春と秋の『お彼岸やってはいけないこと』をご説明します。お彼岸は土いじりや納車が縁起悪いと家われますが、お彼岸の由来や意味にはそのような内容はありません。結局、何をしてはダメなのかを解説します
【春・秋】お彼岸やってはいけないことは?
年2回ある春と秋のお彼岸にやってはいけないことは【1】神事、【2】お祝い事、【3】土いじり、【4】引っ越し、【5】納車とされることがあります
しかし、お彼岸の由来や意味からすると、お彼岸中にしてはいけない事に含まれない事が多く、【2】神事以外は、特に根拠がある内容ではなく、問題ない行動になります
では、次に、それぞれの理由や意味を解説していきます。様々な観点があるとはいえ、本来の意味とかけ離れた内容が多い点が見えてくると思います
【1】神事がお彼岸にダメな理由は?
【1】神事をお彼岸中にやってはいけない理由は、仏教行事と神道の考え方の違いが原因です。仏教は『死を成仏や輪廻転生の過程』という視点を持ちますが、神道は『死を穢れ(けがれ:あまり良くない事柄)』としてとらえ、相反する考え方の行事を一緒にできない為です
わかりやすく言うと、お彼岸は仏教関連の行事。他の宗教の行事を一緒にやってほしくありません。このような事情が、彼岸に神事(お宮参りや建前)をする事が良くないと言われる所以になります
つまり、お彼岸に神事をすると縁起が悪いのではない点が話のポイントです
【2】お祝い事がお彼岸にダメな理由は?
【2】お祝い事をお彼岸中にやってはいけない理由は、お彼岸の参加者が減るからです。お彼岸中に結婚式や披露宴を行うと、お彼岸のお墓参りや仏壇掃除、お供えをする時間がありません
わかりやすく言うと、お彼岸の法要等に参加できなくなるから『お祝い事をやってはいけない』という考え方になります。お彼岸中の結婚式やお祝い事が縁起が悪くなる由来や、バチがあたったという話やダメと仏典に記載は無、根拠不十分な事柄です
つまり、明確な根拠はなく、別にお祝い事をお彼岸にしても良く、そうとは言え『私は縁起が悪い気がする』や『お彼岸がある人もいるから、結婚式すると迷惑かも!』と思う方のみ、避けるとよい事柄です
【3】土いじりがお彼岸にダメな理由は?
【3】土いじりをお彼岸中にやってはいけない理由はありません。土用期間にやってはいけない事柄と混同しています。お彼岸と土用期間は、全く別の日程です
土用期間は年4回、春(4月頃)、夏(7月頃)、秋(10月頃)、冬(1月頃)です。お彼岸は春が春分の日(3月20日or3月21日)、秋が秋分の日(9月22日or9月23日)の前後7日間であり、日付はかぶりません
【4】引っ越しがお彼岸にダメな理由は?
【4】引っ越しをお彼岸中にやってはいけない理由は【3】と同様に、引っ越しに時間が取られるため、お彼岸にしてはいけないという事です
【5】納車がお彼岸にダメな理由は?
【5】納車をお彼岸中にやってはいけない理由はありません。但し、条件付きになりますが、仏教は喪(故人を偲び、追悼する期間)の時に、新しい事柄が推奨されません
車の納車だけでなく、お店の開業など、新しい事をすると良くないという考え方です。お彼岸中が喪でない人には無関係の内容です
ここまでの内容を読むと『お彼岸やってはいけないこと』の大半が問題ない事柄と伝わったかと思います。次は、お彼岸の由来から本当にやってはいけない事を説明します
【本当の意味】お彼岸中にしてはいけない事
お彼岸中にしてはいけない事は『お墓参りをしない事』や『食べ物を残す事』です。この内容がお彼岸の起源と由来から考えられる内容になります
お彼岸とは?
お彼岸の本来の意味は、先祖の供養と六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行をする日、そして、秋の収穫祭です。稀にお彼岸中に先祖の霊と一緒に悪霊が来るため、川や海へ行くと幽霊に足を引っ張られると解説がありますが、間違った内容です
お彼岸はこれら3つの事を兼ね備えた仏教行事です。六波羅蜜は信者とお坊さんがやるべき事、一般人に本来関連がある内容は『先祖の供養、秋の収穫祭』です
お墓参りをしない事がダメ
お彼岸は先祖の供養が目的の1つです。その為、仏教の考え方からすると『お墓参りをしない、仏壇を掃除しない、お供えをしない』といった行動そのものがやってはいけないことです
食べ物を残す事がダメ
お彼岸の由来として、秋の収穫を祝う行事だった事はあまり知られていません。秋の農作物の豊作を祝うための行事の話が忘れられ、先祖の供養の法要や墓参りの方が、一般的に行うことと定着しています
しかし、秋の収穫祭が起源である事を加味すると、本当にお彼岸にやってはいけないことは、食べ物を残す事、特に、秋に実った米や山で採れる食べ物を大事にせず、残したりする行動はダメです
逆にいうと、自分でできる!お彼岸にやると良い行いは食べ物への感謝、ご飯を食べるときは『頂きます』とちゃんと言う事になります
仏教では生きること、すべてが修行である。この言葉が一番、わかりやすい内容です。食べる事、寝る事、普段やってることが全て修行です。その内容がわかると、お彼岸に何をすべきか、本質的な答えが見えてくるはずです
細かい事を言うと?
細かい事を言うと、お彼岸の時の食べ物。ぼた餅と、おはぎを言い間違いは良くないです。ぼた餅と、おはぎは材料は同じ食べ物ですが、季節により呼び名が変わる食べ物です
| 食べ物 | おはぎ | ぼたもち |
| 時期 | 秋のお彼岸 | 春のお彼岸 |
春のお彼岸は『ぼた餅』と呼び、秋のお彼岸が『おはぎ』が正式な名前になります。






















