ひな祭りの別の言い方をまとめました。今では3月3日と言えば『ひな祭りの日』と誰もが答えますが、昔は別名があります。今と昔の呼び方の違いを説明します。
【早見表】ひな祭りを別の言い方にすると?
ひな祭りを別の言い方にすると、一般的な別名は『桃の節句』、もともとの五節句の名称が『上巳の節句』です。雛人形業界は雛の節句や草餅の節句と呼び方があります
| ひな祭りの別名 | 由来や意味 |
| 桃の節句 | 桃の花が咲く時期 |
| 上巳の節句 | 3月最初の巳の日 |
| 雛の節句 | ひな人形を飾る為 |
| 草餅の節句 | 草餅をお供えする為 |
ひな祭りの別名を早見表にしました。一覧にした別の呼び方をそれぞれ次に説明をします
【桃の節句】ひな祭りの一般的な言い換えや由来は?
ひな祭りを一般的な別名に言い換えると『桃の節句』です。桃の花が3月に咲く事と桃は魔除けになると考えられた事が由来です
| ひな祭りの別名 | 桃の節句(もも) |
| 由来 | 桃の花が3月に咲く |
| 桃 | 魔除け(邪気除け) |
| 理由 | 桃は不老不死の秘薬 |
桃の花には魔除け(邪気除け)の不思議な力がある。この点が、理解が難しい内容ですよね
簡潔に述べると、魔除けの『魔』を『鬼や妖怪』を意味していると考えましょう。鬼や妖怪の正体を現代の言葉にすると、病気や疫病です。科学が未発達な時代は、病気は鬼の仕業として片付けられてきた歴史があります
桃は不老不死の秘薬
ひな祭りの起源は中国です。中国の古い言い伝えでは『桃には不老不死の力がある』と考えられてきました。現在と違い摂取カロリーの低い時代なら栄養価の高い桃を食べると、確かに元気になる事でしょう
蟠桃園(西王母の桃がある山里)の仙果(桃)は3000年物を食べると仙人になれる。6000年物で不老長寿、9000年物で不老不死になれる桃になるという面白い逸話が残っています
このような歴史的起源と経緯が、桃の節句の魔除け(邪気除け)に関連する事柄です
【上巳の節句】由来や意味
上巳の節句とは、五節句の1つです。3月最初の巳の日が上巳の節句になります。巳とは蛇の事であり、蛇が脱皮する様子から、成長する姿を意味しています
| ひな祭りの別名 | 上巳の節句(じょうし) |
| 由来 | 3月最初の巳の日 |
| 巳 | 蛇(ヘビ) |
| 理由 | 蛇の脱皮が成長する様子 |
蛇の脱皮が女の子が成長する様子とイメージがわきにくいですよね。上巳の節句の古い物語に『3つ子の女の子が生まれ、3日以内に皆、亡くなってしまった話』が残っています
蛇の脱皮は成長、生まれ変わりを意味する
つまり、上巳の節句とは3月3日頃に亡くなってしまった女の子3姉妹の生まれ変わりを祈る儀式なような位置づけが元々の起源です
現在では、このお話は少し怖い内容ですので『上巳の節句は女の子の成長を祝う日』と一言だけで説明される事が一般的です
【雛の節句】由来は『ひいな遊び(人形遊び、ママごと)』
ひな祭りの別の言い方の雛の節句は、古代中国の流し雛と日本の平安時代の『ひいな遊び(人形遊び、ママごと)』が由来です。現在では、ひな人形業界の方が主に使う言い回しです
| ひな祭りの別名 | 雛の節句(ひな) |
| 由来 | 流し雛、ひいな遊び |
| 【1】流し雛 | 紙で作った人形を川に流す |
| 【2】ひいな遊び | 平安時代のママごと(人形遊び) |
【1】流し雛、【2】ひいな遊びの2つの起源があり、ひな祭りの日に『ひな人形を飾ること』が雛の節句の由来です
人形を川に流す理由は供養
前途の怖い話(3つ子の姉妹)に関連しますが、3つ子の姉妹のお葬式は水葬でした。当時の中国は土葬が一般的であったとされますが、3名の赤子が3日以内に亡くなるという不吉な事態をうけて、特別な供養をしたとされます
その時に、供養は『亡骸を酒で清めてから川に流した』という方法でした。人形は昔から『悪い事柄(悪霊や邪気)の身代わりとなる』と考えられていた事が、後に、川に『人形(紙製)を流す』という行動となったとされます
【草餅の節句】ひな人形のお供えは草餅
ひな人形のお供えは草餅の地域が現在もあります。草餅とは材料に『ヨモギ』を使った団子餅、ヨモギには邪気を払う不思議な力があるとされ、お供えに相応しかった事に由来します
| ひな祭りの別名 | 草餅の節句(くさもち) |
| 由来 | 草餅をお供えする事柄 |
| 草餅 | ヨモギが材料 |
| 意味 | 邪気を払う力がある |
現在では草餅を食べる事もありますが、一般的なひな祭りの食べ物は『3色の菱餅』です。菱餅のピンク色は桃の花(魔除け、邪気除け)、白色は雪(純白)、緑色は草(新しい生命)を表し、縁起が良いお菓子として扱われます
















