クッペとは「クッペ、クープ=切られた、切り目」という意味があり、パンの頭に切り目を入れバターと一緒に焼き上げる作り方をします
クッペはフランスパン専用粉(準強力粉)を使ったハード系フランスパンの一種でであり、グルテンが少なく、灰分含有率が高い硬めのフランスパンです
パン屋で購入したクッペは紙袋やビニール袋に賞味期限・消費期限の記載がない事がありますよね
今回は、クッペがいつまで?何日もつのか。クッペの常温保管⇒冷蔵庫で保管ができるの?長期保存の冷凍保存のやり方を教えて!
美味しくクッペを解凍して温め直しする方法が知りたい方向けに、ハード系フランスパンのクッペの保存方法と保存期間をしっかり説明⇒余分な豆知識と科学のお話を含んで解説します!
- フランスの小麦粉とフランスパン専用粉(準強力粉)の日持ちと賞味期限は?
- 焼いた後⇒クッペの保存方法とは?冷凍できる?
- 常温⇒ハード系フランスパンのクッペの消費期限は何日?常温保管の日持ちは?
- 常温⇒クッペの保存温度と保管場所は?
- 冷蔵庫⇒クッペの消費期限は?固くならない方法は?
- クッペは冷凍保存できる?冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は?
- 冷凍クッペの自然解凍の方法は?
- フライパンを使った冷凍クッペの温め方は?
- 電子レンジ+トースターを使った冷凍クッペの温め方は?温度は何度?時間は何分?
- トースターを使った冷凍クッペの温め方は?温度は何度?時間は何分?
- クッペの賞味期限と消費期限切れはいつまで?
- クッペの賞味期限と消費期限は何を基準に決まってるの?
- クッペの賞味期限切れの判断方法⇒腐ったクッペパンとは?
- ハード系フランスパンのクッペ以外⇒パンの雑学や為になる情報!人気のレシピを教えて!
フランスの小麦粉とフランスパン専用粉(準強力粉)の日持ちと賞味期限は?
手作りや焼き上げたクッペの保存方法と日持ちする消費期限の説明の前に、まずは、材料の小麦粉がハード系フランスパンは特殊⇒先に、フランスパン専用粉(準強力粉)を説明します
フランスパン専用粉 | 備考 |
賞味期限 | 製造より6カ月 |
保存方法 | 常温 |
保存場所 | 冷暗所 |
フランスパン専用粉(準強力粉)は、直射日光の当たらない冷暗所保管⇒賞味期限は製造より6カ月が目安です
ハード系フランスパンは生地が硬く、パン屋さんで買うと
普通の小麦粉ではないから、クッペの日持ちと保存方法は何か、注意点があるのかと疑問の方⇒クッペに使用するフランスパン専用粉(準強力粉)は、一般的な小麦粉と保存方法は大きく変わりません
小麦粉の種類 | 備考 |
薄力粉 | TYPE45 |
中力粉 | TYPE55 |
準強力粉 | TYPE55 or TYPE65 |
強力粉 | TYPE65 |
TypeER | 65~75前後 |
こちらの表が、クッペやハード系フランスパンによく使われるフランスパン専用粉(準強力粉)と普通の小麦粉の違いです
フランスの小麦粉は灰分含有率が明記されており、成分表の「TYPEの後ろの数字」が高いほど、ハード系のフランスパンになり、TYPE65以上が1つの目安です
違いがはっきりしているのは灰分含有率であり、灰分含有率が高い=グルテンが少なく、焼き上げてもふっくらしないパンになる!数字が大きいほど、硬い小麦粉だよ!と考えるとわかりやすいです
日本のクッペの多くは、フランスパン専用粉(準強力粉)の中で「E65」や「北海道産⇒タイプER」を使う事が大半です
北海道産のタイプERのハードブレッド専用粉は灰分含有率65~75前後と、種類があるので手作りの時は含有率をよく見て購入しましょう
クッペなら65付近、フォカッチャなら70以上くらいが目安です
焼いた後⇒クッペの保存方法とは?冷凍できる?
焼いた後のクッペは「常温、冷凍保存」のどちらかの保存方法になります
クッペの生地の材料は『フランスパン専用粉(準強力粉:E65やタイプER)』と材料に『水、塩』といったシンプルな材料であり、水分が抜けやすく冷蔵庫に保管すると「カチカチに硬くなって3~5時間」で固くて食べられなくなります
クッペ | 保存方法 | 備考 |
常温保管 | OK | |
冷蔵庫保管 | NG | 数時間で硬くなる |
冷凍保存 | OK |
クッペの保存方法は、数日内に食べるなら「常温保管」、長期保存が『冷凍保存』と食べるタイミングによって、常温・冷凍保存のどちらかで保管します
クッペ | 保存方法 | 備考 |
脱水を起こす温度 | 0~3度 | =硬くなる |
冷蔵庫の温度 | 2~6度 |
なぜ?クッペを冷蔵庫に入れると、生地がカチカチに硬くなるのか。
小麦粉、塩、水の材料は水分が抜けやすいよ!と説明しました。クッペだけではありませんが、『小麦粉やお米⇒でんぷんを多く含む穀物』は焼いた後、0~3度の温度が最も水分が抜けやすく、水分が抜けた結果、クッペの生地が硬くなります
逆に0度以下はクッペの生地内の水分が凍って水分が抜けない為、冷凍保存ができます
このクッペの生地が硬くなる現象を『専門用語:β化(ベータ化)』といい水分蒸発によるパンの老化と通称でそう呼ばれます
結論を言うと、クッペは冷蔵庫に入れると5時間以内で硬くて食べられなくなるから、買って来たクッペは常温保管、すぐに食べないなら冷凍保存が賢い保存方法になります
常温⇒ハード系フランスパンのクッペの消費期限は何日?常温保管の日持ちは?
クッペは常温で何日くらい日持ちするのか。買って来たクッペを次の日・翌日まで食べる事ができるのか。クッペの常温保管の消費期限は2~4日以内です
クッペは5日以内に傷む可能性がある食品であり、ハード系フランスパンの常温保管は賞味期限ではなく、消費期限⇒賞味期限切れは食べられる可能性がありますが、消費期限切れは1日でも過ぎたら食べるのがNGです
クッペ | 常温保管 | 消費期限 |
紙袋 | OK | 2~4日以内 |
ビニール袋 | OK | 4日以内 |
こちらの表が買って来たクッペ、手作りクッペの消費期限の目安です
クッペは他のパンと違い生地が硬く、消費期限の目安は「2~4日以内」です
焼きたて⇒アツアツのパンをビニール袋に入れると「水滴が原因で傷むこと」があるため、紙袋に入れて常温保管するパン屋さんが多いと思います
クッペ | 生地 |
紙袋 | 表面がパリパリになる |
ビニール袋 | 柔らかくなる |
どちらのクッペも4日以内が消費期限の目安ですが、紙袋のクッペは2日以内が食べごろの目安、ビニール袋のクッペは3日以内が美味しい頃合いです
クッペの保存方法⇒紙袋とビニール袋での保管の違いは「紙袋:生地がパリパリな状態を維持⇒時間がたつと固くなる」、『ビニール袋:時間がたつと柔らかくなる』という違いがあります
紙袋にクッペを保管する方が日持ちはしませんが、固いフランスパンが好きな方は紙袋の保管がおすすめ、逆に、柔らかいクッペがお好みの方はビニール袋で保管するのが良いかと思います
常温⇒クッペの保存温度と保管場所は?
クッペの常温保管は2~4日が賞味期限⇒紙袋は2日、ビニール袋は3日目くらいまでが美味しい頃合いだよ!と説明しました
クッペは常温保管ができると言っても、保管場所と温度、湿度に注意が必要です
クッペ | 常温保管の注意点 |
温度 | 15~25度以下 |
湿度 | 80%以上 |
保管場所 | 直射日光を避ける |
保管場所 | 高温・多湿を避ける |
クッペの常温保管に適した温度帯は『15度~25度以下』⇒保管場所は『直射日光のあたらない場所』と『高温、湿度の高い場所を避けた場所』です
稀なケースでもない限り、パンに関係する食中毒の菌は25度以上から繁殖を始めるのが通例で、常温で保管するのであれば『15度~25度以下』と『湿度80%以下』を1つの目安にしましょう
パンが最も傷みやすい状況とは、常温⇒25度以上と湿度80%以上の時です
冷蔵庫⇒クッペの消費期限は?固くならない方法は?
クッペは『冷蔵庫に保管すると、パン生地が老化』⇒生地が硬くなり食べられなくなります
しかし、食べかけて残ってしまった時や部屋の温度が暑い日⇒熱がこもった25度以上の部屋は『常温保管が不安』になると思います。
冷蔵庫に入れてもクッペが固くならない方法は「暫定案:ラップ+ジップロック袋に入れ⇒ドアポケット付近⇒5時間以内」がギリギリの固くならない目安です
クッペ | 冷蔵庫保管の暫定案 |
保存方法 | 個別にラップ |
保存方法 | ジップロックで2重に包む |
保管場所 | ドアポケット付近 |
冷蔵時間 | 5時間以内 |
この原因は、パン生地に使う小麦粉(強力粉、薄力粉の場合も同様)に含まれる「デンプン」が0~3度の温度で水分が抜け、生地がパサパサ、固くなってしまうからです
パンの冷蔵は0~3度を避けて冷蔵庫に保管するなら、一時的、数時間程度⇒5時間以内はギリギリ⇒少し硬くなる程度です
少しパサつき、生地が硬いですが『ラップで密封+タッパーで2重』に包むみ空気を遮断します
冷蔵庫の保管場所『冷蔵庫の中で高めになりがちな場所に保管する』と多少は問題なく食べられます
- 冷蔵庫で3度以上が期待できる場所は?
- ドアポケット付近
- 冷気の出口ではない場所
冷蔵庫の冷蔵室は普通、2~6度くらいの温度をしています
しかし、冷蔵庫の場所によって『ドアポケット付近は比較的、高め』であり、『冷気の出口付近は温度が低い』のが特徴です。
ドアの開け閉めが多いと、多少、温度変化を繰り返し、保存に良くはないですが『ドアポケット付近』や『一番、大きい2段目くらいのスペース』なら、測ってみると3~5度くらいの温度の場合が多いです
クッペは冷凍保存できる?冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は?
クッペは冷凍保存できるのか。また、冷凍できるなら何日くらいの賞味期限があるのか。クッペは『冷凍保存で2週間~1ヵ月』が日持ち目安の賞味期限になります
クッペの弱点は『乾燥』と『デンプン(生地に含まれる)の老化』です。この2つの課題を解決できる保存方法が冷凍保存です
クッペ | 冷凍保存 | 賞味期限 |
個別にラップ包み | OK | 1ヵ月 |
アルミホイルで包む | OK | 1ヵ月 |
冷凍焼け対策 | OK | 2週間 |
クッペは上手に冷凍すると1か月間は日持ちします。ただし、空気の入り具合で『冷凍焼け』する事もありますから、推奨としては2週間の冷凍が目安です
手作り、パン屋さんで買ったクッペを長く保管するなら冷凍保存がベストな方法です
クッペを手軽に冷凍保存する方法の1つ目が『クッペをスライスする⇒個別にラップをする』+『ラップしたクッペを、ジップロックに入れて保存』と、この方法が一番、楽に、簡単に保存できる方法です
- 急速冷凍=パン生地の柔らかさを維持
一昔前は、パンを冷凍するのはダメ、ボソボソするっという時代があったようですが『クッペの生地=水分を早く凍らせる事』がパンの美味しさの維持に関係してきます
クッペを急速冷凍する時は『スライスする⇒ラップに包む⇒金属トレイ』を使って可及的速やかに冷凍します
普通の冷凍と急速冷凍では「見た目は差ほど違いはない」ですが、パン生地の味はうま味がアップ+食感が柔らかく保存ができます
- クッペはアルミホイルで保存する
クッペの冷凍保存は急速冷凍と同じ原理で『アルミホイルで包む=電熱性が高く、素早く冷凍できる』という裏技もあります。
ラップ+ジップロック(袋)より簡単でおすすめの方法がアルミホイルに包んで冷凍する事⇒アルミホイルは電熱性が高く、クッペの生地の中の水分をすぐに凍らせます
- コンビニパンは袋のまま冷凍が正解
手作りやパン屋さんのクッペは先に紹介した冷凍方法で問題ないです
コンビニパンといったパッケージングされているクッペの場合は『袋を開けて、保存方法を変える必要は無く、袋のまま冷凍保存』です
冷凍クッペの自然解凍の方法は?
冷凍したクッペの解凍方法は、まずは電子レンジやトースターを使いません。美味しさと食感を大事にするなら、30分~1時間程度の常温戻しをします
もしくは、食べる数時間前⇒冷蔵庫へ保管場所を移し5時間以内で冷蔵庫から出すと自然解凍されています
クッペ | 冷凍保存⇒解凍時間 |
常温の自然解凍 | 30分~1時間 |
冷蔵庫の自然解凍 | 5時間 |
冷蔵庫の中の自然解凍は長く放置してしまうと水分が抜ける為、冷凍したクッペは「そのまま常温で自然解凍」がおすすめ⇒食べやすいサイズにカットして冷凍したクッペなら30分もあれば解凍されます
フライパンを使った冷凍クッペの温め方は?
冷凍クッペは、自然解凍⇒その後、電子レンジ温めるのが普通の食べ方です
次にすぐに食べたい時の冷凍クッペをそのままフライパンで解凍する方法と、表面がコンガリしてサクサクになる美味しいクッペの温め方の2つを紹介します
ハード系フランスパン | 温め方 |
冷凍クッペ | 凍ったまま |
味・食感 | 4/5点 |
【1】霧吹きを用意する
※まるごとではなく、スライス済みの冷凍クッペになります
【2】茶色の表面にだけ水で霧吹きをする
【3】熱したフライパンにのせる
【4】中火:焦げ目がついたらひっくり返す
上記の【1】から【4】がフライパンを使った冷凍クッペの温め方になります
まるごと冷凍のクッペには使えない技ですが、カット済のクッペやバケットにしたのなら、この方法で素早く!冷凍クッペをそのまま解凍⇒食べる事ができます
夕飯がパン食の方⇒普段、仕事で帰宅時間が遅い方や朝、自然解凍させておくのを忘れちゃった時の暫定的な方法ですが、クッペの味と食感は「合格⇒5点満点中4点くらいの評価」です
電子レンジ+トースターを使った冷凍クッペの温め方は?温度は何度?時間は何分?
冷凍クッペの一番美味しい食べ方が「自然解凍後⇒水で霧吹き⇒トースターで焼く方法」ですが、そのまま電子レンジ⇒オーブントースターで250度⇒2分温めで美味しく食べることができます
冷凍したパンを電子レンジで、そのまま解凍するだけとは違った「生地のサクサク感」と「中身がふわふわした食感」がよく、とても美味しいクッペの食べ方になります
クッペ | 温め方 |
スライス済み | 電子レンジ+トースター |
電子レンジ | 30秒 |
トースターの温度と時間 | 250度⇒2分 |
味・食感 | 4/5点 |
【1】オーブントースターを余熱する
【2】霧吹きで水を生地の補給する
【3】ラップで包む
【4】電子レンジ:30秒
【5】トースター:2分(250度)
上記の【1】~【5】が電子レンジとオーブントースターを使った冷凍クッペの温め方です
オーブントースターを使った冷凍クッペの温め方のポイントは2つあります
1つ目が『オーブントースターを予熱すること』を忘れると失敗しやすいです!
2つ目が『霧吹きで水』にすることでです。オーブンや電子レンジは『熱で温める仕組み=水が温度で蒸発』するため、霧吹きで先に水分を補給すると、美味しいクッペが再び焼きあがります!
トースターを使った冷凍クッペの温め方は?温度は何度?時間は何分?
冷凍クッペをそのままトースターで温める時は『水で霧吹き』をして『アルミホイルで包んでトースター』、目安の温度と時間は200度で3分です
クッペ | 温め方 |
スライス済み | トースター |
トースターの温度と時間 | 200度⇒3分 |
味・食感 | 5/5点 |
【1】オーブントースターを余熱する
【2】霧吹きで水を生地の補給する
【3】アルミホイルで包む
【4】トースター:3分(200度)
上記の【1】~【4】が電子レンジを使わない⇒冷凍クッペの温め方です
温め直しに、アルミホイルを使うと『香ばしさ』が加わって、より焼きたてのようになり『味・食感は満足の5点満点中5点』ます
クッペの賞味期限と消費期限切れはいつまで?
さて、ここまでにクッペの保存方法と日持ち期間の目安を温度、保管場所、保存方法の違いで詳しく説明しました。主に、手作りとパン屋さんの商品が目安になると思います
コンビニパなど商品タイプのクッペの賞味期限と消費期限の違いについても少し注意点があります
賞味期限とは『美味しく食べられる期間』の事であり、見た目にカビがない、食感が変わっていない、変な味がしないなど!
大きな変化がなかれば美味しく食べられる期間、つまりは『賞味期限を過ぎても食べられる可能性がある』というのが大前提です
反対に、消費期限とは『安全に食べられる期間』の事であり、5日以内に傷む、味や風味、見た目が劣化してしまう恐れがある食品に設定されます。劣化が比較的緩やかなのが賞味期限、劣化しやすいのが消費期限が決められると認識して良いかと思います
賞味期限切れ | 食べられる可能性:有 |
消費期限切れ | 食べられない |
クッペの賞味期限と消費期限の違いとは、賞味期限は食べられる可能性がありますが、消費期限は『食べられない=食べてはダメ』、消費期限切れは腹痛、下痢、吐き気、発熱など。食中毒になる可能性もあるので、1日、2日でも過ぎたら食べるのはやめましょう
クッペの賞味期限と消費期限は何を基準に決まってるの?
賞味期限は、通常、6日以上は保存できる食べ物に『微生物の繁殖状態を検査』+『理化学検査』+『官能検査』といったルールに従ってメーカーが確認後に決定します。
例外として類似品、他に同様の商品と『同じ製法+同じ保存方法』であれば『よく似た商品と同じ賞味期限を設定:可』というルールもありますが、大手の企業の場合は独自に調査・検査をしてる事がほとんどです
よくある商品開発のパターンが『消費期限=製造日から菌が繁殖、問題が発生した日までを調査・検査』を実施し『消費期限×0.7、もしくは、0.8をかけた日数=賞味期限』とする事が多く、このように賞味期限と消費期限が決まっていると、ざっくり覚えておいていいかと思います
クッペの賞味期限切れの判断方法⇒腐ったクッペパンとは?
クッペの場合は、6日以上持つ可能性が低い食べ物ですから『消費期限』の表示が正しく、消費期限切れは食べてはなりません。しかし、賞味期限が書かれている、もしくは、記載がなくて、パンはいつまで日持ちするの?と疑問に思う事があると思います
推奨はしませんが、クッペの賞味期限切れであれば食べられる可能性があります
しかし、食べられる可能性があるといっても『2日以上、賞味期限を経過しているクッペ、生ものや生鮮食品をサンドしたクッペはダメ』と、保管状況にかかわらず、捨ててしまった方が良い場合があります
基本的な腐ったクッペの判断方法の1つが、『カビ、味・食感の変化』です。これらに1つでも異変を感じたら、食べるのはNGです
クッペは水分を生地に含みますので、菌が繁殖しやすいです
クッペ | よくカビが発生する環境 |
温度 | 25度以上 |
湿度 | 80%以上 |
備考 | 同じ袋内でカビ移りをする |
賞味期限切れのクッペは『味・食感の変化』が判断基準の1つですが、クッペの見た目で腐っていると『カビ』で判断もできますよね
クッペの生地にカビが発生しやすい条件は『温度:25~30度』+『カビが大好きな湿気、湿度が80%以上』と、この条件が重なるとカビが発生しやすいです
要するに日本なら『梅雨の時期』や『5月後半から7月前半』は、パンにカビが発生しやすいと考えるべきです
また、クッペの保存方法のところで『個別にラップ』を推奨しているのは『クッペは、同じ袋に何個も入れておくと、カビが発生した時に他のパンにもカビが移る』からです
ハード系フランスパンのクッペ以外⇒パンの雑学や為になる情報!人気のレシピを教えて!
さて、今回はクッペの保存方法⇒常温から冷蔵庫の保管の消費期限、冷凍保存で日持ちする賞味期限の目安を紹介しました
冷凍後の美味しいクッペの温め方を食感と美味しい具合を載せていますので、クッペを食べる時に自分にあった方法を選んでいただければと思います
その他、ハード系フランスパンのクッペ以外の保存方法やホームベーカリー!手作りパンで人気の種類やパン生地の作り方など!知りたいパンの情報をこちらでアイデア満載で紹介中です