子供が夏休みに飼っているコクワってお盆くらいに死んでしまうイメージがありますが、実際、どのくらいコクワガタは寿命があるの?いつまで飼えるのか
子供が大事に飼っていると、気になる事ですよね。今回は飼育下でコクワガタが何歳ぐらいまで長生きるのか。オス、メスっといった性別でどう違うのか、飼育できる平均的な寿命をたっぷりご紹介します。
飼育下!コクワガタの平均寿命は?何歳まで寿命があるの?
クワガタとカブトムシは冬を越せないタイプと冬眠できるタイプがおり、コクワガタはすぐに死んでしまうイメージがありますが、ちゃんと温度管理と飼育環境を整えたら、冬を越し翌年も生きています
寿命 | |
コクワガタ | 2~3年 |
オス | 2~3年 |
メス | 2~3年+数か月 |
コクワガタが成虫になってから長くて3年ほど生き、8月後半頃に寿命を迎る。こんな状況がコクワガタの一生ですが、捕まえてきたコクワガタは「そのまま飼育→夏休みの終わりまで」と、2~3か月で死んでしまいます
捕まえてきてから | 時期 | |
コクワガタ | 3カ月以内 | 8月後半頃 |
オス | 3カ月以内 | 8月後半頃 |
メス | 3カ月以内+数週間 | 8月後半頃 |
オスよりメスが数週間だけ長生きすることがあり、特に「交尾をしていないメス」と「卵を産んでいないメス」ほどこの確率が高くなります
コクワガタ | 冬眠の温度と時期 |
冬眠準備の温度 | 10度以下 |
冬眠中の飼育温度 | 5度前後 |
冬眠時期 | 11月 |
冬越し期間 | 11月~3月 |
目覚める時期 | 4~5月 |
捕まえてきてから寿命の目安は3か月以内ですが、ちゃんと飼育したら冬を越して来年の春に目覚めるよ!と子供が大喜びする情報です!
8月後半までしっかり育てると、その後は気温が下がってくると冬眠を始めるのがコクワガタです^^
途中で起きちゃってご飯を食べる事もあるので、静かに毎日状況チェックが大事です。コクワ以外の他の種類のクワガタ、カブトムシの冬眠と冬越し方法を詳しく!知りたい時は詳細も要チェックです!
コクワガタの国内最高年齢とギネス記録は?
コクワガタ | 年齢 | 備考 |
国内最高年齢 | 4歳(4年) | – |
ギネス記録 | なし | サイズは有 |
コクワガタが冬越しするなら最高年々生きた記録あるの?という内容ですが、ギネス記録は年齢については特になし。体のサイズなら、青森ギネス54cm、日本ギネス54.4cmだといわれます
サイズではなく、寿命・年齢の最高記録は4年という報告もあり、3年以内が寿命ですが個体によっては4年と長生きする場合があります
さてココまでがコクワガタの寿命と冬越しの話でした。「次」はコクワガタが動かない。コレって死んじゃってる?という時の判断方法です!
コクワガタが動かない!死んだふりをするの?
コクワガタ | 様子 |
死んだふり | する |
よくある状態 | 足を丸める =足をたたむ |
コクワガタが動かなくなった!コクワガタが実は生きていて、死んだふりをするの?と生きているかわからないときは、コクワガタは「死んだふり=擬死」をする昆虫です
死んでいる場合 | 様子と特徴 |
体重 | 持ったら軽くなっている |
足 | 足先に力が入ってない |
クワガタは天敵や強敵が現れ一時的に死んだふりをすることがあります。ぱっと見、見分ける方法は「足をたたむ=丸くなっている」のが、死んだふり=生きています!
逆にいうと「ひっくりかえって足がだら~ん」としているのは残念ながら死骸です
しかし、コクワガタが本当に死んでいるときは「体重が軽くなる」という特徴があり、手で一度もってみて依然と比べて軽くなっている!と判断する方法がベスト。最終確認はコレです
このコクワガタの状態は実際に持ってい見るとかなり軽くなている為、死んだふりとの区別がつきやすいです
コクワガタの死ぬ前の兆候・前兆とは?
コクワガタは夜行性の昆虫で基本的に昼間の活動はしません。しかし「飼育ケース内:ヨロヨロ動くようになった」や「+餌をあまり食べない」といった行動をよくするようになったら死ぬ前の兆候の1つです
コクワガタの様子 | 死期が近い |
エサを食べない | △ |
ヨロヨロ歩く | △ |
ひっくりかえる →起き上がれない | 危険 |
コクワガタがあまりエサを食べない→歩き方がヨロヨロするのは脚力が弱くなるからです。こうなると、最後、ひっくり返って起き上がれない状態=死ぬときの兆候だと思ってください
コクワガタが死んだとき!死んじゃった後の処分の方法とは?
コクワガタの処分 | 様子 |
〇 | 燃えるゴミに出す |
〇 | 昆虫葬を使う |
△ | 自分で火葬 →お墓を作る |
× | 土に埋める =生態系を壊す |
飼っていたコクワガタが死んでしまった場合の処分方法です
心情的にお墓として土に埋めるという方法を考えると思いますが、「コクワガタの死骸→病原菌を保有→生態系を崩す可能性」があり、他の生き物へ影響するとして禁止とされています
特にコクワガタは捕まえた場所と飼育していた自分の家では周りに住む生き物が違いますし、「コクワガタの骨格は長い間、土の中で分解されない」ため、今では土に埋めるのはNGです
市役所に確認すると「燃えるごみの日に出してください」と、なんとも悲しい内容の事を伝えれます。代わりに「ペット葬儀=昆虫葬」というサービスがあり、コクワガタの場合は3000円が相場で葬儀→火葬という内容があり、こちらを使う方のがお金はかかるけど感情的に納得がいく方法です
どうしても捨てられない。自分で処分をしたい方は、自己責任で火葬するしか方法はありませんが、よく使うパターンは「お父さんがお墓を作ってくるね→子供に内緒で燃えるゴミで処分する」といった方法が現実的な処理の仕方という意見が多いです
さて今回は、コクワガタが何年ぐらい長生きするのか。死んだときの特徴は?という内容をたっぷり紹介しました。コクワガタは冬を冬眠できる昆虫ですから、飼育技術があがったら春が楽しみになりますね