簡単な材料で高級なトリュフチョコを手作りしたい方向けに、プロが作るトリュフチョコの作り方とレシピ分量を紹介します。
チョコが固まらない!チョコが分離する!と手作りトリュフにお困りの方の解決のヒントになる『分離しないトリュフチョコ』のテクニックが満載に詰め込まれています!是非、そのまま作ってみてください
電子レンジ⇒手作りトリュフチョコのプロのレシピを紹介!
トリュフチョコの材料はロッテのガーナチョコならガーナミルクチョコレート、明治なら明治ミルクチョコレートのどちらか3枚を使うと18~20個の分量になり、作りやすいです
ガーナとmeijiのトリュフ用の板チョコは1枚50gでどっちを使っても良しです
簡単に電子レンジでトリュフチョコを作る時は、チョコが分離しないように調理具は、温度変化を防ぐ耐熱ボウルとゴムベラを使いましょう
レシピの材料はチョコレート、生クリーム、パウダー類の3つになります
パウダー類はココアパウダー、ミックススプレーなど!お好みで最後に飾ってくださいね
材料 | 分量 | 備考 |
チョコレート | 150g | 50g×3枚 |
★生クリーム | 75cc | 40~47% |
★洋酒 | 小さじ1 | 洋酒なし:可 有はラム酒、オレンジリキュール |
☆パウダー類 | 適量 |
※板チョコ:ミルクチョコレートは、Meiji、ロッテのガーナチョコに対応した生チョコになります
※その他:カカオ分が25%以上、無脂ココア固形分が2.5%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上、総油脂分が25%以上のチョコで代用:可です
手作り!プロが作るトリュフチョコを作る時は生クリームの脂肪分40%以上が濃厚でおすすめです。チョコ1枚あたりに、生クリーム25ccが黄金比で失敗しない味です
35%付近の生クリームを使う時は『50gのチョコ1枚、生クリーム:30cc(脂肪分:35%付近)』の割合に合わせてくださいね。チョコの分離を防ぐのが上記の割合とレシピ分量です
【プロのトリュフチョコの作り方】
【1】チョコを包丁で細かく刻む
チョコレートを包丁で細かく刻みましょう。チョコを溶かした時に『大きいチョコ』があると分離しやすいです
電子レンジで作るトリュフチョコはパキパキと割っただけでも分離しにくいです
しかし、念を押して『分離回避』の為に、包丁で刻みましょう。ザクザクとチョコを細かくした後は『ボウル』にチョコを入れます
※チョコにとって水分は天敵です。ボウルに水滴がついていたら確実にふき取りましょう
【2】電子レンジ:600Wで1分で溶かす
チョコと生クリームを電子レンジ:600W、1分の加熱で溶かします。レンジで1分は『見た目で溶けてない感じ』がしますが、ゴムベラをあてると中身は溶けています
不安になって加熱する時はあまり加熱しすぎると分離します。チョコの粒が気になる方は、追いレンジ加熱は5~10秒までが目安です
※ゴムベラは温度がわかりにくくチョコの温度が安定します
※経験上、レンジ加熱は『チョコはチョコ』、『生クリームは生クリーム』だけでやるより一緒に加熱した方が分離しにくいです
※分けてそれぞれレンチンする時は、一度に全部を混ぜずに『3回』に分けて丁寧に混ぜましょう
【3】レンジしたチョコをゴムベラで混ぜる
加熱したチョコと生クリームをゴムベラで混ぜます。
※隠し味でラム酒、オレンジリキュールなど!お酒を入れる時は【3】のタイミングです
【4】容器:ラップを敷く
【5】容器:チョコを流し込む
【6】表面を滑らかにする
表面を整えたら容器をさらに、ラップします
【7】30~45分:冷蔵庫でトリュフチョコを冷やす
【8】1個1個をトリュフチョコをラップする
1つ1つ丁寧に、冷やしたトリュフチョコを『ラップで包み丸く』します。
※ラップなしの場合は、調理用のビニール手袋を使い『手のひらの真ん中』でコロコロしましょう
【9】1時間:冷蔵庫で冷やす
トリュフチョコの形を軽く作ってから、1時間ほど冷蔵庫で冷やすとチョコがいい感じに固まります。
【10】ラップを外す
【11】☆パウダー類をかける
パウダーをかける時は、茶こしを使いましょう。細かくさらっとしたトリュフチョコになります
上記の【1】~【11】が、トリュフチョコの電子レンジの作り方になります。2回に分けて冷蔵しますので、合計:1時間30分~45分がトリュフチョコを冷やす時間の目安です
レシピにトリュフチョコが分離しないように作り方にポイントを入れ込んでいますので、手順通りに作るのがおすすめです
もう少し、トリュフチョコの分離の事を知りたい方は次項目が参考になると思います。
トリュフチョコが分離した!原因と対策を教えて!
電子レンジでチョコを溶かしてコロコロするだけの簡単な作り方のはずなのに、トリュフチョコが分離してしまった方は、次の箇所を探ってみて原因を見つけましょう
トリュフチョコと油分がよく分離する原因を下記にまとめました。
原因 | 分離しないコツ |
【1】分量の比率 | チョコ、生クリーム 2:1の分量(脂肪分:40%以上) 5:3の分量(脂肪分:35%付近) |
【2】水分 | ボウルの水滴をふく |
【3】チョコを割っただけ | チョコを刻む |
【4】チョコの温度 | チョコの種類ごとに対応する |
【5】生クリーム | 温度調整をする |
【1】チョコレートと生クリームの分量
チョコレートと生クリームを『2:1の割合』の分量にしましょう。生クリームの動物性脂肪が40%の時は2:1、35%付近の生クリームの時は『5:3』の割合です
レシピ分量を間違えずにトリュフチョコを作りましょう
【2】水滴
チョコレートは水分と油分が絶妙なバランスをしています。ほんの少しの水滴、水が加わるだけで簡単に分離をしてしまいます。調理具、特に耐熱ボウルの水滴がある時は必ずふき取りましょう
【3】溶かす前のチョコを刻む
チョコレートを溶かす時に、電子レンジなら『バキバキ』と大きめに割っても比較的分離しませんが、溶かす時は『細かく刻む』のが基本です
【4】チョコの温度
チョコレートは55度~60度以上など。高温になると完全に分離しやすくなります。高温になる事を避けましょう
チョコの種類 | 溶ける温度 |
スイートチョコ (カカオの割合:40~60%) | 50~55℃ |
ミルクチョコ | 45~50℃ |
ホワイトチョコ | 40~45℃ |
チョコレートは上記の温度から溶けますので、なるべく範囲内でチョコを溶かしましょう
【5】生クリームの温度
生クリームが熱すぎる温度であると、チョコと混ぜた時に分離する事があります。生クリームは『指で触って、温かい』と思うくらいが目安の温度です
分離したトリュフチョコの復活方法!対象方法は2つ!
分離したトリュフチョコは食べても問題ない為、再利用するなら焼きチョコ、もしくは、ガトーショコラにするとよいでしょう
しかし、バレンタインやプレゼント用のチョコはリメイクする訳にいきませんよね
分離したトリュフチョコ | 対処方法 |
【A】電子レンジ | 10秒:レンチン+混ぜる 目安:3~4回 |
【B】チョコを湯煎 | 温めた牛乳、生クリーム 大さじ1 |
【A】電子レンジ
分離してしまったトリュフチョコは、電子レンジで復活させるなら【A】の方法です
分離具合に寄りますが『電子レンジ:10秒加熱』をした後に『混ぜる事』を繰り返します。だいたいですが3~4回で分離が復活します。目で見た感触で『そろそろかな?』と思ったときは、10秒⇒5秒に最後は時間を短めにしましょう
【B】湯煎+温かい生クリーム
かなりひどく分離してしまった時は【B】の方法です。
レシピで使用した生クリームの残りを使って、分離したトリュフチョコを復活させる方法があります。ミルクチョコなら40~45℃の温度で湯煎をして、もう一度、チョコレートを溶かします
その後に『電子レンジ600W』で10秒を加熱した『生クリーム:大さじ1』を混ぜます。混ぜる時は力は弱め、やさしく混ぜましょう。だいたい上記の方法で分離したチョコが復活します
手作りトリュフチョコは何日もつ?トリュフチョコの保存の仕方を紹介!
手作りトリュフチョコの冷蔵庫保管は、作ってから4日以内が日持ちする目安です。食べごろは2日以内の為、プレゼント用のトリュフチョコは渡す2日前から手作りしましょう
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 2~3日以内 | 温度:15℃~22℃ 直射日光を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~4日以内 | 10度以下が推奨温度 |
冷凍保存 | 2週間 | 個別ラップ 冷凍用密封袋 |
市販のトリュフチョコは2週間の賞味期限の商品が多いですが、手作りトリュフは4日以内が目安となる日持ちになります
特に常温保管は部屋の温度が高いと溶けてしまう為、15~22℃の範囲の場所で直射日光が当たらないように保管しましょう。
さて、今回は、明治ミルクチョコやガーナミルクチョコレートを使ったプロのトリュフチョコを電子レンジで作ってチョコが分離しない温め方、混ぜ方のコツを取り入れた作り方を紹介しました
ミルクチョコレート3枚と生クリーム75cc、脂肪は40%の生クリームを使うと作りやすいです。3枚のチョコから18~20個できますので、3個ずつの6人分のバレンタインのチョコになります。