とうもろこしご飯が夕飯に残った時、余ったら冷凍保存ができるのか
とうもろこしご飯の冷凍保存の仕方と日持ち期間の目安をお探しの方向けに『とうもろこしご飯の冷凍保存』と『冷凍とうもろこしご飯の解凍方法』を徹底解説します
まずは、とうもろこしご飯の冷凍以外の保存方法から説明します。
余ったとうもろこしご飯は炊飯器、常温保管、冷蔵庫の保管ができますが、美味しさを維持して長期保存ができるのが冷凍保存です
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
炊飯器 | 3~5時間以内 | 12時間以上は故障の原因 |
常温 | 3~5時間 | 桶、おひつ ラップ+涼しい場所 |
冷蔵庫 | 2~3日以内 (推奨:12時間以内) | お米がカチカチになる |
冷凍保存 (タッパー保管) | 2週間 | 霜・冷凍焼け:有 |
冷凍保存 (ラップ包み) | 2週間~1ヵ月 | 粗熱が冷めてから冷凍 ⇒長期保存:可 |
冷凍保存 (ラップ+急速冷凍) | 2週間~1ヵ月 | 温かいままラップ ⇒長期保存:可 ⇒美味しさを維持 |
上記がとうもろこしご飯の保存方法と日持ちする期間を比較した表になります
とうもろこしご飯の冷凍保存は平たくラップに包んで2週間~1か月以内が日持ちする賞味期限の目安です
表を見ると結論を言えば、翌日・次の日まで保管するとしても、とうもろこしご飯は冷凍保存がおすすめの保存の仕方⇒急速冷凍:有の方がより適した方法です
では、次にとうもろこしご飯を冷凍する方法を具体的に見てみましょう
とうもろこしご飯は冷凍できる?ラップ包みの冷凍保存のやり方を徹底解説!
とうもろこしご飯は2週間から1ヵ月の冷凍保存が可能であり、できるだけ空気に触れないラップ包みやジップロック袋を使うのが保存方法におすすめです
【1】粗熱が冷めてからラップに包む
【2】なるべく平たく、空気をよく抜く
【3】冷凍保存する
上記の【1】から【3】の手順がとうもろこしご飯の一般的な冷凍保存の仕方です
とうもろこしご飯の冷凍保存は熱いまま!ご飯が温かいままラップに包むべきか。料理本に書いてあることが違う時がありますよね
粗熱が冷めてから冷凍保存をするのは『急速冷凍をしない場合:とうもろこしご飯の冷凍保存』のやり方です
なぜ?熱いままや温かいとうもろこしご飯を冷ます、粗熱が冷めるのを待つ必要があるのか説明すると、炊いた後のご飯は「0~4度の温度帯:お米の水分が抜け、パサパサになる温度」だからです
ラップ包みのみでとうもろこしご飯を冷凍する時は0~4度の温度帯をなるべく避けるために、一旦、粗熱が冷めるまで待ちましょう。また、ゆっくり冷凍する時は、とうもろこしご飯が熱い時の湯気が水分となり霜や冷凍焼けの原因になります
冷凍できない⇒とうもろこしご飯の具材と傷みやすい食材は?
とうもろこしご飯はとうもろこし以外を具材にすることはあまりありませんよね。とうもろこしは茹でた後、茹でる前のどちらも冷凍保存ができる食材です
冷凍保存 | 冷凍 | 賞味期限と日持ち | 特徴 |
とうもろこしご飯 (炊いたとうもろこし) | OK | 2週間~1ヵ月 | – |
とうもろこし (皮つき・皮なし) | OK | 1ヵ月 | 電子レンジ加熱 ⇒甘くなる |
茹でたとうもろこし | OK | 1ヵ月 |
結論を言うと、とうもろこしご飯の「とうもろこし(コーン)は冷凍可の食材」であり、冷凍保存の日持ち目安は2週間から1カ月です
冷凍保存する時に具材を取り除く必要はありません
とうもろこしご飯の急速冷凍⇒冷凍ご飯がパサパサにならない方法を徹底解説!
とうもろこしご飯をラップ包みしただけでは、解凍後にお米がパサパサになる事や固くてまずいと思う事があります
解凍後のとうもろこしご飯が美味しくなることを踏まえると、急速冷凍するのがおすすめの保存方法になります
急速冷凍はご飯がパサつく温度:0~4度の温度帯を避け、素早く0度以下に冷凍します。急速冷凍は『とうもろこしご飯:ラップ包み後』に電熱性の高い金属トレイに置く、冷蔵庫の急速冷凍機能を活用する、ラップの上からアルミホイルで包むという3つの方法があります
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
冷凍保存の目安 | 2週間~1ヵ月以内 | 保存方法:ラップ包み |
【1】ラップ包み +金属トレイ +急速冷凍 | おすすめ度:★★★★ | 金属トレイの上に置く 熱いままラップ ⇒長期保存:可 |
【2】ラップ包み +急速冷凍 | おすすめ度:★★★★★ | 冷蔵庫の急速冷凍機能を活用 熱いままラップ ⇒長期保存:可 |
【3】ラップ包み +アルミホイル包み | おすすめ度:★★★★★ | 熱いままラップ ⇒長期保存:可 |
普通の冷凍方法との違いは「とうもろこしご飯が熱いまま、ラップ包み」をする点です。ご飯の美味しさは「湯気のある状態=炊き立ての時」が最も旨味があり、旨味ごと急速冷凍する事で味の劣化と老化を防ぎます
お使いの冷蔵庫に急速冷凍機能:有の方は【2】の冷凍の仕方で問題ないです
冷蔵庫に急速冷凍機能:無の方は、【1】より【3】のラップ包みをした上から、さらにアルミホイルで包む急速冷凍の方法がお手軽で簡単です
ただでさえ傷みやすいと言われるとうもろこしご飯ですが、少量だけ余ってしまった時は、温かいままラップで包む⇒おにぎりにする⇒アルミホイルで包むの3つの手順で冷凍保存しましょう。お弁当のおにぎりにするのが簡単な保存の仕方です
冷凍とうもろこしご飯の自然解凍の方法は?
冷凍とうもろこしご飯の自然解凍はおすすめしません。理由は冷凍とうもろこしご飯ご飯を自然解凍すると、お米の表面がべちゃべちゃになるに加え、水分が抜けて、食べた時の食感がパサパサになるからです
とうもろこしご飯 | 自然解凍:NG |
常温の自然解凍 | 表面:べちゃべちゃ 食感:パサパサ |
冷蔵庫の自然解凍 | 表面:べちゃべちゃ 食感:パサパサ |
常温、冷蔵庫の中の自然解凍のどちらも、とうもろこしご飯の解凍方法にあっておらず、自然解凍後に電子レンジで温め直しも不向きです
冷凍とうもろこしご飯は次に紹介する電子レンジで解凍する方法がおすすめです
冷凍とうもろこしご飯の解凍方法!電子レンジで何分?冷凍保存からの温めなおし方法を紹介!
冷凍したとうもろこしご飯の温め方は、1回のレンチンではお米がつぶれることがあり、600Wの電子レンジ:1分30秒⇒ご飯を軽くほぐした後に、再度1分:電子レンジで加熱⇒合計2回のレンチンの2分30秒で解凍ができます
茶碗1杯から2杯分の分量で下記になります
とうもろこしご飯 | 合計 | 1回目 | 2回目 |
700W | 2分15秒 | 1分20秒 | 55秒 |
600W | 2分30秒 | 1分30秒 | 1分 |
500W | 3分 | 1分50秒 | 1分10秒 |
【1】ラップのまま1回目のレンチンをする
※アルミホイル包みの方はアルミホイルを外します
【2】軽くご飯をほぐす
【3】2回目のレンチンをする
上記が、600W以外の電子レンジの解凍目安:とうもろこしご飯の解凍は電子レンジ何分なのかをまとめた早見表になります
電子レンジで加熱してみて、微妙に解凍できていない時は20秒⇒10秒とレンチンする時間を減らし丁度いい解凍頃に調整してくださいね
しかし、冷凍したとうもろこしご飯をレンチンするとパサパサ感がそれでもする!と困っている方は大さじ1の水を霧吹きしてから温めるとふっくらします。また、あまり長く冷凍保存をしすぎたとうもろこしご飯は「酒:大さじ1」を軽く吹きかけてからレンチンすると、風味がよくなります
※お酒に入っているアルコールは電子レンジの熱で飛ぶため、変な味にはなりません
電子レンジ以外⇒とうもろこしご飯の解凍方法は?
電子レンジが故障中や家に電子レンジがなくて冷凍したとうもろこしご飯が解凍できない時は鍋やフライパンで蒸す事で解凍ができます。電子レンジ以外の解凍方法をお探しの方は下記の手順で冷凍とうもろこしご飯を解凍できます
【冷凍とうもろこしご飯の蒸し方:解凍方法】
【1】ラップを外す
【2】鍋・フライパンに冷凍とうもろこしご飯を入れる
【3】水を加える
※ご飯1杯分:100ccの水の分量が目安です
【4】蓋をする=蒸す
【5】様子を見てご飯をゆっくり崩す
上記の【1】から【5】がレンジ以外の冷凍とうもろこしご飯を解凍する方法になります
蒸してとうもろこしご飯を解凍する方法は、味が変わりやすい為、電子レンジが壊れて本当に困ったときの緊急手段です!
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コーン缶の使い道 | オススメ |
1缶 | とうもろこしご飯(2合用) |
1缶と半分 | とうもろこしご飯(3合用) |
トウモロコシの芯を使わず、コーン缶からも実は美味しい『トウモロコシご飯』を作ることができます。2合用、3合用に缶詰とピッタリな分量にしたレシピがコチラです。コーン缶の汁を一緒に炊き込むのが作り方のポイントです
炊飯器と一緒にコーンを炊くのが、ちょっと嫌だな、炊飯器が汚れない?と思う方は、あと混ぜしてトウモロコシご飯を作ってみましょう。急ぎの夕飯や炊飯器の故障が心配な方は、フライパンで具だけ先に作って、ご飯と混ぜる作り方がオススメです
さて、今回は、余ったらとうもろこしご飯は冷凍保存ができるのか。傷みやすいとうもろこしご飯の冷凍保存の仕方と日持ちする消費期限の目安を解説しました
とうもろこしご飯は常温や冷蔵保管ができない訳ではありませんが、炊いた後のとうもろこしご飯は翌日に食べるとしても一旦、冷凍保存しましょう
電子レンジやフライパンで炊きたての時のように、ほくほく美味しいとうもろこしご飯に解凍できますので、大量に作りすぎた時は少量で余った時に是非、活用していただければと思います