魚の照り焼きは、ブリやカレイといった身のしっかりしたメニューで和食の夕飯の一品にうれしいおかずです。それでも、夜ご飯に余ってしまったり、翌日のお弁当用に多く照り焼きを作った
前日、作った魚の照り焼きはいつまで保管できるの?出来上がった照り焼きは、冷凍保存ができるのか。分からなくて悩んでいる方向けに!ブリやカレイの魚の照り焼きの保存法+常温・冷蔵庫、冷凍保存の賞味期限を徹底的に説明します
照り焼き(ブリ、カレイ)の冷蔵保管⇒日持ち期間はどのくらい?何日?
ブリやカレイで作った魚の照り焼きが余った⇒残った時は、一時的に冷蔵保管ができます。調理済みの照り焼きは夏は1日半以内、夏以外の季節は2日が日持ちの目安です。手作りの照り焼きだけでなく、スーパー・お惣菜の場合も目安は同様、お店によっては消費期限があり『当日中』と記載があるのは、その日までです
冷蔵保存 | 日持ち目安 (春・秋・冬) | 日持ち目安 (夏) |
照り焼き | 2日 | 1日半 |
魚の照り焼きは、照り焼きのタレ(調味料)が表面をコーディングされ、傷みにくくなっていますが『冷蔵中⇒徐々に劣化』し、特に『皮がブニョブニョする為⇒食べるときは皮は残す(魚の皮が好きな人も)』とした方が良いです
また、冷蔵庫のドアの開け閉めが多いご家庭は、夏と同じく2日を目途にする方が安心です。家庭用の冷蔵庫は開け閉めの頻度が高い⇒温度変化の繰り返し⇒食材を傷める原因となってしまいます
<作り置き>照り焼き(ブリ、カレイ)を冷蔵保管する容器・コツは?
【1】手を洗う
【2】乾いた保存容器をアルコール除菌
【3】容器の中→外の順番で除菌する
【4】容器のフタを裏→表の順で除菌する
【5】水分をなるべく飛ばす
【6】粗熱の冷めた照り焼きを容器に入れる
魚の照り焼きを作り置き⇒余った時の保存容器は、タッパー保管(密封)。保管する時は綺麗な容器を使います
容器をきれいにする方法は、アルコール除菌。キッチン用のスプレータイプが◎です。容器の外から綺麗にし、忘れがちなフタの裏→表の順番で除菌します。ふき取りはキッチンペーパーか、綺麗な布巾で問題ないです
作った後⇒照り焼きの粗熱が下がるのを待ちながら「手を洗う→清潔なタッパー→冷蔵庫へ保管」します
照り焼きの作り置きの場合は【5】の「なるべく水分を飛ばす=保管中に水滴が原因で傷むのを軽減させる」ことが大事です
水分が少ない方が冷蔵・冷凍のどちらも保管しやすいく、日持ちが良くなります。
タレと煮詰める時に水分をとばしておくと保存がしやすいです
照り焼き(ブリ、カレイ)の冷凍保存⇒保存法と保存期間の目安は?
冷凍保存 | 空気なし (ジップロック袋) | 空気あり (タッパー等) |
照り焼き (ブリ、カレイ) | 2週間 | 1~2週間 |
調理済の照り焼きは『2週間』が冷凍保存の目安。照り焼きは保存袋(ジップロック)で冷凍保存ができます。
空気が入った状態は冷凍焼け⇒長く保存ができない事になりますので、日持ち期間よりできるだけ早めに、食べるのを心がけましょう
照り焼きの冷凍保存は、魚の味・品質、時短を考えると「下味冷凍」の方が向いています。後程、レシピと下味冷凍の方法を紹介しますので、そちらもご検討してくださいね
時短・作り置き⇒照り焼き(ブリ、カレイ)の冷凍保存の方法とは?
魚の照り焼きは調理前に下味をつけて、ジップロック⇒冷凍保存。下味冷凍が味が美味しく、保存できる期間は2週間~1か月と長いです。下味冷凍ができる魚は鰤、鰈、銀鱈など。具体的なやり方と、レシピはこちらです
下ごしらえとタレの味付けでずいぶん味が変わるのがブリテリです。ブリはそのままだと臭みが残るので、下処理のテクニックも一緒に紹介しますね
カレイの照り焼きは、子供が好きなバターテリヤキ味が人気です!この味も下味冷凍⇒食べたい時に解凍と夜ご飯の時短メニューになります。平日の和食おかずにぴったりです
ココまでに、ブリ、カレイなど!作った後の照り焼きの常温・冷蔵庫、冷凍保存のやり方をしっかり説明しました。次は、解凍後に美味しく方法が知りたい!もしも、照り焼きを常温放置してしまった時の対応方法です
照り焼き(ブリ、カレイ)の冷凍⇒解凍方法とは?
照り焼き (ブリ、カレイ) | 解凍時間 | 美味しさ |
冷蔵庫:自然解凍 | 前日⇒温め直し | ◎ |
電子レンジ | 解凍モード | 半解凍 |
電子レンジ | 600W:1分 | ◎ |
電子レンジ | 500W:1分30秒 | 〇 |
冷凍した魚の照り焼きは、ブリ・カレイ100~200gの分量で、解凍方法は2つ。1つ目は「前日→冷蔵庫の自然解凍→食べるときに温め直し」で、冷凍した照り焼き→お皿にラップ⇒電子レンジで解凍という方法になります
照り焼き (ブリ、カレイ) | 目安 |
解凍後 | 冷蔵:2日以内 |
魚の照り焼きは6~12時間程度で解凍でき、溶けた後は冷蔵庫の中で「解凍後:2日以内」なら食べても大丈夫です
2つ目がお急ぎの方。時短ですぐに使いたい時は電子レンジの加熱もOK。一度、解凍モードで半解凍、600Wであれば1分、500Wは1分30秒で解凍ができます
<お弁当用>魚の照り焼きの冷凍保存⇒やり方は?
冷凍した照り焼きをお弁当に使うときは「朝、電子レンジ加熱→お弁当へ」という方法になります。ブリを例とすると、おかずカップのまま冷凍、もしくは、ラップ+タッパーに入れ前日から冷蔵保管です
夏は冷凍のままの方が、保冷効果が期待できる→お昼にはちょうど解凍されているという状態になりますが、作った時に魚にしっかり火が通ってなかったなど!
稀にお腹を壊す原因になるので「お弁当⇒お昼に電子レンジ」をしてからが一番、安全です
照り焼き(ブリ、カレイ)の常温放置:目安となる時間は?
ブリやカレイといった魚を食材にした照り焼きは、推奨する保管温度は10度以下になる冷蔵庫の保管がベストであり、常温放置はNGです。まんがいち、魚の照り焼きを常温放置してしまった時は、基本は当日中です
常温 | 冬 | 春・秋 | 夏 |
照り焼き (ブリ、カレイ) | 当日 | 当日 | 半日 |
密封 | 必要 | 必要 | 必要 |
スーパーで購入⇒お惣菜の照り焼きを含め、手作りの場合は「当日中」、夏場はラップやタッパー保管⇒乾燥を避けても、半日程度(6時間以内:推奨は3時間)が1つの目途です
照り焼き (ブリ、カレイ) | 常温の危険度 |
6月~ | 中:★★★ |
夏 | 大:★★★★ |
一度、照り焼きにしたブリ・カレイ⇒調理といった過程で、食中毒の恐れがある主な菌は75度以上1分の加熱で死滅しています。
作ってからの照り焼きは、春、秋、冬といった時期は当日中が1つの目途です。
6月頃からの20度を越える温度の季節になると当日より短く「半日程度」、長くても6時間以内(推奨:3時間)が目途の1つです。
菌が大繁殖を起こす28度と言われますが、25度以上からは、1時間程度。高温になると「10~15分で菌が発芽」と傷みやすくなるので、温度の高い場所、部屋は3時間でもかなり危ないラインです
さて、今回は魚(ブリ、カレイ、カジキマグロなど!)の照り焼きの保存方法(テクニック+冷蔵・冷凍保存ができる保存期間を詳しく紹介しました
余った時や翌日のお弁当用に多めに作った時の参考にしてもらえると嬉しいです