鯖寿司とは、江戸時代に東京から京都までを塩漬けにした鯖を運ぶと、丁度、2日~3日で味が良くなるとされ大変人気があった巻き寿司になります
現在では、しめ鯖以外に、焼きサバをオンした鯖寿司など!形状は様々です
今回は、鯖寿司が余ったら、いつまで何日もつのか。鯖寿司の常温保管や翌日や次の日までの、冷蔵庫保管、鯖寿司は冷凍保存ができるの?といった鯖寿司の保存の仕方を説明します
鯖寿司の常温保管の仕方と日持ちする目安の時間は?消費期限はどのくらい?
鯖寿司を常温保管する時は何時間くらいもつのか。鯖寿司は、常温保管は涼しい場所の保管で2日以内が目安です
鯖寿司 | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 2日以内 | 夏は要注意! 3~5時間以内 |
消費期限 | 2日以内 | シールがある場合は記載に従う |
スーパーやコンビニでパック寿司の鯖寿司を購入した時の日持ちはどのくらいか。シールに消費期限の記載がある鯖寿司は、指定された保存方法に従いましょう
鯖寿司は作ってからの常温は保存方法に注意しながら2日以内に食べましょう。近年の夏は暑いため。消費期限が長めに設定があっても、当日中の5時間以内を目安にすると良いです
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
常温の保存方法 | ラップかけする | – |
常温の保存場所 | 涼しい場所 直射日光のあたらない場所 高温・多湿を避ける | – |
目安の温度 | 4度~10度以下 | 15度以下を目途 |
バッテラの常温の注意点は、空気に触れないようにラップかけをする事と涼しく直射日光にあたらない場所で保管する事になります
鯖寿司の冷蔵庫保管の日持ちは何日?保存方法は?
鯖寿司を冷蔵庫に保管する時は何時間くらいもつのか。鯖寿司の冷蔵庫保管はパサつかず美味しく食べるには12時間以内、作ってから野菜室の保管で『4日以内』が冷蔵保管の目安です
残念ながら、鯖寿司を冷蔵庫に長く保管すると、酢飯の水分が抜けパサパサなってしまいます。鯖寿司の保管場所は冷蔵庫のドアの付近ではなく、野菜室が正しい保管方法です
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
冷蔵保管 | 4日以内 | 野菜室の温度が適切 |
冷蔵庫 | 推奨:12時間以内 | お米がパサパサになる |
野菜室 | 推奨:12時間以内 | お米がカチカチになりにくい |
【鯖寿司の冷蔵保管(野菜室)】
【1】キッチンペーパーを包む
【2】ラップで2重包みをする
【3】ジップロック袋にしっかり密封する
※ジップロック袋を『保冷袋』や『保冷バック』にするとシャリの食感を維持しやすいです
上記の【1】~【3】が鯖寿司を冷蔵庫の野菜室に保管する方法になります。手作りした鯖寿司は、シャリが熱いまま冷蔵庫に保管すると水分が多く、より水分が抜けやすくなってしまします
鯖寿司を冷蔵するとカチカチに硬くなる!パサパサになる理由とは?
鯖寿司の冷蔵保管は、冷蔵庫ではなく、野菜室が正解と説明しました。鯖寿司を冷蔵庫に長く保管するとお米が硬くなります。お米がカチカチになる理由は、お米は、でんぷんを含む食べ物であり温度0~4度付近以下になると水分が乾燥する為、鯖寿司がカチカチになってしまいます
お米のβ化現象 | 日持ち目安 | 備考 |
原因と理由 | 0~4度付近 水分が抜ける | 理由 でんぷんを含むため |
対応方法 | 野菜室で冷蔵する | 野菜室:4℃~8℃ |
鯖寿司を冷蔵しても冷蔵庫でパサパサにならない!お米が固くならない方法をお探しの方向けに、なぜ?鯖寿司が冷蔵庫でパサつくのか。原因と理由を上記にまとめました
鯖寿司の冷蔵保管を野菜室を推奨している理由が家庭用冷蔵庫の温度は『2℃から6℃』と低く、野菜室は初期設定で『4℃から8℃』となっています
推奨の10℃以下の温度で、鯖寿司を冷蔵保管するには『野菜室』の方が、お米がパサつきにくいという結論です
鯖寿司は冷凍保存できる?冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は?
鯖寿司は冷凍できるのか。鯖寿司の冷凍保存は2週間ほどできるけど解凍に失敗しがち、冷凍は不向きというのが結論になります
鯖寿司を普通に冷凍保存をして解凍すると『シャリがゴム』のような食感になります。鯖寿司が余ったら、お米の芯までしっかりと素早く冷凍する急速冷凍が必要です
保存方法 | 日持ち目安 | 日持ち目安 |
冷凍保存 (ラップのみ) | 不向き | 解凍後 シャリが硬い |
急速冷凍 | 2週間以内 | 急速冷凍機能 金属トレイ+ラップ包み |
鯖寿司は冷凍できるのかと疑問をお持ちの方向けに、鯖寿司の冷凍保存の仕方と日持ちする期間、賞味期限の目安を上記の表にまとめました
鯖寿司は食品的に冷凍ができると言えますが、急速冷凍なしでは、流水解凍、電子レンジ解凍、自然解凍のどの解凍方法をしても、酢飯のシャリがゴムのような食感になります
冷凍保存 | 日持ち目安 | 日持ち目安 |
ラップ包み | 1週間 | 解凍後 ゴムのような食感になる時:有 |
急速冷凍 (冷蔵庫の機能) | 2週間 | おすすめ度:★★★★★ |
急速冷凍 (金属トレイ) | 2週間 | おすすめ度:★★★★ |
アルミホイル包み | 2週間 | おすすめ度:★★★ |
【鯖寿司の急速冷凍の仕方】
【1】ラップに包む
【2】なるべく平たく、空気をよく抜く
【3】金属トレイにのせて急速冷凍する
上記の【1】から【3】の手順が鯖寿司の冷凍保存の仕方になります
急速冷凍機能がある方は、冷蔵庫の機能を利用しましょう。急速冷凍機能がなく、冷凍庫がいっぱいでトレイを使えない!という方は、『鯖寿司をアルミホイル包み』すると、簡易的な急速冷凍ができます
鯖寿司の冷凍は急速冷凍すると、シャリの食感がゴム化するのを防ぐよ!と説明しました
急速冷凍しても、どうしても解凍後の食感がダメだ!冷凍鯖寿司が通販で売っているじゃないか!と思った方、実は業務用は次に紹介する高度な冷凍技術が使われています
冷凍できる鯖寿司とは?CAS冷凍システムなど!
鯖寿司はラップ包みのみの冷凍後に解凍するとゴムの食感になり、食べることができません。しかし、お取り寄せ商品の冷凍鯖寿司を解凍して美味しく食べられる商品が一部あります
冷凍技術 | 冷凍保存 | 日持ち目安 |
CAS冷凍 | 可 | 1ヵ月以内の保存:可 |
解凍方法【1】 | 流水解凍 | 30℃のお湯:30分 その後⇒常温30分 |
解凍方法【2】 | 電子レンジ | 500W:1分後 その後⇒常温30分 |
補足情報として、冷凍鯖寿司を購入した事がある方に『冷凍できないはずの鯖寿司が、なぜ冷凍できるのか』を説明します
家庭用冷蔵庫には機能がなく、家で実現することは不可能とされています
業務用冷凍技術の『CAS冷凍(セルアライブ・システム)』が使われている鯖寿司は、解凍しても美味しく食べることができます
CAS冷凍とは磁場を利用し水を細胞内から瞬時にシャリの内部まで凍らせる超高度な急速冷凍です。2000年頃からCAS冷凍の技術がありますが、家庭用の冷蔵庫に標準装備ができるほど、安く作ることが現状できません
家庭用冷蔵庫では実現ができない冷凍技術を使った方法の為、家の冷凍室では現状、上記の冷凍方法はできません
さて、ここまでに鯖寿司の冷蔵保管と冷凍保存の仕方を説明しました。結論を述べると『野菜室で我慢をする』もしくは『温度に気を付けて常温保管、早めに食べること』を心がけるしかありません
総まとめ!鯖寿司の保存の仕方と日持ち目安の早見表!
鯖寿司は常温保管に困ったら、冷蔵庫の野菜室で保管すると、4日以内、美味しく食べる推奨は12時間が日持ちの目安です。冷凍保存すると、解凍後にシャリがゴムのような食感になり、鯖寿司は冷凍保存が不向きな食べ物です
下記に、鯖寿司の保存のメモとして使える賞味期限、消費期限切れをまとめた早見表にしました。良かったら参考にしてくださいね
鯖寿司 | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 2日以内 | 夏は要注意! 5時間以内:推奨 |
野菜室保管 | 4日以内 推奨:12時間 | おすすめの保存方法 |
冷凍保存 | 不向き | 冷凍は急速冷凍 |
さて、今回は、鯖寿司が余った時の保存の仕方と日持ちする目安を説明しました
鯖寿司とは江戸時代に江戸から京都までのサバ街道を飛脚が走る時間を保存ができる『サバの塩漬け』の応用した作り方をしています。
鯖寿司は冷凍保存より、常温と冷蔵保管が向いた珍しいお寿司ですが、冷蔵庫の温度が低すぎる為、冷蔵は野菜室を使って保管をしましょう
鯖寿司を次の日や翌日に食べる時、安全に保存ができる方法をお探しの方に詳しく保存方法をご提案いたしました。以上が鯖寿司の保存の仕方に困った時の解決方法になります。