パリジャンの賞味期限切れと消費期限の日持ち+常温・冷蔵庫と冷凍保存の方法

パリジャンの賞味期限切れと消費期限の日持ち+常温・冷蔵庫と冷凍保存の方法 ご飯
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パリジャンとはフランスパンの1種であり、原材料は普通のフランスパンと変わらず、違いはパンの長さ⇒60~70cmのフランスパンのことをパリジャンと言います

パリの女性のことをパリジェンヌといいますが、パリジャンは『パリっ子=パリ育ちの男性』という意味があり、バケットよりひと回り大きいサイズです。

パリジャンをパン屋で購入すると、紙袋やビニール袋に賞味期限・消費期限の記載がない事がありますよね

今回は、パリジャンがいつまで?何日もつのか。パリジャンの常温保管⇒冷蔵庫で保管ができるの?長期保存の冷凍保存のやり方を教えて!

美味しくパリジャンを解凍して温め直しする方法が知りたい方向けに、パリジャンの保存方法と保存期間をしっかり説明⇒余分な豆知識と科学のお話を含んで解説します!

焼いた後⇒パリジャンの保存方法とは?冷凍できる?

焼いた後のパリジャンは通常⇒常温、冷凍保存のどちらかの保存方法になります

生地の材料は『小麦粉』、『水、塩』に『酵母(イースト)』を加えたタイプが特徴です

小麦粉と水、塩といったシンプルな材料では、水分が抜けやすく冷蔵庫に保管すると「カチカチに硬くなって3~5時間」で固くて食べられなくなります

常温⇒パリジャンの消費期限は何日?常温保管の日持ちは?

パリジャンは常温で何日くらい日持ちするのか。買って来たパリジャンを次の日・翌日まで食べる事ができるのか。パリジャンの常温保管の消費期限は3~5日以内⇒小麦粉の普通のパンより日持ちが長いです

パリジャンは5日以内に傷む可能性がある食品であり、パリジャンの常温保管は賞味期限ではなく、消費期限⇒賞味期限切れは食べられる可能性がありますが、消費期限切れは1日でも過ぎたら食べるのがNGです

パリジャン常温保管消費期限
紙袋OK3~5日以内
ビニール袋OK5日以内
パリジャンの保存方法と日持ち目安

こちらの表が買って来たパリジャン、手作りパリジャンの消費期限の目安です

パリジャンは他のパンと違い生地が硬く、消費期限の目安は「3~5日以内」です

焼きたて⇒アツアツのパンをビニール袋に入れると「水滴が原因で傷むこと」があるため、紙袋に入れて常温保管するパン屋さんが多いと思います

パリジャン生地
紙袋表面がパリパリになる
ビニール袋柔らかくなる
紙袋とビニール袋の違い

紙袋・ビニール袋に入ったどちらのパリジャンも5日以内が消費期限の目安ですが、紙袋のパリジャンは3日以内が食べごろの目安、ビニール袋のパリジャンは4日以内が食感が素晴らしいです

パリジャンの保存方法⇒紙袋とビニール袋での保管の違いは「紙袋:生地がパリパリな状態を維持⇒時間がたつと固くなる」、『ビニール袋:時間がたつと柔らかくなる』という違いがあります

紙袋にパリジャンを保管する方が1日短い日持ちですが

生地と表面が固いパリジャンが好きな方は紙袋の保管がおすすめ、逆に、柔らかいパリジャンがお好みの方はビニール袋で保管するのが良いかと思います

常温⇒パリジャンの保存温度と保管場所は?

パリジャンの常温保管は3~5日が賞味期限⇒紙袋は3日、ビニール袋は4日目くらいまでがパリジャンを食べきる頃合いだよ!と説明しました

パリジャンは常温保管ができると言っても、保管場所と温度、湿度に注意が必要です

パリジャン常温保管の注意点
温度15~25度以下
湿度80%以上
保管場所直射日光を避ける
保管場所高温・多湿を避ける
パリジャンの常温保管の注意点

パリジャンの常温保管に適した温度帯は『15度~25度以下』⇒保管場所は『直射日光のあたらない場所』と『高温、湿度の高い場所を避けた場所』です

稀なケースでもない限り、パンに関係する食中毒の菌は25度以上から繁殖を始めるのが通例で、常温で保管するのであれば『15度~25度以下』と『湿度80%以下』を1つの目安にしましょう

パンが最も傷みやすい状況とは、常温⇒25度以上と湿度80%以上の時です

冷蔵庫⇒パリジャンの消費期限は?固くならない方法は?

小麦粉から作ったパンは『冷蔵庫に保管すると、パン生地が老化』⇒生地が硬くなることをパンの老化と言い、パリジャンは比較的⇒冷蔵庫の保管に強いタイプです

しかし、食べかけて残ってしまった時や部屋の温度が暑い日⇒熱がこもった25度以上の部屋は『常温保管が不安だ』という方は、冷蔵庫でパリジャンを一時的に保管するのがありです

冷蔵庫に入れてもパリジャンが固くならない方法は「暫定案:ラップ+ジップロック袋に入れ⇒ドアポケット付近⇒5時間以内」が固くならない目安です

パリジャン冷蔵庫保管の暫定案
保存方法個別にラップ
保存方法ジップロックで2重に包む
保管場所ドアポケット付近
パリジャンの冷蔵庫保管

少しパサつき、生地が硬いですが『ラップで密封+タッパーで2重』に包むみ空気を遮断します

冷蔵庫の保管場所『冷蔵庫の中で高めになりがちな場所に保管する』と多少は問題なく食べられます

  • 冷蔵庫で3度以上が期待できる場所は?
  • ドアポケット付近
  • 冷気の出口ではない場所

冷蔵庫の冷蔵室は普通、2~6度くらいの温度をしています

しかし、冷蔵庫の場所によって『ドアポケット付近は比較的、高め』であり、『冷気の出口付近は温度が低い』のが特徴です。

ドアの開け閉めが多いと、多少、温度変化を繰り返し、保存に良くはないですが『ドアポケット付近』や『一番、大きい2段目くらいのスペース』なら、測ってみると3~5度くらいの温度の場合が多いです

パリジャンは冷凍保存できる?冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は?

パリジャンは冷凍保存できるのか。また、冷凍できるなら何日くらいの賞味期限があるのか。パリジャンは『冷凍保存で2週間~1ヵ月』が日持ち目安の賞味期限になります

パリジャンの弱点は『乾燥』と『デンプン(生地に含まれる)の老化』です。この2つの課題を解決できる保存方法が冷凍保存です

パリジャン冷凍保存賞味期限
個別にラップ包みOK1ヵ月
アルミホイルで包むOK1ヵ月
冷凍焼け対策OK2週間
パリジャンの冷凍保存と日持ち目安

パリジャンは上手に冷凍すると1か月間は日持ちします。ただし、空気の入り具合で『冷凍焼け』する事もありますから、推奨としては2週間の冷凍が目安です

手作り、パン屋さんで買ったパリジャンを長く保管するなら冷凍保存がベストな方法です

パリジャンを手軽に冷凍保存する方法の1つ目が『パリジャンをスライスする⇒個別にラップをする』+『ラップしたパリジャンを、ジップロックに入れて保存』と、この方法が一番、楽に、簡単に保存できる方法です

フランスパンを急速冷凍する方法:スライスして金属トレイにのせる
  • 急速冷凍=パン生地の柔らかさを維持

一昔前は、パンを冷凍するのはダメ、ボソボソするっという時代があったようですが『パリジャンの生地=水分を早く凍らせる事』がパンの美味しさの維持に関係してきます

パリジャンを急速冷凍する時は『スライスする⇒ラップに包む⇒金属トレイ』を使って可及的速やかに冷凍します

普通の冷凍と急速冷凍では「見た目は差ほど違いはない」ですが、パン生地の味はうま味がアップ+食感が柔らかく保存ができます

フランスパンを美味しく冷凍する方法⇒アルミホイルに包んで冷凍する
  • パリジャンはアルミホイルで保存する

パリジャンの冷凍保存は急速冷凍と同じ原理で『アルミホイルで包む=電熱性が高く、素早く冷凍できる』という裏技もあります。

ラップ+ジップロック(袋)より簡単でおすすめの方法がアルミホイルに包んで冷凍する事⇒アルミホイルは電熱性が高く、パリジャンの生地の中の水分をすぐに凍らせます

  • コンビニパンは袋のまま冷凍が正解

手作りやパン屋さんのパリジャンは先に紹介した冷凍方法で問題ないです

コンビニパンといったパッケージングされているパリジャンの場合は『袋を開けて、保存方法を変える必要は無く、袋のまま冷凍保存』です

冷凍パリジャンの自然解凍の方法は?

冷凍したパリジャンの解凍方法は、まずは電子レンジやトースターを使いません。美味しさと食感を大事にするなら、30分~1時間程度の常温戻しをします

もしくは、食べる数時間前⇒冷蔵庫へ保管場所を移し5時間以内で冷蔵庫から出すと自然解凍されています

パリジャン冷凍保存⇒解凍時間
常温の自然解凍30分~1時間
冷蔵庫の自然解凍5時間
パリジャンの解凍時間

冷蔵庫の中の自然解凍は長く放置してしまうと水分が抜ける為、冷凍したパリジャンは「そのまま常温で自然解凍」がおすすめ⇒食べやすいサイズにカットして冷凍したパリジャンなら30分もあれば解凍されます

フライパンを使った冷凍パリジャンの温め方は?食べ方はフレンチトースト!

冷凍パリジャンは、自然解凍⇒その後、電子レンジ温めるのが普通の食べ方です

次にすぐに食べたい時の冷凍パリジャンをそのままフライパンで解凍する方法と、表面がコンガリしてサクサクになる美味しいパリジャンの温め方の2つを紹介します

フランスパンの食べ方:パリジャンのフライパンの温め直し⇒フレンチトースト

フランスパンのパリジャンをフライパンで温めなおす時は『フレンチトースト』がおすすめの食べ方です

パリジャンのサンドイッチはフライパンの温め直しではなく、電子レンジ+トーストの温め直しが向いています

パリジャン温め方
冷凍パリジャン凍ったまま
味・食感4/5点
パリジャンをフライパンで温める方法

【1】霧吹きを用意する

※まるごとではなく、スライス済みの冷凍パリジャンになります

【2】茶色の表面にだけ水で霧吹きをする

【3】熱したフライパンにのせる

【4】中火:焦げ目がついたらひっくり返す

上記の【1】から【4】がフライパンを使った冷凍パリジャンの温め方になります

まるごと冷凍のパリジャンには使えない技ですが、スライス済みのパリジャンやバケットなら、この方法で素早く!冷凍パリジャンをそのまま解凍⇒食べる事ができます

夕飯がパン食の方⇒普段、仕事で帰宅時間が遅い方や朝、自然解凍させておくのを忘れちゃった時の暫定的な方法ですが、パリジャンの味と食感は「合格⇒5点満点中4点くらいの評価」です

電子レンジ+トースターを使った冷凍パリジャンの温め方⇒温度は何度?時間は何分?パリジャンの食べ方はカスクート!

冷凍パリジャンの一番美味しい食べ方が「自然解凍後⇒水で霧吹き⇒トースターで焼く方法」ですが、そのまま電子レンジ⇒オーブントースターで250度⇒2分温めで美味しく食べることができます

冷凍したパンを電子レンジで、そのまま解凍するだけとは違った「生地のサクサク感」と「中身がふわふわした食感」がよく、とても美味しいパリジャンの食べ方になります

フランスパンの食べ方:パリジャンのトーストの温め直し⇒カスクート

フランスパンのパリジャンを温めなおした時は『サンドイッチ⇒カスクート』がおすすめの食べ方です

パリジャンの食べ方は本場フランスでは、スライスしたパリジャンにバターを塗って『具材:ハム、チーズ』で食べるカスクートというサンドイッチが人気です

ハム、チーズ以外ならキャロット・ラペを挟んだサンドイッチも激ウマです!

冷凍パンの解凍方法と温め方:電子レンジとトースターを使う+軽く水を霧吹きで『ふわふわ』『サクサクな食感』に温め直しができる
パリジャン温め方
スライス済み電子レンジ+トースター
電子レンジ30秒
トースターの温度と時間250度⇒2分
味・食感4/5点
パリジャンを電子レンジ+トースターで温める方法

【1】オーブントースターを余熱する

【2】霧吹きで水を生地の補給する

【3】ラップで包む

【4】電子レンジ:30秒

【5】トースター:2分(250度)

上記の【1】~【5】が電子レンジとオーブントースターを使った冷凍パリジャンの温め方です

オーブントースターを使った冷凍パリジャンの温め方のポイントは2つあります

1つ目が『オーブントースターを予熱すること』を忘れると失敗しやすいです!

2つ目が『霧吹きで水』にすることでです。オーブンや電子レンジは『熱で温める仕組み=水が温度で蒸発』するため、霧吹きで先に水分を補給すると、美味しいパリジャンが再び焼きあがります!

トースターを使った冷凍パリジャンの温め方は?温度は何度?時間は?

冷凍パリジャンをそのままトースターで温める時は『水で霧吹き』をして『アルミホイルで包んでトースター』、目安の温度と時間は200度で3分です

冷凍パンをトースターで温める方法:200度の温度で3分が理想的な解凍方法
パリジャン温め方
スライス済みトースター
トースターの温度と時間200度⇒3分
味・食感5/5点
パリジャンをトースターで温める方法

【1】オーブントースターを余熱する

【2】霧吹きで水を生地の補給する

【3】アルミホイルで包む

【4】トースター:3分(200度)

上記の【1】~【4】が電子レンジを使わない⇒冷凍パリジャンの温め方です

温め直しに、アルミホイルを使うと『香ばしさ』が加わって、より焼きたてのようになり『味・食感は満足の5点満点中5点』ます

パリジャンの賞味期限と消費期限切れはいつまで?

さて、ここまでにパリジャンの保存方法と日持ち期間の目安を温度、保管場所、保存方法の違いで詳しく説明しました。主に、手作りとパン屋さんの商品が目安になると思います

パンの賞味期限と消費期限切れ:1~2日、焼いてから翌日から3日の日持ち期間

コンビニパなど商品タイプのパリジャンの賞味期限と消費期限の違いについても少し注意点があります

賞味期限とは『美味しく食べられる期間』の事であり、見た目にカビがない、食感が変わっていない、変な味がしないなど!

大きな変化がなかれば美味しく食べられる期間、つまりは『賞味期限を過ぎても食べられる可能性がある』というのが大前提です

反対に、消費期限とは『安全に食べられる期間』の事であり、5日以内に傷む、味や風味、見た目が劣化してしまう恐れがある食品に設定されます。劣化が比較的緩やかなのが賞味期限、劣化しやすいのが消費期限が決められると認識して良いかと思います

賞味期限切れ食べられる可能性:有
消費期限切れ食べられない
賞味期限と消費期限の違いとは?

パリジャンの賞味期限と消費期限の違いとは、賞味期限は食べられる可能性がありますが、消費期限は『食べられない=食べてはダメ』、消費期限切れは腹痛、下痢、吐き気、発熱など。食中毒になる可能性もあるので、1日、2日でも過ぎたら食べるのはやめましょう

パリジャンの賞味期限と消費期限は何を基準に決まってるの?

賞味期限は、通常、6日以上は保存できる食べ物に『微生物の繁殖状態を検査』+『理化学検査』+『官能検査』といったルールに従ってメーカーが確認後に決定します。

例外として類似品、他に同様の商品と『同じ製法+同じ保存方法』であれば『よく似た商品と同じ賞味期限を設定:可』というルールもありますが、大手の企業の場合は独自に調査・検査をしてる事がほとんどです

よくある商品開発のパターンが『消費期限=製造日から菌が繁殖、問題が発生した日までを調査・検査』を実施し『消費期限×0.7、もしくは、0.8をかけた日数=賞味期限』とする事が多く、このように賞味期限と消費期限が決まっていると、ざっくり覚えておいていいかと思います

パリジャンの賞味期限切れの判断方法⇒腐ったパリジャンとは?

パリジャンの場合は、6日以上持つ可能性が低い食べ物ですから『消費期限』の表示が正しく、消費期限切れは食べてはなりません。しかし、賞味期限が書かれている、もしくは、記載がなくて、パンはいつまで日持ちするの?と疑問に思う事があると思います

推奨はしませんが、パリジャンの賞味期限切れであれば食べられる可能性があります

しかし、食べられる可能性があるといっても『2日以上、賞味期限を経過しているパリジャン、生ものや生鮮食品をサンドしたパリジャン=カスクートはダメ』と、保管状況にかかわらず、捨ててしまった方が良い場合があります

基本的な腐ったパリジャンの判断方法の1つが、『カビ、味・食感の変化』です。これらに1つでも異変を感じたら、食べるのはNGです

パリジャンは水分を生地に含みますので、菌が繁殖しやすいです

カビが発生する条件
パリジャンよくカビが発生する環境
温度25度以上
湿度80%以上
備考同じ袋内でカビ移りをする
パリジャンにカビが発生する条件

賞味期限切れのパリジャンは『味・食感の変化』が判断基準の1つですが

パリジャンの見た目で腐っていると『カビ』で判断もできますよね

パリジャンの生地にカビが発生しやすい条件は『温度:25~30度』+『カビが大好きな湿気、湿度が80%以上』と、この条件が重なるとカビが発生しやすいです

要するに日本なら『梅雨の時期』や『5月後半から7月前半』は、パンにカビが発生しやすいと考えるべきです

また、パリジャンの保存方法のところで『個別にラップ』を推奨しているのは『パリジャンは、同じ袋に何個も入れておくと、カビが発生した時に他のパンにもカビが移る』からです

パリジャン以外⇒パンの雑学や為になる情報!人気のレシピを教えて!

簡単!パンの作り方から手作り+パンの種類!夕飯のパン献立の情報満載

さて、今回はパリジャンの保存方法⇒常温から冷蔵庫の保管の消費期限、冷凍保存で日持ちする賞味期限の目安を紹介しました

冷凍後の美味しいパリジャンの温め方を食感と美味しい具合を載せていますので、パリジャンを食べる時に自分にあった方法を選んでいただければと思います

その他、パリジャン以外の保存方法やホームベーカリー!手作りパンで人気の種類やパン生地の作り方など!知りたいパンの情報をこちらでアイデア満載で紹介中です

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