今回は、れんこん天ぷらが余ったら、いつまで何日もつのか。れんこん天ぷらの常温保管や翌日や次の日のお弁当の日持ち、冷蔵庫保管や冷凍保存ができるの?といった疑問にお答えする内容になります。
では、まずは、残ったり作りすぎたれんこん天ぷらから、次に揚げる前のれんこん天ぷらの作り置きを順番に説明します。
れんこん天ぷらの常温保管日持ちと保存の仕方!消費期限はどのくらい?
れんこんの天ぷらを常温保管する時は何時間くらいもつのか。れんこん天ぷらの常温保管は当日中が目安であり、お惣菜のれんこん天ぷらの消費期限は早い商品で3~5時間以内とシールに記載があります
れんこん天ぷらの常温の注意点は、空気に触れないようにラップかけをする事と涼しく直射日光にあたらない場所で保管する事です
れんこん天ぷら | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | ・空気を避ける ・直射日光を避ける ・熱を避ける |
消費期限 | 夏3時間以内 5時間以内 | 【お惣菜のれんこん天ぷら】 シールがある場合は記載に従う |
天ぷらの衣は空気と光(直射日光)、温かい部屋の熱によって衣が酸化して『べちゃべちゃ』しやすくなります
手作りのれんこん天ぷら以外に、スーパーやお惣菜のパックに入った天ぷらを購入した時の日持ちはどのくらいか。シールに消費期限の記載がある天ぷらは、指定された保存方法に従いましょう
パッケージに『お早めにお召し上がりください』と記載がありますが、お早めにお召し上がりくださいとは『賞味期限や消費期限が書いてあっても、開封後は保証はなし』という意味です
お惣菜のれんこん天ぷらの作り方は手作りと変わりませんが『当日中』もしくは『夏は3時間以内、推奨は5時間以内』が消費期限の目安となっている商品が大半です
れんこん天ぷらの冷蔵庫保管の日持ちと保存方法を解説!
れんこんの天ぷらを冷蔵庫に保管すると何時間くらいもつのか。れんこん天ぷらの冷蔵庫保管はキッチンペーパーを敷いてタッパー保管すると翌日には油っこくなってしまいます
天ぷら衣の酸化を防ぐために、個別にラップ包みをして2~3日が冷蔵保管の目安になります
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
冷蔵庫 (ペーパー+タッパー保管) | 翌日まで | ・衣がべちゃべちゃになる ・レンコンがシャキっとしない |
冷蔵庫 (ラップ+タッパー保管) | 2~3日 | ・空気を避ける ・直射日光を避ける ・熱を避ける |
【れんこん天ぷらの冷蔵保管】
【1】粗熱が冷めるのを待つ
【2】個別にラップ包みをする
【3】タッパー、ジップロック袋で冷蔵保管する
上記の【1】~【3】がれんこん天ぷらを冷蔵庫に保管する方法になります。作りたてや揚げたては熱いまま冷蔵庫に保管すると水分が多く、衣がよりべちぇべちゃしやすくなってしまします
ラップ包みを推奨していますが、天ぷらの衣は『光』にあたっても酸化が進みます。場合によっては、アルミホイルで一時的に包み光を遮断する事が効果的です
お弁当 | 日持ち目安 |
れんこん天ぷら | 5時間以内 (保冷剤:有) |
れんこん天ぷらを揚げてから翌日のお弁当おかずに使いたい時は、一旦、冷蔵庫に保管です。お弁当に入れると衣がベタっとしがちですので、会社の電子レンジを使って温め直ししましょう
冷めたれんこん天ぷらがサクサクになる温め直し方を紹介!
れんこんの天ぷらは常温や冷蔵庫に保管すると冷めてしまいます。冷めたれんこん天ぷらをサクサクに温め直しする方法はトースター、もしくは、フライパン、魚焼きグリルの3つになります
温め直しの手段 | 温め直し方 | 備考 |
【1】トースター | 満遍なく水を霧吹きする | アルミホイルを敷く 目安⇒200℃、2分 |
【2】フライパン | 油をひかずフライパンで温める | 弱火で加熱 |
【3】魚焼きグリル | 両面:合計6分 | アルミホイルを敷く 目安⇒片面3分 |
冷めたれんこん天ぷらをトースター、魚焼きグリルを使う時はアルミホイルを敷いて温め直しをしましょう
トースターは200℃の温度で2分が目安に時間になります。魚焼きグリルは片面3分、ひっくり返して両面を温めなおししてくださいね
フライパンを使ってれんこん天ぷらをサクサクな衣に温め直す時は『油を敷かず』に弱火で加熱、衣から油が出てきたら、キッチンペーパーでふき取りましょう。
では次に、長期保存がしたい方向けに、レンコンの天ぷらが冷凍できるのか。レンコンの冷凍保存の仕方を説明します
れんこん天ぷらは冷凍保存できる?揚げた後の冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は?
れんこん天ぷらは冷凍できるのか。れんこんの天ぷらが冷凍できるなら何日くらい日持ちするのかを説明します
揚げた後のレンコンの天ぷらの冷凍保存は粗熱が冷めた後に脂をよくふき取ってから、個別にラップすると2週間ほど日持ちします
れんこん天ぷらの衣がサクサクするように『個別ラップ』とジプロック袋の空気をよく抜いて冷凍保存しましょう
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
冷凍保存 (ラップ+密封) | 2週間 | 【保存方法】 個別にラップ包み ジップロック袋 |
急速冷凍 | 2~3週間以内 | 急速冷凍機能 金属トレイ+ラップ包み |
れんこん天ぷらは冷凍できるのかと疑問をお持ちの方向けに、れんこん天ぷらの冷凍保存の仕方と日持ちする期間、賞味期限の目安を上記の表にまとめました
【れんこん天ぷらの冷凍保存の仕方】
【1】粗熱が冷めるのを待つ
【2】衣の油をよくふき取る
油取りはキッチンペーパーを使いましょう
【3】食品用ラップに包む
食用ラップで包む前に『ペーパータオル包み』をしておくと余分な脂と水分を吸収してくれます
【4】なるべく平たく、空気をよく抜く
【5】冷凍保存する
上記の【1】から【5】の手順がれんこん天ぷらの冷凍保存の仕方です
急速冷凍機能がある方は、【5】の箇所で冷蔵庫の機能を利用しましょう
れんこん天ぷらの冷凍は急速冷凍すると、食材の内部まで早く凍らせることができ味を新鮮なままキープできます
急速冷凍機能が冷蔵庫にない!という方は、金属トレイの上にのせて冷凍すると、簡易的な急速冷凍ができます
れんこん天ぷらをサクサクに解凍する方法!自然解凍と電子レンジ解凍がNG!
冷凍したれんこん天ぷらは食べる前日に冷蔵庫へうつし、電子レンジで2~3分の温め直しで解凍ができます。しかし、電子レンジを使った冷凍れんこん天ぷらは衣が脂っこくなりがちです
れんこん天ぷらがサクサクに復活するおすすめの1つ目の解凍方法は、冷蔵庫20~30分の自然解凍後にオーブントースターで加熱です
サクサクに復活する手順 | 詳細 |
【1】冷蔵庫:自然解凍 | 目安:20~30分 |
【2】ラップを外す | ラップ類を取ります |
【3】アルミホイルを用意 | しわくちゃにします |
【4】オーブン加熱 | 【解凍目安】 温度:200℃ 時間:2分 |
備考 | 軽く水を霧吹きすると良い |
上記が、冷凍保存したれんこん天ぷらをサクサクに復活させる解凍方法になります
トースターを使う前に『れんこん天ぷらの衣』に軽く水を霧吹きしておくとよりサクサクな衣になります
【3】の箇所のアルミホイルは『くしゃくしゃにした後』は、れんこん天ぷらをのせるだけです。アルミホイルでれんこん天ぷらを包む必要はなしです
サクサクに復活する手順 | 詳細 |
【1】ラップを外す | ラップ類を取ります |
【2】アルミホイルを用意 | しわくちゃにします |
【3】アルミホイルで包む | – |
【4】オーブン加熱 | 【解凍目安】 温度:200℃ 時間:5分 |
備考 | 軽く水を霧吹きすると良い |
れんこん天ぷらを自然解凍せずに、すぐに解凍したい時は、アルミホイルで包んだ状態でオーブンで加熱します
衣がサクサクに復活する目安の温度は同じ200℃ですが、加熱する時間は5分と少し長めで温め直しをします。
アルミホイルをくしゃくしゃにシワがある状態にすると『衣の油が落ちやすく』なります。
サクサク衣の作り方 | 詳細 |
【1】小麦粉をまぶす | 【揚げる前】 衣と和える前に小麦粉をまぶす |
【2】冷水を使う | 【揚げる前】 衣に冷水や氷水を使う |
上記の手順で解凍しても、れんこん天ぷらの衣がサクサクにならない!とお困りの方は次の方法を取り入れてみましょう
天ぷらの衣はレンコンと衣を合える前に『小麦粉』を全体的にまぶしておきましょう。天ぷらの衣はダマになりやすくいため、小麦粉の力を借りてカラっと揚げましょう
また、天ぷらの衣がカラっとサクサクに揚がらない理由は『ぬるい水』がグルテンを発生させるからです。グルテンが発生しない為には、低温である事が必要であり、天ぷらの衣に使う水は冷水、もしくは、氷水を使うとサクサクとしたカラっとした衣になります
揚げる前の冷凍レンコンと作り置きレシピ!れんこんの日持ちを解説!
れんこん天ぷらを前日や平日のおかずとして、作り置きができるのか。揚げる前のレンコンは衣をつけてしまうと常温、冷蔵庫、冷凍保存がききません
揚げる前の天ぷら | 保存の目安 |
常温 | 数時間 |
冷蔵庫 | 数時間 |
冷凍保存 | 不向き |
揚げる前のれんこん天ぷらは衣や溶き卵をつけず、野菜の『れんこん』を冷凍します。解凍せずに、凍ったまま改めて天ぷらを揚げるのが正解です
天ぷらの具材 | 常温保管 | 冷蔵庫保管 | 冷凍保存 |
まるごと蓮根 (レンコン) | 5~7日 (25度以下) | 7日 | スライス推奨 |
レンコン (カット済み) | 数時間 | 3日以内 | 2週間~1ヵ月 |
参考までに。揚げる前の天ぷらに使う具材のれんこんの常温・冷蔵庫保管、冷凍保存の目安を上記の表に早見表にしました
れんこんの保存の仕方は、夏以外であれば、常温保管が5~7日できますが、野菜室で冷蔵保管するのが定番です
酢水に浸しアク抜き後に、スライスや輪切りにカット済みのレンコンは、冷蔵2~3日、冷凍保存は2週間~1カ月が日持ちする目安になります。
天ぷら用のレンコンの賞味期限と保存に困った時に活用してくださいね
冷凍レンコンから天ぷらを揚げる方法!揚げ時間と温度は何度?
冷凍レンコンから天ぷらを作る方法が、作り置きに最もあったやり方になります。冷凍した『れんこん』を自然解凍後に天ぷらにすると、食感がぶよぶよ、ふにゃふにゃになり、あまり美味しくありません
冷凍れんこんの天ぷらの作り置きは『アク抜き後』のカットしたレンコンを冷凍し、天ぷらを揚げる当日に『解凍せず、凍ったまま衣』をつけて揚げ焼きにします
手順 | 備考 |
【1】輪切りにする | 加熱処理をしない |
【2】アク抜きをする | 酢水:5~10分浸す 酢:小さじ1 水:2カップ |
【3】水気を拭き取る | 冷凍焼けの防止になる |
【4】ジップロック袋に入れる | |
【5】冷凍保存する | |
【6】表面の氷、表面の水を取る | キッチンペーパー使用 |
【7】凍ったまま衣をつける | 天ぷらを揚げる日 |
【8】油で揚げる | 目安:高温の170~180℃ |
上記の【1】から【8】が、ぶよぶよ、ふにゃふにゃにならない冷凍レンコンから天ぷらを作る方法になります
れんこん天ぷらを保存袋から出した後は【6】氷・霜、表面の水気を取り払いましょう。氷があると油であげたときに『水に変化⇒油跳ねの原因』になります
温度は衣がカラっとなる170~180℃で一気に揚げる事をおすすめします
れんこん天ぷらが腐るとどうなる?食中毒や食あたりの事例は?
れんこん天ぷらは時間が経つと脂が衣にまわり酸化して『べちゃべちゃした食感』になります。冷蔵・冷凍すると、酸化を軽減できますが、常温のまま放置すると『れんこん天ぷらは油の臭い』が強くなります
腐ったれんこん天ぷら | 特徴 |
におい | 油のにおい 古い油のにおい |
味 | 酸っぱい |
見た目 | 【1】べちゃべちゃする 【2】ねちゃねちゃする 【3】カビがはえている 【4】糸をひく |
れんこん天ぷらが腐るとどうなるのか。におい、味、見た目を上記の表にまとめました
れんこん天ぷらを常温放置すると、数時間であっという間に味が落ちますよね。
天ぷらに使うサラダ油、食用油は『光、熱、空気』の3つに弱く、酸化した油は体によくないとされます。時には参加した油が原因で食通毒になる事があり、大量に摂取するのは望ましい事ではありません
食通毒事例 | 原因 |
漂白剤入りの天ぷら | 漂白剤が問題 |
天ぷらの食通毒事件を調べましたが、天ぷらが関係する多くの事例は、天ぷら以外に刺身や和食を食べており、天ぷらが原因で食中毒になったケースはあまりありませんでした
一部、お店の問題で『漂白剤入りの天ぷら』を食べ食中毒になった事例はありますが、特別な事情がなければ、みなさん未然に防ぎやすい食べ物と言えます
死亡事例 | 原因 |
徳川家康の死 | 関係性が証明されていない |
食べた天ぷら | 鯛の天ぷら |
天ぷらを食べた日 | 1616年1月21日 |
亡くなった日 | 1616年4月17日 (1616年6月1日の説:有) |
天ぷらと食中毒の話になると『徳川家康は天ぷらを食べて亡くなった』という有名な逸話がありますが、実は根拠なしとされています
天ぷらが好きだった徳川家康は『1回に大量の天ぷらを食べて腹痛』によくなったとされますが、当時の江戸の天ぷらは現代の天ぷら油と種類が異なる『油』を使っていたとされます
また、徳川家康が最後に天ぷらを食べたのは亡くなる3か月前頃とされ、天ぷらの食中毒で死亡したとは証明されていません
徳川家康は現在の胃癌によくみられる症状が記録に多くあり、亡くなった理由は胃癌の可能性が非常に高いです
ただし、当時の将軍やお偉いさんが食べる料理は毒味役がおり、当然、家康が天ぷらを食べる頃はアツアツの揚げたての天婦羅ではなく『冷めた酸化した天ぷら』だと想定されます
揚げたての天ぷらを食べた毒味役が腹痛にならず、冷たい天ぷらで将軍が腹痛になるという本末転倒な事が起きていますよね
家康が冷めた天ぷらを食べて下痢や腹を壊す症状が出ていますので、常温で時間の経った天ぷらを食べると『お腹を壊しやすい』と言えます
特徴 | 酸化した油 (腐った油) | 新しい油 (使える新品の油) |
色 | 黒・茶色 | 白・黄色 |
におい | 油臭い | – |
揚げた時 | 泡に粘り気がある | 奇麗な泡立ちをする |
その他、れんこんを天ぷらに揚げる前は、念のため、油が古くなっていないか。油が酸化していないかを確認しましょう
新しい油が古くなると色が『白色⇒黄色⇒茶色⇒黒色』の順番で腐り、見た目で判断しやすく、古くなるほど『油のにおい』がきつくなります
古くなった油で天ぷらをあげると『泡に粘り気』があり、気泡がなかなか消えません。細かい泡立ちをして泡が消える油は腐っていませんが、天ぷらをあげて『泡がなくならない時』は、油が古くなっています
総まとめ!れんこん天ぷらの保存の仕方と日持ち目安の一覧早見表!
れんこん天ぷらは常温保管が当日中の5時間以内、冷蔵保管なら個別にラップ包みで保管すると2~3日が日持ちの目安です
れんこん天ぷらは時間が経つと衣が油を吸収して『シャキシャキせず、柔らかくしんなりした食感』になります。油がべちゃべちゃした時は『水を霧吹きすること』が復活の方法になります
下記が、れんこん天ぷらの保存の備忘録として使える賞味期限、消費期限切れをまとめた早見表にしました。良かったら自分用のメモに使ってくださいね
れんこん天ぷら | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 夏3時間以内 5時間以内:推奨 |
【お弁当】 保冷剤と保冷バック | 5時間以内 | 高温多湿を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~3日 | ラップ包み+タッパー |
冷凍保存 | 2週間 | – |
さて、今回は、れんこん天ぷらが余った時の保存の仕方と日持ちする目安を説明しました
スーパーで購入したお惣菜のれんこん天ぷら、自分で揚げたれんこん天ぷらは常温保管は当日中が保管の目安です
揚げた後のれんこん天ぷらは、粗熱が冷めてからラップ包みをして冷蔵庫で2~3日日持ちします。温め直しの時に水を霧吹きするとサクサクになりますので、是非、やってみてください。