皐月賞の過去10年データ!10年の結果と傾向!枠・前走・配当や人気別成績

皐月賞の過去10年データ!10年の結果と傾向!枠・前走・配当や人気別成績 トレンド
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皐月賞の2015年~2024年の過去10年間の結果を集計した傾向になります。尚、当サイトの情報は特定の有力馬と応援、馬券購入などを推奨する内容でない点、ご理解くださいませ。まずは、皐月賞が荒れるレースなのか。人気通りの決着なのか

2025年の皐月賞を考察するために、過去10年の皐月賞の払い戻しと平均配当を見てみましょう

【過去配当】皐月賞の過去10年データ(単勝・馬連・馬単・三連複・3連単)

過去10年の皐月賞の連単、三連複、単勝、馬単、馬連の払い戻しの配当オッズの一覧が下記になります。皐月賞が荒れるか、人気の有力馬の硬いレースなのか。過去の傾向をお調べしました

皐月賞波乱度3連単3連複単勝馬単馬連
2024年29,240円5,940円480円5,570円3,550円
2023年24,780円3,770円520円5,520円3,510円
2022年小荒32,840円4,190円910円7,540円3,570円
2021年波乱82,320円20,000円370円5,510円4,300円
2020年26,310円9,150円270円1,120円660円
2019年4,390円1,480円170円1,140円950円
2018年大荒372,080円53,410円1,450円23,570円12,880円
2017年激荒1,064,360円176,030円2,240円20,720円8,710円
2016年小荒70,390円6,000円3,090円17,680円6,220円
2015年12,360円3,110円460円1,530円790円
過去10年:皐月賞の配当払い戻し金額

※3連単の配当別にレースの難易度を激荒(50万以上)、大荒(20~49万)、波乱(8~20万未満)、小荒(3~8万未満)、並(1~3万未満)、硬い(1万未満)と定義しました

過去10年の皐月賞は、硬い決着が0回、平均的な並の配当の年が4回になります。超絶に大波乱のレースとなった回数は10年で1回になります

補足情報になりますが、大波乱が起きた2017年は『牝馬の1番人気がぶっ飛んだ年』です。皐月賞は牡馬クラシックのGⅠであり、牝馬の出走自体が珍しいです。期待された方が多く、人気がありましたが、残念ながら3歳の春に、男馬たちと比較して、まだ、力が足りなかった事例になります

波乱度回数確率論3連単の配当
硬い010年に0回1万未満
52年に1回1万~3万未満
小荒25年に1回3万~8万未満
波乱110年に1回8万~20万未満
大荒110年に1回20万~49万
激荒110年に1回50万以上
合計10回何年に何回?
【過去10年データ】皐月賞の配当傾向

表の真ん中を見ると、皐月賞の結果が平均的に何年に何回の割合で、硬い決着、波乱の決着となったのか。参考になる傾向になります

次は、具体的に、皐月賞をどのような馬が3着内に入着したのかを早見表を使って一覧で見てみましょう

【過去結果】皐月賞の過去10年データ(優勝馬・連対馬・3着内馬)

皐月賞の好走馬の馬名(騎乗騎手)、馬齢、所属、当日の馬体重増減、人気、オッズ、脚質、タイム(3F)の過去10年データになります

皐月賞の成績早見表の上り3ハロンより右が、前走の着順、前走の人気と着差(タイム差)になります

年度
着順
馬名
騎手
所属
馬齢
当日
馬体重
人気
オッズ
脚質
順位
3F前走
着順
人気
着差
備考(※A)
関東重賞
連対
2024
1着
ジャスティンミラノ
戸崎圭太
栗東
牡3
512kg
(+10)
2人
4.8倍
6-6-6-534.7共同通信
1着
4人
0.2勝
共同通(1)
2着コスモキュランダ
J.モレイラ
美浦
牡3
500kg
(-4)
7人
15.8倍
9-8-9-934.2弥生賞
1着
6人
0.2勝
弥生賞(1)
3着ジャンタルマンタル
川田将雅
栗東
牡3
490kg
(-2)
3人
6.1倍
4-4-3-334.9共同通信
2着
1人
0.2
共同通(2)
2023
1着
ソールオリエンス
横山武史
美浦
牡3
462kg
(±0)
2人
5.2倍
15-15-15-1735.5京成杯
1着
2人
0.4勝
京成杯(1)
2着タスティエーラ
松山弘平
美浦
牡3
478kg
(-6)
5人
9.0倍
5-6-6-436.6弥生賞
1着
3人
0.2勝
弥生賞(1)
3着ファントムシーフ
C.ルメール
栗東
牡3
494kg
(-8)
1人
3.8倍
11-10-10-1036.4共同通信
1着
3人
0.2勝
共同通(1)
2022
1着
ジオグリフ
福永祐一
美浦
牡3
494kg
(-4)
2人
9.1倍
5-5-6-334.3共同通信
2着
1人
0.2負
共同通(2)
2着イクイノックス
C.ルメール
美浦
牡3
492kg
(+10)
3人
5.7倍
7-5-4-334.6東スポ杯
1着
1人
0.4勝
東スポ(1)
3着ドウデュース
武豊
栗東
牡3
496kg
(-8)
1人
3.9倍
15-15-16-1433.8弥生賞
2着
1人
0.0負
弥生賞(2)
2021
1着
エフフォーリア
横山武史
美浦
牡3
504kg
(-10)
2人
3.7倍
3-4-4-436.7共同通信
1着
4人
0.4勝
共同通(1)
2着タイトルホルダー
田辺裕信
美浦
牡3
462kg
(-4)
8人
17.3倍
2-2-1-137.5弥生賞
1着
4人
0.2勝
弥生賞(1)
東スポ(2)
3着ステラヴェローチェ
吉田隼人
栗東
牡3
500kg
(±0)
6人
14.3倍
13-10-10-836.7共同通信
5着
1人
0.5負
無(B該当)
2020
1着
コントレイル
福永祐一
栗東
牡3
462kg
(±0)
1人
2.7倍
12-12-12-734.9ホープ
1着
1人
0.2勝
ホープ(1)
東スポ(1)
2着サリオス
D.レーン
美浦
牡3
536kg
(-2)
3人
3.8倍
4-5-6-435.4朝日FS
1着
1人
0.4勝
無(B該当)
3着ガロアクリーク
L.ヒューイットソン
美浦
牡3
498kg
(+2)
8人
41.2倍
11-11-10-935.7スプS
1着
6人
0.2勝
スプS(1)
2019
1着
サートゥルナーリア
C.ルメール
栗東
牡3
496kg
(-4)
1人
1.7倍
6-7-7-734.1ホープ
1着
1人
0.2勝
ホープ(1)
2着ヴェロックス
川田将雅
栗東
牡3
478kg
(-4)
4人
9.0倍
5-5-4-434.4若葉S
1着
1人
0.5勝
3着ダノンキングリー
戸崎圭太
美浦
牡3
450kg
(-4)
3人
5.8倍
4-3-4-534.5共同通信
1着
3人
0.2勝
共同通(1)
2018
1着
エポカドーロ
戸崎圭太
栗東
牡3
492kg
(±0)
7人
14.5倍
4-4-4-435.1スプS
2着
3人
0.0負
スプS(2)
2着サンリヴァル
藤岡佑介
栗東
牡3
488kg
(-12)
9人
24.6倍
5-5-5-535.2弥生賞
4着
5人
0.3負
3着ジェネラーレウーノ
田辺裕信
美浦
牡3
496kg
(±0)
8人
17.8倍
2-2-2-237.6京成杯
1着
1人
0.1勝
京成杯(1)
2017
1着
アルアイン
松山弘平
栗東
牡3
518kg
(-2)
9人
22.4倍
3-4-5-534.2毎日杯
1着
2人
0.1勝
2着ペルシアンナイト
M.デムーロ
栗東
牡3
480kg
(-2)
4人
8.1倍
15-15-5-534.1アーリン
1着
1人
0.5勝
3着ダンビュライト
武豊
栗東
牡3
466kg
(-4)
12人
56.1倍
15-15-5-534.3弥生賞
3着
5人
0.3負
2016
1着
ディーマジェスティ
蛯名正義
美浦
牡3
476kg
(±0)
8人
30.9倍
14-14-12-1034.0共同通信
1着
6人
0.2勝
共同通(1)
2着マカヒキ
川田将雅
栗東
牡3
498kg
(+2)
3人
3.7倍
17-17-15-1333.9弥生賞
1着
2人
0.0勝
弥生賞(1)
3着サトノダイヤモンド
C.ルメール
栗東
牡3
504kg
(+6)
1人
2.7倍
8-8-9-534.8きさらぎ
1着
1人
0.6勝
2015
1着
ドゥラメンテ
M.デムーロ
美浦
牡3
486kg
(-2)
3人
4.6倍
13-13-11-733.9共同通信
2着
1人
0.1負
共同通(2)
2着リアルスティール
福永祐一
栗東
牡3
502kg
(-4)
2人
3.8倍
4-5-5-334.5スプS
2着
1人
0.0負
スプS(2)
共同通(1)
3着キタサンブラック
浜中俊
栗東
牡3
510kg
(+6)
4人
9.7倍
2-2-2-235.2スプS
1着
5人
0.0勝
スプS(1)
【過去10年データ】皐月賞の成績と結果

※上り3ハロン:緑文字(1位)青文字(2位)赤文字(3位)、色なしは4位以下

※備考欄A:好走馬によくある特徴や傾向がある場合に条件の一例を記載をしています

関東開催の重賞開催場所
ホープフルステークス(GⅠ)中山:2000m
弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)中山:2000m
スプリングステークス(GⅡ)中山:1800m
京成杯(GⅢ)中山:2000m
東京スポーツ杯(GⅡ)東京:1800m
共同通信杯(GⅢ)東京:1800m
【A】関東開催の重賞(皐月賞の前走)

皐月賞に出走する多くの馬は、前走が重賞です。重賞と一口に言っても、2歳GⅠの朝日杯フューチュリティステークスやホープフルステークス、GⅡの弥生賞、スプリングS、GⅢの共同通信杯、京成杯、きさらぎ賞など、数多くの競争があります

【A】該当馬合計
関東重賞:連対実績22頭
【A】の皐月賞:好走条件の馬

その中でも、皐月賞の好走馬は皐月賞の開催場所の中山と同じ、関東圏で行われた重賞の連対経験のある馬が多く、皐月賞の結果とリンクする傾向があります

【A】に該当せず、優先出走権を得て出走したヴェロックス『東京スポーツ杯を0.0差の僅差の4着』の実績があり、事実上の連対と同等の成績がありました

また、2017年に3着内のすべての馬(アルアイン、ペルシアンナイト、ダンビュライト)が【A】に該当しない事態が起きていますが、この年は『激荒れの年:3連単100万オーバー』の大波乱の時になります。大波乱が起きる時とは、過去の傾向とデータが参考にならない事が起きると言えるかもしれません

【A】無の例外馬合計:8頭
朝日FSの連対実績内2頭
【B】の皐月賞:好走条件の馬

備考Aに『該当:無』の上記の馬は、関西開催のGI・朝日杯朝日杯フューチュリティステークスの好走した実績がありました。

朝日FSの優勝馬のサリオス、2着馬のステラヴェローチェが【B】実績:有になります

【A】の条件を度外視するときは、例外の【B】が絞り込みの参考になります。材料の1つにご検討ください

【所属別成績】皐月賞の過去10年データ(所属・性別・馬体重)

所属1着2着3着入着
関西馬
(栗東)
73313頭
関東馬
(美浦)
37717頭
その他0000頭
【過去10年データ】皐月賞の所属別成績(栗東・美浦の傾向)

まずは、皐月賞の好走馬の全体的な過去10年データを解説いたします

過去10年、皐月賞の30頭中の所属別成績は、関西馬(栗東所属)が13頭、関東馬(美浦所属)が17頭、美浦が優勢な結果となっています

開催場所の中山に近く、輸送距離の不安が少なく、美浦所属が多少、3着内の入着なら有利と言えますが、優勝馬は栗東の関西馬が7頭です

馬齢1着2着3着入着牝馬
3歳10101030頭内:0頭
4歳0000頭内:0頭
5歳0000頭内:0頭
6歳0000頭内:0頭
7歳0000頭内:0頭
8歳0000頭内:0頭
合計10頭10頭10頭30頭牝馬:0頭
【過去10年データ】皐月賞の馬齢別(牡馬・牝馬の傾向)

過去10年、皐月賞は三歳限定のGⅠ競争の為、4歳以上は出場することができません。30頭中牡馬が30頭を独占しています。牝馬の出走が全くないわけではありませんが、直近10年内は2頭の牝馬が出走し、ファンディーナ(7着:2017年)とバウンスシャッセ(12着:2014年)は掲示板外でした

馬体重1着2着3着合計
400kg未満0000頭
401~419kg0000頭
420~439kg0000頭
440~459kg0011頭
460~479kg3317頭
480~499kg44513頭
500~519kg3238頭
520kg以上0101頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】皐月賞の当日馬体重(増減)

皐月賞の当日の馬体重と成績を取りまとめました

当日の馬体重は、460kg以上からの好走馬が多く、459kg以下の馬体重と大きな差となっています。皐月賞の中山競馬場はパワーとスタミナがある馬格のある馬が良いという事になります

最低馬体重馬名
450kgダノンキングリー
【過去10年】皐月賞の最低馬体重

参考までに。直近の皐月賞の最低馬体重の馬は『ダノンキングリーの450kg、増減-4kg(2019年)』です。

皐月賞に出走する馬の所属、馬齢、当日の場体重以外に出馬表に過去の成績が載っていますよね。次は皐月賞に向かった馬たちが、前走、1つ前のレースをどこを使っていたのか。前走レースの過去10年の結果を説明します

【前走別成績】皐月賞の過去10年データ!(前走・前哨戦・トライアル等)

皐月賞は前哨戦、トライアルレースに弥生賞やスプリングステークスがあり、多くの馬がステップアップとして出走します。その他の臨戦過程で賞金を重ねた馬たちとの戦いになり、力関係とレースレベルを把握しておくとよいでしょう。

前走1着2着3着合計備考
共同通信杯5049頭【G3】東京:1800m
ホープフルS2002頭【G1】中山:2000m
弥生賞0527頭【G2】中山:2000m
スプリングS1124頭【G2】中山:1800m
京成杯1012頭【G3】中山:2000m
若葉S0101頭【L】阪神:2000m
【他】重賞1314頭
【他】OP0000頭
【その他】0000頭
【過去10年】皐月賞の前走レース

過去10年、皐月賞と相性が良い前走と過去の結果を一覧にしました。好走例が多い競争はレース名を記載、その他は重賞、OP(L含む)、3勝クラス以下で成績を表示しています

皐月賞は前走が、共同通信杯、弥生賞のレースと相性が良く、出走頭数は少ないですが2歳GⅠホープフルステークスからの直行ローテ組の好走率も目立ちます。これらのレースを使って参戦する馬は注目すべきでしょう

【人気・オッズ別】皐月賞の過去10年データ!好走馬は何番人気の何倍?

皐月賞の3着内の馬を人気別に一覧にした結果が下記になります。最も多くの皐月賞馬となっているのは2番人気の馬であり、3勝しています

人気別成績1着2着3着入着
1番人気2035頭
2番人気3104頭
3番人気1326頭
4~5番人気1315頭
6~9番人気3339頭
10番人気以下0011頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】皐月賞の人気別成績

1、2番人気の有力馬が5勝しておりますが、最も優勝回数が多い2番人気と同等に6~9番人気の伏兵が皐月賞を制覇することがあります

人気別成績1着2着3着入着
6番人気0011頭
7番人気1102頭
8番人気1124頭
9番人気1102頭
合計3頭3頭3頭9頭
【過去10年】皐月賞の伏兵の人気別成績

皐月賞は、人気の有力馬が良いとっても、伏兵が3着内に入着する年があります。しかし、6~9番人気の伏兵と言っても、年によってオッズが混戦したり、何倍くらいのオッズの馬が伏兵なのか。イメージできないですよね

具体的に過去10年の皐月賞は何倍オッズの馬が好走したのか明確にするために、特色があった当日オッズを分布図にしました

単勝オッズ1着2着3着入着
1.0~1.9倍1001頭
2.0~2.9倍1012頭
3.0~3.9倍1326頭
4.0~4.9倍2002頭
5.0~6.9倍1124頭
7.0~9.9倍1315頭
10.0~14.9倍1012頭
15.0~19.9倍0213頭
20.0~29.9倍1113頭
30.0~49.9倍1001頭
50.0~99倍0011頭
100倍以上0000頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】皐月賞のオッズ別成績

皐月賞用に、人気分布とオッズが重なりやすい数値を内訳にしました。有力馬の1~2番人気の信頼度はオッズ5倍前後まで目安となり、逆に、伏兵の絞り込みは10倍以上から50倍未満の範囲(14倍前後から40倍)という事になります

【枠順別成績】皐月賞の過去10年データ(枠順・馬番号の傾向)

過去10年の皐月賞の枠順を馬番号別に成績データを集計した一覧表になります。枠番別の成績の見方は勝率は単勝、連対率は馬連と馬単、複勝率は3連複、3連単に入着するかの参考になる数字です

成績勝率連対率複勝率
1番2-0-0-820%20%20%
2番1-0-0-910%10%10%
3番0-1-1-80%10%20%
4番0-0-1-90%0%10%
5番0-1-0-910%10%10%
6番0-0-0-100%0%0%
7番2-3-2-320%50%70%
8番0-0-1-90%0%10%
9番0-0-0-100%0%0%
10番0-0-2-80%0%20%
11番1-0-1-810%10%20%
12番1-1-1-710%20%30%
13番1-1-0-810%20%20%
14番1-2-0-710%30%30%
15番0-0-0-100%0%0%
16番0-0-1-90%0%11%
17番0-0-0-70%0%0%
18番1-1-0-514%28%28%
【過去10年】皐月賞の枠順・馬番号別成績

過去10年の皐月賞を枠順を馬番号に成績を算出すると、勝利回数が多いのが1番、7番、になります

枠順ネタ、オカルト情報になりますが『皐月賞はラッキーセブン』という謎の格言があります。理由が解明されていませんが、なぜか、皐月賞は『7番の好走馬』が多い事を覚えておきましょう。付近の番号の成績がめちゃくちゃ悪いのに、神様に守られるかのように、7番だけ謎に好走率が高いです

予想を裏切る馬が来ても皐月賞の専用番号だから仕方がないとあきらめましょう

逆に、最も成績が悪い6番、9番、15番、17番が死番となっています。

直近10年間の傾向では、無関係になってきてますが、もともと皐月賞は『1枠1番の馬番号』が最も不利な枠順である事が定説でした

皐月賞の馬場回数
6回
稍重3回
1回
不良0回
【過去10年】皐月賞の馬場コンディション

皐月賞の時期の中山は、馬場が荒れ、内枠の芝生はボロボロです。雨が降ると水たまりが残り、最短距離を走ると、水たまりにはまる。大外を回るとロスが生まれるというのが皐月賞の1枠1番が不利な理由です

1枠1番着順備考
ソールオリエンス1着日本ダービー2着、菊花賞2着
コントレイル1着三冠馬
皐月賞の1枠1番

定説を覆したのは、2023年のソールオリエンスと無敗の三冠馬のコントレイルです。

後にクラシック路線で活躍するスーパーヒーローであれば、1枠1番の不利は乗り越えており『ヒーローとはピンチをチャンスに変える力がある』と考えると、納得しやすい内容です。

【脚質別成績】皐月賞の過去10年データ(逃げ・先行・差し・後方)

過去10年の皐月賞で活躍をした馬を脚質別に成績を集計しました。皐月賞は、前目の逃げ馬や先行が活躍するのか、中団からの差しや後方、マクリが台頭するのか。皐月賞の勝ち馬、連対馬、3着に入着した脚質をみてみましょう

脚質1着2着3着入着
逃げ0101頭
先行45413頭
差し53513頭
後方1113頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】皐月賞の脚質と通過順の傾向

皐月賞の3着内は、逃げ馬より先行馬、先行より差し馬の優勝回数が多く、過去10年間で5勝しています

脚質の条件をもう少し紐解きするとどうでしょうか。ラストスパートを上り最速で駆け抜ける馬が良いのか、直線を遅くても良いので粘ることができるのか。過去の上り3ハロン、ラスト600mの順位が下記になります

【上り3ハロン別成績】皐月賞の過去10年データ(3F1位~3位以内、4位以下とコーナー通過順位)

過去10年の皐月賞の上り3ハロン別の成績と最終コーナーの通過順位をお調べしました。3F1位、2位、3位の上りを使える馬と4位以下の逃げ残り、長く良い脚を持つ馬が中山競馬場に有利なのか。馬の取捨と判断材料の1つになります

皐月賞
3F(上り)
1着2着3着入着
1位4116頭
2位2327頭
3位0224頭
4~5位以下3227頭
6位以下1236頭
合計10頭10頭10頭30頭
【過去10年】皐月賞の上がり3ハロン別成績と傾向

上り3ハロン別の成績とみると、皐月賞は3F1位以内の馬の優勝回数が目立ちます

続く2位の優勝回数も多く、逆に上り6位以下となると、皐月賞馬になった馬が1頭です。脚質別成績と複合しても『逃げる、先行としても上りが必要』、どちらかと言えば『差し馬に利がある』と言えます

上りが使える末脚自慢の馬が皐月賞に良さそうだと、差し馬探しをしたくなる傾向ですよね

しかし、上り3Fを見るときにポイントがあります。最後のコーナーを曲がる頃にどの位置にいたのか。一番後ろにいて、上り最速だけどドベだったら、全く無意味な数字ですよね

道中はどの位置をポジション取りしたとしても、最終的に馬群の隊列の何番目に優勝馬、連対馬、3着馬がいたのか。ラストスパートするタイミングが重要です

皐月賞
通過順位
最終コーナー
5番手内
最終コーナー
6~9番手
最終コーナー
10番手以下
1着532
2着811
3着622
合計19頭6頭5頭
【過去10年】皐月賞の最終コーナー通過順位

皐月賞の上位3着馬の最終コーナーの通過順位を表にまとめました。

逃げや先行馬以外の差し馬を含め、最終コーナーを4番手内に上がって来た馬が優勢な結果となっています。逆に、皐月賞は、6番手以下の位置にポジションを取りが必要です

中団、後ろから6番手以下からの差し馬と言えども、加速して通過順位を上げるタイプの馬を見極める必要があります

ここまでの情報が、直近の過去10年の皐月賞の全体的な傾向になります。所属と馬齢、過去のレース結果と配当がわかり、今年の皐月賞がどんな結果になりそうなのか。枠順発表後の出馬表を見て、ある程度の予想がイメージができたかと思います

しかし、全体的な傾向と情報では、優勝馬、連対した2着馬、3着に入着した馬の具体的な特徴がつかめていないですよね

次は、皐月賞の過去10年データを紐解きをしてみましょう。消去法と特徴的な傾向をピックアップしました

【優勝馬】皐月賞の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)

過去10年の皐月賞の優勝馬(1着馬)、10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました

優勝馬合計前走
3人内
前走
2着内
着差
0.0秒以上
着差:0.1~
0.2秒差内
着差:0.3~
0.5秒差内
着差
0.6秒以上
共同通信杯5頭2頭5頭3頭2頭0頭0頭
ホープフルS2頭2頭2頭2頭0頭0頭0頭
スプリングS1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
京成杯1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
毎日杯1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
合計10頭7頭10頭8頭2頭0頭0頭
【過去10年】優勝馬の前走(人気・着順・タイム差)

皐月賞は前走が、共同通信杯とG1直行ローテのホープフルS組から優勝馬が7頭と相性が良い臨戦過程になります。

皐月賞への優先出走権がある弥生賞組が勝ちきれず0勝、スプリングS組がわずが1勝しかしていません

皐月賞の優勝馬の大半が共同通信杯以外は『前走を連対』かつ『0.0秒差内の勝・負の勝負』をした馬が1着になっています

皐月賞:優勝馬頭数共同通信杯組共同通信以外
当日人気10頭当日9番人気内当日9番人気内
当日馬体重10頭460kg以上460kg以上
関東重賞2着内:有9頭関東重賞の連対:有関東重賞の連対:有
前走人気7頭3番人気内3番人気内
前走着順10頭前走2着以内前走2着以内
前走タイム差10頭0.0秒以上の勝:3
0.2秒以下の負:2
0.0秒以上の勝・負:5
【過去10年】皐月賞の優勝馬(1着)の特徴と傾向

過去10年で絞り込むと、皐月賞の優勝馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます

【2着馬】皐月賞の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)

過去10年の皐月賞を2着に連対した馬、10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました

2着馬合計前走
3人内
前走
2着内
着差
0.0秒以上
着差:0.1~
0.2秒差内
着差:0.3~
0.5秒差内
着差
0.6秒以上
弥生賞5頭2頭4頭4頭0頭1頭0頭
スプリングS1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
朝日FS1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
若葉S(L)1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
【他重賞】2頭2頭2頭2頭0頭0頭0頭
合計10頭7頭9頭9頭0頭1頭0頭
【過去10年】2着馬の前走(人気・着順・タイム差)

皐月賞は前走が、弥生賞から2着馬が5頭と相性が良い臨戦過程になり、弥生賞の1頭以外は『前走を連対』かつ『0.0秒差内の勝・負の勝負』をしています。

ここ最近の傾向では、前走が『弥生賞ディープインパクト記念の馬が勝ちきれない』ことが皐月賞あるあるの1つとして有名ですよね。

しかし、皐月賞馬になれないけど、弥生賞からの2着が非常に多い点に注目しましょう。皐月賞は掲示板内の馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられます

皐月賞狙いか、世代頂点の決める日本ダービーが目標なのか。また、皐月賞の掲示板内の馬は、秋の菊花賞の好走事例が多く、クラシック路線のどこかでGⅠを取りたい馬が、弥生賞組にいることを忘れてはいけません

簡潔に言うと、弥生賞組は勝ちきれないケースが多発する理由は、レースの相性ではなく、皐月賞は5着内を狙って参戦する予定、もしくは、弥生賞で力を使い果たしてしまった反動のどちらかが原因と考えられるのが定説です

皐月賞:2着馬頭数弥生賞組弥生賞以外
当日人気10頭当日9番人気内当日9番人気内
当日馬体重10頭460kg以上460kg以上
関東重賞2着内:有
条件B該当
7頭関東重賞の連対:4頭関東重賞の連対:1頭
条件B該当:2頭
前走人気7頭3番人気内3番人気内
前走着順9頭前走2着以内前走2着以内
前走タイム差10頭0.0秒以上の勝:4
0.3秒以下の負:1
0.0秒以上の勝:5
【過去10年】皐月賞の2着馬(連対)の特徴と傾向

過去10年で絞り込むと、皐月賞の2着馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます

【3着馬】皐月賞の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)

過去10年の皐月賞に3着に入着した馬、複勝圏の10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました

3着馬合計前走
3人内
前走
2着内
着差
0.0秒以上
着差:0.1~
0.2秒差内
着差:0.3~
0.5秒差内
着差
0.6秒以上
共同通信杯4頭4頭3頭2頭1頭1頭0頭
弥生賞2頭1頭1頭1頭0頭1頭0頭
スプリングS2頭1頭2頭2頭0頭0頭0頭
京成杯1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
きさらぎ賞1頭1頭1頭1頭0頭0頭0頭
合計10頭8頭8頭7頭1頭2頭0頭
【過去10年】3着馬の前走(人気・着順・タイム差)

皐月賞は前走が、共同通信杯、弥生賞、スプリングSから3着馬が7頭と相性が良い臨戦過程になります。

それぞれのレース着順、タイム差を見ると、共同通信杯と弥生賞組から稀に巻き返しをした馬がおり、そのタイプが皐月賞の伏兵となっています

皐月賞:3着馬頭数基本のローテ組弥生賞組の例外
当日人気10頭当日9番人気内:9頭1頭:12番人気
当日馬体重10頭450kg以上460kg以上
関東重賞2着内:有
条件B該当
8頭関東重賞の連対:7頭
条件B該当:1頭
前走人気8頭3番人気内5番人気
前走着順10頭前走2着以内弥生賞3着
前走タイム差10頭0.0秒以上の勝:7
0.1秒以内の負:1頭
0.3秒負:1頭
【過去10年】皐月賞の3着馬の特徴と傾向

過去10年で絞り込むと、皐月賞の3着の複勝圏の馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます

皐月賞の3着は基本のローテ組の中から、例外的に好走しているケースが1件あります。弥生賞を3着と結果があったダンビュライトが『12番人気:56.1倍』から3着に入着しています

ダンビュライトはG1の朝日杯以外に3つの重賞を走っており、いずれも3着内と健全な走りをしながらも皐月賞では人気がなかった馬になります。世間のオッズでは『穴』となっていたと考えましょう

皐月賞の過去10年データ!10年の結果と傾向!枠・前走・配当や人気別成績

さて、今回は、皐月賞(GⅠ)の過去10年データ(2014年~2024年集計)を紹介しました。歴代の勝ち馬のタイム、勝利ジョッキーだけでなく、皐月賞の枠、人気別成績(オッズ解析)、脚質といった様々な角度の統計データになります

統計データとは、統計論では2000回の試行錯誤をした結果が安定する数字と言われます。過去10年では、統計論としてはデータ不足になりますが、データにとっては調べる時間の短縮につながります

【過去20年】皐月賞の過去データと傾向!人気別・枠順・勝ち馬・騎手・脚質

過去10年より、もう少しだけビックデータになる過去20年の皐月賞の結果と傾向を上記で解説中です。よかったら、拝見してください

皐月賞を予想する時に、どの馬が連対する可能性があるのか。前走を負けていたとしても、巻き返しがあるのか。伏兵が台頭する可能性はあるのかなど!様々な視点で馬の取捨と絞り込みができるように、皐月賞の消去法の参考例を紹介いたしました

当サイトの情報は特定の有力馬と応援、馬券購入などを推奨する内容でない点をご了承の上、参考資料の1つとしてご理解くださいませ。

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