山・野生の鹿に遭遇したら?人間を襲う危険性+シカの出没時期・生息地と生態系!

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山・野生の鹿に遭遇したら?人間を襲う危険性+シカの出没時期・生息地と生態系! 暮らし
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野生のシカの活動範囲が広がり、市街地や人里付近で鹿による被害が多発するようになってきました。以前は、鹿に遭遇するとスピリチャル的には「幸運」とされ、漫画やアニメ業界では鹿のモンスターから角をもらう=良質な素材が手に入ってラッキーなど、こういった表現も多くありました

しかし、ゲームや漫画の世界と違い現実は、鹿による被害は年間50億円以上と農作物を育てる方や畑、家庭菜園を楽しむ方にとっては天敵と言える存在です

年々、鹿は今まで見かけなかった地域で目撃情報も増えており、野生のシカを市街地で遭遇したなど。こういった事例がありますので「もしも、鹿に遭遇した時の安全マニュアル対策」と全国の野生のシカの生息地情報、鹿の基本的な生態系と特徴を詳しく解説します。何かのお役にたてると嬉しいです

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日本に生息する鹿の種類!地域別の野生のシカとは?

地域鹿の種類
北海道エゾジカ
本州ホンシュウジカ
(別名:ニホンジカ)
四国・九州キュウシュウジカ
長崎県(対馬)ツシマジカ
鹿児島県マゲジカ、ヤクシカ
沖縄県ケラマジカ
全国の鹿の生息地

主に日本には、千葉県の外来種のキョンを除けば、約7種類のシカが生息し、一般的に『野生の鹿』と呼ばれるのは、本州(特に関西から長野県方面)にいるホンシュウジカです

もともとは、長野県より北、日本海側の新潟~秋田、岩手、青森県の方面はシカが少なくあまり生息していないとされていましたが、2015年以降、ホンシュウジカの目撃情報が出始めています

また、過去に茨城県には野生のシカは生息しないとされていましたが、2019年頃より目撃情報が増えています。茨城県の東側より西側で目撃が多い為、鹿、西より移動してきている(シカの行動範囲はのちほど、紹介します)という見解です

野生の鹿は夜行性?日中の時間は活動しないの?

鹿はもともと、朝方日の出前や夕方の暗くなる時間といった「薄明るい時間帯」で活動する動物でしたが、近年は、夜間に活動する事が多くなっています

理由は人間の活動時間が、昼間より夜の方が出歩かない為、18:00頃といった時間よりも20:00時以降、深夜02:00頃までは鹿が活動する範囲の時間になっています。

簡潔に言うと「昔の鹿は夜行性ではなかった→現代の鹿は夜の方が活発的」と認識して問題ないです。実際、鹿との衝突、交通事故は昼間より圧倒的に夜の暗い時間帯です

野生の鹿が出没する時期!繁殖期から目撃情報の多いのが7月~11月!

基本的に野生の鹿の目撃が多いのは、毎年7月~11月の時期です。鹿は夏から秋と、冬場で生息地・エサ場を変えるタイプが多く、12月以降の目撃情報は減ります

5月頃に子供を出産し、数か月後には夏のエサ場付近を活動し、主に7、8月頃からの目撃情報が増加します。簡単におおまかな出没時期をまとめた早見表が下記です

出没時期目撃情報対応方法
1月~3月雪が解ける時期まで山で暮らす
4月~6月少々出産期:出産後、活動開始
7月~11月多数繁殖期:9月~11月がピーク
11月~12月徐々に減少鹿が住処を変える
野生の鹿の出没情報と目撃時期

鹿の1年の過ごし方の特徴は、冬以外の季節と生活拠点が違う事です。人里付近でも1月~3月といった寒い時期、雪が降る季節は、雪が解ける頃の気温の時から活動を開始します

鹿のツノの生え変わり時期、シカの角は犬が好きなアイテム!

1つの目安は鹿のツノ。鹿は毎年、ツノが生え変わる種類が多く、4月~8月頃に新しいツノになります。つまり、落ちている鹿のツノを発見したら、すでに近くに生息している=夏のエサ場にやってきたと判断して問題ないです

ココまでに野生の鹿の生息地域と出没時期を説明しました。次は「鹿は人間を襲うの?」「出会ってしまったらどう対処すべき?」という野生の鹿対策と安全マニュアルです

野生の鹿は人間を襲うの?行動範囲+群れの数は?

まずは、野生の鹿が人間を襲うのか、ココが気になると思います。野生ではないですが、奈良公園のシカの場合で「人をケガをさせた、襲った事例=最多は2018年の約200件」、通常の年で「年に50件程度」です。観光地に遊びに行く人数から換算すると、割合的に多すぎる数字ではないです

野生の鹿の危険性、行動範囲+群れの数

人に警戒心を持たない鹿でこの数字。野生の鹿の性格は「臆病」であり、人が近づくと逃げる習性があります。しかし、一旦、人間を発見すると「鹿=立ち止まる」といった行動をし、なかなかその場を離れません。

鹿のエサ、ご飯は「イネ科の葉、ドングリ、ササ」といった草食動物です。人間を食べるために襲う事はなく、コチラから威嚇、大声を出すなど。こういった攻撃的な姿勢を見せない限り、基本、襲っては来ません

【鹿の行動範囲】目撃場所から2キロ以内

【鹿の群れの数】1匹みたら10匹程度いる

一般的に人里や市街地で目撃された時は、2~3匹で行動しています。鹿は「オスだけのグループ」+「メスだけのグループ」の2つに分かれ、オス1匹に対しメスの軍団のような集団になり、このどちらかのグループを見かけたら、住処が2キロ以内にあり、合計最大10匹程度、4~8匹ほどの鹿の群れがあると認識して問題ないです

野生の鹿に遭遇!出会った時の対処法マニュアル4選+過去の事故事例!

基本マニュアル対応方法
徒歩の場合【1】目を合わせず、後退する
徒歩の場合【2】大声を出さない=威嚇しない
徒歩の場合【3】触らない=角は危険
徒歩の場合【4】エサをあげない
【例外】罠にかかった鹿→役所へ連絡
徒歩で野生の鹿に遭遇したら?出会った時の対応方法

鹿と遭遇した時のマニュアルは、どこの市区町村でも基本的に同じ。まとめると、目を合わせない、目を合わせたまま、静かに立ち去る、威嚇しない、触らない、エサをあげないのが基本です

動物は基本、目を合わせた後に「目をそらす=戦闘開始の合図」ですから、目が合ってしまった時は、そのまま、ゆっくり後ろに下がりながら逃げるが正解、鹿は威嚇すると襲ってくる事があるので、大声やモノを振り回すのはNGとされます

例外に「罠にかかった鹿」とありますが、市街地に出没して「コンクリートに挟まった鹿」など、動けなくなっている鹿を見つけた場合は、役所に連絡です。野生の鹿を見た経験が少ないと、理解しずらい事ですが、罠にかかった鹿を可哀そうだと思って外そうとした方が「角で攻撃→死亡事故」というケースがあるので、素人は「鹿を触らない」のが正解です

基本マニュアル対応方法
車の場合【1】光が見えたら、鹿の目
車の場合【2】クラクションを鳴らさない
車の場合【3】止まる、徐行する
車で野生の鹿に遭遇したら?出会った時の対応方法

車に乗っている時に、鹿に遭遇してしまった時、多くの役所のマニュアルには上記の3つの記載があります。

ヘッドライトの光が鹿にあたると「目が光って見える=鹿の可能性:大」です。鹿は車のライトがあたると「硬直=その場で動かなくなる傾向」が強く、立ち去るのを待つか、一旦、止まり、様子を見ながら徐行するのが正解とされています

野生の鹿は徒歩の場合でも同様、人間を発見すると「なんだろう?→その場で止まって、観察する」、こんな行動が多いです。車の場合、すぐに移動したいからといって「クラクション=鹿への威嚇=攻撃対象になる可能性:有」です

基本的に、鹿は臆病な生き物で「ゆっくり近づくと逃げる習性」があるので、車の場合は、立ち去るのを待つ。ゆっくり徐行と役所のマニュアルに書いてあるのだと思われます

鹿の面白い豆知識・雑学!ツノの正体!鳴き声が怖い!シカの特徴と生態系はコレ!

さて、野生の鹿に遭遇・出会った時のマニュアルから鹿の生態系を説明しました。鹿の事を詳しくしたい方向けに、鹿とはどんな動物か、もう少し詳しく解説してますのでこちらも何かのご参考にしていただければと思います

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