新幹線が動かない!新幹線が台風や雪で運休になる時に、鉄道会社やJR東日本・西日本・東海が『計画運休』を発表することがあります
計画運休とは聞きなれない単語でよくわからない!ニュースで計画運休と言われても、いつ計画運休が決まり、いつ頃までに発表があるのか。新幹線が運休になったら払い戻しはあるの?など!
電車や新幹線の計画運休のことを知りたい方向けに、過去の計画運休の事例をもとに簡単にわかりやすく説明します
新幹線の計画運休とは?新幹線は動くの?
計画運休を簡単に説明すると「台風」や「大雪」といった悪天候となったとき、鉄道会社が『前もって、新幹線が運休する可能性と運休内容』を発表することを意味します
お盆や夏休みに新幹線のチケットを買った後、台風が来た!年末年始・正月に大雪が降るらしいぞ!と天気予報で悪天候が確認され、新幹線を走らせるのは危ないと鉄道会社が判断した時に発動する『電車と新幹線が走らないアナウンス』です
よくある時期 | 悪天候 |
お盆・夏休み | 大型の台風が接近 |
年末年始・正月 | 大雪 |
悪天候の具合により「運行本数を減らす」や「運行時間を変更する」といった運行の見合わせや、台風19号の時の東海道新幹線の「本日は東京へ行くことができません」といった大規模な運行中止まで様々です
新幹線の計画運休の発表はいつ?運休の可能性と運行中止はいつ決まるの?
新幹線の計画運休の発表はいつなのか。運休の可能性と新幹線の運行中止はいつ決まるのか。新幹線・電車の計画運休の発表は『運休の可能性:有⇒48時間前=2日前』、『計画運休の発表:24時間前=前日』です
計画運休 | 発表のタイミング |
可能性:有 | 48時間前 |
計画運休の発表 | 24時間前 |
新幹線の計画運休は「可能性:有」と「運休の発表」の2種類があり
国土交通省は各鉄道会社に運休の可能性がある時は、おおよそ48時間前までに告知、計画運休を行うときは24時間前を目途に、発表をしてくださいね!というルールになっています
発表内容 | 8月14日の計画運休 |
可能性:有 | 発表日:8月12日 |
計画運休の実施 | 発表日:8月13日 |
こちらの表が今までの話をまとめた具体的な計画運休の発表と新幹線が運行中止になる日にちの決め方です
たとえば、8月14日が計画運休となる場合は
48時間前⇒おおよそ2日前である8月12日が「計画運休の可能性:有」と発表があるタイミングでり、運行が中止となる前日⇒8月13日を目途に具体的な「新幹線の運行中止」と「時間の変更」が発表されます
※過去の事例では当日の午前中に「運行中止の告知」があった場合があります
※前日発表が目安ですが、当日の午前中まで計画運休の発表がされることがあると思ってくださいね
新幹線の計画運休の過去の事例は?どうなるの?
計画運休とは、2014年頃から各鉄道会社がやりはじめたことであり、計画運休が実行された事例は多くはありませんが、直近の事例からすると前日もしくは2日前に計画運休の実施が発表されるようになってきています
下記に過去に計画運休が行われた事例をまとめました
西暦 | 告知 | 新幹線 | 原因 |
2024年8月16日 計画運休日 | 2024年8月14日 前々日発表 | JR東海 | 台風7号 |
2023年8月15日 計画運休日 | 2023年8月13日 前々日発表 | JR東海 | 台風7号 |
2019年10月12日 計画運休日 | 2019年10月11日 前日発表 | JR東海 | 台風19号 |
2018年9月30日 18:20分以降 新幹線の運行中止 | 2018年9月30日 午前中 発表 | JR東日本 | 台風24号 |
2018年の台風24号の時の計画運休は「発車時刻の8時間前」に電光掲示板、JRのホームページで発表がありました
2019年の台風19号の時の計画運休の事例を説明すると「前日に発表:有」でした
計画運休はまだ歴史が浅い災害時の新幹線の運行中止の手段であり、大規模な実施は過去に数回しかありません。
台風24号の時は当日発表でしたが、この時の教訓をいかし、JRの新幹線は前日や前々日に運行中止を判断し発表、要するに2日前にするようになっています
新幹線が計画運休で運行中止になったらお金の払い戻しはどうなるの?
新幹線の運行中止は払い戻しの時に「手数料」がかかりますが、計画運休の場合は「手数料:なし⇒全額の払い戻し」です
払い戻しの有効期限は中止となった日から1年間⇒JRの緑の窓口に切符を持っていくと払い戻しがされます
手段 | 払い戻し・変更の方法 |
エクスプレス予約 | 自分で変更・払い戻し |
スマートEX | 自分で変更・払い戻し |
JR駅購入の切符 | 指定席券売機で変更・払い戻し |
それ以外 | みどりの窓口 |
こちらの表が2023年8月7日~18日期間の計画運休が発表される前に、JRに告知があった内容です
簡単に説明すると、「手数料なしで、全額の返金、利用日の変更を承る」という内容の告知があり、紳士的な対応でした
基本的に新幹線の切符は「みどりの窓口」で払い戻し、クレジットカードで購入した方は「クレジットカード」と「身分証明書」があるとスムーズに払い戻しができます
旅行会社経由で購入した新幹線のチケットは「旅行会社へ問い合わせ⇒旅行会社から返金・払い戻し」になるのが通例であり、旅行のパンフレットと一緒に入っている各社が定める規約を確認しましょう
さて、今回は新幹線の計画運休がいつ発表があるのか。支払った新幹線の切符の払い戻しはどうなるの?というお話をお届けしました。
計画運休はお盆と夏休みの台風、年末年始・正月の大雪の時に起きる可能性がある対応です。通常、払い戻しは手数料がかかりますが、計画運休は手数料無料で払い戻しになります