桜花賞の2015年~2024年の過去10年間の結果を集計した傾向になります。尚、当サイトの情報は特定の有力馬と応援、馬券購入などを推奨する内容でない点、ご理解くださいませ。
まずは、2025年の桜花賞が荒れるレースなのか。人気通りの決着なのか。過去10年の桜花賞の払い戻しと平均配当を見てみましょう
【過去配当】桜花賞の過去10年データ(単勝・馬連・馬単・三連複・3連単)
過去10年の桜花賞の連単、三連複、単勝、馬単、馬連の払い戻しの配当オッズの一覧が下記になります。桜花賞が荒れるか、人気の有力馬の硬いレースなのか。過去の傾向をお調べしました
過去10年の桜花賞は、硬い決着が1回、平均的な並の配当の年が4回になります。小荒を含め荒れた波乱のレースとなった回数は10年で5回ありますが、3連単が10万円を超える決着は少なく、人気のある有力馬が強い傾向があると言えます
桜花賞 | 波乱度 | 3連単 | 3連複 | 単勝 | 馬単 | 馬連 |
2024年 | 並 | 11,470円 | 3,260円 | 430円 | 1,240円 | 620円 |
2023年 | 並 | 13,220円 | 4,750円 | 160円 | 1,520円 | 1,280円 |
2022年 | 小荒 | 72,700円 | 11,740円 | 1,450円 | 9,050円 | 3,740円 |
2021年 | 並 | 10,400円 | 2,660円 | 360円 | 1,280円 | 670円 |
2020年 | 小荒 | 47,760円 | 12,590円 | 420円 | 1,930円 | 1,110円 |
2019年 | 小荒 | 31,810円 | 5,990円 | 340円 | 5,700円 | 4,410円 |
2018年 | 硬い | 3,780円 | 830円 | 390円 | 990円 | 480円 |
2017年 | 波乱 | 94,890円 | 5,020円 | 4,080円 | 45,330円 | 17,000円 |
2016年 | 並 | 20,330円 | 5,650円 | 500円 | 1,950円 | 960円 |
2015年 | 大荒 | 233,390円 | 34,480円 | 1,020円 | 17,370円 | 7,860円 |
※3連単の配当別にレースの難易度を激荒(50万以上)、大荒(20~49万)、波乱(8~20万未満)、小荒(3~8万未満)、並(1~3万未満)、硬い(1万未満)と定義しました
波乱度 | 回数 | 確率論 | 3連単の配当 |
硬い | 1 | 10年に1回 | 1万未満 |
並 | 4 | 5年に2回 | 1万~3万未満 |
小荒 | 3 | 10年に3回 | 3万~8万未満 |
波乱 | 1 | 10年に1回 | 8万~20万未満 |
大荒 | 1 | 10年に1回 | 20万~49万 |
激荒 | 0 | 10年に0回 | 50万以上 |
合計 | 10回 | 何年に何回? | – |
表の真ん中を見ると、桜花賞の結果が平均的に何年に何回の割合で、硬い決着、波乱の決着となったのか。参考になる傾向になります
次は、具体的に、桜花賞をどのような馬が3着内に入着したのかを早見表で見てみましょう
【過去結果】桜花賞の過去10年データ(所属・性別・馬体重・人気・前走)
桜花賞の好走馬の馬名(騎乗騎手)、馬齢、所属、当日の馬体重増減、人気、オッズ、脚質、タイム(3F)の過去10年データになります
桜花賞の成績早見表の上り3ハロンより右が、前走の着順、前走の人気と着差(タイム差)になります
日程 | 勝ち馬 騎手 | 所属 馬齢 | 当日 馬体重 | 人気 オッズ | 脚質 順位 | 3F | 前走 着順 | 人気 着差 | 備考(※A) 全成績 |
2024 1着 | ステレンボッシュ J.モレイラ | 美浦 牝3 | 462kg (-4) | 2人 4.3倍 | 11-8 | 33.4 | 阪神JF 2着 | 5人 0.0負 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
2着 | アスコリピチェーノ 北村宏司 | 美浦 牝3 | 478kg (+10) | 1人 3.5倍 | 8-8 | 33.5 | 阪神JF 1着 | 3人 0.0勝 | 無敗3連勝 4着以下:0回 |
3着 | ライトバック 坂井瑠星 | 栗東 牝3 | 470kg (-2) | 7人 14.6倍 | 17-18 | 32.8 | エルフィン 1着 | 1人 0.1勝 | 4着以下:1回 |
2023 1着 | リバティアイランド 川田将雅 | 栗東 牝3 | 466kg (+4) | 1人 1.6倍 | 15-16 | 32.9 | 阪神JF 1着 | 1人 0.4勝 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
2着 | コナコースト 鮫島克駿 | 栗東 牝3 | 454kg (-4) | 6人 18.4倍 | 2-2 | 34.5 | チューリップ 2着 | 2人 0.0負 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
3着 | ペリファーニア 横山武史 | 美浦 牝3 | 490kg (-6) | 5人 17.6倍 | 4-4 | 34.1 | チューリップ 3着 | 2人 0.0負 | 4着以下:0回 |
2022 1着 | スターズオンアース 川田将雅 | 美浦 牝3 | 490kg (-6) | 7人 14.5倍 | 10-9 | 33.5 | クイーンC 2着 | 1人 0.1負 | 4着以下:0回 |
2着 | ウォーターナビレラ 武豊 | 栗東 牝3 | 470kg (-4) | 3人 6.2倍 | 2-2 | 34.0 | チューリップ 5着 | 3人 0.4負 | 4着以下:1回 |
3着 | ナムラクレア 浜中俊 | 栗東 牝3 | 464kg (-14) | 6人 14.5倍 | 4-4 | 33.9 | フィリーズ 2着 | 2人 0.0負 | 4着以下:1回 |
2021 1着 | ソダシ 吉田隼人 | 栗東 牝3 | 472kg (±0) | 2人 3.6倍 | 3-3 | 33.8 | 阪神JF 1着 | 1人 0.0勝 | 無敗4連勝 4着以下:0回 |
2着 | サトノレイナス C.ルメール | 美浦 牝3 | 474kg (±0) | 1人 3.3倍 | 15-16 | 32.9 | 阪神JF 2着 | 2人 0.0負 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
3着 | ファインルージュ 福永祐一 | 美浦 牝3 | 488kg (-4) | 8人 15.3倍 | 8-6 | 33.7 | フェアリー 1着 | 3人 0.4勝 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
2020 1着 | デアリングタクト 松山弘平 | 栗東 牝3 | 466kg (±0) | 2人 4.2倍 | 13-12 | 36.6 | エルフィン 1着 | 3人 0.8勝 | 無敗 4着以下:0回 |
2着 | レシステンシア 武豊 | 栗東 牝3 | 482kg (-6) | 1人 3.7倍 | 2-2 | 38.2 | チューリップ 3着 | 1人 0.2負 | 4着以下:0回 |
3着 | スマイルカナ 柴田大和 | 美浦 牝3 | 416kg (±0) | 9人 35.5倍 | 1-1 | 38.6 | チューリップ 7着 | 5人 0.5負 | 4着以下:2回 |
2019 1着 | グランアレグリア C.ルメール | 美浦 牝3 | 476kg (-6) | 2人 3.4倍 | 3-1 | 33.3 | 朝日FS 3着 | 1人 0.4負 | 4着以下:0回 |
2着 | シゲルピンクダイヤ | 栗東 牝3 | 458kg (+6) | 7人 20.0倍 | 15-12 | 33.7 | チューリップ 2着 | 4人 0.2負 | 4着以下:0回 |
3着 | クロノジェネシス 北村友一 | 栗東 牝3 | 434kg (-4) | 3人 5.7倍 | 8-9 | 32.9 | チューリップ 1着 | 1人 0.0勝 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
2018 1着 | アーモンドアイ C.ルメール | 美浦 牝3 | 462kg (-2) | 2人 3.9倍 | 15-16 | 33.2 | シンザン 1着 | 1人 0.3勝 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
2着 | ラッキーライラック 石橋脩 | 栗東 牝3 | 488kg (-6) | 1人 1.8倍 | 3-3 | 34.5 | チューリップ 1着 | 1人 0.3勝 | 無敗4連勝 4着以下:0回 |
3着 | リリーノーブル 川田将雅 | 栗東 牝3 | 498kg (±0) | 3人 7.4倍 | 6-6 | 34.3 | チューリップ 3着 | 2人 0.4負 | 4着以下:0回 |
2017 1着 | レーヌミノル 池添謙一 | 栗東 牝3 | 466kg (-2) | 8人 40.8倍 | 4-4 | 35.4 | フィリーズ 2着 | 8人 0.1勝 | 4着以下:1回 |
2着 | リスグラシュー 武豊 | 栗東 牝3 | 436kg (-2) | 7人 14.0倍 | 9-8 | 35.3 | チューリップ 3着 | 2人 0.4負 | 4着以下:0回 |
3着 | ソウルスターリング C.ルメール | 美浦 牝3 | 474kg (-2) | 1人 1.8倍 | 6-5 | 35.4 | チューリップ 1着 | 1人 0.3負 | 無敗4連勝 4着以下:0回 |
2016 1着 | ジュエラー M.デムーロ | 栗東 牝3 | 494kg (-4) | 3人 5.0倍 | 16-17 | 33.0 | チューリップ 2着 | 1人 0.0負 | 【全】連対以上 4着以下:0回 |
2着 | シンハライト 池添謙一 | 栗東 牝3 | 426kg (-4) | 2人 4.9倍 | 8-8 | 33.7 | チューリップ 1着 | 2人 0.0負 | 無敗 4着以下:0回 |
3着 | アットザシーサイド 福永祐一 | 栗東 牝3 | 430kg (-10) | 6人 36.9倍 | 10-11 | 33.9 | フィリーズ 2着 | 1人 0.2負 | 4着以下:1回 |
2015 1着 | レッツゴードンキ 岩田康誠 | 栗東 牝3 | 464kg (-4) | 5人 10.2倍 | 1-1 | 33.5 | チューリップ 3着 | 2人 0.3負 | 4着以下:0回 |
2着 | クルミナル 池添謙一 | 栗東 牝3 | 488kg (+2) | 7人 23.2倍 | 12-13 | 33.4 | チューリップ 11着 | 1人 1.3負 | 4着以下:1回 |
3着 | コンテッサトゥーレ C.ルメール | 栗東 牝3 | 444kg (-2) | 8人 27.8倍 | 5-11 | 33.6 | チューリップ 6着 | 4人 0.9負 | 4着以下:1回 |
※上り3ハロン:緑文字(1位)、青文字(2位)、赤文字(3位)、色なしは4位以下
※備考欄A:好走馬によくある特徴や傾向がある場合に条件の一例を記載をしています
桜花賞は波乱が少なく、実力通りになりやすい傾向があり、『全成績:4着以下の経験が1回まで』の牝馬の好走例が目立ちます
4着以下になった経験があったとしても、重賞や2歳GⅠの阪神ジュベナイルフィリーズといったレベルの高い戦いに1度、敗れただけであり、1回以内の着外は、度外視して良い傾向があります
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
関西馬 (栗東) | 6 | 8 | 5 | 19頭 |
関東馬 (美浦) | 4 | 2 | 5 | 11頭 |
その他 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
まずは、桜花賞の好走馬の全体的な過去10年データを解説いたします
過去10年、桜花賞の30頭中の所属別成績は、関西馬(栗東所属)が19頭、関東馬(美浦所属)が11頭、栗東が優勢な結果となっています
高速道路と馬車の進化により、長距離輸送の馬への負担は減っていると言われますが、栗東と美浦からの輸送時間は9~10時間あり、馬体重が美穂の方が減りやすい事にはかわりません
所属 | 輸送時間 |
栗東 | 1~2時間 |
美浦 | 10~11時間 |
備考 | 栗東滞在:2時間以内 |
桜花賞の開催場所は阪神であり、輸送の距離の短い関西馬(栗東所属)が状態面の不安が少ないと言える結果となっています
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
3歳 | 10 | 10 | 10 | 10頭 |
牝馬 | 10 | 10 | 10 | 10頭 |
桜花賞の出走資格は3歳になる牝馬が対象になり、入着30頭中の30頭が3歳牝馬になります
桜花賞の開催時期は、まだ伸びしろがある馬齢であり、馬格の小さい馬、当日の馬体重が軽い馬が勝ちきれないと言われるのが『桜花賞あるあるの1つ』です
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 合計 |
400kg未満 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
401~419kg | 0 | 0 | 1 | 1頭 |
420~439kg | 0 | 2 | 2 | 4頭 |
440~459kg | 0 | 2 | 1 | 3頭 |
460~479kg | 9 | 3 | 3 | 15頭 |
480~499kg | 1 | 3 | 3 | 7頭 |
500~519kg | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
520kg以上 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
上記の桜花賞、当日の馬体重と成績を取りまとめました
当日の馬体重は、460kg未満と以上が桜花賞の優勝馬の境目になっています。過去の桜花賞馬に限ってみると、459kg以下の馬体重の牝馬は勝利数が0頭です
2000年頃は軽い体重の桜花賞馬がいますが、ダイワスカーレットを筆頭に牝馬が活躍する時代になった後は、460kg以上の体重がないと優勝は厳しくなっています
460kg未満 | 直近:最軽量 |
ジェンティルドンナ | 456kg |
10年以上の桜花賞の結果をさかのぼると、2012年のジェンティルドンナの456kgの馬体重が直近の一番、軽い体重での桜花賞の勝利になります
【人気・オッズ別】桜花賞の過去10年データ!好走馬は何番人気の何倍?
桜花賞の3着内の馬を人気別に一覧にした結果が下記になります。最も多く桜花賞を優勝しているのは2番人気の馬であり、5頭になります
桜花賞は1~3番人気の馬が17頭が複勝圏に入着しており、人気馬を安易に切るのはあまり良い事とは言えません
人気別成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
1番人気 | 1 | 4 | 1 | 6頭 |
2番人気 | 5 | 1 | 0 | 6頭 |
3番人気 | 1 | 2 | 2 | 5頭 |
4~5番人気 | 1 | 0 | 1 | 2頭 |
6~9番人気 | 2 | 3 | 6 | 11頭 |
10番人気以下 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
10番人気以下がまったく桜花賞に出番がなく、穴党にとっては少しガッカリする結果になっています
しかし、桜花賞は上位人気馬の一角が崩れることがあり、6番人気以下の伏兵が11頭、3着に限定すると6頭が入着しています
人気別成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
6番人気 | 0 | 1 | 2 | 3頭 |
7番人気 | 1 | 2 | 1 | 4頭 |
8番人気 | 1 | 0 | 2 | 3頭 |
9番人気 | 0 | 0 | 1 | 1頭 |
合計 | 2頭 | 3頭 | 6頭 | 11頭 |
穴党の方のために、桜花賞の伏兵の正体を明かすと、正確には6~8番人気、優勝馬の実績があるのが7番人気と8番人気です
では、もう少し、桜花賞の有力馬と伏兵をイメージしやすいように、次は桜花賞当日のオッズ分布をみてみましょう
単勝オッズ | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
1.0~1.9倍 | 1 | 1 | 1 | 3頭 |
2.0~2.9倍 | 0 | 0 | 0 | 1頭 |
3.0~3.9倍 | 3 | 3 | 0 | 6頭 |
4.0~4.9倍 | 2 | 1 | 0 | 3頭 |
5.0~6.9倍 | 1 | 1 | 1 | 3頭 |
7.0~9.9倍 | 0 | 0 | 1 | 3頭 |
10.0~14.9倍 | 2 | 1 | 1 | 4頭 |
15.0~19.9倍 | 0 | 1 | 2 | 3頭 |
20.0~29.9倍 | 0 | 2 | 1 | 3頭 |
30.0~49.9倍 | 1 | 0 | 3 | 4頭 |
50.0~99倍 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
100倍以上 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
桜花賞用の人気分布とオッズが重なりやすい数値を内訳にしました。有力馬の1~3番人気は、オッズ3.9倍以下が1つの目安となり、逆に、伏兵の絞り込みは15倍以上から50倍未満の範囲という事になります
【枠順別成績】桜花賞の過去10年データ(枠順・馬番号の傾向)
過去10年の桜花賞の枠順を馬番号別に成績データを集計した一覧表になります。枠番別の成績の見方は勝率は単勝、連対率は馬連と馬単、複勝率は3連複、3連単に入着するかの参考になる数字です
枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番 | 0-1-2-7 | 0% | 10% | 30% |
2番 | 0-0-1-8 | 0% | 0% | 10% |
3番 | 1-0-1-7 | 11% | 11% | 22% |
4番 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
5番 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
6番 | 1-2-0-7 | 10% | 30% | 30% |
7番 | 0-1-0-9 | 0% | 10% | 10% |
8番 | 2-0-0-8 | 20% | 20% | 20% |
9番 | 1-2-1-6 | 10% | 30% | 40% |
10番 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
11番 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
12番 | 1-1-0-8 | 10% | 20% | 20% |
13番 | 2-0-0-8 | 20% | 20% | 20% |
14番 | 0-0-2-8 | 0% | 0% | 20% |
15番 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
16番 | 0-1-0-9 | 0% | 10% | 10% |
17番 | 0-1-0-9 | 0% | 10% | 10% |
18番 | 0-1-0-9 | 0% | 10% | 10% |
過去10年の桜花賞を枠順を馬番号に成績を算出すると、特別に勝利回数が多い馬番号はなく、おおむねフラットと言えます
しかし、外枠になるほど、脚質が問われることが多く、ある程度の枠順は気にしてみておく必要があります
馬番号 | 入着 |
1~13番 | 25頭 |
14番以下 | 5頭 |
桜花賞の枠順は、1~13番と14番以降で求められる脚質が異なってきます。5番のように間、間に死番がある点にも注しましょう
【脚質別成績】桜花賞の過去10年データ(逃げ・先行・差し・後方)
過去10年の桜花賞の脚質別に成績を集計したデータになります。桜花賞は、前目の逃げ馬や先行が活躍するのか、中団からの差しや後方、マクリが台頭するのか。桜花賞の勝ち馬、連対馬、3着に入着した脚質をみてみましょう
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
逃げ | 1 | 0 | 1 | 2頭 |
先行 | 3 | 4 | 2 | 9頭 |
差し | 3 | 4 | 6 | 13頭 |
後方 | 3 | 2 | 1 | 6頭 |
桜花賞の3着内の牝馬は、先行馬だけでなく、差しが13頭、後方からも6頭が入着しています
古くは逃げ・先行のダイワスカーレット、直近ではソダシとサトノレイナスのようにゴール前が前目の馬と鋭い末脚の馬が大混戦になるのが、桜花賞のよくある決着です
3F | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
1位 | 4 | 2 | 1 | 7頭 |
2位 | 1 | 1 | 1 | 3頭 |
3位 | 1 | 1 | 2 | 4頭 |
4~5位以下 | 4 | 2 | 3 | 9頭 |
6位以下 | 0 | 4 | 3 | 7頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
脚質だけでは、桜花賞の決着はなんとも言い切れないですよね。上記に上り3ハロン別の成績をお調べしました
桜花賞の注目点は、脚質を問わず、上り3ハロン1位の馬が4頭、優勝しており、最後の直線を粘って勝利する馬よりも多い数です
上り3Fが2位、3位と順位が落ち6位以下になると、差し届かず、前目で残れずという展開になりやすい傾向があります
ここまでの情報が、直近の過去10年の桜花賞の全体的な傾向になります。所属と馬齢、過去のレース結果と配当がわかり、今年の桜花賞がどんな結果になりそうなのか。枠順発表後の出馬表を見て、ある程度の予想がイメージができたかと思います
しかし、全体的な傾向と情報では、優勝馬、連対した2着馬、3着に入着した馬の具体的な特徴がつかめていないですよね
次は、桜花賞の過去10年データを紐解きをしてみましょう。消去法と特徴的な傾向をピックアップしました
【優勝馬】桜花賞の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
過去10年の桜花賞の優勝馬(1着馬)と、前走(人気・着順、着差)と、桜花賞の当日オッズに共通する特徴をお調べしました。
桜花賞の優勝馬とは、前走を重賞に出走をして3番人気内、3着内のいづれかの条件を満たしています
優勝馬 | 合計 | 前走人気 3人内 | 前走着順 3着内 | 着差 0.0秒以上 | 着差:0.1~ 0.2秒差内 | 着差:0.3~ 0.5秒差内 | 着差 0.6秒以上 |
チューリップ賞 | 2頭 | 2頭 | 2頭 | 0頭 | 0頭 | 2頭 (0.3、0.4負) | 0頭 |
阪神JF | 3頭 | 2頭 | 3頭 | 3頭 | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
朝日FS | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 1頭 | 0頭 |
フィリーズR | 1頭 | 0頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
クイーンC | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 |
シンザン記念 | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
エルフィン | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 1頭 (0.8勝) | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
合計 | 10頭 | 8頭 | 10頭 | 6頭 | 1頭 | 3頭 | 0頭 |
桜花賞は前走が、トライアルのチューリップ賞:2勝とフィリーズが1勝をしていますが、前哨戦以外のレースからの優勝が7回と意外と多い結果となっています
2歳GⅠの阪神JF、朝日FS(牡馬混合)だけかと思いがちですが、クイーンCやシンザン記念からも優勝馬を輩出しています。
ただし、桜花賞の優勝馬は、前走が重賞組です。重賞以外のエルフィンSから桜花賞の制覇は、無敗の三冠牝馬となるデアリングタクトのみになります。デアリングタクトはエルフィンSを0.8秒の圧勝をしており、リステッドクラスの牝馬ではない実力の持ち主でした
もう少し、桜花賞を1着となり優勝した馬の条件を絞り込み、消去法を用いてまとめた結果が下記になります
桜花賞:優勝馬 | 頭数 | 補足情報 |
当日8番人気内 | 10頭 | 当日2番人気内:6頭 |
当日馬体重 (460kg以上) | 10頭 | 最低馬体重:462kg 直近の最低馬体重:456kg(2012年) |
4着以下回数:0回 | 9頭 | 全成績:連対以上:5頭 |
前走3番人気内 | 8頭 | – |
前走3着以内 | 10頭 | – |
前走0.0秒差 勝負以内 | 6頭 | 0.0秒以上の勝・負:6頭 |
もう少し、桜花賞を1着となり優勝した馬の条件を絞り込み、消去法を用いてまとめた結果が上記になります
【2着馬】桜花賞の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
過去10年の桜花賞を2着に連対した馬10頭の特徴の前走(人気・着順、着差)と、桜花賞の当日オッズに共通する特徴をお調べしました。
2着馬 | 合計 | 前走人気 3人内 | 前走着順 3着内 | 着差 0.0秒以上 | 着差:0.1~ 0.2秒差内 | 着差:0.3~ 0.5秒差内 | 着差 0.6秒以上 |
チューリップ賞 | 8頭 | 7頭 | 6頭 | 3頭 | 2頭 | 2頭 (0.4負) | 1頭 |
阪神JF | 2頭 | 2頭 | 2頭 | 2頭 | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
合計 | 10頭 | 9頭 | 8頭 | 5頭 | 2頭 | 2頭 | 1頭 |
桜花賞は前走が、チューリップ賞から2着馬が8頭と相性が良い臨戦過程になります。
チューリップ賞は桜花賞への優先出走権が付与される3着までに与えられます。チューリップ賞は勝ちきれない牝馬が多くなりますが、連対馬は非常に多く結果につながっています
桜花賞:2着馬 | 頭数 | 補足情報 |
当日7番人気内 | 10頭 | 伏兵の5~7人:4頭 |
当日馬体重 (450kg以上) | 8頭 | 449kg未満 最低馬体重:418kg(2014年) |
4着以下回数:0回 | 8頭 | 全成績:連対以上:5頭 |
前走3番人気内 | 9頭 | – |
前走3着以内 | 8頭 | – |
前走0.4負内 | 9頭 | – |
桜花賞の優勝馬は460kg以上が独占状態ですが、2着馬となると450kg以上の馬格であっても入着数は8頭います
桜花賞は460kg以上の馬が良いとニュースや報道が毎年ありますが、460kg以上は優勝馬の話であり、2着なら、まったく通用しないという結果になっていません
【3着馬】桜花賞の過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
過去10年の桜花賞に3着に入着した馬10頭の前走(人気・着順、着差)と、桜花賞の当日オッズに共通する特徴をお調べしました。
3着馬 | 合計 | 人気 3人内 | 着順 3着内 | 着差 0.0秒以上 | 着差:0.1~ 0.2秒差内 | 着差:0.3~ 0.5秒差内 | 着差 0.6秒以上 |
チューリップ賞 | 6頭 | 4頭 | 5頭 | 2頭 | 0頭 | 3頭 | 1頭 |
フィリーズR | 2頭 | 2頭 | 2頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 |
フェアリーS | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
エルフィンS | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 0頭 |
合計 | 10頭 | 8頭 | 9頭 | 5頭 | 1頭 | 3頭 | 1頭 |
桜花賞は前走が、チューリップ賞から3着馬が7頭と相性が良い臨戦過程になります。
桜花賞:3着馬 | 頭数 | 補足情報 |
当日8番人気内 | 9頭 | – |
当日馬体重 (450kg以上) | 4頭 | 最低馬体重:416kg |
4着以下回数:0回 | 5頭 | 全成績:連対以上:3頭 |
前走3番人気内 | 8頭 | – |
前走3着以内 | 9頭 | – |
前走0.0負内 | 5頭 | – |
備考【1】 | – | チューリップ組:着順の巻き返し:有 |
備考【2】 | – | チューリップ組以外 前走の勝・負は僅差の場合:多い |
チューリップ賞は、そこそこ負けていても巻き返しがありますが、フィリーズレビュー、フェアリーS組の3頭は前走を連対しています。また、フィリーズレビューは1400mの為、1600mの実績が有の馬の方が好走率が高いです
さて、今回は、桜花賞(GⅠ)の過去10年データ(2014年~2023年集計)を紹介しました。歴代の勝ち馬のタイム、勝利ジョッキーだけでなく、桜花賞の枠、人気別成績(オッズ解析)、脚質といった様々な角度の統計データになります
統計データとは、統計論では2000回の試行錯誤をした結果が安定する数字と言われます。過去10年では、統計論としてはデータ不足になりますが、データにとっては調べる時間の短縮につながります
過去10年より、もう少しだけビックデータになる過去20年の桜花賞の結果と傾向を上記で解説中です。よかったら、拝見してください
桜花賞を予想する時に、どの馬が連対する可能性があるのか。前走を負けていたとしても、巻き返しがあるのか。伏兵が台頭する可能性はあるのかなど!様々な視点で馬の取捨と絞り込みができるように、桜花賞の消去法の参考例を紹介いたしました
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