クワガタの小型なコクワは、クヌギ・コナラ・ブナの木に住処としています。コクワガタは冬眠する昆虫で、眠り始めるのは毎年10月ごろ。コクワガタが取れる時期は7月~9月後半がメインのシーズンです。
全国、地域にとって多少誤差がありますので、北海道から本州、関東・中部・関西+九州四国のコクワガタの採集時期と捕まえる!ねらい目の時間を朝・昼・夜で詳しく解説します!
<全国版>コクワガタの採集時期!北海道・東北から関東・中部・関西、四国と九州はこの時期!
コクワガタが欲しい!捕まえたい時は、まずはコクワガタが活動しクワガタ採集ができる時期を知っておくべきです。全国的にコクワガタがとれる時期は「毎年7月~9月後半」まで、東京方面の関東なら7月後半~9月中旬、いっぱいコクワがいる時期は7月後半からです
取れる時期 | ベストな時期 | |
北海道 | 7月後半~9月 | 8月前半 |
東北 | 7月後半~9月 | 8月前半 |
関東 | 7月後半~9月中旬 | 7月後半~8月前半 |
中部 | 7月後半~9月中旬 | 7月後半~8月前半 |
関西 | 7月後半~9月中旬 | 7月後半~8月前半 |
中国 | 7月前半~9月後半 | 7月後半~8月前半 |
四国 | 6月後半~9月後半 | 7月前半~8月前半 |
九州 | 6月後半~9月後半 | 7月前半~8月前半 |
沖縄 | ※1年中いる場合:有※ | 7月前半~8月前半 |
沖縄だけ少し例外的な地域も一部あり、年中、コクワとオオクワガタがいるケースもありますが、基本的にコクワガタが日本で取れる時期の目安は「7月~9月後半、ベストは夏休みが始まってすぐ→お盆までの時期」です。地域的な差がありますが大方、このまとめた表で正しいです
しかし、年々、日本は暑い日が続きコクワガタが活発的に活動する時期に違いがでてきています。
次に、もう少し詳しく気温、天候、月の満ち欠けなど!コクワガタの特性から「このくらいの時期のこの日!」と、コクワガタを捕まえるベストな日の決め方を教えちゃいます
コクワガタがいっぱい取れる日の3大条件!気温25~30度以上が数日続いたらチャンス!
コクワガタがいっぱいとれる日には3つの条件があり、その日の気温⇒25度以上、天気は雨よりハレの日、風が弱い時の方がコクワガタがたくさんいる日です
コクワガタ | 取れる条件 |
気温 | 25~30度付近 |
天候 | 晴れ > 雨 |
風 | 風の弱い日が◎ |
コクワガタが幼虫から成虫になり、活動する時期は「気温」が大きく関係します。以前は全国的に『7月~9月後半が、コクワガタの取れるシーズン』と言われましたが、猛暑・異常気象により、年々、コクワガタがとれるタイミングにズレが発生しています
コクワガタは「お住いの地域で気温:25度以上が3~7日、続くようになった頃」、このタイミングで取れる時期→採集・捕獲シーズンに突入します。たとえば、最初の表で「関東:7月後半~9月中旬が取れる時期」としていますが、暑い日が続く年なら「7月前半からでも発見」と!いつもより、早く見かける事があります
その他、コクワガタは「雨・風が強い日は活動しない=高い木の上で隠れている」と行動しますので、つかまえる日は「雨・風がある日より、晴れの日」、むしろ「雨上がりのムシムシした日=お腹が減っている→樹液を食べに来る」ので、公園のコナラ・クヌギの木で目撃情報が多いです!
ココまでに、全国的なコクワガタの生息時期と「コクワガタを捕まえる!おすすめの日」を紹介しました。次はコクワガタは朝の何時?夜はいつまで、何日頃がいっぱい取れるの?と夜にコクワガタがいなくなった理由→ココなら取れる!という内容です
コクワガタがとれる時間帯!コクワ採集は朝・昼の何時?
朝から昼、夕方までコクワガタが取れるの時間をまとめた表がコチラ。クワガタを木で捕まえる時は『いっぱいいる時間:5:30~6:00』の早朝です。朝の7:30頃までであれば、採集できますが。朝の太陽が昇った後、少し明るくなった時が一番、たくさんいます
日中 | コクワガタが取れる時間帯 |
明け方 | ◎:5:30~6:00 |
朝 | 〇:6:00~7:30 |
午前中 | ×:あまりいない |
昼 | △:15:00~16:00 |
夕方 | ×:16:30~ |
コクワガタは主に、夜行性の昆虫ですので、日中にウロウロしていると天敵の鳥のエサとなってしまいます。外敵から隠れるため、朝の7:30以降、10:00になったら、木に、もういないとおもってください
特に一番よくとれる夏休みが始まる時期は、他の子供と取り合いになるので!午前中の時間は誰かに先にゲットされちゃってる事が多いです
稀に、人気の少ない公園や森林では昼間の「15:00~16:00頃」の時間帯なら、コクワガタがいる場合があります。しかし、朝と比べると数は、ぜんぜんいません
夜にコクワガタが街灯・電気の下にいる時間帯は?
夕方以降、夜に街灯や電気の下でコクワガタがとれる時間帯です。夜の7時、19:00頃からコクワガタは徐々に光を求めて、街灯に集まりますが、一番、たくさんいる時間帯は「20:00~21:30」でそれより遅くなると、だんだんといなくなります
夜間 | コクワガタが取れる時間帯 |
夕方以降 | △:19:00~20:00 |
夜 | ◎:20:00~21:30 |
夜 | 〇:21:30~22:00 |
夜 | だんだんいなくなる |
23:00頃には、もういないという感じですが、子供と一緒に捕まえるなら夜10時以降はダメ。低学年のお子さんは、夜更かしNGですから、夜9時くらいまでに退散するスケージュールで組むのが◎です
夜にコクワガタがいっぱいいる日は「新月の日」←ココ重要\_(○゚▽゚)
コクワガタは夜行性の昆虫で「夜は強い光(紫外線)」の方に集まる習性があります。簡単に言うと「街灯の光より、強い光の日=満月の日」が、ぜんぜん!コクワガタが見つからないという考え方です
月の状態 | コクワガタが取れる条件 |
下弦の月 | △:取れ始める |
新月 | ◎:いっぱいいる |
上弦の月 | △:段々、取れなくなる |
満月 | × |
月の満ち欠けは、15日単位で変わります。月は「下弦→新月→上弦→満月→下弦」とくるくる回るサイクル。満月に近づくほど、月は丸く、大きく見えます。つまり、月の光が弱くなる=街灯にコクワガタが集まるという習性です
下弦 期待:有 | 新月 おすすめ | 上弦 期待:減 | 満月 NG | 次回 新月 | |
2021年 | 〇:7/31 | ◎:8/8 | △:8/16 | ×:8/22日 | – |
2022年 | 〇:7/20 | ◎:7/29 | △:8/5 | ×:8/12日 | – |
2023年 | △:7/10 | 〇:7/18 | △:7/26 | ×:8/2日 | △:8/16 |
2024年 | 〇:7/28 | ◎:8/4 | △:8/13 | ×:8/20 | – |
2025年 | △:7/18 | ◎:7/25 | ▲:8/1 | ×:8/9 | △:8/23 |
新月・満月の情報が分かれば、コクワガタは新月付近の日付に取りにに行く方が高確率で採取できます。満月の日が100%ダメではないですが、捕まえにくいよ!いないかもよ?と期待度が薄くなると思ってくださいね
数年間の新月・満月の予定表をまとめておきましたので、夜にコクワガタを取りに行くなら1つの目安になるかと思います。8月の後半の新月は、光は弱くなってもコクワガタが寿命を迎えている事もあり、後半の新月は違った意味でおすすめしにくいです^^
街灯の種類に注意!LEDライトはコクワガタが集まらない!
夜の街灯でコクワガタを探すとき、ココが年々、ネックな問題になっています。コクワガタだけでなく虫は光に集まるよ!と説明しましたが、正確には「光の中の紫外線に集まる」が正解です。キャンプの日のLEDランタンやライトに虫が寄ってこないのをイメージするとわかりやすいです
コクワガタの採集で問題になるのが「街灯のLED化」です。お父さんの子供の頃は「この街灯!ここでよくコクワガタが取れた」と思って、子供を連れて行ったけど、まったくいなかった
こういった現象が起こった時は『街灯がLEDになっている事』が多く、LEDライトは「紫外線がほとんどない光」です。LEDライトは光が明るく、低燃費で長持ちとメリットのある電球です。
普段の生活で虫がよってこない「紫外線が少ない光」であり、夜の昆虫採集にとっては実は「クワガタも来なくなってしまった」という別の問題が発生しています。ココは生活の利便性重視の話ですので、夜のコクワ探しは「昔ながらの電球、非LED対応の街灯の下」の方が捕まえやすいです
コクワガタ以外!クワガタの活動時間や時期!捕まえ方は?
さて、今回はコクワガタの生息地⇒夜・昼間はどこにいるのか。ミヤマクワガタの活動時間から捕まえやすい7・8月の時期の時間帯を紹介しました
コクワガタ以外⇒ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ!珍しいオオクワやヒラタなど!他に関東・関西の日本に生息するクワガタの捕まえ方、テクニックを載せてますので、昆虫採集⇒飼育の参考にしてくださいね