子供の体重が普通かどうか、標準・やせぎみ・太りぎみってどのくらいが適正なの?ココが親としてわからない時がありますよね。
子供の体型の話は、カウプ指数やローレル指数で語られる事が多く、今回はカウプ指数に焦点をあてて解説しますね。困った時の目安と参考にしてもらえると嬉しいです
カウプ指数とは?ローレル指数と何が違うの?何歳まで?
- カウプ指数:生後3ヵ月から5歳まで
- ローレル指数:小学生向け
子供の体重はカウプ指数とローレス指数の2つの指数があります。この2つは、標準・やせぎみ・太りぎみの範囲がわかりますが、対象年齢が違うのが特徴です
ローレス指数は、5歳以上の小学生向けの肥満度を測る数値であり、カウプ指数は生後3ヵ月から5歳まで(小学校入学まで)の保育園・幼稚園児まで向けです
ローレル指数は、同じ小学生でも体型、性別によって標準的な数値が変わってしまう弱点があります
正確には年齢ではなく、身長で考えるべき指数がローレル指数です
「低学年の小学生(1~3年生)の120~140cm」と「高学年の小学生(4~6年生)の110~135cm」なら、正確な数値になるという風に考えましょう
カウプ指数の年齢対象は、生後3か月の「赤ちゃん」から5歳まで
カウプ指数の対象年齢は、生後3か月以上の乳幼児の赤ちゃんから、満3歳以上から5歳までの幼児が対象であり、主に、赤ちゃんと保育園・幼稚園のお子さん向けです
小学校に入学後はローレル指数で「標準・やせぎみ・太りぎみ」と肥満状況を確認しますが、5歳まではカプリ指数を使うのが一般的です
カウプ指数の基準値・正常な範囲とは?
体型 | 基準値 |
やせぎみ | 14以下 |
普通 | 15~17の範囲 |
ふとりぎみ | 18以上 |
厚生労働省のカウプ指数の基準値では「やせぎみ=14以下」、「ふとり気味=18以上」とし正常、普通の範囲とするのは「15~17」としています。ココはあくまで目安の数値としています
年齢 | 正常な範囲(=普通体型) |
3ヵ月から11ヵ月 | 16~18 |
満1歳 | 15.5~17.5 |
満1~2歳 | 15~17 |
満3~5歳 | 14.5~16.5 |
カウプ指数は乳幼児、赤ちゃんや保育園・幼稚園児の肥満度を測る指数ですが、年齢によって少し差があります。カウプ指数の正常な範囲(=普通の体重の数値)を、年齢別にまとめると上記になります
お子さんの年齢とカウプ指数をこの表にあてはめて「正常な範囲=普通の体型」であれば、特に指導を受けたりすることはありません。
逆に、この数値以下=やせぎみ、数値以上=ふとりぎみと診断された時は、医師、小児科のアドバイスを受ける、相談することが大事です
カウプ指数の計算式、求め方は?計算方法と例はコレです
カウプ指数の計算式は「(体重÷(身長の2乗))×10」で算出する事ができます。体重は「g(グラム)」、身長は「cm」を使いますので、例を挙げるとこういった数値になります
- カウプ指数=(体重÷(身長の2乗))×10
- 例.体重5.1kg、身長60cm
- 5100g ÷ 60cm×60cm × 10
- カウプ指数=14.2
算数・数学が苦手な方向けに、例と計算式の仕組みを教えますね。例として、体重5.1kg、身長60cmの子供がいます。この子のカウプ指数は?という問題です
5.1kgをgグラムにすると「k(キロ)は数字の1000」ですから、
5.1×1000=5100gです。
次に(カッコ)が計算式にありますが、(カッコ)の中身を優先的に計算します
- ①60×60=3600
- ②5100÷3600=1.41666
- ③1.416×10=14.16
- ※四捨五入→14.2※
今回は(カッコ)が2つあるので、中に入っている(カッコ)を先に計算してから、つまり(身長cm×身長cm)を計算した後に、体重の5100gを割り算する
そのあとに10を掛け算するという順番です。こうやって計算して出てきた数字の「14.2」がカウプ指数になります