天皇賞(春)の過去10年データ!10年の結果と傾向!枠・前走・配当や人気別成績

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天皇賞(春)の過去10年データ!10年の結果と傾向!枠・前走・配当や人気別成績 暮らし
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天皇賞春の2013年~2024年の過去10年間(阪神開催を除く)の結果を集計した傾向になります。尚、当サイトの情報は特定の有力馬と応援、馬券購入などを推奨する内容でない点、ご理解くださいませ

まずは、天皇賞春が荒れるレースなのか。人気通りの決着なのか。過去10年の天皇賞春の払い戻しと平均配当を見てみましょう。

※天皇賞春:2022年、2021年は阪神開催の為、京都開催のみの10年分データになります

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【過去配当】天皇賞春の過去10年データ(単勝・馬連・馬単・三連複・3連単)

過去10年の天皇賞春の連単、三連複、単勝、馬単、馬連の払い戻しの配当オッズの一覧が下記になります。天皇賞春が荒れるか、人気の有力馬の硬いレースなのか。過去の傾向をお調べしました

天皇賞春波乱度3連単3連複単勝馬単馬連
2024年23.960円7,750円280円1,450円1,070円
2023年小荒65,060円13,570円430円5,990円4,000円
2020年小荒55,200円13,500円200円7,410円5,770円
2019年小荒49,110円16,410円280円2,470円1,780円
2018年11,650円2,060円600円2,510円1,030円
2017年硬い3,780円610円220円1,430円1,040円
2016年大荒242,730円32,350円450円29,950円20,160円
2015年大荒236,300円57,160円460円8,480円6,060円
2014年大荒211,180円38,790円1,150円5,670円2,080円
2013年波乱111,830円21,880円620円6,500円3,190円
過去10年:天皇賞春の配当払い戻し金額

※3連単の配当別にレースの難易度を激荒(50万以上)、大荒(20~49万)、波乱(8~20万未満)、小荒(3~8万未満)、並(1~3万未満)、硬い(1万未満)と定義しました

京都開催の天皇賞春に限定した過去10年の配当を見ると『荒れすぎじゃないですか?』と目を疑う払い戻しになっています

天皇賞春波乱度3連単3連複単勝馬単馬連
2022年硬い6,970円1,580円490円1,230円520円
2021年11,490円2,040円520円2,220円940円
阪神開催:天皇賞春の配当払い戻し金額

下記の総合表に換算をしませんが、上記が阪神開催時の天皇賞春の過去配当になります。直近という意味では徐々に、順当通りの結果が出始めている傾向があります

波乱度回数確率論3連単の配当
硬い110年に1回1万未満
210年に1回1万~3万未満
小荒310年に3回3万~8万未満
大荒310年に3回8万~20万未満
大荒110年に1回20万~49万
激荒010年に0回50万以上
合計10回何年に何回?
【過去10年データ】天皇賞春の配当傾向

過去10年の天皇賞春は、硬い決着がわずか1回、平均的な並の配当の年が少ないです。小荒を含め荒れた波乱のレースとなった回数は10年で7回になります

天皇賞春波乱度3連単3連複単勝馬単馬連
2012年激荒1,452,520円97,140円15,960円208,630円61,570円
直近の激荒れの天皇賞春

注意点は激荒れの50万以上が10年にありませんが、2012年が100万オーバーです。10年単位で1回はあり得ると思っておいて良いででしょう

表の真ん中を見ると、天皇賞春の結果が平均的に何年に何回の割合で、硬い決着、波乱の決着となったのかがわかるようにしてあります

次は、具体的に、天皇賞春をどのような馬が3着内に入着したのかを早見表を使って一覧で見てみましょう

【過去結果】天皇賞春の過去10年データ(優勝馬・連対馬・3着内馬)

天皇賞春の好走馬の馬名(騎乗騎手)、馬齢、所属、当日の馬体重増減、人気、オッズ、脚質、タイム(3F)の過去10年データになります

天皇賞春の成績早見表の上り3ハロンより右が、前走の着順、前走の人気と着差(タイム差)になります

年度
着順
馬名
騎手
所属
馬齢
当日
馬体重
人気
オッズ
脚質
順位
3F前走
着順
人気
着差
備考(※A)
菊花賞成績
2024
1着
テーオーロイヤル
菱田裕二
栗東
牡6
460kg
(+2)
2人
2.8倍
5-5-6-335.0阪大典
1着
2人
0.8勝
菊花賞
未走
2着ブローザホーン
菅原明良
栗東
牡5
424kg
(-2)
5人
8.8倍
12-12-12-1234.6阪大典
3着
1人
0.8負
菊花賞
未走
3着ディープボンド
幸英明
栗東
牡7
508kg
(-2)
6人
27.5倍
2-2-2-235.6阪大典
7着
5人
1.3負
菊花賞
4着
2023
1着
ジャスティンパレス
C.ルメール
栗東
牡4
472kg
(±0)
2人
4.3倍
8-7-7-434.9阪大典
1着
2人
0.2勝
菊花賞
3着
2着ディープボンド
和田竜二
栗東
牡6
504kg
(-10)
5人
22.5倍
5-4-3-235.6阪大典
5着
3人
0.5負
菊花賞
4着
3着シルヴァーソニック
D.レーン
栗東
牡7
462kg
(未計)
6人
22.5倍
3-12-11-935.1レッドS
1着
2人
0.0勝
菊花賞
未走
2020
1着
フィエールマン
C.ルメール
美浦
牡5
490kg
(+8)
1人
2.0倍
8-8-7-734.6有馬記念
4着
6人
1.1負
菊花賞
1着
2着スティッフェリオ
北村友一
栗東
牡6
446kg
(-2)
11人
64.2倍
3-3-3-335.1日経賞
3着
9人
0.2負
菊花賞
14着
3着ミッキースワロー
横山典弘
美浦
牡6
478kg
(±0)
4人
11.9倍
9-10-5-435.3日経賞
1着
1人
0.1勝
菊花賞
6着
2019
1着
フィエールマン
C.ルメール
美浦
牡4
480kg
(±0)
1人
2.8倍
7-5-4-134.5AJCC
2着
1人
0.0負
菊花賞
1着
2着グローリーヴェイズ
戸崎圭太
美浦
牡4
456kg
(+2)
6人
11.3倍
9-8-7-234.4新春杯
1着
1人
0.1勝
菊花賞
5着
3着パフォーマプロミス
北村友一
栗東
牡7
452kg
(-8)
8人
30.6倍
6-5-4-535.2京都記念
4着
4人
0.1負
菊花賞
未走
2018
1着
レインボーライン
岩田康誠
栗東
牡5
452kg
(-2)
2人
6.0倍
10-10-11-1135.2阪大典
1着
1人
0.2勝
菊花賞
2着
2着シュヴァルグラン
H.ボウマン
栗東
牡6
474kg
(+4)
1人
3.0倍
4-3-2-235.8大阪杯
13着
4人
1.5負
菊花賞
未走
3着クリンチャー
三浦皇成
栗東
牡4
488kg
(+2)
4人
8.0倍
7-7-4-335.7阪大典
3着
1人
0.4負
菊花賞
2着
2017
1着
キタサンブラック
武豊
栗東
牡5
536kg
(-4)
1人
2.2倍
2-2-2-135.3大阪杯
1着
1人
0.1勝
菊花賞
1着
2着シュヴァルグラン
福永祐一
栗東
牡5
468kg
(-6)
4人
12.0倍
5-5-4-335.2阪大典
2着
2人
0.2負
菊花賞
未走
3着サトノダイヤモンド
C.ルメール
栗東
牡4
506kg
(±0)
2人
2.5倍
7-7-7-535.0阪大典
1着
1人
0.2勝
菊花賞
1着
2016
1着
キタサンブラック
武豊
栗東
牡4
524kg
(±0)
2人
4.5倍
1-1-1-135.0産経大
2着
5人
0.0負
菊花賞
1着
2着カレンミロティック
池添謙一
栗東
牡8
458kg
(-2)
13人
99.2倍
3-3-3-334.8阪大典
6着
5人
1.1負
菊花賞
未走
3着シュヴァルグラン
福永祐一
栗東
牡4
468kg
(-2)
3人
6.4倍
9-9-11-934.5阪大典
1着
1人
0.4勝
菊花賞
未走
2015
1着
ゴールドシップ
横山典弘
栗東
牡6
510kg
(+2)
2人
4.6倍
14-14-3-435.0阪大典
1着
1人
0.2勝
菊花賞
1着
2着フェイムゲーム
北村宏司
美浦
牡5
456kg
(±0)
7人
22.6倍
10-9-11-1034.5ダイヤS
1着
1人
0.3勝
菊花賞
未走
3着カレンミロティック
蛯名正義
栗東
牡7
454kg
(±0)
10人
30.5倍
2-2-3-135.3阪大典
4着
6人
0.9負
菊花賞
未走
2014
1着
フェノーメノ
蛯名正義
美浦
牡5
498kg
(+10)
4人
11.5倍
8-8-7-534.3日経賞
5着
2人
0.5負
菊花賞
未走
2着ウインバリアシオン
武幸四郎
栗東
牡6
526kg
(±0)
3人
6.5倍
14-14-14-834.1日経賞
1着
1人
0.3勝
菊花賞
2着
3着ホッコーブレーヴ
田辺裕信
美浦
牡6
478kg
(-2)
12人
101.5倍
10-9-10-1034.0日経賞
2着
10人
0.3負
菊花賞
未走
2013
1着
フェノーメノ
蛯名正義
美浦
牡4
496kg
(+2)
2人
6.2倍
7-7-3-236.2日経賞
1着
1人
0.2勝
菊花賞
未走
2着トーセンラー
武豊
栗東
牡5
460kg
(±0)
3人
13.6倍
9-9-6-236.4京都記
1着
6人
0.2勝
菊花賞
3着
3着レッドカドー
モッセ
海外
牡7
482kg
(未計)
6人
29.4倍
11-11-10-436.5ドバイC
2着
11人
大敗
菊花賞
未走
【過去10年データ】天皇賞春の成績と結果

※上り3ハロン:緑文字(1位)青文字(2位)赤文字(3位)、色なしは4位以下

※シルヴァーソニックは前走海外の為、一部、未計測のデータ有

※備考欄A:好走馬によくある特徴や傾向がある場合に条件の一例を記載をしています

天皇賞春とは中央競馬の最長距離のGⅠ、そして距離が3200mであり『同条件のレース』が存在しません。そのため、3歳の時の菊花賞に出走した経験、好走履歴の有、無が天皇賞春の活躍と関連性が高い事柄になります

天皇賞春菊花賞
連対:有
菊花賞
3着:有
菊花賞
4~5着:有
菊花賞
着外
菊花賞
出走:無
合計
1着6100310頭
2着1121510頭
3着2011610頭
合計9頭2頭3頭2頭14頭30頭
天皇賞(春)と菊花賞の成績

結論を言うと、3歳の若いころに、長距離の適性があると見込まれた馬が、その後の天皇賞春に活躍している馬が多い傾向があると言えます

菊花賞を1着の経験がある牡馬が10頭中6頭と非常に高い数字です。逆に菊花賞に出走無しが14頭の入着をしており、後に、ステイヤーに適性を見出した馬が3着なら勝負になるという傾向です

菊花賞実績がなくとも、シュバルグランディープボンドのように、天皇賞春を前年に好走した実績があるリピーターは、上記に無関係であり『軽視ができない存在』であることが注意点になります

天皇賞春前走
連対
前走
3着
前走
4着
前走
5着
前走
掲示板外
合計
1着8011010頭
2着6101210頭
3着6120110頭
合計20頭2頭3頭2頭3頭30頭
天皇賞(春)と前走の成績

菊花賞と天皇賞春は距離面で共通点があるとは言え、菊花賞は3歳の秋のGⅠです。その後の成長や5歳になってからの長距離の実績、直近の成績も大きな関係性があります

過去10年の前走をまとめると『前走:4着以内』『25頭』と3着内を独占状態です

個別の前走の成績と着順、タイム差、特に前走のコーナー通過順位(4角)を後程、詳しく統計をまとめています。取り急ぎ、上記の事を頭に入れておきましょう

菊花賞実績、直近の成績(4着内)、天皇賞春の最後のコーナーを何番手に位置を取るのか。この3つが、天皇賞春の重要項目と理解することが、馬の取捨、優劣の判断の検討材料になります

また、天皇賞春は上記以外に『伏兵』、春天の場合は『ヒール(悪役)』と表現した方が良いでしょうか。予想を裏切る『7歳以上の馬の爆走』が過去にある点を加味した方が良いでしょう

【所属別成績】天皇賞春の過去10年データ(所属・性別・馬体重)

所属1着2着3着入着
関西馬
(栗東)
4228頭
関東馬
(美浦)
68721頭
その他0011頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年データ】天皇賞春の所属別成績(栗東・美浦の傾向)

まずは、天皇賞春の好走馬の全体的な過去10年データを解説いたします

過去10年、天皇賞春の30頭中の所属別成績は、関西馬(栗東所属)が8頭、関東馬(美浦所属)が21頭栗東・美浦が優勢な結果となっています

その他は地方所属ではなく、外国馬の招待馬:イギリスのレッドカドー(2013年)になります

馬齢1着2着3着入着牝馬
3歳0000頭内:0頭
4歳4138頭内:0頭
5歳4408頭内:0頭
6歳2428頭内:0頭
7歳0055頭内:0頭
8歳0101頭内:0頭
合計10頭10頭10頭30頭牝馬:0頭
【過去10年データ】天皇賞春の馬齢別(牡馬・牝馬の傾向)

過去10年、天皇賞春の30頭中で優勝馬が多い年齢が4歳から5歳、7歳以上から勝利する事が年齢的に厳しくなります。また、阪神開催時の2年を除けば、牝馬の好走事例は皆無であり、かなり厳しい条件となっています

馬体重1着2着3着合計
400kg未満0000頭
401~419kg0000頭
420~439kg0101頭
440~459kg1427頭
460~479kg2349頭
480~499kg4026頭
500~519kg1124頭
520kg以上2103頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】天皇賞春の当日馬体重(増減)

上記に天皇賞春、当日の馬体重と成績を取りまとめました

天皇賞春の1列目と2列目の境目の材料になりそうな情報が、当日の場体重です。当日の14:30頃に発表がありますが『時間ギリギリまで発表』を待つべきだと言えます

天皇賞春の当日の馬体重は、479kg以下が勝ちきれず『480kg以上の牡馬が6勝』479kg未満の馬が2、3着に『14頭』と半数近くを占めます。

天皇賞春に出走する馬の所属、馬齢、当日の場体重以外に出馬表に過去の成績が載っていますよね。次は天皇賞春に向かった馬たちが、前走、1つ前のレースをどこを使っていたのか。前走レースの過去10年の結果を説明します

【前走別成績】天皇賞春の過去10年データ!(前走・前哨戦・トライアル等)

天皇賞春は前哨戦、トライアルレースに阪神大賞典や日経賞があり、多くの馬が出走します。その他の臨戦過程で賞金を重ねた馬たちとの戦いになり、力関係とレースレベルを把握しておくとよいでしょう。

前走1着2着3着合計
阪神大賞典44513頭
日経賞2226頭
大阪杯
(GⅡ時代含む)
2103頭
京都記念0112頭
ダイヤモンドS0101頭
有馬記念1001頭
ドバイワールドC0011頭
日経新春杯0101頭
AJCC1001頭
レッドシーターフ0011頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】天皇賞春の前走レース

過去10年、天皇賞春と相性が良い前走と過去の結果を一覧にしました。好走例が多い競争はレース名を記載、その他は重賞、OP(L含む)、3勝クラス以下で成績を表示しています

天皇賞春は前走が、阪神大賞典や日経賞のレースと相性が良く、これらのレースを使って参戦する馬は注目すべきでしょう

【人気・オッズ別】天皇賞春の過去10年データ!好走馬は何番人気の何倍?

天皇賞春の3着内の馬を人気別に一覧にした結果が下記になります。最も多く優勝しているのは2番人気の馬であり、6頭になります

人気別成績1着2着3着入着
1番人気3104頭
2番人気6017頭
3番人気0213頭
4~5番人気1326頭
6~9番人気0246頭
10番人気以下0224頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】天皇賞春の人気別成績

1番人気が人気通りに優勝しているかというと、意外と2番人気の馬の逆転が目立ちます。しかし、天皇賞春の難解度は、1着の馬ではなく、2、3着に『なぜか爆走してくる馬の存在』ではないでしょうか

例えば、青文字の2着以下の数を見てみてください。4番人気以下から、ばらつきはあれど。どこからも伏兵が潜んでいる事が傾向的に見えてますよね

人気別成績1着2着3着入着
10番人気0000頭
11番人気0101頭
12番人気0011頭
13番人気0101頭
14番人気1001頭
合計1頭2頭2頭5頭
【過去10年】天皇賞春の伏兵の人気別成績

9人内の馬は、なんとなく。下馬評や過去データに該当するなど。絞りやすくても、上記の10人以下を見抜くのが『高難易度』と言えます

もう少し絞りやすくするために、過去10年の天皇賞春は何倍オッズの馬が好走したのか明確にするために、特色があった当日オッズを分布図にしました

単勝オッズ1着2着3着入着
1.0~1.9倍0000頭
2.0~2.9倍4014頭
3.0~3.9倍0101頭
4.0~4.9倍3003頭
5.0~6.9倍2114頭
7.0~9.9倍0112頭
10.0~14.9倍1315頭
15.0~19.9倍0000頭
20.0~29.9倍0235頭
30.0~49.9倍0022頭
50.0~99倍0202頭
100倍以上0011頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】天皇賞春のオッズ別成績

天皇賞春用に、人気分布とオッズが重なりやすい数値を内訳にしました。有力馬はオッズ6.9倍以下が目安となり、逆に、伏兵の絞り込みは10倍以上14.9倍と、20倍以上の2つの範囲から探すとういう宝探し状態です

己の直感を信じるか。youtuberの意見を参考にするか。データと理論で突破するべきか。天皇賞春の楽しみは『レースが始まるまで悩むこと』につきます。このように考えると逆に『天皇賞春は面白い』と思えてくるでしょう

では、みなさんがもっと春天を楽しめるように、次は『過去の枠順成績』を見てみましょう

【枠順別成績】天皇賞春の過去10年データ(枠順・馬番号の傾向)

過去10年の天皇賞春の枠順を馬番号別に成績データを集計した一覧表になります。枠番別の成績の見方は勝率は単勝、連対率は馬連と馬単、複勝率は3連複、3連単に入着するかの参考になる数字です

天皇賞春の枠順の見るべきポイントは『内枠』です。3200mの長い距離を少しでも短く『最短距離』を道中に走る事ができるのか。最後のロングスパート合戦に向けて『スタミナの温存』をしながらレースを運ぶ必要があります

成績勝率連対率複勝率
1番3-1-0-630%40%40%
2番0-0-1-90%0%10%
3番1-1-0-810%20%20%
4番0-0-0-100%0%0%
5番0-1-1-80%10%20%
6番1-2-2-510%30%50%
7番1-2-0-710%30%30%
8番0-0-3-70%0%30%
9番0-0-0-100%0%0%
10番1-0-0-910%10%10%
11番0-1-0-90%10%10%
12番1-1-0-810%20%20%
13番0-0-1-90%0%10%
14番2-1-0-720%30%30%
15番0-0-1-70%0%10%
16番0-0-1-70%13%13%
17番0-0-0-80%0%0%
18番0-0-0-40%0%0%
【過去10年】天皇賞春の枠順・馬番号別成績

過去10年の天皇賞春を枠順を馬番号に成績を算出すると、勝利回数が多いのが1枠1番、さすが!ロスなく最短距離を進みやすい事が勝率につながっている傾向があります

1枠1番や14番ほど、勝てないけど!複勝率が高いのが『5・6・7番』です

極端に成績が悪い枠順は『大外』『4・9番』が、苦しい傾向があります。天皇賞春は『枠順6番より外の番号』の馬が先行すると『4番』以下が、かぶされて沈んでしまいます

脚質が合わない馬が中枠の4付近の番号を引いたり、逃げ・先行馬が大外の枠順のように『この馬にとってココはあかんやろ!』と思えるかどうかが、1つの決め手の材料ではないでしょうか

【脚質別成績】天皇賞春の過去10年データ(逃げ・先行・差し・後方)

過去10年の天皇賞春で活躍をした馬を脚質別に成績を集計しました。天皇賞春は、前目の逃げ馬や先行が活躍するのか、中団からの差しや後方、マクリが台頭するのか。天皇賞春の勝ち馬、連対馬、3着に入着した脚質をみてみましょう

脚質1着2着3着入着
逃げ2002頭
先行47415頭
差し33713頭
後方0000頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】天皇賞春の脚質と通過順の傾向

天皇賞春の3着内は、後方やマクリより先行と中団からの差し馬の優勝回数が多いのが特徴です。

しかし、中団からの差し馬は4コーナー目に後ろ過ぎると届きません

脚質の条件をもう少し紐解きするとどうでしょうか。ラストスパートを上り最速で駆け抜ける馬が良いのか、直線を遅くても良いので粘ることができるのか。過去の上り3ハロン、ラスト600mの順位が下記になります

【上り3ハロン別成績】天皇賞春の過去10年データ(3F1位~3位以内、4位以下とコーナー通過順位)

過去10年の天皇賞春の上り3ハロン別の成績と最終コーナーの通過順位をお調べしました。3F1位、2位、3位の上りを使える馬と4位以下の逃げ残り、長く良い脚を持つ馬が天皇賞春に有利なのか。馬の取捨と判断材料の1つになります

天皇賞春
3F(上り)
1着2着3着入着
1位4228頭
2位1416頭
3位1113頭
4~5位以下2248頭
6位以下2125頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】天皇賞春の上がり3ハロン別成績と傾向

上り3ハロン別の成績とみると、天皇賞春は3F1位以内の馬の好走回数が目立ちます

しかし、1位でなくても『対して速くない4位以下』からも優勝馬が多く『ロングスパートができる馬』かどうか。長く良い脚を持続、そして、前にいることが天皇賞春で好走する条件の1つです

レースの展開を頭でイメージできない方は『2017年の天皇賞春:キタサンブラックvsサトノダイヤモンド』が『典型的な天皇賞春のレース展開』です。レース動画を見直しておくと『こういう感じになるのね』とイメージがしやすいかと思います

上り3Fを見るときのポイントは、最後のコーナーを曲がる頃にどの位置にいたのか。一番後ろにいて、上り最速だけどドベだったら、全く無意味な数字ですよね

道中はどの位置をポジション取りしたとしても、最終的に馬群の隊列の何番目に優勝馬、連対馬、3着馬がいたのかが重要です

天皇賞春
通過順位
4角
5番手内
4角
6~7番手
4角
8~10番手
4角
11番手以下
1着8101
2着7021
3着7030
合計22頭1頭5頭2頭
【過去10年】天皇賞春の最終コーナー通過順位

天皇賞春の上位3着馬の最終コーナーの通過順位を表にまとめました。

逃げや先行馬以外の差し馬を含め、最終コーナーを5番手内に上がって来た馬が優勢な結果となっています。逆に、天皇賞春では8~10番手の位置では5頭が2、3着であり、11番手以下は、ほぼ差しきれない傾向があります

天皇賞春
(2017年)
通過順位上り3F着順
キタサンブラック2-135.3(3位)1着
シュヴァルグラン4-335.2(2位)2着
サトノダイヤモンド7-535.0(1位)3着
参考レース

天皇賞春は最終コーナーを5番手内が良いと説明しましたが『3~4番手内』と『5番手』が『境目』になっている件に注目してみましょう

参考例が『王道の天皇賞春』として紹介した2017年の天皇賞春です。キタサンブラックは2番手から1番手に上り勝利しましたが『7番手から5番手まで上がったサトノダイヤモンド』が3F1位にもかかわらず3着です

上記のパターンが王道の天皇賞春のカラクリです。差しきれない傾向の意味が分からない方は、キタサンブラックの粘り勝ちする様子を動画で確認しておきましょう

ここまでの情報が、直近の過去10年の天皇賞春の全体的な傾向になります。所属と馬齢、過去のレース結果と配当がわかり、今年の天皇賞春がどんな結果になりそうなのか。枠順発表後の出馬表を見て、ある程度の予想がイメージができたかと思います

しかし、全体的な傾向と情報では、優勝馬、連対した2着馬、3着に入着した馬の具体的な特徴がつかめていないですよね

次は、天皇賞春の過去10年データを紐解きをしてみましょう。消去法と特徴的な傾向をピックアップしました

【優勝馬】天皇賞春の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)

過去10年の天皇賞春の優勝馬(1着馬)、10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました

優勝馬合計前走3F
2位内
着順
4着内
着差
0.0秒以上
着差:0.1~
0.2秒差内
着差:0.3~
0.5秒差内
着差
0.6秒以上
阪神大賞典4頭3頭4頭4000
日経賞2頭1頭1頭1010
大阪杯2頭0頭2頭2000
有馬記念1頭0頭1頭0001
AJCC1頭1頭1頭1000
合計10頭5頭9頭8頭0頭1頭1頭
【過去10年】優勝馬の前走(人気・着順・タイム差)

天皇賞馬の共通項目は『前走4着内:9頭』『勝利をしているか負けても0.0秒差以内』と1つ前のレースを好走している点があげられます

また、前走を上り3ハロン2以内と、長距離レースでの『ラストスパートが可能な馬』という特徴が浮かび上がります

天皇賞春は前走が、阪神大賞典と日経賞組から優勝馬が6頭と相性が良い臨戦過程になります

有馬記念と大阪杯からのG1直行組の成績が悪くないですが、前哨戦を使わずに出走する馬の数はそれほど多くないです。大阪杯は過去に、キタサンブラックが出走して2連覇していますが『大阪杯優勝後』と『産経大阪杯:0.0秒差負け』であり、どちらも勝利に等しい結果を残しています

大阪杯から天皇賞春に挑戦する馬は前走結果をよく見ておく必要があります

天皇賞春:優勝馬王道例外
当日人気:2番人気以内9頭1頭
当日馬体重
(460kg以上)
8頭2頭
前走:4着以内9頭1頭
前走:0.0秒差内(勝・負)8頭2頭
前走:上り3F2位内7頭3頭
前走:阪神大賞典、日経賞6頭4頭
【過去10年】天皇賞春の優勝馬(1着)の特徴と傾向

過去10年で絞り込むと、天皇賞春の優勝馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます

当日2番人気内8頭という段階で、人気馬に無理に逆らう事が難しそうな感じがしますね

特に前走4着内の0.0秒差内(勝・負)の良い勝負をしている馬ほど、人気に逆らえず、穴党の人によっては『上位人気の2頭』を崩せないかも・・・とガッカリする情報になります

【2着馬】天皇賞春の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)

過去10年の天皇賞春を2着に連対した馬、10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました

2着馬合計前走3F
2位内
着順
4着内
着差
0.0秒以上
着差:0.1~
0.2秒差内
着差:0.3~
0.5秒差内
着差
0.6秒以上
阪神大賞典4頭0頭2頭0112
日経賞2頭1頭2頭2000
大阪杯1頭0頭1頭0001
日経新春杯1頭1頭1頭1000
京都記念1頭1頭1頭1000
ダイヤモンドS1頭1頭1頭1000
合計10頭4頭7頭5頭1頭1頭3頭
【過去10年】連対馬の前走(人気・着順・タイム差)

大阪杯組は、大敗からの巻き返し事例があり、個別に馬の特性を見る必要性がありそうですが、天皇賞春は前走が、阪神大賞典と日経賞組から2着馬が6頭と相性が良い臨戦過程になります。

特に、阪神大賞典と日経賞の4着内の馬は注目に値します。4着内であれば『軽視できない理由』は『前走がたたき台』であった可能性が高いからになります

阪神大賞典と日経賞を『上りが使えていない』けど、4着内に入着しているという『天皇賞春へのたたき台』にした馬、長距離戦に向けて余力を残して好走をした馬が本番で2着に来る傾向があります

天皇賞春:2着馬阪神大賞典
日経賞組
阪神大賞典
日経賞以外
例外
大阪杯
当日人気:3番人気以内4頭
当日人気:4番人気以下6頭
6頭3頭1頭
当日馬体重
(440k以下:1頭)
6頭3頭1頭
前走:4着以内4頭3頭1頭
前走:0.0秒差内(勝・負)2頭3頭0頭
前走:上り3F2位1頭3頭0頭
【過去10年】天皇賞春の2着馬(連対)の特徴と傾向

過去10年で絞り込むと、天皇賞春の2着馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます

基本的に大阪杯、阪神大賞典、日経賞以外の日経新春杯、京都記念、ダイヤモンドS組は優勝馬であり、前走を勝利した上でGⅠに挑戦した馬たちが2着に入着しています

大阪杯以外の2つのグループで『2着に好走した馬の特徴に違いがある点』を頭に入れておきましょう

【3着馬】天皇賞春の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)

過去10年の天皇賞春に3着に入着した馬、複勝圏の10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました

3着馬合計前走3F
2位内
着順
4着内
着差
0.0秒以上
着差:0.1~
0.2秒差内
着差:0.3~
0.5秒差内
着差
0.6秒以上
阪神大賞典5頭2頭4頭2012
日経賞2頭1頭2頭1010
京都記念1頭0頭1頭0100
ドバイC1頭未計測1頭未計測
レッドシーターフ1頭未計測1頭未計測
合計10頭3頭9頭3頭1頭2頭2頭
【過去10年】3着馬の前走(人気・着順・タイム差)

天皇賞春は前走が、阪神大賞典、日経賞組から3着馬が7頭と相性が良い王道の臨戦過程になります。

上記の2競争は『前走4着内』かつ『上り3ハロン2位以内』の馬の好走が目立ちます。3着の

京都記念と、海外遠征をしていた馬(招待馬含む)を例外として考えるべきでしょう

それぞれのレース着順、タイム差を見ると、前走をどこまで負けていている馬が巻き返しをしたのかが明確になりますよね

天皇賞春:3着馬阪神大賞典
日経賞組
例外海外組
当日人気:2~10人気以下7頭1頭2頭
当日馬体重
(460kg以上)
7頭1頭未計測
前走:4着以内6頭1頭2頭
前走:0.0秒差内(勝・負)3頭0頭未計測
前走:上り3F2位3頭0頭未計測
【過去10年】天皇賞春の3着馬(連対)の特徴と傾向

過去10年で絞り込むと、天皇賞春の3着の複勝圏の馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます

3着に限った話ではありませんが1~3着を複合的に解析すると『阪神大賞典の4着内、かつ、上り3ハロン2以内の馬』は、そもそも軽視できず、3着内に入着している事が傾向的に強いと言えます

天皇賞(春)の過去10年データ!10年の結果と傾向!枠・前走・配当や人気別成績

さて、今回は、天皇賞春(GⅠ)の過去10年データ(2014年~2023年集計)を紹介しました。歴代の勝ち馬のタイム、勝利ジョッキーだけでなく、天皇賞春の枠、人気別成績(オッズ解析)、脚質といった様々な角度の統計データになります

統計データとは、統計論では2000回の試行錯誤をした結果が安定する数字と言われます。過去10年では、統計論としてはデータ不足になりますが、データにとっては調べる時間の短縮につながります

【過去20年】天皇賞(春)の過去データと傾向!人気別・枠順・勝ち馬・騎手・脚質

過去10年より、もう少しだけビックデータになる過去20年の天皇賞春の結果と傾向を上記で解説中です。よかったら、拝見してください

天皇賞春を予想する時に、どの馬が連対する可能性があるのか。前走を負けていたとしても、巻き返しがあるのか。伏兵が台頭する可能性はあるのかなど!様々な視点で馬の取捨と絞り込みができるように、天皇賞春の消去法の参考例を紹介いたしました

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