり、お盆に水辺に行くと悪霊に足を引っ張られて、あの世に連れていかれると都市伝説が誕生しました

防空頭巾の女に足を引っ張られたのは嘘

しかし、その後。水難事故から54年後の2017年9月16日に当時の生存者がTVのインタビューに『私はそんな事を証言してないですよ?』と『一緒に溺れた人が引っ張るんかな?』とは言ったけど、雑誌に掲載された内容を見て、当時、話が違うとビックリしたと述べています

つまり、防空頭巾の女に足を引っ張られたのは嘘、雑誌が勝手に書いた内容だったと判明しています

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