2025年のヴィクトリアマイル用に過去10年間、2015年~2024年の結果を集計した傾向になります。
尚、当サイトの情報は特定の有力馬と応援、馬券購入などを推奨する内容でない点、ご理解くださいませ
まずは、ヴィクトリアマイルが荒れるレースなのか。人気通りの決着なのか。過去10年のヴィクトリアマイルの払い戻しと平均配当を見てみましょう
- 【過去配当】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(単勝・馬連・馬単・三連複・3連単)
- 【過去結果】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(優勝馬・連対馬・3着内馬)
- 【所属別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(所属・性別・馬体重)
- 【前走別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ!(前走・前哨戦・トライアル等)
- 【人気・オッズ別】ヴィクトリアマイルの過去10年データ!好走馬は何番人気の何倍?
- 【枠順別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(枠順・馬番号の傾向)
- 【脚質別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(逃げ・先行・差し・後方)
- 【上り3ハロン別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(1位~3位とコーナー通過順位)
- 【優勝馬】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
- 【2着馬】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
- 【3着馬】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
【過去配当】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(単勝・馬連・馬単・三連複・3連単)
過去10年のヴィクトリアマイルの連単、三連複、単勝、馬単、馬連の払い戻しの配当オッズの一覧が下記になります。
ヴィクトリアマイルが荒れるか、人気の有力馬の硬いレースなのか。過去の傾向をお調べしました
※3連単の配当別にレースの難易度を激荒(50万以上)、大荒(20~49万)、波乱(8~20万未満)、小荒(3~8万未満)、並(1~3万未満)、硬い(1万未満)と定義しました
西暦 | 波乱度 | 3連単 | 3連複 | 単勝 | 馬単 | 馬連 |
2024年 | 激荒 | 916,640円 | 43,750円 | 20,860円 | 303,260円 | 93,690円 |
2023年 | 並 | 12,830円 | 1,720円 | 760円 | 4,170円 | 1,960円 |
2022年 | 小荒 | 43,780円 | 8,270円 | 570円 | 4,010円 | 2,010円 |
2021年 | 並 | 28,750円 | 8,460円 | 130円 | 4,630円 | 3,620円 |
2020年 | 硬い | 7,340円 | 2,960円 | 140円 | 950円 | 750円 |
2019年 | 波乱 | 175,040円 | 35,490円 | 940円 | 7,670円 | 3,700円 |
2018年 | 小荒 | 63,640円 | 8,850円 | 1,940円 | 11,730円 | 4,090円 |
2017年 | 激荒 | 918,700円 | 123,870円 | 1,350円 | 73,750円 | 42,710円 |
2016年 | 小荒 | 48,310円 | 6,090円 | 1,770円 | 9,790円 | 3,510円 |
2015年 | 激荒 | 20,705,810円 | 2,860,480円 | 1,410円 | 73,990円 | 36,880円 |
ヴィクトリアマイルは過去に2000万という3連単が出ておりますが、直近は『落ち着き始めている傾向』があります
それでも、ヴィクトリアマイルの過去10年のレース内容を見ると、ゴール前の混戦や後一歩の大穴馬が多く、いつ波乱が生まれてもおかしくないと言えます
なぜ、ここまでヴィクトリアマイルが荒れるレースなのかの説明は、後程、詳しくいたしますが、まずは、過去10年の下記の状況から見てみましょう
前走着順 | 入着 |
前走1着 | 0-3-1-33 |
備考 | 重賞1着を含む |
軽く先に説明すると『前走1着の馬の凡走』が、ヴィクトリアマイルあるあるだからです
おいおい!そんな軽々しく嘘臭い情報を言うな!俺はそんな情報を信じない!と最初に思いますよね
大変申し訳ありませんが、事実です
馬名 | 着順 | 前走 | 備考 |
マスクトディーヴァ | 3着 | 阪神牝馬1着 | GⅠ掲示板内:有 |
ランブリングアレー | 2着 | 中山牝馬:1着 | 共通点:無 |
サウンドキアラ | 2着 | 阪神牝馬1着 | 共通点:無 |
ケイアイエレガント | 2着 | 京都牝馬1着 | 共通点:無 |
前走レースがG1だろうと、GⅡだろうと無関係に『前走1着の牝馬』が33頭が着外、2着がわずか3頭、かろうじて、3着に秋華賞2着馬のマスクトディーヴァしかいません
そして残念な事に上記の3頭には、特質した『共通点:無』、さらに『東京1600m重賞の好走歴:無し』と、非常に厄介な扱い、取捨に困る存在です。
要するに、1つ前のレースを勝利した馬が『期待に応えられず、大敗する不思議な事件』が起きるのが、ヴィクトリアマイルが荒れる理由になります
波乱度 | 回数 | 確率論 | 3連単の配当 |
硬い | 1 | 10年に1回 | 1万未満 |
並 | 2 | 5年に1回 | 1万~3万未満 |
小荒 | 3 | 3年に1回 | 3万~8万未満 |
波乱 | 1 | 10年に1回 | 8万~20万未満 |
大荒 | 0 | 10年に0回 | 20万~49万 |
激荒 | 3 | 3年に1回 | 50万以上 |
合計 | 10回 | 何年に何回? | – |
過去10年のヴィクトリアマイルは、硬い決着がたったの1回、並の配当の年が2回になります
小荒の回数が多く難解なレースですが、激荒れの波乱が起きたのは10年で3回になります
表の真ん中を見ると、ヴィクトリアマイルの結果が平均的に何年に何回の割合で、硬い決着、波乱の決着となったのか。参考になる傾向になります
荒れる荒れると言われるヴィクトリアマイルが荒れてなくね?
そう思った方は『大きな勘違い』をしてます
ヴィクトリアマイルの掲示板内の4・5着に毎年、ヤバい倍率の馬が『僅差で入着してる点』を見逃してはいけません
むしろ、毎年。危なかったぜ・・・と思っている方と『惜しい!惜しすぎる!超大穴が・・・』と悲鳴を上げている2種類の人間が、ヴィクトリアマイル後に続出してる事を先にお伝えしておきます
順を追って、後程、解説しますので『荒れそうになってる履歴』は、ヴィクトリアマイルの人気別成績の箇所で詳しく説明します
次は、具体的に、ヴィクトリアマイルをどのような馬が3着内に入着したのかを早見表を使って一覧で見てみましょう
【過去結果】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(優勝馬・連対馬・3着内馬)
ヴィクトリアマイルの好走馬の馬名(騎乗騎手)、馬齢、所属、当日の馬体重増減、人気、オッズ、脚質、タイム(3F)の過去10年データになります
ヴィクトリアマイルの成績早見表の上り3ハロンより右が、前走の着順、前走の人気と着差(タイム差)になります
年度 着順 | 馬名 騎手 | 所属 馬齢 | 当日 馬体重 | 人気 オッズ | 脚質 順位 | 3F | 前走 着順 | 人気 着差 | 前年G1-5着内 東京重賞3着内 |
2024 1着 | テンハッピーローズ 津村明秀 | 栗東 牝6 | 458kg (-4) | 14人 208.6倍 | 11-10 | 33.9 | 阪神牝馬 7着 | 8人 0.3負 | 無 有:アルテミス |
2着 | フィアスプライド C.ルメール | 美浦 牝6 | 470kg (-8) | 4人 12.5倍 | 4-4 | 34.9 | 中山牝馬 9着 | 1人 0.4負 | 無 無 |
3着 | マスクトディーヴァ J.モレイラ | 栗東 牝4 | 454kg (-2) | 1人 2.3倍 | 7-9 | 34.1 | 阪神牝馬 1着 | 1人 0.1勝 | 有:秋華賞2着 無 |
2023 1着 | ソングライン 戸崎圭太 | 美浦 牝5 | 488kg (計不) | 4人 7.6倍 | 8-6 | 33.2 | 1351T 10着 | 1人 計不 | 有:安田1着 有:安田、富士S |
2着 | ソダシ レーン | 栗東 牝5 | 488kg (+8) | 3人 4.6倍 | 2-2 | 33.6 | マイルCS 3着 | 2人 0.3負 | 有:前年優勝 有:府中牝馬 |
3着 | スターズオンアース C.ルメール | 美浦 牝4 | 484kg (±0) | 1人 2.5倍 | 5-3 | 33.6 | 大阪杯 2着 | 1人 0.0負 | 有:桜花賞 有:クイーンC |
2022 1着 | ソダシ 吉田隼人 | 栗東 牝4 | 476kg (±0) | 4人 5.7倍 | 4-4 | 33.4 | フェブラリ 3着 | 4人 0.5負 | 有:桜花賞 有:アルテミス |
2着 | ファインルージュ C.ルメール | 美浦 牝4 | 500kg (-10) | 2人 5.4倍 | 6-6 | 33.4 | 東京新聞 2着 | 1人 0.3負 | 有:桜花賞 有:東京新聞杯 |
3着 | レシステンシア 横山武史 | 栗東 牝5 | 510kg (-6) | 6人 5.4倍 | 2-2 | 34.1 | 高松宮 6着 | 1人 0.3負 | 有:高松宮、SPS 有:NHKマイル |
2021 1着 | グランアレグリア C.ルメール | 美浦 牝5 | 498kg (+2) | 1人 1.3倍 | 9-10 | 32.6 | 大阪杯 4着 | 2人 0.9負 | 有:安田1着 有:安田、SRC |
2着 | ランブリングアレー 吉田隼人 | 栗東 牝5 | 466kg (-8) | 10人 75.2倍 | 11-10 | 33.2 | 中山牝馬 1着 | 7人 0.0勝 | 無 無 |
3着 | マジックキャッスル 戸崎圭太 | 美浦 牝4 | 434kg (+4) | 5人 14.7倍 | 9-7 | 33.5 | 阪神牝馬 2着 | 2人 0.0負 | 有:秋華賞 有:クイーンC |
2020 1着 | アーモンドアイ C.ルメール | 美浦 牝5 | 486kg (±0) | 1人 1.4倍 | 4-4 | 32.9 | 有馬記念 9着 | 1人 1.8負 | 有:安田3着 有:安田 |
2着 | サウンドキアラ 松山弘平 | 栗東 牝5 | 460kg (+2) | 4人 12.9倍 | 3-3 | 33.8 | 阪神牝馬 1着 | 2人 0.2勝 | 無 無 |
3着 | ノームコア 横山典弘 | 美浦 牝5 | 466kg (-12) | 5人 17.4倍 | 7-6 | 33.2 | 高松宮 15着 | 8人 1.9負 | 有:前年優勝 有:安田、富士S |
2019 1着 | ノームコア D.レーン | 美浦 牝4 | 470kg (+4) | 5人 9.4倍 | 7-7 | 33.2 | 中山牝馬 7着 | 1人 0.2負 | 無 無 |
2着 | プリモシーン 福永祐一 | 美浦 牝4 | 498kg (±0) | 3人 6.4倍 | 10-10 | 33.0 | ダービー卿 2着 | 3人 0.0負 | 有:NHKマイル 無 |
3着 | クロコスミア 戸崎圭太 | 栗東 牝6 | 440kg (-8) | 11人 30.8倍 | 5-5 | 33.5 | 阪神牝馬 5着 | 6人 0.1負 | 有:エリ女 有:府中牝馬 |
2018 1着 | ジュールポレール 幸英明 | 栗東 牝5 | 460kg (-6) | 8人 19.4倍 | 8-8 | 33.3 | 阪神牝馬 5着 | 5人 0.2負 | 有:前年3着 有:ヴィクトリア |
2着 | リスグラシュー 武豊 | 栗東 牝4 | 450kg (-2) | 1人 4.3倍 | 13-13 | 32.9 | 阪神牝馬 3着 | 1人 0.0負 | 有:秋華賞 有:東京新聞 |
3着 | レッドアヴァンセ 北村友一 | 栗東 牝5 | 448kg (+4) | 7人 12.1倍 | 4-4 | 33.6 | 阪神牝馬 2着 | 11人 0.0負 | 無 無 |
2017 1着 | アドマイヤリード C.ルメール | 栗東 牝4 | 422kg (-4) | 6人 13.5倍 | 12-7 | 33.4 | 阪神牝馬 2着 | 3人 0.3負 | 無 無 |
2着 | デンコウアンジュ 蛯名正義 | 栗東 牝4 | 444kg (±0) | 11人 17.5倍 | 9-11 | 33.2 | 福島牝馬 4着 | 8人 0.4負 | 無 有:アルテミス |
3着 | ジュールポレール 幸英明 | 栗東 牝4 | 452kg (-2) | 7人 17.5倍 | 6-7 | 33.6 | 阪神牝馬 3着 | 4人 0.3負 | 無 無 |
2016 1着 | ストレイトガール 戸崎圭太 | 栗東 牝7 | 466kg (+2) | 7人 17.7倍 | 11-10 | 33.4 | 阪神牝馬 9着 | 3人 0.8負 | 有:前年優勝 有:ヴィクトリア |
2着 | ミッキークイーン 浜中俊 | 栗東 牝4 | 432kg (±0) | 1人 3.4倍 | 13-12 | 33.6 | 阪神牝馬 2着 | 1人 0.0負 | 有:秋華賞 有:クイーンC |
3着 | ショウナンパンドラ 池添謙一 | 栗東 牝5 | 446kg (-10) | 2人 4.4倍 | 13-14 | 33.5 | 産大阪杯 3着 | 4人 0.2負 | 有:ジャパンC 無 |
2015 1着 | ストレイトガール 戸崎圭太 | 栗東 牝6 | 460kg (±0) | 5人 14.1倍 | 5-5 | 33.0 | 高松宮 13着 | 1人 01.2負 | 有:前年3着 有:ヴィクトリア |
2着 | ケイアイエレガント 吉田豊 | 美浦 牝6 | 530kg (+10) | 12人 47.4倍 | 2-2 | 34.0 | 京都牝馬 1着 | 9人 0.0勝 | 無 無 |
3着 | ミナレット 江田照男 | 美浦 牝5 | 482kg (+2) | 18人 291.8倍 | 1-1 | 35.3 | 福島牝馬 5着 | 14人 0.2負 | 無 無 |
※上り3ハロン:緑文字(1位)、青文字(2位)、赤文字(3位)、色なしは4位以下
※表の一番右の欄:好走馬によくある特徴や傾向がある場合に条件の一例を記載をしています
ヴィクトリアマイルは前走1着から挑戦した牝馬の成績(表:前走着順の項目)が悪いと説明しました
では、前走を負けていた馬がなぜ、ヴィクトリアマイルで好走しているのか。
ヴィクトリアマイルを好走する牝馬は『4・5歳』が多く、前年から『どれだけパワーアップ』をしたのかが1つ目の鍵、2つ目に『GⅠを好走する潜在能力』を秘めていたのかが重要な指数となります
ヴィクトリアマイル好走条件 | 30頭中 |
前年以降にGⅠ掲示板内の経験:有 | 19頭 |
東京競馬場の重賞3着内の経験:有 | 18頭 |
どちらも:無 | 9頭 |
※どちらの経験も無の牝馬は近年、減少傾向です
ポイントは『前年にGⅠを掲示板内の経験:有』の素質のあった馬、そして、ヴィクトリアマイルと同舞台の『東京競馬場の重賞3着内(1600m~1800m)の経験』があった馬と無しの馬では好走率に差があります
要するに、将来GⅠをで好走する可能性を秘めた馬が、昨年からの間にGⅠを掲示板内に入着していたという事になります。
加えて、東京競馬場のGⅢ以上の重賞にて『長い直線を走りぬく能力』を最低限、持ち合わせているかが重要と言えます
【所属別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(所属・性別・馬体重)
まずは、ヴィクトリアマイルの好走馬の全体的な過去10年データを解説いたします
過去10年、ヴィクトリアマイルの30頭中の所属別成績は、関西馬(栗東所属)が11頭、関東馬(美浦所属)が20頭、美浦が優勢な結果となっています
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
関西馬 (栗東) | 4 | 2 | 4 | 10頭 |
関東馬 (美浦) | 6 | 8 | 6 | 20頭 |
その他 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
ヴィクトリアマイルは東京競馬場開催の為、関西方面の栗東は長距離輸送の問題があり、移動距離の短い美浦、関東所属の牝馬の方が当日の体調が良いと言えます
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 | 牝馬 |
3歳 | 0 | 0 | 0 | 0頭 | 内:0頭 |
4歳 | 3 | 5 | 4 | 12頭 | 内:12頭 |
5歳 | 4 | 3 | 5 | 12頭 | 内:12頭 |
6歳 | 2 | 2 | 1 | 5頭 | 内:5頭 |
7歳 | 1 | 0 | 0 | 1頭 | 内:0頭 |
8歳 | 0 | 0 | 0 | 0頭 | 内:0頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 | 牝馬:30頭 |
※VCMは4歳以上の牝馬限定GⅠです
過去10年、ヴィクトリアマイルの30頭中で最も優勝馬が多い年齢が5歳、2番目が4歳になります
馬齢別に結果を見ると『力を付けた5歳牝馬に、伸びしろがある4歳が勝ちきれない傾向』が、ヴィクトリアマイルにあります
4歳の優勝馬は、3歳の時に春の『NHKマイル』や秋の『マイルチャンピオンシップ』に出走し、掲示板内に入着した経験:有など
まだ、これからが期待される実績がある馬が、覚醒した5歳馬に勝てない、胸を借りる思いで戦うのが、ヴィクトリアマイルという事が言えます
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 合計 |
400kg未満 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
401~419kg | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
420~439kg | 1 | 0 | 1 | 2頭 |
440~459kg | 1 | 3 | 5 | 9頭 |
460~479kg | 5 | 3 | 1 | 9頭 |
480~499kg | 3 | 2 | 2 | 7頭 |
500~519kg | 0 | 1 | 1 | 2頭 |
520kg以上 | 0 | 1 | 0 | 1頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
上記のヴィクトリアマイル、当日の馬体重と成績を取りまとめました
ヴィクトリアマイルの当日馬体重は、460kg~499kgの優勝馬が多く、10年間で8頭になります。
459kg未満の小柄な牝馬が勝ちきれず、439kg未満となると、かなり苦戦を強いられています
その他、出馬表にヴィクトリアマイルに出走する馬の所属、馬齢、当日の場体重以外の過去の成績が載っていますよね
次はヴィクトリアマイルに向かった馬たちが、前走、1つ前のレースをどこを使っていたのか。前走レースの過去10年の結果を説明します
【前走別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ!(前走・前哨戦・トライアル等)
ヴィクトリアマイルは前哨戦、トライアルレースに阪神牝馬Sや福島牝馬があり、多くの馬が牝馬限定線のマイルから出走します
その他の臨戦過程で短距離の高松宮記念、中距離の大阪杯、海外レースなど!それぞれの歩く道を新たに挑戦をした後、自分が得意とするマイルに戻って来る事が多いです
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 合計 | 備考 |
阪神牝馬 | 4 | 3 | 5 | 12頭 | – |
中山牝馬 | 1 | 2 | 0 | 3頭 | – |
福島牝馬 | 0 | 1 | 1 | 2頭 | – |
【春GⅠ】大阪杯 | 1 | 0 | 2 | 3頭 | ※GⅡ時代含む |
【春GⅠ】高松宮記念 | 1 | 0 | 2 | 3頭 | – |
海外レース | 1 | 0 | 0 | 1頭 | ※ソングライン |
有馬記念 | 1 | 0 | 0 | 1頭 | ※アーモンドアイ |
フェブラリーS | 1 | 0 | 0 | 1頭 | ※ソダシ |
マイルCS | 0 | 1 | 0 | 1頭 | ※ソダシ |
【他】重賞 | 0 | 3 | 0 | 3頭 | – |
【他】OP・L | 0 | 0 | 0 | 0頭 | – |
【他】3勝クラス以下 | 0 | 0 | 0 | 0頭 | – |
過去10年、ヴィクトリアマイルと相性が良い前走と過去の結果を一覧にしました。好走例が多い競争はレース名を記載、その他は重賞、OP(L含む)、3勝クラス以下で成績を表示しています
ヴィクトリアマイルは前走が、国内のGⅡ・GⅢの阪神牝馬、中山牝馬、勝ちきれないけど福島牝馬のレースと相性が良く、これらのレースを使って参戦する馬は注目すべきでしょう
2階級制覇をあきらめ『お得意のマイルだな!』という風に、自分が得意なマイルへ戻って来るケースが多く、大阪杯(産経大阪杯時代を含む)から距離短縮が相性が良いです
春開催の『短距離GⅠの高松宮記念』や『中距離GⅠの大阪杯』から出走がありますが、これら以外のレース(有馬記念、フェブラリーS、マイルCS)からは、ほぼ、出走がなく例外的な扱いになります
【人気・オッズ別】ヴィクトリアマイルの過去10年データ!好走馬は何番人気の何倍?
ヴィクトリアマイルは、人気の1・2・3番人気より『4・5番人気』が4勝、『6~9番人気』が3勝と勝利回数が多いです
前走1着の有力馬が、負けてしまうのは、混戦模様のオッズから『少し人気が落ちる馬』が勝ってしまう傾向があります
ヴィクトリアマイルの3着内の馬を人気別に一覧にした結果が下記になります。
人気別成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
1番人気 | 2 | 2 | 2 | 6頭 |
2番人気 | 0 | 0 | 1 | 1頭 |
3番人気 | 0 | 2 | 0 | 2頭 |
4~5番人気 | 4 | 3 | 2 | 9頭 |
6~9番人気 | 3 | 0 | 3 | 6頭 |
10番人気以下 | 1 | 3 | 2 | 6頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
ヴィクトリアマイルは、闇が深く、優勝馬以外の2着、3着馬のオッズがカオスです
1・2番人気の2着より、3番人気以下どころか10番人気以下の不人気の馬ですら、連対を果たしています
3着に限定すると、6番人気以下が5頭と、もはや異常な数字ですよね
人気別成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
10番人気 | 0 | 1 | 0 | 1頭 |
11番人気 | 0 | 1 | 1 | 2頭 |
12番人気 | 0 | 1 | 0 | 1頭 |
14番人気 | 1 | 0 | 0 | 1頭 |
18番人気 | 0 | 0 | 1 | 1頭 |
合計 | 1頭 | 3頭 | 2頭 | 6頭 |
ヴィクトリアマイルの過去10年間は、10番人気から14番人気が4回も連対、伏兵というより大穴馬が激走を果たす傾向がある点を頭に入れておきましょう
では、具体的に過去10年のヴィクトリアマイルは何倍オッズの馬が好走したのか
ヴィクトリアマイルが荒れる原因調査の為に、特色があった当日オッズを分布図にしました
単勝オッズ | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
1.0~1.9倍 | 2 | 0 | 0 | 1頭 |
2.0~2.9倍 | 0 | 0 | 2 | 2頭 |
3.0~3.9倍 | 0 | 1 | 0 | 1頭 |
4.0~4.9倍 | 0 | 2 | 1 | 3頭 |
5.0~6.9倍 | 1 | 2 | 0 | 3頭 |
7.0~9.9倍 | 2 | 0 | 0 | 2頭 |
10.0~14.9倍 | 2 | 2 | 3 | 7頭 |
15.0~19.9倍 | 2 | 0 | 2 | 4頭 |
20.0~29.9倍 | 0 | 0 | 0 | 0頭 |
30.0~49.9倍 | 0 | 1 | 1 | 2頭 |
50.0~99倍 | 0 | 2 | 0 | 2頭 |
100倍以上 | 1 | 0 | 1 | 2頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
ヴィクトリアマイルは人気馬が信用できない、それなら、何倍のオッズが、まだ信ぴょう性があるのか
ヴィクトリアマイル用に、人気分布とオッズが重なりやすい数値を内訳にしました。
有力馬の1~3番人気はばらつきがあり、絶大なる信頼をおけない数字ですよね
むしろ、軸の信頼度はオッズ10~14.9倍以下の方がまだ信用ができる状況であり、逆に、伏兵の絞り込みとお宝探しが必要だと言えます
過去のヴィクトリアマイルの大事件と言えば、18番人気のミナレットが3着に入着した2015年の大荒れが有名な事例です
着順 | 馬名 | オッズ | 4着との差 |
2015年 3着 | ミナレット | 18番人気 291.8倍 | 0.2秒 |
もう、ナミレットみたいな事は起きないよ!100倍以下の2頭は軽視してよいと思いがちですが、
冒頭に述べたように『荒れる!荒れる!言われて荒れてないヴィクトリアマイル』と勝手に『大きな勘違い』をしている人が多すぎます
次の表をよく見てみてください。3着とのタイム差が『0.2秒内』に何頭100倍以上の馬がいますか?
着順 | 馬名 | オッズ | 3着との差 | 備考 |
2023年 4着 | ディヴィーナ | 224.9倍 | 0.1秒 | 母:ヴィルシーナ ヴィクトリアマイル優勝馬 |
2022年 5着 | ローザノワール | 194.8倍 | 0.0秒 | 脚質:逃げ馬 2~5着:タイム差無し |
2021年 4着 | ディアンドル | 176.9倍 | 0.1秒 | – |
5着 | シゲルピンクダイヤ | 125.3倍 | 0.1秒 | – |
2020年 4着 | トロワゼトワル | 123.8倍 | 0.1秒 | – |
過去10年のヴィクトリアマイルの4・5着馬と3着の馬とのタイム差を見ると
『これ・・・何が起きてもおかしくないよね』と『闇が潜んでいる事』がお分かりいただけたかと思います
こんな状況なら、確かに、100円が2000万になった事例があっておかしくないと納得する内容ですよね
実は、ヴィクトリアマイルは僅差の4・5着に100倍以下の馬が入着するケースが多発しております
3着内だけで判断すると『荒れてないように見えるだけ』、タイム差を混戦のゴール前の『2~3着との差』を見ると『着順が逆転しておかしくない』と言い換えられます
着順 | 馬名 | オッズ |
2024年 1着 | テンハッピーローズ | 208.6倍 |
そして、現実に『単勝:208.6倍の闇に潜んだ馬』が2024年は優勝しました
今回、紹介する過去データに普通に該当していた馬が、軽視され、そして勝ちました。
当日のお昼ごろは120倍、15:00を過ぎて170倍、レース直前が180倍でしたが、最終的に208倍と全く人気がありませんでした
要するに『大きく荒れてないように見えるだけ』の迷彩がかかった状態が、『ヴィクトリアマイル』の正体である事に、まずは、気が付きましょう
【枠順別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(枠順・馬番号の傾向)
過去10年のヴィクトリアマイルの枠順を馬番号別に成績データを集計した一覧表になります
ヴィクトリアマイルは18頭のゲート割れを起こす年がありますが、大方、16頭以上で開催されています
枠番別の成績の見方は勝率は単勝、連対率は馬連と馬単、複勝率は3連複、3連単に入着するかの参考に見る数字になります
枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
2番 | 0-1-1-8 | 0% | 10% | 20% |
3番 | 0-0-2-8 | 0% | 0% | 20% |
4番 | 2-0-0-8 | 20% | 20% | 20% |
5番 | 3-0-0-7 | 30% | 30% | 30% |
6番 | 2-0-3-5 | 20% | 20% | 50% |
7番 | 0-1-1-8 | 0% | 10% | 20% |
8番 | 0-1-0-8 | 0% | 10% | 10% |
9番 | 1-1-0-8 | 10% | 20% | 20% |
10番 | 0-2-0-8 | 0% | 20% | 20% |
11番 | 0-1-0-9 | 0% | 10% | 10% |
12番 | 1-0-0-9 | 10% | 10% | 10% |
13番 | 1-0-0-9 | 10% | 10% | 10% |
14番 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
15番 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
16番 | 0-2-1-6 | 0% | 22% | 34% |
17番 | 0-0-0-8 | 0% | 0% | 0% |
18番 | 0-1-1-5 | 0% | 14% | 28% |
過去10年のヴィクトリアマイルを枠順を馬番号に成績を算出すると、
優勝馬が多い1着のゾーンが『内の4・5・6番』、次が『中枠の12・13番付近』になります
馬番号 | 傾向 | 入着 |
【内】4~6番 | 優勝馬:多い | 7頭 |
【内】1~3番 | 3着:多い | 4頭 |
【他】7番より後 | 2着馬 | 9頭 |
ヴィクトリアマイルの枠順は、最内以外の内枠の4・5・6番の勝利回数が7回と中枠の内の番号が走りやすい馬番号です
内枠優勢に思えるけど、ヴィクトリアマイルの馬番号をよく考察すると『1・2・3番は、2着届きずらく、3着が4回(30頭中の4頭)』と、ピンか、パーになってしまうリスクがある点を覚えておきましょう
【脚質別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(逃げ・先行・差し・後方)
過去10年のヴィクトリアマイルで活躍をした馬を脚質別に成績を集計しました。ヴィクトリアマイルは、前目の逃げ馬や先行が活躍するのか、中団からの差しや後方、マクリが台頭するのか
ヴィクトリアマイルの勝ち馬、連対馬、3着に入着した脚質をみてみましょう
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
逃げ | 0 | 0 | 1 | 1頭 |
先行 | 2 | 4 | 3 | 9頭 |
差し | 8 | 5 | 5 | 18頭 |
後方 | 0 | 1 | 1 | 2頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
ヴィクトリアマイルの3着内は、先行馬より差し馬の好走例が多く、優勝回数は過去10年間で8勝しています
内枠の馬が勝利する傾向があるのに、なぜ?差し馬?と疑問に思う方に説明をすると
ヴィクトリアマイル開催の東京1600mは『最後の直線:約525m』と、長い直線が最後に待ち受けています
逃げ馬と先行馬より『切れる脚』を持ち『ぐんぐん伸びて差してくる馬』の方が、有利に戦えると言えます
ヴィクトリアマイルを好走した脚質の条件をもう少し紐解きするとどうでしょうか
ラストスパートを上り最速で駆け抜ける馬が良いのか、直線を遅くても良いので粘ることができるのか。過去の上り3ハロン、ラスト600mの順位が下記になります
【上り3ハロン別成績】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(1位~3位とコーナー通過順位)
過去10年のヴィクトリアマイルの上り3ハロン別の成績と最終コーナーの通過順位をお調べしました
3F1位、2位、3位の上りを使える馬と4位以下の逃げ残り、長く良い脚を持つ馬がヴィクトリアマイルに有利なのか。馬の取捨と判断材料の1つになります
3F(上り) | 1着 | 2着 | 3着 | 入着 |
1位 | 3 | 3 | 0 | 6頭 |
2位 | 2 | 0 | 2 | 4頭 |
3位 | 3 | 1 | 1 | 5頭 |
4~5位以下 | 1 | 2 | 2 | 5頭 |
6位以下 | 1 | 4 | 5 | 10頭 |
合計 | 10頭 | 10頭 | 10頭 | 30頭 |
上り3ハロン別の成績とみると、ヴィクトリアマイルは3F3位以内の馬の好走回数が目立ち、8頭が優勝しています
逆に4位以下の3Fとなってしまうと、2着以下が多く『最後に追い抜かれる』という風にイメージをしましょう
上り3Fを見るときのポイントは、最後のコーナーを曲がる頃にどの位置にいたのか。一番後ろにいて、上り最速だけどドベだったら、全く無意味な数字ですよね
道中はどの位置をポジション取りしたとしても、最終的に馬群の隊列の何番目に優勝馬、連対馬、3着馬がいたのかが重要です
通過順位 | 最終コーナー 5番手内 | 最終コーナー 6~9番手 | 最終コーナー 10番手より後 |
1着 | 4 | 4 | 2 |
2着 | 4 | 1 | 5 |
3着 | 5 | 3 | 2 |
合計 | 13頭 | 8頭 | 9頭 |
ヴィクトリアマイルの上位3着馬の最終コーナーの通過順位を表にまとめました。
ヴィクトリアマイルは最終コーナーを5番手内を逃げや先行馬した13頭と前目の馬の好走が多く
少なくとも最終コーナーを9番手内で脚をためていた差し馬との戦いになります
逆に、ヴィクトリアマイルでは10番手以下の位置では差し・追い込みが2着までしか届いていない傾向があります
あまりに後ろすぎる後方一気タイプは『1着に届かず連対』という風にイメージしましょう
ここまでの情報が、直近の過去10年のヴィクトリアマイルの全体的な傾向になります
所属と馬齢、過去のレース結果と配当がわかり、今年のヴィクトリアマイルがどんな結果になりそうなのか。枠順発表後の出馬表を見て、ある程度の予想がイメージができたかと思います
しかし、全体的な傾向と情報では、優勝馬、連対した2着馬、3着に入着した馬の具体的な特徴がつかめていないですよね
次は、ヴィクトリアマイルの過去10年データを紐解きをしてみましょう。消去法と特徴的な傾向をピックアップしました
【優勝馬】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
過去10年のヴィクトリアマイルの優勝馬(1着馬)、10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました
優勝馬 | 合計 | 前走人気 5人内 | 前走着順 3着内 | 着差 0.0秒以上 | 着差:0.1~ 0.2秒差内 | 着差:0.3~ 0.5秒差内 | 着差 0.6秒以上 |
阪神牝馬 | 4頭 | 3頭 | 1頭 | 0 | 1 | 1 | 2 |
中山牝馬 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0 | 1 | 0 | 0 |
福島牝馬 | 0頭 | 0頭 | 0頭 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大阪杯 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0 | 0 | 0 | 1 |
高松宮記念 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0 | 0 | 0 | 1 |
1351ターフ | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 不計測 | 不計測 | 不計測 | 不計測 |
有馬記念 | 1頭 | 1頭 | 0頭 | 0 | 0 | 0 | 1 |
フェブラリーS | 1頭 | 0頭 | 1頭 | 0 | 0 | 1 | 0 |
合計 | 10頭 | 8頭 | 2頭 | 0頭 | 2頭 | 2頭 | 5頭 |
ヴィクトリアマイルは前走が、阪神牝馬から優勝馬が4頭と相性が良い臨戦過程になります。
しかし、阪神牝馬から出走した馬は『阪神牝馬を5人内の人気』だったけど『大半が4着以下』と巻き返しをしています
右回りの阪神の結果は、ある程度の『度外視が必要』と言え、左回りの東京の成績を確認した方が良いと言えます。同じく、右回り坂のある中山牝馬も同様の傾向になります
そして、ヴィクトリアマイル優勝馬の前走がGⅠ組は『短距離の高松宮記念、中距離の大阪杯、長距離の有馬記念』など、前走の結果が参考にならなず、こちらも『度外視が必要』になります
ヴィクトリアマイル優勝馬 | 頭数 | 阪神牝馬組 | マイル以外組 | 補足情報 |
当日馬体重 (460kg~499kg以下) | 9頭 | 3頭 | 6頭 | – |
前走1着以外からの巻き返し | 10頭 | 4頭 | 6頭 | 前走負けている! |
前走:0.3秒差以上の負 | 8頭 | 4頭 | 4頭 | タイムが離されている |
前走:5番人気内 | 8頭 | 3頭 | 5頭 | でも人気はあった |
過去10年で絞り込むと、ヴィクトリアマイルの優勝馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます
どれも、今回の1600mと全く違う性質のレースで『人気していたけど大敗した馬』が、得意なマイルに出戻りをして優勝をしています
おいおいおい!人気はあったけど、全然!参考にならない負けてる馬なんて、いくらでもいるじゃないか!
そんな適当な情報では『ヴィクトリアマイルを勝つ馬を予想できない!』と思いますよね
優勝馬の特徴 | 10頭中 |
【G1】前年から掲示板内:有 | 7頭 |
【重賞】東京1600~1800mの3着内 | 8頭 |
両方:有 | 7頭 |
馬齢:4歳、5歳 | 7頭 |
当日の枠順:4・5・6番付近 | 7頭 |
最終コーナー通過順位:9番手内 | 8頭 |
ヴィクトリアマイル優勝馬に共通する項目とは『前年からGⅠ掲示板内:有』と『東京1600~1800mの重賞3着内』の2つです
優勝馬10頭中、7頭が両方の条件を満たしていました。逆に、昨年からGⅠ掲示板内に入着せず、東京開催のマイル重賞3着内の経験がない馬は2頭しかいません
簡潔に述べると、ヴィクトリアマイルの優勝馬とは『前走の結果は気にせず、直近1年内にGⅠ好走歴があり、東京マイルで結果を残していた4歳、5歳の牝馬』という姿が近いイメージだと言えます
でもね。このヴィクトリアマイルの優勝馬が前走1着の馬が不振だと言われても
正直、出馬表に『阪神牝馬1着の馬』がいると、この情報が嘘だ!そんなはずないと疑心暗鬼になると思います
編集部内でも同様に『そんなはずないよ』、前走を勝ってきた!強い馬が勝つに決まっていると意見が多く寄せられます
では、一番好走率の高い阪神牝馬の1着の馬の過去10年のヴィクトリアマイルの結果を見てみましょう
西暦 | 阪神牝馬 優勝馬 | ヴィクトリアマイル 着順 | 東京成績 東京:重賞3着内 | GⅠ 最高着順 |
2024年 | マスクトディーヴァ | 3着 | 0-0-0-1 無 | 秋華賞 2着 |
2023年 | サウンドビバーチェ | 5着 | 0-0-0-7 無 | オークス 除外 |
2022年 | メイショウミモザ | 18着 | 東京初挑戦 無 | G1初挑戦 |
2021年 | デゼル | 8着 | 2-0-0-1 無 | オークス 11着 |
2020年 | サウンドキアラ | 2着 | 0-0-0-2 無 | ヴィクトリアマイル 7着 |
2019年 | ミッキーチャーム | 8着 | 東京初挑戦 無 | 秋華賞 2着 |
2018年 | ミスパンテール | 5着 | 0-0-0-1 無 | オークス 10着 |
2017年 | ミッキークイーン | 7着 | 1-2-0-1 有 | 秋華賞 1着 |
2016年 | スマートレイヤー | 4着 | 2-2-0-2 有 | 秋華賞 2着 |
2015年 | カフェブリリアント | 5着 | 1-1-0-2 無 | G1初挑戦 |
阪神牝馬の1着の馬が、ヴィクトリアマイルでボロ負けをしている結果がわかると思います
サウンドキアラの2着が1回・・・
三冠牝馬を唯一追い詰めたマスクトディーヴァ、世代トップ2の牝馬ですら3着・・・
怖いよ・・・完全にコレは闇と目を疑う情報ですよね
要するに、ヴィクトリアマイルが荒れやすい原因が『前走1着の不振な結果』が関連性が高い項目とおわかりいただけたかと思います
【2着馬】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
過去10年のヴィクトリアマイルを2着に連対した馬、10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました
2着馬 | 合計 | 前走人気 3人内 | 前走着順 3着内 | 着差 0.0秒以上 | 着差:0.1~ 0.2秒差内 | 着差:0.3~ 0.5秒差内 | 着差 0.6秒以上 |
阪神牝馬 | 3頭 | 2頭 | 3頭 | 3 | 0 | 0 | 0 |
中山牝馬 | 2頭 | 1頭 | 1頭 | 1 | 0 | 1 | 0 |
福島牝馬 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 0 | 0 | 1 | 0 |
京都牝馬 | 1頭 | 0頭 | 1頭 | 1 | 0 | 0 | 0 |
東京新聞杯 | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0 | 0 | 1 | 0 |
ダービー卿 | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 1 | 0 | 0 | 0 |
マイルCS | 1頭 | 1頭 | 1頭 | 0 | 0 | 1 | 0 |
合計 | 10頭 | 6頭 | 8頭 | 6頭 | 0頭 | 4頭 | 0頭 |
ヴィクトリアマイルは前走が、阪神牝馬から2着馬が3頭と相性が良い臨戦過程になりますが
他の路線からバラバラに入着をしていますね。
ヴィクトリアマイル2着馬は選ぶのが難解だと言えます
ヴィクトリアマイル:2着馬 | 頭数 | 補足情報 |
当日馬体重 (460kg以上) | 7頭 | – |
前走:0.0秒差 | 6頭 | 前走1着:3頭 前走2着以下:3頭 |
前走:3着内 | 8頭 | – |
過去10年で絞り込むと、ヴィクトリアマイルの2着馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます
中山牝馬組、京都牝馬組も同様の事が言えますが、阪神牝馬は『負けてても0.0秒差内の勝ち負け状態だった牝馬』が良さそうですね
ヴィクトリアマイルの2着は『前走がたたき台だった馬』や『全力で戦ってない馬』、もしくは不利があり負けてしまった牝馬に注目する必要があるでしょう
2着馬の特徴 | 10頭中 |
【G1】前年から掲示板内:有 | 5頭 |
【重賞】東京1600~1800mの3着内 | 5頭 |
両方:有 | 3頭 |
片方:有 | 6頭 |
馬齢:4歳、5歳 | 8頭 |
当日の枠順 | 7番より後 |
最終コーナー通過順位:9番手内 | 5頭 |
最終コーナー通過順位:10番以下 | 5頭 |
ヴィクトリアマイル2着馬は、優勝馬ほど『GⅠ掲示板内実績』と『東京マイル重賞実績』が必要ではないですが、どちらか片方を満たしていた牝馬が6頭、馬齢が4・5歳が8頭です
【3着馬】ヴィクトリアマイルの過去10年データ(前走レース:人気・着順・タイム差)
過去10年、ヴィクトリアマイルに3着に入着した馬、複勝圏の10頭の特徴を、好走ルートのレース名、前走(人気・着順、着差)と当日の脚質と最終コーナーの通過順位をお調べしました
3着馬 | 合計 | 人気 3人内 | 着順 3着内 | 着差 0.0秒以上 | 着差:0.1~ 0.2秒差内 | 着差:0.3~ 0.5秒差内 | 着差 0.6秒以上 |
阪神牝馬 | 5頭 | 2頭 | 4頭 | 3 | 1 | 1 | 0 |
中山牝馬 | 0頭 | 0頭 | 0頭 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福島牝馬 | 1頭 | 0頭 | 0頭 | 0 | 0 | 1 | 0 |
大阪杯 | 2頭 | 1頭 | 2頭 | 1 | 1 | 0 | 0 |
高松宮記念 | 2頭 | 1頭 | 0頭 | 0 | 0 | 1 | 1 |
合計 | 10頭 | 5頭 | 6頭 | 3頭 | 2頭 | 3頭 | 2頭 |
ヴィクトリアマイル3着馬は前走が、阪神牝馬と高松宮記念からと相性が良い臨戦過程になります。
高松宮記念組は2階級制覇を目標とした馬であり、出走がない年の方があると思っておきましょう
高松宮記念から『2頭』が3着に入着していますが、ノームコアやレシステンシアといったマイラー気質が含まれる馬が短距離GⅠへ出走したにすぎません
逆を言うと『高松宮記念組分の空き枠』が生まれ、その他のルートの牝馬が3着に来る事になりますので、十分な注意が必要です
出走がない年は『他ルートの伏兵』を考えざるを得ませんよね
ヴィクトリアマイル:3着馬 | 頭数 | 補足情報 |
当日馬体重 (459kg以下) | 6頭 | 460以上:4頭 |
前走:タイム差 | 解析不能 | 特質な特徴:無 |
前走:阪神牝馬組 | 5頭 | – |
前走:GⅠ組 | 4頭 | 大阪杯、高松宮記念 |
備考 | 8頭 | 阪神牝馬3着内:4頭 GⅠ負け組:4頭 |
過去10年で絞り込むと、ヴィクトリアマイルの3着の複勝圏の馬は、上記の特徴が浮かびかがってきます
ヴィクトリアマイルの優勝馬と2着馬は460kg以上の場格がある牝馬が成績が良いですが
3着は逆に『430kg以上、459kg以下の小さい牝馬』がある程度、通用しています
また、ヴィクトリアマイル3着の馬は『阪神牝馬なら3着内』、『GⅠ組は大敗から巻き返し』という特徴があり、前走のレース結果を分けて考える方が良いでしょう
3着馬の特徴 | 10頭中 |
【G1】前年から掲示板内:有 | 7頭 |
【重賞】東京1600~1800mの3着内 | 5頭 |
両方:有 | 5頭 |
馬齢:4歳、5歳 | 9頭 |
当日の枠順:1~3番 | 4頭 |
最終コーナー通過順位:5番手内 | 5頭 |
そして、ヴィクトリアマイルをなんとか3着に入着した馬は、前年からGⅠに1度は掲示板内に入着しており、東京マイル重賞3着内の実績がある牝馬の好走例が多いです
補足情報としては『小柄な馬の内枠1~3番』が、最終コーナーを5番手内に回り先行ができると
粘って3着に残る可能性が、5:5の割合という統計が役に立つかもしれませんね
伏兵探しが大変かと思いますが、やはり好走例が多いのが『4・5歳』、そして、1年内にGⅠで好走例がある牝馬、東京マイルへの適性が求められるのが、ヴィクトリアマイルだと言えます
さて、今回は、ヴィクトリアマイル(GⅠ)の過去10年データ(2014年~2023年集計)を紹介しました。歴代の勝ち馬のタイム、勝利ジョッキーだけでなく、ヴィクトリアマイルの枠、人気別成績(オッズ解析)、脚質といった様々な角度の統計データになります
統計データとは、統計論では2000回の試行錯誤をした結果が安定する数字と言われます。過去10年では、統計論としてはデータ不足になりますが、データにとっては調べる時間の短縮につながります
ヴィクトリアマイルを予想する時に、どの馬が連対する可能性があるのか。前走を負けていたとしても、巻き返しがあるのか。伏兵が台頭する可能性はあるのかなど!
様々な視点で馬の取捨と絞り込みができるように、ヴィクトリアマイルの消去法の参考例を紹介いたしました
当サイトの情報は特定の有力馬と応援、馬券購入などを推奨する内容でない点をご了承の上、参考資料の1つとしてご理解くださいませ。