グリルチキンの材料の鶏肉、手羽先や手羽元、手羽中は買ってきたら冷凍保存できますが、パックのままですと冷蔵1~2日しか日持ちしません
一度グリルで焼いてグリルチキンに。こうすると冷蔵庫で3日程度、作り置きができます
生より調理済みの方が長持ちするなんて少し不思議ですよね
今回はグリルチキンを作ったよ!でも、保存方法が分からない時の常温から冷蔵庫、冷凍保存のテクニックを説明します
グリルチキンは冷蔵庫保管で何日くらい日持ちする?
グリルチキンは焼いてから。前日に作ったグリルチキンをお弁当に使いたい方、グリルチキンは一時的に冷蔵庫で保管ができます。冷蔵する時は、タッパーを使う⇒3日以内が冷蔵庫保管の目安です
冷蔵保存 | 日持ち目安 (春・秋・冬) | 日持ち目安 (夏) |
グリルチキン (5~7本) | 3日以内 | 2日半 |
鶏肉は牛・豚肉よりも傷みやすいお肉であり、春・秋・冬は冷蔵でも3日以内が目途です
また、冷蔵庫のドアの開け閉めが多いご家庭は、夏と同じく2日半を目途にするのが◎。家庭用の冷蔵庫は開け閉めの頻度が高い⇒温度変化の繰り返し⇒食材を傷める原因となってしまいます
<作り置き>グリルチキンを保存容器で保管するやり方は?
【1】手を洗う
【2】乾いた保存容器をアルコール除菌
【3】容器の中→外の順番で除菌する
【4】容器のフタを裏→表の順で除菌する
【5】キッチンペーパーを敷く
【6】粗熱の冷めたグリルチキンを容器に入れる
作った後⇒グリルチキンの粗熱が下がるのを待ちながら「手を洗う→清潔なタ保存容器→冷蔵庫へ保管」ろいった方法です
脂対策で容器の底にキッチンペーパーを敷くと◎です
アルコール除菌はキッチン用のスプレータイプが便利。容器の外から綺麗にし、忘れがちなフタの裏→表の順番で除菌します。ふき取りはキッチンペーパーか、綺麗な布巾です
グリルチキンは冷凍保存で何日くらい日持ちする?
冷凍保存 | 空気なし (ジップロック) | 空気あり (タッパー等) |
グリルチキン (5~7本) | 1カ月 | 2週間 |
グリルチキンは『1カ月』が冷凍保存の目安。食べる時を考え「1袋:4~5本、できれば小分け→ラップ+ジップ付きで保存」が望ましいです
空気が入った状態は冷凍焼けを起こしますので、日持ちできる期間が短くなります
鶏肉の種類で賞味期限・消費期限の違いはある?
グリルチキンは作るときの鶏肉の種類で保存中の賞味期限・消費期限に違いがあるのか。答えを言うと、グリルチキンに違いはなく、冷蔵3日以内、冷凍2週間~1か月の目安と同じです
グリルチキン (5~7本) | 冷蔵保管 (保存容器) | 冷凍保存 (ジップロック) |
手羽先 | 3日以内 | 1か月 |
手羽中 | 3日以内 | 1か月 |
手羽元 | 3日以内 | 1か月 |
グリルチキンは、手羽先・手羽元・手羽中の部位によっての差はなく、食材の違いでの心配はありません
グリルチキンの冷蔵庫、冷凍保存のやり方をしっかり説明しました。「次のページ」は、冷凍⇒解凍後に美味しくする方法が知りたい!
グリルチキンを常温放置してしまった時の対応方法、腐った時の特徴です
グリルチキンの解凍⇒温めなおし方法は?
グリルチキン (5~7本) | 解凍時間 | 美味しさ |
湯銭 | 15~20分 | ◎ (ふっくら) |
オーブン | 15分 | ◎ (じっくり) |
電子レンジ | 600W:3~4分 | ▲ (固くなる) |
電子レンジ | 500W:3~5分 | ▲ (固くなる) |
冷凍したグリルチキンは解凍後に、湯銭、オーブン、電子レンジの方法があります。電子レンジで十分ですが、お肉が固くなることも!やわらかふっくらするのは「湯銭」、次に「アルミホイルを敷く⇒オーブン」でじっくり15分です
※ジップロックは100度まで耐久可のタイプ推奨です
グリルチキン | 目安 |
解凍後 | 冷蔵:2日以内 |
グリルチキンを冷蔵庫で自然解凍する場合は、8~12時間程度で解凍でき、溶けた後は冷蔵庫の中で「解凍後:2日以内」が目安です。
長く冷凍しすぎて冷凍焼け⇒大粒の氷が厚く張っていたら、冷凍失敗。そのグリルチキンは食べられなくなっています
<お弁当用>グリルチキンの冷凍保存⇒やり方は?
グリルチキンをお弁当に使うときは「冷蔵庫保管⇒あたためなおし⇒お弁当へ」と「冷凍保存⇒解凍⇒温めなおし」で、おかずに使う事ができます
しかし、グリルチキンのお弁当は普段使いは、あまり進めていません。理由は「骨付き肉⇒骨が残る」と、お弁当箱に臭いが残りやすく、後の処理が大変だからです
特に子供用のお弁当は、1口サイズで食べられるほうが安心。骨付き肉の時は運動会など!お子さんと親が一緒の日のお弁当に使う方が◎です!
焼く前のグリルチキンの保存法と日持ち目安は?
グリルチキン (5~7本) | 冷蔵保管 (保存容器) | 冷凍保存 (ジップロック) |
手羽先 | 2日以内 | 1か月 |
手羽中 | 2日以内 | 1か月 |
手羽元 | 2日以内 | 1か月 |
下ごしらえだけ済ませて。焼く前のグリルチキンの保存目安は、鶏肉の部位にかかわらず「冷蔵庫:2日以内、冷凍保存:1か月以内」です
冷凍の場合は、下味をつけて冷凍保存すると解凍⇒食べたい日に焼くだけと時短メニューになります
グリルチキンの常温放置⇒食べられる目安となる時間は?
グリルチキンは、鶏肉を使っています。鶏肉は購入後、通常は冷凍保存です。冷蔵の場合は「3日以内」が調理前での目安。0~2度以下の保存が本来適した温度帯です
作ってからグリルチキンを常温に長く置くのはNG。10度以下の温度であっても下記の時間を1つの目安にするとよいです
常温 | 冬 | 春・秋 | 夏 |
グリルチキン | 当日 | 当日 | 半日程度 |
密封 | 必要 | 必要 | 必要 |
スーパーで購入⇒お惣菜のグリルチキンを含め、手作りの場合は「当日中」、夏場はラップやタッパー保管⇒乾燥を避けても、常温の時は半日が1つの目途です
グリルチキン | 常温の危険度 |
6月~ | 中:★★★ |
夏 | 大:★★★★ |
車の中 (置き忘れ) | 大:★★★★★ |
グリルチキンは、オーブンやグリルで加熱といった調理方法であり、食中毒の恐れがある主な菌は75度以上1分の加熱で一度、死滅しています。
夏以外の春、秋、冬といった時期は当日中なら比較的問題は起こりませんが、6月後半頃からの20度を越える温度の季節になると当日より短く「半日程度」、長くても6時間以内が目途の1つです。
菌が大繁殖を起こす28度と言われ、25度以上からは1時間程度。高温になると「10~15分で菌が発芽」と傷みやすくなるので、温度の高い場所、部屋は3時間でもかなり危ないラインです
特に危険なのは、夏の車内の「お弁当の置き忘れ」です。グリルチキンだけではありませんが、直射日光で熱のたまりやすい車内は、温度が40度を越えます。置き忘れの場合は、1時間でも危ないです
腐った⇒傷んだグリルチキンの特徴と判断の目安とは?
保管中のグリルチキンが腐りかけているのか。傷んでしまったのか。食べてみて「作った時と味が全然違う⇒すっぱい」など。口に入れての判別はダメです。分からない時は「①臭い」と「②色」、「③見た目」で判断をします
グリルチキン | 目安 | 傷んだ場合 |
臭い | × | 酸っぱい |
色 | × | 肉:白⇒灰色 |
見た目 | × | 黒カビ |
見た目 | × | 表面:ヌメリ 表面:脂の糸 |
調理済みのグリルチキンは、味付けがあり臭いでの判別は難しいです。完全に腐りかけから傷んでしまった時は「酸っぱい臭い」もしくは「油っぽい臭い」がします
お肉の部分の色が「作った時の白色⇒灰色」と変色しているグリルチキンは食べられなくなっています
生の手羽先や手羽元は脂の糸がある⇒ドリップをキチンペーパーでふき取ると食べられることがありますが、調理済み⇒冷凍⇒解凍後の糸のようなヌメリは、傷みが進んでおり安全ではないです