【砂抜き失敗】開かない理由と原因は?そのアサリは既に死んでいる
あさりを砂抜きしたけど、あさりが開かないと砂抜きに失敗したと考えますよね
あさりの砂抜きができない、貝が開かない原因は『すでにアサリが死んでいる』、もしくは、『塩分濃度と塩の量、水温を間違えている』のどちらかが主な理由になります
原因 | よくあるケース |
【1】死んだアサリ | 高温で死んでしまう |
【2】失敗する砂抜き方法 | 塩分濃度、水温が間違っている |
【1】の『死んだアサリ』は、貝を開きません。潮干狩りで捕まえた時は元気に活動していても、家に帰宅する途中でアサリがしんでしまう事があります
あさりは、25度以上の温度で弱まり、高温の水の中では長く生きる事ができません。例えば、車のトランクは『夏場は40度以上の高温』になります
砂抜きをしても、貝が開かない原因は、すでにアサリが死んでいる為が1つ目の理由になります
例外的に、あさりが開かないケースは『冷蔵庫の砂抜き』です。あさりは、冷蔵庫の低温で活動を弱め、貝を閉じて寒さに耐えています
あさりは温かい海の20度ほどの温度で普段、生活をしています。潮干狩りの時期は、温かくなる3月公館から夏前の6月後半頃ですよね
あさりが寒い時期に活発的に活動する貝ではなく、温かい温度が大好きです。あさりは、寒くなると『貝を閉じて仮死状態』になる為、冷蔵庫の砂抜きは、実は失敗しやすいです
原因 | よくあるケース |
【3】冷凍あさり | 水から加熱した場合 |
潮干狩りや生きたアサリ以外の例外的なケースになります。冷凍あさりを味噌汁や汁物の具材にする時に、水から冷凍アサリを一緒に茹でると、貝が開かない事があります
鍋に火をかけて加熱したら、アサリがパカっと開くはずが開かない方は、冷凍あさりを『水の時から加熱』している事が原因になります
冷凍アサリは、沸騰後のお湯から一緒に汁物にすると、貝がちゃんと開きます
【砂抜き失敗】あさりの砂抜きができない原因と理由は?
あさりが砂抜きの原因は、砂抜きの塩分濃度、水と塩の量と水の温度が間違っている事が理由として考えられます
あさりの砂抜きとは、あさりが海で活発的に活動する水温、海水に近い塩分濃度でする事によって砂を吐き出すという仕組みになります
あさり | 生息環境 | 砂抜き |
塩分濃度 | 3%~3.5% | 3% |
水温 | 15度~20度 | 20度 |
上記に、あさりが海で生息する主な水温と塩分の濃度をまとめました
あさりは、15℃~20度の水温を好む貝であり、生息する海の塩分濃度は3%~3.5%になります。あさりの砂抜きは、あさりが砂出ししやすい『20度の水温』と『3%の塩分濃度』です
結論を述べると、生きているアサリが砂出しをしない。砂抜きができない原因は、砂抜きのやり方が間違っていると考えられます
砂抜きの水温、塩の量が間違っていないか。適当に、水に塩を入れただけでできると思っていた!という方は、自分のやった砂抜き方法を見比べてくださいね。
潮干狩りで捕獲したアサリなら、常温、6時間ほどで砂抜きが完了します
おいおい!私は塩分濃度とか海と同じ塩水にしなよ!と言われても、そういう小難しい話が苦手なのだよ。3%の塩水を作れとか言われると、文句が言いたくなりますよね
計量スプーンや測りがなくても、簡単に、あさりの塩抜きができる方法が『500mlのペットボトル』を使った方法になります。海水浴の管理人さんが、砂抜きできない人用に編み出した失敗しない砂抜きのテクニックになります
あさりの砂抜きができない時はどうする?ペットボトルの簡単な方法とは?
あさりの砂抜きは3%の塩水を作る必要があります。ペットボトル500mlの水と、ペットボトルの蓋に塩2杯分を混ぜると、3%の塩水になります
海の塩分濃度 | 3~4% |
ペットボトル | 500ml |
蓋 | 2杯:15g |
塩分濃度 | 3% |
塩分濃度を計算せずに、あさりの砂抜き用の水ならペットボトルを使うのが簡単な方法です
ペットボトルの蓋に塩を知れて、2回、ペットボトルの中に入れます。次に、ペットボトルに水を入れて『シャカシャカ』ふったら、3%の塩水が出来上がります
平たい金属トレイやバットに、網を敷いてから、アサリを並べましょう。網があると、吐き出した砂を再び、あさりが吸い込まなくなります
また、大量にアサリがあっても、重ねずに並べましょう。あさりを上、下に積むように並べると『下のアサリが砂を吸い込むこと』になり、砂抜きしたのに、食べると砂が混ざってしまいます
あさりが開かない!50度のお湯で簡単にアサリが開く方法!
砂抜き中に、あさりが開かない。生きてるアサリが貝を開かず、砂抜きができない時は、お湯を使って強制的に、砂出しをさせることができます
あさりは、40度~50度のお湯につけると、暑くて呼吸をしようとして砂を吐き出します。通称、ヒートショックと呼ばれる技になり、あさりの砂抜きに丁度良いヒートショックの温度が50度になります
【開かないあさりの砂抜き方法】
【1】あさり:50度のお湯につける
10秒もすると、あさりの水管が開き砂出しを始めます。貝殻が開かない!ちゃんと砂抜きができているか心配な方は『温度が50度以下』である事を確認しましょう
逆に、50度以上、60度や70度の温度だと、あさりは死んでしまいます。お亡くなりになられたら、当然、呼吸をしません
【2】あさり:5~10分待つ
【3】あさり:冷水で洗う
殻と殻をこすり合わせて汚れを落とします。貝殻の部分の『ぬるぬる』や『汚れ』が取れたら砂抜きが完了になります
【砂抜き後】あさりを砂抜きした後の保存方法は?冷蔵・冷凍保存できる?
あさりを砂抜きしたあと、あさりは冷蔵庫より冷凍保存が適切です。砂抜き後のあさりは冷凍保存で3週間が日持ち目安になります
砂抜き後 | 賞味期限と日持ち目安 |
冷蔵庫保管 | 数日(不向き) |
冷凍保存 | 3週間 |
冷蔵庫の保管は数日できますが、それでは、冷蔵庫で、あさりを飼っているようなものです。砂抜き後は水気をよく切って、ジップロック袋に入れて冷凍保存しましょう
今回は、あさりが開かない!あさりの砂抜きができないとお悩みの方向けに、なぜ?あさりが貝を開かないのか。砂抜きができない原因を説明しました
潮干狩りの帰りに、車のトランクに入れ高温で死んでしまった時や、そもそも、すでに生きていないアサリだった時は仕方がありません
しかし、あさりの砂抜きができない理由の大半が、砂抜きの塩分濃度と塩の量の間違い、砂抜き中の水温を間違った方法で行う事が原因になります
あれ?おかしいな?あさりが開かないから、砂抜きができないと困った時は、解決策の『ペットボトル500mlで絶対に間違えない砂抜き方法』と、50度のお湯を使った『強制的に砂出しさせる方法』をやってみてください