花火大会の掛け声、『たまやー』と『かぎやー』の意味や由来をご紹介します。
【由来】花火の掛け声の『たまやー』と『かぎやー』の意味は?
打ち上げ花火を見た時の『たまやー』と『かぎやー』の掛け声は、たーまやーは『玉屋(たまや)』、かーぎやーは『鍵屋(かぎや)』と呼ばれる江戸時代の花火師の名前(屋号)が由来です
両国橋の上流は玉屋、下流が鍵屋を応援する掛け声が、現在の花火大会に受け継がれています
花火の掛け声 | 由来 | 江戸時代 |
たまやー | 玉屋(たまや) | 花火師の名前(屋号) |
かぎやー | 鍵屋(かぎや) | 花火師の名前(屋号) |
江戸の花火は両国橋を境に、川の上流の花火を玉屋が打ち上げ、下流は鍵屋が担当していました。夏の風物詩の花火は江戸で人気、庶民は花火を楽しみながら、花火師を応援する意味合いで掛け声としていました
花火の掛け声はどっち
現在、花火の掛け声は『たまやー』と『かぎやー』のどちらでも構いません。花火は楽しければ、それで良しとの考えがあり、今となっては花火師の名前や屋号であった事よりも、雰囲気を大切とするためです
現在の玉屋は?
玉屋は現在、存在しません。理由は、1843年に現在で言う倒産となった為です。玉屋は、天保14年(1843年)4月に両国吉川町の自宅が火事となります
運悪く、その日の前日が将軍徳川家慶が日光に参詣する日であり、厳しい処罰を江戸幕府から受けます。結果、玉屋は財産を没収され江戸を追放されてしまいます
現在の鍵屋は?
鍵屋は東京都江戸川区の花火業者として存在します。現在は屋号でなく、株式会社宗家花火鍵屋の名称の有名な花火業者になります
【関東】東京の花火大会はいつ?今年は何時から?
東京でおすすめの花火大会は、隅田川花火大会と江東花火大会です。毎年、1万発以上の花火があり、7月・8月に行われます
隅田川花火大会の日程
江東花火大会の日程
神宮外苑花火大会の日程
関東の有名な花火大会の見どころ、花火が見える場所、有料席のチケットの取り方など!花火大会を楽しむ方法を上記でまとめています