毎年、秋にある秋分の日は、春分の日と何が違うのか。秋分の日の日程が違う年があり、誰が秋分の日を決定しているのかという内容をご説明します
【共通点】秋分の日と春分の日は『昼と夜の長さが同じになる日』
秋分の日と春分の日の共通点は、昼と夜の長さが同じになる日(ほぼ)といった天文学的な事柄と国民の祝日でお休みである事が共通点です
補足情報:そこそこ昼の方が長い
秋分の日と春分の日は『昼と夜の長さが同じになる日』が売り文句です。しかし、実際には『ほぼ同じ』が正しい表現、そこそこ昼の方が長い日です
日の出時刻と日の入り時刻を比較すると『昼の長さ:12時間と7、8分』、『昼の長さ:11時間と51、52分』のように20分ほどの時間差がある年が大多数です
【違い】秋分の日と春分の日の違いは『太陽の位置と通過する方向』
秋分の日と春分の日の違いは『日付:9月と3月』と『天の赤道と交差する時:太陽の位置が北から南、南から北へ横切る事』です。昼夜の長さはほぼ同じであっても、太陽が通過する方向が異なります
| 項目 | 秋分の日 | 春分の日 |
| 共通点 | 昼夜の長さ | 昼夜の長さ |
| 【1】違い | 9月22日(9月23日) | 3月20日(3月21日) |
| 【2】違い | 太陽の位置:北から南 | 太陽の位置:南から北 |
秋分の日と春分の日の違いを分かりやすく早見表にしました
昼夜の長さ以外は前途の通り、国民の祝日である事ですが、秋分の日は『祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日』、春分の日は『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』と目的と意味が若干、異なります
【1】日付の違い
秋分の日と春分の日の1つ目の違いは日付です。秋分の日は9月22日(もしくは、9月23日)、春分の日は3月20日(もしくは、3月21日)です
(内)に『もしくは』と記載しました。秋分の日と春分の日は固定祝日ではありません。理由は地球の公転周期が約365日と『0.2422日(5時間48分46秒08)』である為です
簡潔に述べると、端数がある為(参考:秋分の日の日付が変わる理由)、1年間で『5時間48分46秒08の時間』がピッタリ合いません。4年に1度の『うるう年』を設定しても、44~45分(約11~12分×4年)が合わず、日付がずれてしまします

秋分の日と春分の日が本当に、毎年、日付が異なるのか。確認したい方は歴代の日付(詳細:秋分の日、春分の日)があります
【2】太陽の位置と横切り方
秋分の日と春分の日は『天の赤道と交差する時:太陽の位置が北から南、南から北へ横切る事』が2つ目の違いです。北から南に通過するのが秋分の日、南から北が春分の日になります
【決め方】誰が秋分の日と春分の日を決めてる?
秋分の日と春分の日の決め方は、国立天文台が地球の公転を計算後、暦象年表を作成して決まります。暦象年表に基づいて、最終的に、内閣府が毎年、発表をします
秋分の日と春分の日の日付は『その年の地球の公転』と『太陽が天の赤道と交差する点(秋分点、春分点)』を調査した上で決定されます






















