白い生チョコは、ホワイトチョコを材料に作ります。材料が少なくチョコを溶かして冷やすだけの簡単なレシピだと思ってやると、チョコが普通に分離しますよね
今回は、ホワイトチョコを使った生チョコが分離する!冷蔵庫で固まらない!と困った方向けに、レシピ分量とチョコが分離しない作り方を紹介します
ホワイトチョコと生クリームの割合が実は、材料によって生チョコの2:1の比率が通用しないのが一番の課題です。誰でも簡単に、失敗なくホワイトチョコの生チョコができる最良の方法をまとめて説明します
ホワイトチョコ⇒分離しない生チョコの作り方を紹介!
ホワイトチョコを使った生チョコの材料はロッテのガーナチョコならガーナホワイト、明治なら明治ホワイトチョコレートの板チョコと、生クリームを使います
ホワイトチョコは板チョコ1枚の分量がガーナとMeijiでグラム数が違い、どっちのホワイトチョコを材料に使うのか。生クリームの脂肪分の割合が合わず、ホワイトチョコが分離しがちです
ロッテのガーナホワイトなら4枚、明治のホワイトチョコレートなら5枚に対して、生クリームの分量を調整して作るのが、最もチョコが分離しない方法になります
材料 | ガーナホワイト | 明治ホワイトチョコレート |
板チョコ | 4枚 45g×4=180g | 5枚 40g×5=200g |
【A】生クリーム (脂肪分:40~47%) | 90cc | 100cc |
【B】生クリーム (脂肪分:35%前後) | 75cc | 80cc |
★無塩バター | 15g | 10g |
★粉糖 | 40g | 40g |
※洋酒:ラム酒、オレンジリキュール、ブランデー等をプラスする方は「小さじ1」です
※ホワイトチョコのレシピにバターを含みますが、すっきりした甘さ加減にしたい時は『バターなし』にしましょう。洋酒の加えお酒の味を楽しみたい方はバターがない方がお好みかと思います
ガーナホワイト、明治ホワイトチョコレートと『生クリームの脂肪分別』に対応レシピの分量をまとめました。板チョコの種類によって【A】と【B】の生クリームの分量に合わせると、生チョコが分離しにくくなります
【A】の方が【B】より『濃厚な味と食感』です。好みでどちらかを選んでくださいね
ホワイトチョコから生チョコを作るときは、まずは、上記の分量の板チョコと生クリームの脂肪分を合わせましょう。この方法が最も生チョコが分離しないテクニックの最優先事項です

【生チョコホワイトの作り方】
【1】ホワイトチョコを包丁で細かく刻む
チョコレートを包丁で細かく刻みましょう。刻むことで湯銭した時に、ダマの発生を防ぎます。チョコを溶かした時に『大きいチョコ』があると分離しやすいです
電子レンジで作る生チョコはパキパキと割っただけでも分離しにくいと意見が多いですが、経験上、そんなことないです。『分離回避』の為に、包丁で刻みましょう。
※包丁は綺麗に洗った事を確認しましょう。ホワイトチョコは『包丁の汚れ』が付きやすく、包丁が汚いと『茶色の粒』ができてしまいます
※チョコにとって水分は天敵です。ボウルに水滴がついていたら確実にふき取りましょう
【2】生チョコを作る
生クリームを鍋で温めて、ホワイトチョコと生クリーム、バターで生チョコを作ります
順番 | 内容 |
【2-1】生クリーム | 鍋(弱火):沸騰直前で火を止める |
【2-2】ホワイトチョコ | ボウル:ホワイトチョコに加える |
【2-3】混ぜる | 泡立て器:ゆっくり混ぜる |
【2-4】表面を確認 | なめらかになったらOK |
【2-5】バター | バターを加えて混ぜる |
上記の方法でホワイトチョコを生クリーム、バターを混ぜます。
【2-2】の箇所でホワイトチョコが溶けてない時は『温度:50~60度で湯銭』をしましょう。
また、鍋や湯銭でホワイチョコを溶かすのが苦手な方は、最初から電子レンジで温める方法が活用できます。ホワイトチョコと生クリームは電子レンジで何分か。目安を次に追加で説明をいたします
【電子レンジの場合】600Wで1分で溶かす
温め方 | レンジ |
ホワイトチョコ +バター | 600W:1分 |
生クリーム | 600W:1分 |
ホワイトチョコを電子レンジで溶かすときは600W、1分の加熱になります。レンジで1分は『見た目で溶けてない感じ』がしますが、ゴムベラをあてると中身は溶けています

不安になって加熱する時はあまり加熱しすぎると分離します。チョコの粒と表面が気になる方は、追いレンジ加熱は5~10秒までが目安です
※ゴムベラは温度がわかりにくくチョコの温度が安定します
※10~15秒ずつ様子を見ながら1分の加熱をしましょう
【3】バット:シートを敷く
【4】バット:チョコを流し込む
※バットがない場合:タッパーや丁度良い大きさの物に『手作りシート』で型を作って対応可です
【5】表面を滑らかにする
【6】2時間:冷蔵庫でチョコを冷やす
【7】生チョコをカットする
生チョコをカットする時に『包丁をお湯で温める⇒水分を拭き取る』の手順を加えるとチョコレートが切りやすくなります
【8】☆粉糖を全面にかける
上記の【1】~【8】が、ホワイトチョコの作り方になります。冷蔵して冷やす時間は合計:2時間が目安になります
レシピにホワイトチョコが分離しないように作り方にポイントを入れ込んでいます。手順も大事ですが、最も注意するポイントは材料のホワイトチョコの種類と、生クリームの脂肪分です
もう少し、生チョコホワイトの分離の事を知りたい方は次項目が参考になると思います。
ホワイトチョコが分離した!生チョコの分離と原因と対策を教えて!
ホワイトチョコが分離したから原因が知りたい。ホワイトチョコから生チョコにするために、冷蔵庫で冷やしているのに固まらない時がありますよね
ホワイトチョコを溶かして生クリームと混ぜる、そして冷やすだけなはずなのに、生チョコが分離してしまった方は、次の箇所を探ってみて原因を見つけましょう
ホワイトチョコと油分がよく分離する原因を下記にまとめました。
原因 | 分離しないコツ |
【1】分量の比率 | ホワイトチョコのグラム数の違い 脂肪分の違い |
【2】水分 | ボウルの水滴をふく |
【3】チョコを割っただけ | チョコを刻む |
【4】チョコの温度 | チョコの種類ごとに対応する |
【5】生クリーム | 温度調整をする |
【1】ホワイトチョコと生クリームの分量
ホワイトチョコは、ガーナが45g、Meijiが40gであり、一般的な定番のスイートチョコのように分量が統一されていません。
商品のグラム数の違いから、非常に比率を間違えやすいです。また、材料に使用する生クリームの脂肪分が40%以上と、植物性35%前後の生クリームでは脂肪分が異なります
35%前後の生クリームをホワイトチョコに2:1の比率で作るとチョコが分離しやすいです。理由は単純に比率が間違っているからです
おおよそですが、3:1付近の割合が分離しないホワイトチョコと生クリームの比率(※Meijiとガーナで違いがある為、レシピの対応表を参考に!)になります
【2】水滴
ホワイトチョコレートは水分と油分が絶妙なバランスをしています。ほんの少しの水滴、水が加わるだけで簡単に分離をしてしまいます。調理具、特に耐熱ボウルの水滴がある時は必ずふき取りましょう
【3】溶かす前のチョコを刻む
ホワイトチョコを溶かす時に、電子レンジなら『バキバキ』と大きめに割っても比較的分離しませんが、溶かす時は『細かく刻む』のが基本です
【4】ホワイトチョコの温度
普通のチョコレートは55度~60度以上など。高温になると完全に分離しやすくなります。ホワイトチョコは普通のチョコより溶ける温度が低く、湯銭する時は温度に注意しましょう
チョコの種類 | 溶ける温度 |
スイートチョコ (カカオの割合:40~60%) | 50~55℃ |
ミルクチョコ | 45~50℃ |
ホワイトチョコ | 40~45℃ |
チョコレートは上記の温度から溶けますので、なるべく範囲内でチョコを溶かしましょう
【5】生クリームの温度
生クリームが熱すぎる温度であると、チョコと混ぜた時に分離する事があります。生クリームは『指で触って、温かい』と思うくらいが目安の温度です
分離したホワイトチョコの復活方法!生チョコホワイトの対象方法は2つ!
分離したホワイトチョコは食べても問題ないですが、再利用するなら焼きチョコにするしか簡単なリメイクがないですよね
しかし、バレンタインやプレゼント用のチョコはリメイクする訳にいきませんから、なんとか生チョコを復活させましょう
チョコが分離すると正直、めっちゃ焦ります。まずは心を落ち着かせましょう。
生チョコはプロがお店で手作りする方法に『わざと分離させてから、仕上げるレシピ』があります。つまり、考え方を変えると、チョコの分離とは『失敗』ではなく『成功』への第一歩だと言えます
分離したホワイトチョコ | 対処方法 |
【A】電子レンジ | 10秒:レンチン+混ぜる 目安:3~4回 |
【B】チョコを湯煎 | 温めた生クリーム 大さじ1 |
【A】電子レンジ
分離してしまったホワイトチョコは、電子レンジで復活させるなら【A】の方法です
分離具合に寄りますが『電子レンジ:10秒加熱』をした後に『混ぜる事』を繰り返します。だいたいですが3~4回で分離が復活します。目で見た感触で『そろそろかな?』と思ったときは、10秒⇒5秒に最後は時間を短めにしましょう
【B】湯煎+温かい生クリーム
かなりひどくホワイトチョコが分離してしまった時は【B】の方法です。
レシピで使用した生クリームの残りを使って、分離したホワイトチョコを復活させる方法があります。ホワイトチョコなら40~45℃の温度にチョコがなるように湯煎をして、もう一度、生チョコホワイトを溶かします
その後に『電子レンジ600W』で10秒を加熱した『生クリーム:大さじ1』を混ぜます。混ぜる時は力は弱め、やさしく混ぜましょう。だいたい上記の方法で分離した生チョコホワイトが復活します
手作りホワイトチョコは何日もつ?ホワイトチョコの保存の仕方を紹介!
ホワイトチョコの生チョコの冷蔵庫保管は、作ってから4日以内が日持ちする目安です。食べごろは2日以内の為、プレゼント用の生チョコは渡す2日前から手作りしましょう
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 2~3日以内 | 温度:15℃~22℃ 直射日光を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~4日以内 | 10度以下が推奨温度 |
冷凍保存 | 2週間 | 個別ラップ 冷凍用密封袋 |
市販の生チョコホワイトは2週間の賞味期限の商品が多いですが、手作りトリュフは4日以内が目安となる日持ちになります
特に常温保管は部屋の温度が高いと溶けてしまう為、15~22℃の範囲の場所で直射日光が当たらないように保管しましょう

さて、今回は、明治ホワイトチョコレート、ロッテのガーナホワイトを使ったホワイトチョコの生チョコの作り方と、分離しない生チョコのレシピを紹介しました
鍋でホワイトチョコと生クリームを溶かす方法がなれると失敗が少ないです。簡単に思える電子レンジを使った溶かし方の方が経験上、難しい印象がありますが、自分のレンジとの相性がわかると、だいたい失敗せずに生チョコができるようになると思います
ホワイトチョコは定番の黒い板チョコより生チョコを作るハードルが高いです。どうしても白いチョコにしたい時は、普通の生チョコをコーディング用チョコでデコる裏ワザがありますが、やはり、全て白くできるホワイトチョコの生チョコがプレゼントに喜ばれます!
ホワイトチョコはガーナは1枚:45g、明治は40gと板チョコの分量が違い、商品名無しで記載のレシピ本やネットの分量に合わせると、生チョコが分離したり、冷蔵庫で固まらない問題に陥りがちです
チョコが分離する原因は、主に作り方ではなくレシピ分量と生クリームの脂肪分の割合です。間違えないように作りましょう。