鶏肉は牛肉と豚肉に比べて水分量が多く足が速い、傷みやすい食材です。作り置き、お弁当やお昼ご飯に時短で人気の鶏そぼろは、作ってから何日くらい持つの?と保存法に悩んだ方向けに、常温・冷蔵・冷凍保存のやり方と日持ちを徹底紹介します
鶏そぼろの保存法と日持ち期間の参考と目安にしてもれると嬉しいです
鶏そぼろの冷蔵庫保管の日持ちは?消費期限の目安は?
鶏そぼろを作ったけど、余った!お弁当に使いたい時やすぐ食べるつもりなら冷蔵保管ができます。
豚肉と牛肉の合いびき肉なら3日が冷蔵の真保ですが、調理済みの鶏そぼろは2日以内が冷蔵庫保管の期限です。作り置きや残った時は「保管方法:タッパー、密封容器」を使うのがベスト、保管する前のアルコール除菌も忘れないように、次にやり方を説明します
作り置き⇒鶏そぼろを保存容器で保管するやり方:アルコール除菌(キッチン用)
【1】手を洗う
【2】乾いた保存容器をアルコール除菌
【3】容器の中→外の順番で除菌する
【4】容器のフタを裏→表の順で除菌する
【5】煮汁と水分をよくきる
【6】粗熱の冷めた鶏そぼろを容器に入れる
鶏そぼろを保存容器(タッパー保管)に入れ冷蔵保管する時は綺麗な容器を使うのが基本です。鶏そぼろの粗熱が下がるのを待ちながら「手を洗う→タッパーを綺麗にする→冷蔵庫へ保管」といった方法です
そぼろの作り置きの場合は【5】の「煮汁=よく水分をきる」ことが重要で、炒めるときに水分をとばしておくのがベスト、水分が少ない方が冷蔵・冷凍のどちらも「そぼろがパラパラになる」というメリットもあります。
また、【6】の粗熱が冷めるのを待つのも、水分を一緒に保管しないのが長持ちする工夫の1つです^^
アルコール除菌はキッチン用のスプレータイプが◎。容器の外から綺麗にし、忘れがちなフタの裏→表の順番で除菌します。ふき取りはキッチンペーパーか、綺麗な布巾で問題ないです
鶏そぼろの冷凍保存の日持ちと賞味期限の目安は?
鶏肉を使った「そぼろ」は加熱前よりも、実は加熱後の方が冷凍保存ができる保管期間が長いです。生肉の場合は、2週間以内の冷凍ですが、調理した鶏そぼろは1か月の冷凍保存ができます
ひき肉の種類 | 冷凍 | 調理済 |
牛肉 | 2~3週間 | 1カ月 |
豚肉 | 2~3週間 | 1カ月 |
鶏肉 | 2週間 | 1カ月 |
ひき肉は牛・豚より鶏肉がはいった合いびき肉の方が日持ちしない特徴がありますが、基本的に冷凍の場合は『1カ月』が保存の目安、食べる時を考え「1食分ごとに、小分け→保存袋+ジップ付きで保存」しておくと、解凍して食べるときが便利です。
お肉の種類によって日持ち期間が違う点、ココが気になる方は詳細で「ひき肉の日持ち+保存方法」を別途、解説しています。参考にしてもらえると嬉しいです
鶏そぼろの冷凍保存:1カ月が目安
空気あり:3~4週間
空気なし:1カ月
保存方法:保存袋(ジップ付き)
鶏そぼろを冷凍する時は『空気をよく抜く→ジップ付きの保存袋でしっかり密封』して保管します。空気が入った状態は冷凍焼けを起こしますので、ココを重点的に注意するのが◎です
ココまでに、鶏そぼろの常温・冷蔵庫、冷凍保存のやり方をしっかり説明しました。次は、作り置きしてお弁当に使いたい!冷凍したそぼろの良い解凍方法を知りたい!万が一、そぼろを常温放置してしまった時の対応方法です
鶏そぼろの解凍方法は「冷蔵庫で自然解凍」or「電子レンジ」
冷凍鶏そぼろ | 解凍時間 | 美味しさ |
冷蔵庫:自然解凍 | 前日の夜から | ◎ |
電子レンジ | 解凍モード:2分 | ◎ |
電子レンジ | 600W:30~40分 | ◎ |
冷凍した鶏そぼろは分量100~200でであれば、おすすめの解凍方法は2つ。1つ目は「前日→冷蔵庫の自然解凍」で、冷凍そぼろ→お皿にラップをするという方法になります
2つ目がお急ぎの方。時短ですぐに使いたい時は電子レンジの加熱もOK。時間の目安は解凍モード:2分、600Wであれば30~40秒で解凍ができます
<お弁当用>鶏そぼろは「そのまま」or「朝レンチン+保冷剤」
冷凍した鶏そぼろをお弁当に使うときは「冷凍のまま→お弁当へ」と「朝、電子レンジ加熱→お弁当へ」の2つの方法があります。2つ目の方法は、冷蔵庫で保管したときにも活用できます
夏は冷凍のままの方が、保冷効果が期待できる→お昼にはちょうど解凍されているという状態です。冷凍そぼろを朝レンジで解凍し、お弁当のおかずにするのもOKですが、保冷剤を忘れないようにしましょう
<作り置きのワンポイント>鶏そぼろの味付けを濃いめに!
鶏そぼろは、炒めて水分をよく飛ばして作るため、味付けの分量は少なめにしてしまう事がありますよね。しかし、保存用の場合は「家庭用の調味料は防腐効果があまり期待できない」といわれても、味付けは濃いめにする方が気持ち安心できます
そぼろは単品のおかずにしなくても「そぼろ丼」にするなら、味が濃い方が冷めた後でもギュっと味が引き締まりますから、安心+美味しく食べられる、この2つのメリットがある作り方の方がおすすめです
<お弁当のワンポイント>鶏そぼろを炒めるときに「生姜」の防腐効果に期待!
お弁当にそぼろを使いたい。でも、お弁当にそぼろを使うのは傷むのが心配とココにお悩みの方は、レシピに「みじんぎりした生姜:1欠片分」ほど追加すると、生姜の防腐・抑制が少しだけ期待できるようになります
生姜+そぼろはアクセントになり、味付けの邪魔になるどころか、逆にこっちの作り方の方が男子は好き!って人が多いですよ^^
そぼろ弁当だけじゃ足りない!男子の不満を解消するには「鶏コンボ」
- そぼろ+焼き鳥弁当
- そぼろ+唐揚げ弁当
そぼろ丼弁当は、冷凍からデキて簡単→そして、お昼に食べてうれしいメニューです
しかし、ガッツリ食べる男子は鶏そぼろだけじゃ物足りない。そぼろ丼は軽食にすぎない!とペロっと食べてしまいます。何か、鶏そぼろに合うお弁当のおかずはないかな?とお悩みの方は、必殺の鶏コンボ「そぼろ+焼き鳥」、「そぼろ+唐揚げ」のセットメニューにすると満足するお弁当の量になりますよ
鶏そぼろの常温放置:目安となる時間は?基本はNG→冷蔵庫保管が推奨!
ひき肉は生では日持ちせず、ひき肉を使った料理は調理後の場合は10度以下で保管するのが理想的です。基本的に常温で長く放置するのはNG、数時間で場合によっては食べるのが危ない状態になります
特に鶏り肉は牛・豚肉に比べ水分が多い食材であり、同じそぼろでも注意が必要です
鶏そぼろの常温保管:NG
保管方法:密封できるラップは必須
目安の時間:1~2時間
保管温度:10度以下が理想
ひき肉を使った作り置きに多い食中毒の菌は「カンピロバクター属菌、腸管出血性大腸菌、サルモネラ属菌」です。どれも75度以上1分以上の加熱で死滅しますが、調理後と言えども空気にふれる状態で長く放置は望ましくありません
密封→ラップ有、この方法で1~2時間の短い時間であれば、大きな傷みもなく食べられる事が大半ですが、2時間以上、ラップはあるけど常温放置してしまったという時があると思います。
夏の時期:鶏そぼろの保管は?
部屋の温度:25度以上は危険:大
鶏そぼろは一度は加熱をしていますから、夏以外の春、秋、冬といった時期は大きな問題は起こりにくいです。
しかし、夏場や6月頃からの20度を越える温度の季節になると話は変わってきます。菌が大繁殖を起こすのは28度付近や40~45度と種類によりますが、おおまかに言っても「25度以上からは、1時間程度」、高温になると「10~15分で菌が発芽=生まれる」と思ってくださいね