お盆にやってはいけないことと、なぜ?お盆期間中にしてはダメなのか。お盆の由来や意味から避けるべき事柄をご説明します
【禁忌・タブー】お盆にやってはいけないことは?
お盆にやってはいけないことは『生き物の殺生、海・川で遊ぶ事、針仕事』です。主に仏教の考え方が禁忌やタブーとされます

| 禁忌 | お盆にやってはいけないこと |
| 【1】 | 生き物の殺生 |
| 【2】 | 海・川で遊ぶ事 |
| 【3】 | 針仕事 |
お盆にやってはいけない事の代表格を一覧表にしました。それぞれの由来や意味、何故、お盆にしてはいけないとされるかを順番にご説明します
【何故】お盆に『生き物の殺生』をやってはいけない理由
お盆に生き物の殺生をやってはいけない理由は仏教の教えに『食肉禁止』と『不殺生戒(ふせっしょうかい)』がある為です
しかし、日本のお坊さんは『肉や魚を食べている事』を、皆さん、知っていますよね。どのような行動が多くの仏教でダメとされているかを説明します
| お盆の禁忌 | 由来や意味 |
| 食肉禁止 | 日本最古の食肉禁止令 |
| 不殺生戒 | 生物の生命を絶つことを禁止する戒 |
仏教の食肉禁止と不殺生戒の言葉は意味が深く、理解しにくい内容です。これらの2つを分かりやすくした内容が次になります
食肉禁止とは?
お盆の時期に関係なく、仏教は食肉禁止の考え方が明治時代まで続いていました。日本に仏教が伝わってから、675年に天武天皇が『食肉禁止令』を制定した事が起源です
| 発案者 | 天武天皇 |
| 西暦 | 675年:4月1日~ |
| 魚類 | 4月1日~9月30日迄:禁止 |
| 牛、鶏、猿、犬、馬 | 食肉禁止 |
天武天皇が制定した食肉禁止令は『肉類:牛、鶏、猿、犬、馬は全て禁止』と『魚類:4月1日~9月30日迄の間は食べてはいけない』の2つのルールです
お盆は殺生をしてはいけないから、肉や魚を食べてはいけないのではありません。もともと仏教は『牛、鶏、猿、犬、馬』は期間に関係なく食べてはダメ。魚は旧暦4月1日~9月30日に食べてはいけないというルールです
不殺生戒とは?
仏教の不殺生戒(ふせっしょうかい)とは、生物の生命を絶つことを禁止する戒です。しかし、生物の生命を絶つこと全てを禁止しているのではなく、無駄に命を奪う事を禁止しています
たとえば、人が生きる為、食べる為に『生物の生命を絶つことは戒』ではありません。逆を言うと命をもて遊ぶ事や、食べもしないのに命を無駄に奪う事を禁止しています
具体的に例を挙げると『お盆に食べずに魚釣りをする行動』が仏教的にやってはいけない事を言えます。

逆説的に述べると『食べるなら生物の生命を絶つことは仕方がない』けれども、食べずに残したりする方がよっぽど殺生という言葉に意味にあてはまります
【何故】お盆に『海・川で遊ぶ事』をやってはいけない理由
お盆に海・川で遊ぶ事をやってはいけない理由は先祖の霊が一緒に連れてきた悪霊に『足を引っ張られて、あの世行きになる』との考え方からです

しかし、仏教の教えに『お盆に先祖が帰って来る』との考え方はありません。先祖が帰って来る言い伝えは『神道』です。神道とは、言い伝えや昔から残る風習が、そのまま、現在まで続く不思議な宗教観や倫理観です
お盆は仏教が関係ない?
お盆は仏教と一部、関連性がありますが、先祖の霊がお盆に現世に戻る内容は記載されていません。神道とは日本古来の宗教で現在は、経典や教えが具体的に記載された書物はありません
お盆の川と海はリスクが多い
このような仏教と神道の関係性はあるものの、お盆は『川と海は事故が多い点』を加味しましょう。毎年、ほぼ必ず、お盆に川でキャンプをしていたら、子供が流される事故や海の海難事故が起きています
| お盆の禁忌 | 由来や意味 |
| 川遊び | 天気が変わりやすく増水しやすい |
| 海 | 高潮や波が強い時期 |
宗教と関連性はありませんが、お盆の時期は『川:天気が変わりやすく増水しやすい』と『海:高潮や波が強い時期』が特徴です。また、お盆頃になると『クラゲの大繁殖』が始まり、海で遊んでいると刺されます。いろいろな観点を加えると、お盆に川や海で遊ぶ事はリスクが高い過ごし方です
【何故】お盆に『針仕事』をやってはいけない理由
お盆に針仕事をやってはいけない理由は、針で怪我をした場合に血が流れる為です。仏教では血を『穢れ』とし、良いことと捉えていません。同様の事柄が理由で、お盆に棘(トゲ)がある薔薇やアザミを飾る事が推奨されていません

| お盆の禁忌 | 由来や意味 |
| 針仕事 | 仏教では血が穢れである |
お盆に限らず、穢れが理由で針仕事や裁縫がダメという内容が正確な表現です。特に仏教のお盆は供養をする日である為、より、ケガや血を流すことを避けるべき日としてとらえています
【由来や意味】お盆とは?逆さ吊りの刑からの救済
お盆とは、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)が由来し、サンスクリット語のウランバナ(逆さ吊り)が語源です
仏教の盂蘭盆会とは、釈迦の弟子:目連(もくれん)の母が餓鬼道で『逆さ吊りの刑』となり飢えに苦しむ姿を心の目で目撃します。そのことを釈迦に相談したところ、餓鬼道で苦しむ全ての人の為に供養を行う事にしました

結論を述べると、仏教にとってのお盆とは『餓鬼道で苦しむ全ての人の救済と供養の日』です。お盆に肉や魚を食べてはいけない、針仕事をしてはいけない等のルール以上に『人を逆さ吊りにする行動』や『先祖の供養をしない事』の方が、よっぽど、お盆にしてはいけないことと言えます
このような事情から、お盆にするべきことは『お墓参り』や『仏壇の掃除』、『お供え物』をする事が良い事になります



















