カレンダーにある曜日、月火水木金土日の由来を紹介します。何故、いつから日本は月火水木金土の順番と並びになったのかをご説明します
【由来】曜日の名前は惑星の名前が由来!順番と星の並びは?
曜日の月火水木金土日は惑星の名前が由来です。月曜日は月、火曜日は火星、水曜日が水星になりますが、地球からの距離を見ると『月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星』の順番に並んでいます
曜日の順番 | 惑星の名前 | 惑星の並び |
1番目:月曜日 | 月 | 月 |
2番目:火曜日 | 火星 | 水星 |
3番目:水曜日 | 水星 | 太陽 |
4番目:木曜日 | 木星 | 金星 |
5番目:金曜日 | 金星 | 火星 |
6番目:土曜日 | 土星 | 木星 |
7番目:日曜日 | 太陽 | 土星 |
月火水木金土日は古代インドの天文学、エジプトの占星術がギリシャに伝わります。その後、中国で空にある7つの天球を『七曜』と定義しました
惑星の順番 | 1番目 | 2番目 | 3番目 | 4番目 | 5番目 | 6番目 | 7番目 |
地球 | 月 | 水星 | 太陽 | 金星 | 火星 | 木星 | 土星 |
曜日の名前は惑星と太陽の名称が由来ですが、実際の星の順番の並びが異なります。地球からの惑星の並びと七曜の順番は一致せず、なぜ、『月火水木金土日が曜日の順番』と決まったのでしょうか
【理由】なぜ?月火水木金土日の順番?いつから並びが決まった?
日本の月火水木金土日の順番は、1973年(明治6年)に太陽暦(月火水木金土日)を採用した事が由来です。1976年から、公務員は日曜休暇、土曜半日休暇と定められた事から1週間の始まりが月曜日と習慣となったからです
西暦 | 日本の歴史 |
1973年 | 太陽暦を採用 |
1976年 | 1週間の始まりが月曜日となる |
太陽暦以前、明治以前の江戸時代は太陰暦を使用していましたが1972年に廃止されました。
江戸時代より以前に、宿曜経(中国・唐の密教、仏教関連のカレンダー)を弘法大使が推奨していましたが、宿曜経は運勢を占う『吉、凶』があり、不吉だと理由から浸透しませんでした
命 | 業 | 胎 | 栄 | 衰 | 安 | 危 | 成 | 壊 | 友 | 親 |
1日 | ||||||||||
2日(凶) | 3日(凶) | 4日(凶) | 5日(凶) | 6日(凶) | 7日(凶) | 8日(凶) | 9日(凶) | 10日(凶) | ||
11日 | 12日 | 13日 | 14日 | 15日 | 16日 | 17日 | 18日 | 19日 | ||
20日 | 21日 | 22日 | 23日 | 24日 | 25日 | 26日 | 27日 | 28日 | ||
29日(凶) | 30日(凶) | 31日(凶) |
※運勢の悪い日を(凶)と記載しました
こちらの表が宿曜経と日付、運勢のサンプル例になります。上記のカレンダーを見ると『連続した不吉な日』が必ず、毎月、存在。ざっくり見ても、この仕組みのカレンダーを使いたいと思いません
また、単語の量が七曜より多く、非常に覚えにくい仕組みが宿曜経。日本で定着せず、占いの立ち位置にとどまった理由が明白です