家に帰るとポストに不用品回収が無料と書かれたチラシが入っていた。車やバイクのミラーに怪しいチラシが差し込まれていたけど、無料の回収業者は安全なのか。危険な悪徳業なのか区別がつきませんよね。
番号 | 記事を読むと解決する悩み |
【1】 | ポストに無料回収のチラシが怪しい |
【2】 | 無料の不用品回収のカラクリは? |
【3】 | チラシの業者は安全?危険 |
今回の『不用品回収業者の怪しいチラシの正体は?』を読むと【1】~【3】の怪しい無料のチラシの正体がわかります
Yahoo知恵袋を見ると『電話して聞いてみたら?』や『優良業者と危険な業者がある』など!様々な意見があります
しかし、結論から述べますと『不用品回収業者の怪しいチラシを発見』したら、連絡をしない事が正解の行動になります。では、不用品回収のチラシの怪しいポイントと危険な理由を順を追って説明いたします
不用品回収に無料や格安と書かれた『怪しいチラシ』とは?
不用品回収業者の怪しいチラシの多くは、新聞の折り込み広告のように広告費が膨大にかかるチラシではなく、自宅や事務所のポストに投函されます。デザインを見ると、それなりにしっかりしており、安心だと勘違いをしがちです
市区町村や国の行政機関、リサイクル業界の各種団体がHP等で『無許可の不用品回収業者を利用しないでください』と注意勧告をしています。しかし、引っ越しやゴミ捨てを何度もする事はなく、そんな事は普通は知りません。
また、どんなチラシの業者が危険なのかも素人がすぐに判断する事は難しいかと思います
たとえば、下記が『怪しい!』と思った『不用品回収業者のチラシ』です。ぱっと見ても、怪しさがわからないですよね
怪しいチラシ | 詳細 |
発見場所 | ポスト(自宅やオフィス) |
内容 | 無料、格安と記載 |
備考 | チラシはそれなりのデザイン |
不用品回収業者の怪しいチラシは『【A】箇条書きでなんでも無料、激安で回収します』と書かれた簡素なタイプと、『【B】びっしり回収できるものが記載』された『よくできたデザイン』の2種類があります
箇条書きのチラシは、手抜き感があり、怪しいとすぐに気が付きますが、しっかりと書かれていると『なぜか安心!優良な不用品回収業者に見えてしまうトリック』がありますよね
基本的に、【A】と【B】のどちらのチラシも連絡を取ったり、不用品回収の依頼をする事はNGな行動になります。どっちも危険な業者である可能性が高く、関わらない方が良いです
当然ながら、まっとうに活動している不用品回収業者が存在しますが、そのような安全、かつ、優良な不用品回収業者である可能性は、極めて低いです
では、もう少し、怪しい不用品回収業者のチラシの詳細とポイントを見てみましょう
不用品回収の怪しいチラシの特徴は?
不用品回収の怪しいチラシには、【1】住所・業者名が未記載、【2】連絡先がスマホの番号、【3】廃棄物処理の許可番号の記載がないという特徴があります
今回、サンプルで用意した写真の『怪しいチラシ』は下記の項目が全て該当しておりました。一般廃棄物処理の許可番号はなく、古物商の許可番号のみ記載があるタイプでした
本当は優良な不用品回収業者という可能性が0ではないとしても、おそらく、高確率で『良くない不用品回収業者』であると判断をし、チラシを捨てる事にしました
注意すべき業者の特徴 | 理由 |
【1-1】住所が未記載 | 違法な場合、住所の特定を防ぐため |
【1-2】業者名が未記載 | 例:苗字だけ記載(フルネームや屋号なし) |
【2】スマホ番号 | 080から始まる番号 |
【3】一般廃棄物処理:無 | 許可番号の記載がない |
備考 | 古物商の許可番号は無関係 |
※古物商の許可は特に難しい試験などはなく、必要な書類を提出したら誰でも取れる許可証です
特に一発で判断できる怪しいポイントが【3】の廃棄物処理の許可番号がないケースです
チラシ以外に、地域を回る不用品業者も優良なら『車に一般廃棄物処理の許可番号を印字』しています。隠すような番号ではなく、むしろ、優良な業者なら『ちゃんと資格を持ってます!』とアピールする内容ですよね
しかし、一般人の私たちは『古物商の許可番号が記載』があり、警察の公安が認定とうたわれていると、安全な業者だと勘違いをしやすいかと思います
古物商の許可は地域の警察が許可をしますが『中古の販売を継続的に行う許可』であり『不用品を捨てる許可ではない』です。
しかし、テレビやパソコン、洗濯機はリサイクルする必要があり、個人、業者のどちらも優良で処分(捨てるのなら)をしなければなりません
不用品回収が無料のカラクリは?なぜ?ただで回収するの?
不用品回収が無料や格安の値段が提示される理由は、【1】回収した不用品が売れる、内部の鉄、銅の金属が売れる、【2】回収品を不法投棄するといった様々な手法で処分がされる為です
簡潔に言うと、不用品を回収して利益を得る代わりに、回収料金を無料にしているという事になります。
西暦 | トラブルの相談件数 |
年間 | 1000~2,000件 |
しかし、この話は落とし穴があり『後で高額請求をされる事件』があり、不用品回収業者とのトラブルは、国民生活センターに年間1000件以上のトラブル相談がされます
結論を言うと、無料とうたわれた怪しいチラシがポストに入っていたら捨てるのが正しい行動と言えます
すでに、過去に利用した事があり『何もなかった』という意見もありますが、それは『偶然』です。たまたま、事件に巻き込まれなかっただけであり、回収された不用品が『その後、どうなったのか』すら不明な状態なだけになります
また、不用品回収業者を疑う訳ではありませんが、不用品回収業者を家や事務所に呼ぶと『処分したい物がある』と情報が流れてしまいます
やっぱり依頼しない!と断った数か月後に『売れる鉄や銅を含む不用品』や『機械のエンジン類』が盗難にあうケースがあり、資材や電気機器関連の会社は不用品回収業者が来ると『泥棒対策』をするのが、一般的なマニュアルになっているかと思います
さて、今回は不用品回収業者の怪しいチラシの正体について解説をしました
真面目な不用品回収業者もいる!と言われますが、基本的に『ポスト投函のチラシ』は疑って良く、連絡や依頼をしない方が良いと言えます。後から怖い人が出てきて高額請求をされても嫌ですよね
優良な業者は『一般廃棄物処理の許可』を持ち、店舗や事務所を構えています。チラシだけでは判断が難しいと思ったら、不用品があっても関わらず、接点を持たないようにしましょう
家電 | 特設ページ |
冷蔵庫 | 冷蔵庫の捨て方(料金相場) |
洗濯機 | 洗濯機の捨て方(料金相場) |
エアコン | エアコンの捨て方(料金相場) |
テレビ | テレビの捨て方(料金相場) |
その他、不用品回収の相場やリサイクルにかかる処分費用など!参考にしてから、いらないものの処分の方法を再検討しましょう。よくある家電の捨て方は上記を参考にしてください