2025年11月5日(土曜日)が、津波防災の日です。津波防災の日とは何をする日か、防災の日と何が違うのか、保育園や幼稚園の子供向けの由来、歴史的な元ネタをご紹介します。
【2025年】津波防災の日はいつ?何する日?
令和7年、2025年の『津波防災の日』は11月5日の土曜日です。津波防災の日は『安政南海地震:逃げ遅れた住民の命を救った稲むらの火』に由来しており、毎年変わらず同じ日付です
西暦 | 津波防災の日 | 防災の日 |
2025年 | 11月5日(土) | 9月1日(月) |
2024年 | 11月5日(火) | 9月1日(日) |
2023年 | 11月5日(日) | 9月1日(金) |
津波防災の日とよく似た名前の日が、防災の日です。防災の日と日付と制定された由来が異なります。それぞれの違いを踏まえて、次の項目で由来や意味をご説明します
由来:津波防災の日とは?
津波防災の日は、安政南海地震(1854年12月24日)後に和歌山県を襲った津波から『逃げ遅れた住民に高台へ逃げるように、灯した稲むらの火』のお話が由来しています
安政南海地震とは聞きなれない単語ですが、現在の言葉にすると『過去に発生した南海トラフ地震』の1つです
津波防災の日は何故?11月5日?
安政南海地震は12月24日と記録がありますが、当時は旧暦です。現在の新暦に変換すると12月24日は『11月5日』となります
東日本大震災(2011年3月11日)後に、津波対策の推進に関する法律(2011年6月)にて『11月5日を消防防災の日』と制定されました
【子供向け】津波防災の日とは?簡単説明!
津波防災の日とは、津波から国民の生命を守ることが目的、各地域で防災訓練や津波に関する説明会が実施されます
保育園や幼稚園児の子供に分かりやすく、津波防災の日を簡単に教えるなら『地震の後に来る津波の恐ろしさを知る日』が理解しやすい内容です
地震も怖いけど!津波の方が被害が大きい!
津波防災の日を子供に説明する時のポイントは『地震も怖いけど、津波の方が被害が大きい』という点です。子供からすると大きな地震は恐怖ですが、日本は地震大国。東日本大震災の時に、東京で被害があった建物は『九段下の九段会館』だけだとされます
九段会館は1934年にできた建物です。天井が崩れ2人が死亡、31人が負傷する事故が発生しましたが、地震後に来た津波によって命を失った人は『1万8千人以上』です。死亡者、被害者の数に圧倒的な差があります
この数字を知ると、地震が危険である事に加え『地震は後に来る津波の方が、実は恐ろしい』という点を子供に教えるべきです