ラーメンの具材のメンマとは、メンマ以外にシナチクという呼び名がありますよね。
メンマとシナチクは何が違うのか。違いがわからない人向けに、メンマとシナチクの違いやメンマを作る時の竹の種類を徹底解説します
メンマとシナチクの違いとは?漢字で書くと?
メンマとシナチクの違いは、呼び名の違いであり食べ物としては同じものになります。メンマは麺麻と漢字で書き、麺(メン)の上にある麻竹(マチク)という言葉を省略したネーミングになります
麻竹(マチク)とは、ミャンマーが原産の竹の種類の名前であり、メンマの材料の95%以上は中国と台湾から輸入、もしくは、中国でメンマを製造しています
中国ではメンマと呼ばずに筍干(スンクワン)という名前です
筍干(スンクワン)=メンマはラーメンの上にのっけて食べず、おつまみや炒め物のポジションというのが現地の人たちの食べ方で、ラーメンの具にメンマを使うのは日本人独特の食べ方です
違いの説明 | メンマ | シナチク |
漢字 | 麺麻 | 支那竹 |
意味 | 麺(メン)の上にある 麻竹(マチク) | 差別用語なのか 議論される事:有 |
竹の種類 | 麻竹 | 麻竹 |
逆にシナチクは支那竹と漢字で下記、第二次世界大戦以前に使っていた支那という言葉を使わないようにと中国から抗議があり、だんだんと支那竹(シナチク)と国内で呼ばなくなった言葉です
支那とは江戸時代頃から『中国の王朝の名前:秦(シン)』と『英語:チャイナ』の略語で中国のことをシナと戦前の日本人が呼んでいたという経緯がありま、国内では支那という言葉が差別用語や放送禁止用語になるのかが議論されることがあります
簡単に言うと、ラーメンやおつまみを美味しく食べたいだけの私達、一般人はメンマと呼んだ方が無難な言葉だと言えます
メンマとシナチクは同じものだけど、ややこしい国の事情が過去にあったから今ではメンマという名前を使う方が無難だよ!と説明しました
ここまでの話で、メンマとは麺(メン)の上にある麻竹(マチク)という意味が言葉の語源、日本にあまりない竹の種類を使った料理だと聞くと、メンマを家で手作りする時はたけのこの水煮から作ったら、厳密には別のものになってしましますよね^^
メンマの国産はあるの?たけのこの違いを解説!
メンマの材料はミャンマーが原産の麻竹(マチク)であり、私たちが食べる竹の子の種類の大半は孟宗竹(モウソウチク)という種類のたけのこです。メンマの95%以上は中国と台湾から製造・輸入をしてるけど、国産のメンマは存在するのか
下記の竹の種類が一般的に日本にあるたけのこの種類です
日本の竹の種類 | 用途 | 国産のメンマ |
麻竹(まちく) | ※国内にほぼない※ | |
孟宗竹(もうそうちく) | 食用 | 一部:有 |
根曲がり竹 | 食用 | |
真竹(まだけ) | 建築、竹細工用 | |
淡竹(はちく) | 竹細工用 |
メンマという言葉の発案者は現在のメンマ製造業者の大手、丸松物産創業者の松村秋水が熟考して考えた上、生まれた言葉だとされます
創業者の松村秋水さんという方はご出身が台湾という事もあり、戦後大変、苦労されたと思われます
日本の竹は真竹(まだけ)や淡竹(はちく)は建築や竹細工用に使う方が向いており、えぐみが多くてタケノコが食べられないとされます
国内にない麻竹(マチク)を現地の台湾や中国で製造して輸入して販売する会社が丸松物産という会社になり、2018年頃から一部、孟宗竹(モウソウチク)を使って国内工場(栃木県)で国産のメンマを作っています
国産メンマを入れたい方は丸松物産が年に何回か発売する国産メンマを買うのがおすすめです
丸松物産以外に『純国産』や『国産と記載があっても原料の麻竹(マチク)を輸入して作る業者=製造のみ国産』もあり、完全に国産の材料のメンマをお探しの方は、国内生産であるのか。国内の孟宗竹(モウソウチク)を使っているのかを成分表で確認をしましょう
さて、今回は、メンマとシナチクの違いを簡単に説明しました
メンマは、材料の麻竹(マチク)が日本にないこと、孟宗竹(モウソウチク)から美味しくメンマを作る技術の2つがそろって、完全な国産メンマが完成すると考えるとわかりやすいかと思います
その他、タケノコを使ったレシピ、たけのこご飯の献立など!たけのこに関係する豆知識や知恵袋を上記で紹介中です。参考になったら、見てみてくださいね。