あさりの砂抜きは通常なら常温2時間、潮干狩りで持ち帰ったアサリは砂が多く6時間が平均的に砂抜きに必要な時間になります。
今回は、もっと早く!あさりを砂抜きしたい方向けに、時短のアサリの砂抜き方法を紹介します。塩を使わず、真水を50度に温めたお湯に、アサリを入れて20分ほど待つだけで砂抜きができます
【短時間】時短のあさりの砂抜きとは?50度のお湯を使った50度洗いを紹介!
あさりを短時間で砂抜きする方法とは、50度のお湯を使った50度洗いという方法になります。一般的なアサリの砂抜きは塩水につけて行いますが、ぬるま湯につけておいて最後に洗うだけの簡単なやり方になります
50度洗いとは、急激な温度変化にって、あさりがヒートショックを起こし数行で水管をだして砂を吐き出します。お湯を使った砂抜きの失敗しないコツは、温度だけです
【時短の砂抜き:あさりの50度洗い】
【1】あさり:50度のお湯につける
10秒もすると、あさりの水管が開き砂出しを始めます。貝殻が開かない!ちゃんと砂抜きができているか心配な方は『温度が50度以下』である事を確認しましょう
簡潔に結論を言うと、50度以上の温度で、あさりが死んでしまいます。お亡くなりになられたら、当然、呼吸をしません
お湯を使ったアサリの砂抜きが失敗していないかの確認方法は『にょろにょろ』っと貝から水管(写真の部分)が出て来たかどうかで判断ができます。貝をパカパカ開かなかったり、にょろーんとアサリが動いていなかったら、砂抜きに失敗している可能性:有です
50度のお湯なら、10秒もすると、水管が伸びます。何分待っても、貝が開かず、シーンとしていたら、最初からアサリが死んでいる事が考えられます
【2】あさり:10分待つ
10分お湯につけて、あさりを放置すると、水が砂で汚れています。1度でだいたい砂抜きでいますが、心配な方は『水』と交換し、しばらくしてから、もう10分。50度のお湯につけましょう
【3】あさり:冷水で洗う
殻と殻をこすり合わせて汚れを落とします。貝殻の部分の『ぬるぬる』や『汚れ』が取れたら砂抜きが完了になります
以上が、あさりの時短の砂抜き方法になります。注意点は50度の温度、50度以上のお湯を使うと、あさりが呼吸をする前に死んでしまいます
【失敗】お湯であさりの砂抜きをしたら貝が開かない!なぜ?
あさりをお湯で砂抜きすると時短になる。やってみたけど、あさりが開かない時があります。なぜ、お湯を使うと、砂抜きに失敗する事があるのか
よくある砂抜きの失敗事例は『温度が熱すぎた』、もしくは、『あさりが死んでいた』のどちらかの可能性が高いです
失敗事例 | 理由 |
【1】50度以上のお湯 | 温度変化に耐えれず死んじゃった |
【2】最初から死んでいた | 死んでいるから貝が開かない |
上記の【1】と【2】が、お湯で砂抜きした時に、失敗した原因になります。
あさりが生息する水温は20度、25度以上の温度でアサリはどんどんと元気がなくなる貝です。50度の温度は、ぬるま湯ですが、あさりにとってはショックを起こす温度です
あさりが、すぐに死なずに『ヒートショック』を起こし、砂を吐き出す適温が『約50度』になります。逆に、50度以上の高温になると、アツアツのお湯により、砂を出す前に死んでしまいます
【2】は非常にわかりにくいですが、最初からアサリが死んでいたケースになります
潮干狩りの時に、車のトランクに入れてアサリを運んだら、車内の温度が高く、アサリが死んでしまう事があります
お亡くなりになられたアサリは、当然、息をしませんので、そもそも、砂抜きができません
あさりが生きているのか。死んでいるのか。貝が開かないからわからない時は、他のアサリとこすり合わせてみましょう。こすっている時に『なんとなくアサリの重さが軽い』と思ったら、死んでいます
生き物は死後、しばらくすると『軽くなる!中身がスカスカになる特徴』があります。貝類のアサリだけではありませんが、同じように骨格を持つカブトムシやクワガタなど!殻系の生き物は、基本的に、死んだ後に軽くなる為、重さを軽く感じたら、死んでしまっていると思って問題ないです
参考までに。軽くなっている!貝が開かないアサリは『砂』がはいっています。食べると、ジャリっとする為、食べるのはおすすめしません
【砂抜き後】あさりを砂抜きした後の保存方法は?冷蔵・冷凍保存できる?
あさりを砂抜きしたあと、あさりは冷蔵庫より冷凍保存が適切です。砂抜き後のあさりは冷凍保存で3週間が日持ち目安になります
砂抜き後 | 賞味期限と日持ち目安 |
冷蔵庫保管 | 数日(不向き) |
冷凍保存 | 3週間 |
冷蔵庫の保管は数日できますが、それでは、冷蔵庫であさりを飼っているようなものです。砂抜き後は水気をよく切って、ジップロック袋に入れて冷凍保存しましょう
今回は、あさりを時短で砂抜きするやり方を説明しました。スーパーのあさりなら常温2時間、海でゲットしたアサリは6時間の砂抜き時間がかかります
50度のお湯を使った『50度洗い』が、あさりの砂抜きを時短する方法であり、20分の時間で砂抜きができます。若干、塩を使った砂抜きより鮮度が落ちやすいですが、少々のアサリや忙しい夕飯の日は『お湯を使った砂抜き』がお手軽で良い方法になります