海苔巻きの日持ちと保存方法！刺身の太巻き寿司の常温・冷蔵庫保管と冷凍保存の仕方

今回は、海苔巻きが余ったら、いつまで何日もつのか。海苔巻きの常温保管や翌日や次の日のお弁当、冷蔵庫保管や冷凍保存ができるの？といった海苔巻きの保存の仕方を説明します。

海苔巻きといっても海鮮の海苔巻きマグロや中トロ、サーモン、ハマチ、ぶりなど！海鮮海苔巻きの具材は豊富です。上記の刺身の食材が中身の海苔巻きを対象に、日持ちと保存尾の仕方を解説します！

海苔巻きの常温保管の仕方と日持ちする目安の時間は？消費期限はどのくらい？

手作り海苔巻きを常温保管する時は何時間くらいもつのか。海苔巻きの常温保管は涼しい場所の保管で３～５時間以内が目安です

海苔巻きの常温の注意点は、空気に触れないようにラップかけをする事と涼しく直射日光にあたらない場所で保管する事です

温度は１５度以下、できれば「４度～１０度以下」の温度で３～５時間以内が海苔巻きの常温保管の仕方の１つの目安です

海苔巻き用のご飯は、朝炊いたらお昼まで、夕方炊いたらその日の内に食べるのが普通の感覚です。海苔巻きを作ったら常温は保存方法に注意しながら５時間以内に食べましょう

手作りの海苔巻き以外に、スーパーやコンビニでパック寿司の海苔巻きを購入した時の日持ちはどのくらいか。シールに消費期限の記載がある海苔巻きは、指定された保存方法に従いましょう

しかし、パック寿司の海苔巻きは、パッケージに『お早めにお召し上がりください』と記載がありますよね

お早めにお召し上がりくださいとは『賞味期限や消費期限が書いてあっても、開封後は保証はないよ！』という意味です

海苔巻きは１０度前後（以下）の保存で『当日中』が消費期限であり、２～３時間以内のシールが貼ってあるお店もあります

海苔巻きは市販のパック寿司は寿司ロボットを使うと言っても、作り方は手作りと変わりませんが『夏は３時間以内、推奨は５時間以内』が海苔巻きの消費期限の目安になります

釣った魚の刺身はアニサキスに注意！

スーパーや魚屋さんに並ぶ刺身は、アニサキス対策がされている商品がほとんどです。しかし、趣味が釣りの友人に頂いた魚は、アニサキスに注意する必要があります

アニサキスとは日本の食中毒事件の上位に君臨するやっかいな寄生虫です

海苔巻きに酢が使われていてもアニサキスに酢が効きません。アニサキスは『菌ではなく、虫』であり、酢、醤油、わさびといった調味料で死滅させることができない為です。

生魚なら、サバやアジ、イワシにアニサキスは多く、これらを食べるマグロやカツオのお腹の中にもいます。もらった刺身や釣ってきた魚にアニサキスがいるのか。詳しい見分け方や対処方法は『アニサキスがいる魚の一覧』で紹介中です

海苔巻きの冷蔵庫保管の仕方と日持ちする目安の時間は？

海苔巻きを冷蔵庫に保管する時は何時間くらいもつのか。海苔巻きの酢飯は冷蔵庫保管は２日～３日以内が食品的に食べられる期間ですが、パサつかず美味しく食べるには１２時間以内が目安です

残念ながら海苔巻きを冷蔵庫に長く保管すると、水分が抜けお米がパサパサなります

【海苔巻きの冷蔵保管（野菜室）】

【１】粗熱が冷めるのを待つ

【２】キッチンペーパーで海苔巻きを包む

【３】ラップで２重包みをする

【４】ジップロック袋にしっかり密封する

※ジップロック袋を『保冷袋』や『保冷バック』にするとシャリの食感を維持しやすいです

上記の【１】～【４】が海苔巻きを冷蔵庫の野菜室に保管する方法になります。海苔巻きは酢飯が熱いまま冷蔵庫に保管すると水分が多く、より水分が抜けやすくなってしまします

また、野菜室に刺身や海鮮具材の海苔巻きを入れると『においうつり問題』があるため、ラップはしっかり包み空気が漏れないようにジップ付きの保存袋が推奨です

また、海苔巻きに巻いた海苔が湿気を吸収する為、キッチンペーパーで巻いた後にラップ包みしましょう。

海苔巻きを冷蔵庫に入れないで保管したい方は、一時的に保冷剤や保冷バックの保存の仕方を次に説明します

海苔巻きを冷蔵するとカチカチに硬くなる！パサパサになる理由とは？

海苔巻きを冷蔵庫に長く保管するとお米が硬くなります。お米がカチカチになる理由は、お米は、でんぷんを含む食べ物であり温度０～４度付近以下になると水分が乾燥する為、海苔巻きがカチカチになってしまいます

海苔巻きを冷蔵しても冷蔵庫でパサパサにならない！お米が固くならない方法をお探しの方向けに、なぜ？海苔巻きが冷蔵庫でパサつくのか。原因と理由を上記にまとめました

海苔巻きの冷蔵保管を野菜室を推奨している理由が家庭用冷蔵庫の温度は『２℃から６℃』と低く、野菜室は初期設定で『４℃から８℃』となっています

推奨の１０℃以下の温度で、海苔巻きを冷蔵保管するには『野菜室』の方が、お米がパサつきにくいという結論です

海鮮海苔巻きは冷凍保存できる？冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は？

海鮮海苔巻きはごはんのようにラップ包みをして冷凍できるのか。海鮮海苔巻きは冷凍できるけど解凍に失敗するというのが結論になります

海鮮海苔巻きは冷凍して保存ができますが、解凍すると『シャリがゴム』のような食感になります

海鮮海苔巻きが余ったら、１０℃以下の涼しい場所で『空気に触れないように保管』するのが正しく、注意しながら常温保管、もしくは、野菜室で冷蔵保管するしか方法はありません

海鮮海苔巻きは冷凍できるのかと疑問をお持ちの方向けに、海鮮海苔巻きの冷凍保存の仕方と日持ちする期間、賞味期限の目安を上記の表にまとめました

海苔巻きは食品的に冷凍ができると言えますが、流水解凍、自然解凍のどの解凍方法をしても、酢飯のシャリがゴムのような食感になります

また、刺身を冷凍すると解凍した時に細胞が崩れ刺身からのドリップがすごく多く、刺身のマグロやハマチ、イカを再冷凍すると食べられません

一般家庭の冷蔵庫に標準装備の冷凍技術では『刺身の冷凍は不向き』であり、冷凍するとしても『マグロやカツオを柵ごと冷凍保存』しか、まともに保存ができません

残念ながら、海鮮海苔巻きの冷凍保存はあきらめましょう。酢が入っていない普通のご飯は冷凍できますが、酢飯をつかった料理は冷凍が不向きです

スーパーやお寿司屋さんで注文した海鮮海苔巻きは既に海苔が巻かれています。

家で手巻き寿司をした日はお刺身が余らないように食べきるのが鉄則です。もしも、食べきれずに海鮮具材を残すなら、イカ、ホタテ、タコです

生のイカやホタテ、タコは脂の多いマグロやサーモンより日持ちしません。しかし、脂が少ないおかげで「茹でる＝ボイル」すると冷凍保存ができます

手巻きの日にイカ、タコ、ホタテや貝類が余った時は、刺身として保存せず、ボイルして冷凍保存しましょう。冷凍目安は２週間です

次は、保管中や常温放置した時に『海鮮海苔巻きが腐るとどうなるのか』、過去に起きた食中毒や食あたりの原因を紹介します

海鮮海苔巻きが腐るとどうなる？食中毒や食あたりの事例は？

海鮮海苔巻きの酢飯は酢を使っており、酢は酢酸酸度が１％以上から食中毒の菌が繁殖できないとHACCPの手引書に定義がされています。普通の家庭にある食酢は酸度４％から２０％程と高く、セレウス菌を除く、ルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、大腸菌の繁殖を抑える効果が高い調味料です

しかし、調味料の酢が食中毒を防止に効果があるといっても『セレウス菌』に気を付けなければなりません

実際に過去の食中毒の事件で『高温で常温放置をした酢飯を使ったお弁当の一部からセレウス菌』が確認されたケース：有です

普通の炊いたご飯より食中毒になる可能性は低いですが、高温の場所で長く常温放置をすることは望ましくないと言えます

海鮮海苔巻きが腐るとどうなるのか。におい、味、見た目をまとめました

上記の表を見ると、完全に腐っていて時以外は、見た目での判断が難しく、食べて確認するのは嫌ですよね

腐った海鮮海苔巻きの酢飯は「におい：酢、納豆、古くなった雑穀のようなニオイがする程度」であり、実はにおいでの判別する方法も大変難しいです

海鮮海苔巻きが腐るとどうなるのか。腐ったご飯をたべて症状は何時間後にでるのか。過去に食中毒になった事例があるのかをお調べしました

化学や現代細菌学の小難しいお話を含みますので、私は難しい話は興味ない！という方は「25度以上で放置した海鮮海苔巻きを食べない」というように、自分ルールを作って身を守るのが１つの方法かと思います

海鮮海苔巻きに限定した内容ではありませんが、ご飯の食中毒は主に、1887年に発見されたセレウス菌（BacillusCereus：バチルスセレウス）が原因です

セレウス菌の食中毒事例は年間、だいたい10～15件発生して患者数は100～200名程です

セレウス菌を簡単に説明すると、100℃の30分加熱でも死滅しない芽胞タイプ（休眠状態のセレウス菌の卵）と、25～30℃でいっぱい菌が増える増殖タイプの２種類の状態があります

増殖タイプは75℃の温度、1分以上の加熱で死滅するけど、芽胞タイプは普通の調理方法では倒し切れないっという事情があります

簡潔に言うと「ご飯を炊く上で、セレウス菌を100%取り除く方法が発見されていない＝炊いたご飯は保存方法に注意しましょう」というのが今の科学の現状です

セレウス菌が原因の食中毒の症状は主に「嘔吐タイプ」と「下痢タイプ」の２つです。腐った海鮮海苔巻きごを食べて食通毒になるとしたら表：左の「嘔吐型のセレウス菌」が多くの事例です

ただし、セレウス菌は低温：８度以下（冷蔵庫・冷凍室の温度）でほとんど繁殖しないという生態系です。

総まとめ！海鮮海苔巻きの保存の仕方と日持ち目安の早見表！

海鮮海苔巻きは常温保管が当日中の５時間以内、冷蔵保管なら野菜室で保管すると１２時間が日持ちの目安です。冷凍保存すると、解凍後に酢飯がゴムのような食感になり、海鮮海苔巻きは冷凍保存が不向きな食べ物です

下記に海鮮海苔巻きの保存のメモとして使える賞味期限、消費期限切れをまとめた早見表にしました。良かったら参考にしてくださいね

さて、今回は、お刺身のマグロやサーモン、ハマチ。イカやホタテの海鮮海苔巻きが余った時の保存の仕方と日持ちする目安を説明しました

海苔巻きは常温保管は数時間以内であり、冷蔵庫に入れると酢飯がパサパサ、カチカチに硬くなるといった課題があります

冷蔵しても海苔巻きを美味しく食べるには、冷蔵庫より温度が高い野菜室が保存がしやすい環境であり、パサパサ、カチカチになりにくいです

また、海苔巻きの刺身や海鮮食材のイカ、ホタテは足が早く傷みやすい食材です

消費期限内であっても見た目、ニオイ、ドリップの具材から食べれない時があります

残ってしまった海鮮海苔巻きを次の日や翌日に食べかかったり、安全に保存ができる方法をお探しの方に詳しく保存方法をご提案いたしました

以上が海苔巻きの保存の仕方に困った時の解決のヒントになります。

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