唐揚げは小麦粉だけで大丈夫なのか。結論を述べると、小麦粉のみで唐揚げを作る事ができます。しかし、多くのご家庭では基本の唐揚げの作り方の片栗粉、小麦粉を1:1に混ぜたレシピが主流になります
今回は、基本の唐揚げのレシピ通りに1:1の割合で作ったけど!どうしても、唐揚げ作りに失敗してしまう方向けです
プロの技を盛り込んだ『唐揚げ粉の片栗粉と小麦粉の黄金比』と『失敗しない粉の量』を徹底的に解説します!
唐揚げの衣は、小麦粉の次に片栗粉のように順番で粉を付けるレシピがありますが、今回は、唐揚げの用の粉、小麦粉と片栗粉を混ぜてまぶす作り方を説明します。
【唐揚げ衣】片栗粉と小麦粉の黄金比率は『3:2』の割合!
唐揚げ衣の黄金比率は3:2の割合であり、片栗粉:大さじ3に対して、小麦粉:大さじ2の量が失敗しない唐揚げの衣になります
正確には、鶏肉250gに対して、片栗粉:30g、小麦粉:20gの分量になります
片栗粉と小麦粉を1:1にすると、衣がカリカリにならないとお悩みの方は3:2の割合で混ぜてから衣を付けましょう
材料・調味料 | 分量 | 目安 |
鶏肉 | 250g | 1枚 |
【衣】片栗粉 | 大さじ3 | 30g |
【衣】小麦粉 | 大さじ2 | 20g |
※もしも途中で材料が足りなくなったりした時は『唐揚げ粉がない時と足りない時』の代用方法を参考にしてください
片栗粉と小麦粉の大さじ1は9gです。2gの差がありますが混ぜて唐揚げ粉を作る為、気にする必要はないです。正確にピッタリの分量にしたい方はグラム数を測りましょう
上記の分量の片栗粉と小麦粉を混ぜてからまぶすと、バランスの良い唐揚げの衣になります。唐揚げの基本の作り方の【4】の箇所で、混ぜ方のコツを含めて詳細を解説します
【基本の唐揚げの作り方】
【1】鶏肉:下ごしらえをする
鶏肉は、最初に鶏皮にフォークで穴を刺して下味をなじみやすくします
一口大(3~4cm四方)に包丁で切った後、塩・コショウをふって下ごしらえをします。塩をふると、時間が経つと、少し、水分が肉から出てきますので、キッチンペーパーでふき取りましょう
下ごしらえの段階で、鶏肉から水分を取り除いておく事が、唐揚げ衣がくっつかない問題を解決する第一歩です
【2】鶏肉:下味を付ける
材料・調味料 | 分量 | 備考 |
★醤油 | 大さじ1 | – |
★酒 | 大さじ1 | – |
★おろしにんにく | 小さじ1/2 | – |
★おろし生姜 | 小さじ1/2 | – |
★塩・コショウ | 少々 | – |
唐揚げの下味の基本の作り方は、鶏肉:250g(1枚)に対して、、醤油:大さじ1、酒:大さじ1、おろしにんにくと生姜を各:小さじ1/2、塩・コショウ:少々になります
下味 | おすすめレシピ |
旨い塩味 | 塩唐揚げの作り方 |
さっぱり味 | 塩麹の唐揚げの作り方 |
ピリ辛味 | ピリ辛の唐揚げの作り方 |
※唐揚げの下味は、基本の醤油、酒、にんにく、生姜の基本の作り方をのせています。アレンジしたレシピや自分の下味がある方は、レシピ通りでなくて問題ないです。下味を決めてない方は、アレンジや応用レシピをよかったら参考にしてください
【3】下味:タレの水気を切る
冷蔵庫で30分や3時間程度の漬け込みダレなら、水分は差ほど多くありません。半日や一晩漬けした鶏肉は、よくタレの水気を切りましょう
【4】粉:片栗粉と小麦粉を3:2で混ぜる
唐揚げ用の粉に、片栗粉と小麦粉を3:2の黄金比の割合で混ぜます。鶏肉250g、1枚分の量に片栗粉が大さじ3、小麦粉が大さじ2の量になります
小麦粉だけでは、衣がカラっと揚がらず。片栗粉と均等にするとカリカリ感が弱めです。衣をカリカリにする為に、片栗粉が多めの唐揚げ衣で揚げてみましょう
唐揚げ衣の粉 | 分量 | 目安 |
【衣】片栗粉 | 大さじ3 | 30g |
【衣】小麦粉 | 大さじ2 | 20g |
片栗粉と小麦粉をよく混ぜましょう。しっかり混ぜると、衣がはがれにくいように仕上がります
上記の【1】~【4】が、プロの技を加えた片栗粉と小麦粉の黄金比率の割合の唐揚げの下ごしらえになります。では、次は準備した鶏肉をサラダ油で揚げてみましょう
【プロの技】唐揚げの揚げ方!揚げ時間と温度は何度くらい?
プロの技の唐揚げの揚げ方は、【A】の170℃の温度なら4~5分が基本になります。【B】の2つめが170度の温度で3~4分、火力アップして180度で2分の方法が、二度揚げの揚げ方になります
唐揚げの揚げ時間 | 脂の温度 |
揚げ方【A】 | 【A-1】170℃:4~5分 |
揚げ方【B】 | 【B-1】170℃:3~4分 【B-2】180℃:2分 |
おすすめ:二度揚げ | 別途解説 |
基本の唐揚げの揚げ方は【A】になります。【B】の二度揚げのコツを下記にもう少し詳しく解説します
【小麦粉専用!唐揚げの揚げ方】
【1】油の温度:180℃⇒170度を維持
【2】揚げ時間:1分30秒~2分
【3】ひっくり返す
【4】揚げ時間:1分30秒~2分
唐揚げの一度目の揚げ方は、油の温度180度にして、その後、170℃をキープします。揚げ時間は片面1分30秒~2分になります
油に入れたら唐揚げを箸で触らず、コロコロしないように、じっと待つのが美味しい唐揚げのポイントです
【5】揚げ物トレイ:5分、冷ます
ひっくり返す時以外は、唐揚げに触らないようにしましょう。両面を揚げたら、一度、キッチンペーパーを敷いた揚げ物トレイの上で5分、冷まします
【6】二度揚げの温度:180℃
【7】揚げ時間:2分
上記の【1】~【7】が、唐揚げの二度揚げの揚げ方になります。簡潔に説明すると、低温の170℃で一度揚げてから、高温の190℃で一気にカリっとさせる!唐揚げをカリカリにする方法になります
別途解説 | 特設ページ |
揚げ方 | 唐揚げの油の温度と揚げ時間 |
まる焦げ回避 | きつね色になる揚げ方 |
【片栗粉】揚げ焼き | フライパンで揚げ焼きが簡単! |
【小麦粉】揚げ焼き | 少ない油で唐揚げを揚げるコツ |
唐揚げは二度揚げの方が良いとなんとなくわかったぞ!でも、もう少し詳しく、唐揚げの揚げ方が知りたい。揚げ物が苦手で唐揚げが黒くなりがちな方や、油少なめで揚げたい方は上記を参考にしてください
【保存方法】唐揚げが余ったら?常温・冷蔵庫の保存期間はどれくらい?
夕飯に唐揚げを多めに作りすぎてしまった。余った唐揚げを翌日の弁当のおかずにしたい。次の日まで唐揚げは日持ちするのか。唐揚げの保存方法と保存期間を取りまとめました
唐揚げ | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 夏3時間以内 5時間以内:推奨 |
【お弁当】 保冷剤と保冷バック | 5時間以内 | 高温多湿を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~3日 | クッキングペーパーを敷く ラップ包み+タッパー |
冷凍保存 | 2週間 | – |
余った唐揚げは、常温は当日中の消費期限になります。唐揚げの保管は高温多湿な場所を避ける必要があり、次の日のお弁当やおかずにするなら、一旦、冷蔵庫に保管しましょう
唐揚げは、キッチンペーパーを敷しいたタッパーに入れて2~3日が冷蔵保管の目安になります。3日以上、冷蔵庫に保管すると傷んでしまいます。揚げた後の唐揚げを長期間食べる予定がないなら冷凍保存をしましょう
余っても唐揚げは後で食べられると言っても、揚げたてのように美味しくない。冷めた唐揚げがまずい!時間が経つと衣がベタベタ、せっかくの鶏肉がジューシーじゃない!と家族から不評です
次は、冷めた唐揚げを復活させる!揚げたての唐揚げのように温める方法を紹介します
【唐揚げの温め直し方】冷めた唐揚げを美味しく食べる方法を紹介!
唐揚げは、もう一度揚げるという復活方法がありますが、電子レンジ、オーブン、フライパン、トースターのどれかを使えば、わざわざ、揚げ直しする必要なく、冷めた唐揚げを美味しく食べる事ができます
トースター | 手順 |
目安 | 温度200℃ 時間2分 |
個数の目安 | 大:3個まで 小:5~6個まで |
【1】 | アルミホイル ⇒しわくちゃにする |
【2】 | アルミホイルを敷く |
【3】 | 霧吹きで水分を衣に与える |
【4】 | 200度:2分 |
冷めた唐揚げを美味しく食べる方法の1つが、カリカリの衣に復活させるトースターを使った温め直し方になります。
その他、トースター以外の方法に電子レンジやフライパン、魚焼きグリルで唐揚げを温め直しする方法があります。カリカリに復活させやすい!自分の得意な料理道具でやってみてくださいね
【唐揚げの作り置き】お弁当用や平日の時短おかずに抜擢!
唐揚げを家に帰ってすぐに食べたい。お弁当用に前日や前もって準備できないか。唐揚げは揚げずに下味をつけて冷凍すると、長期ストックの作り置きができます
唐揚げ | 保存期間 | 保存方法 |
常温(漬け込み) | △:半日程度 | – |
冷蔵保管(漬け込み) | 〇:1日(2日以内) | タッパー、保存袋 |
冷凍保存 | 〇:2週間から1か月 | 保存袋 |
唐揚げの下味冷凍は、常温なら半日程度の漬け込み時間まで、それ以上の漬け込みは冷蔵庫で行います。下味の漬け込みは冷蔵庫の中で一晩まで、最大で2日までなら消費期限がある認識で問題ないです
唐揚げの下味冷凍は2週間から1カ月の保存ができます。空気をしっかり抜いたら1カ月は大丈夫、空気を密封していなかったら2週間程度を目安にして冷凍ストックしましょう
長期冷凍保存せずに、3時間、半日、一晩の冷蔵庫の漬け込みレシピがこちらになります。唐揚げの下味の漬け込み時間と味付けを合探しの方は、参考にしてくださいね
ここまでに、唐揚げの作り方らから、翌日のお弁当用の保存方法、冷めた唐揚げの温め直し方を詳しく説明しました。
唐揚げの基本の作り方とレシピが満載!
おいしい唐揚げを作りたい。もっとたくさんレシピが知りたい方向けに、殿堂入りのレシピやプロの唐揚げの下味、各種様々な作り方を紹介します
お弁当用の唐揚げや、衣を作る小麦粉、片栗粉の分量の黄金比など!用途に合わせて唐揚げの作り方を激選しています
基本の唐揚げの作り方が分からない。バリエーションが多すぎて、普通の唐揚げとは一体なんなのか。誰が作っても鶏肉美味しくできる唐揚げのレシピなら、柔らかジューシー唐揚げがおすすめになります
唐揚げは中国発祥だ!いや、日本の唐揚げは日本で独自に進化した料理だ!と度々、議論がありますが、韓国の唐揚げも美味しいですよね。韓国の唐揚げと言えば、ヤムニョムチキンが代表格ですが、辛くて食べられない!
韓国の唐揚げは、ヤムニョムチキン以外に甘辛なタッカンジョンという水飴がコーディングされた唐揚げがあります。屋台の味ですが、本格的で食べるとやみつきになる唐揚げです!
衣の種類別 | 特設ページ |
【片栗粉】基本 | 片栗粉だけのレシピ |
【小麦粉】基本 | 小麦粉だけのレシピ |
【ダブル】応用 | 小麦粉と片栗粉はどっちが先? |
【ダブル】応用 | 米粉と片栗粉の割合 |
唐揚げの衣がカリカリにならない!カラっとした触感の唐揚げや、逆に、しっとりした唐揚げを作りたい方は、衣の種類と分量の割合を調整すると、お好みの唐揚げの衣を手作りする事ができます
さて、今回は、唐揚げ衣に使う小麦粉と片栗粉の黄金比の割合を紹介しました。唐揚げは小麦粉だけで大丈夫なのか。唐揚げの基本の作り方は小麦粉と片栗粉を1:1の割合にするのが定番ですが、衣がカリカリにならないとお悩みがありますよね
唐揚げのプロの技を盛り込むと、家で簡単にカリカリな唐揚げを作る黄金比は『片栗粉:小麦粉=3:2』の割合になります。黄金比の割合の3:2のメリットは、唐揚げを揚げた時に、黒焦げになりにくく、きつね色に仕上がりやすいお手軽さがあります
唐揚げを上手に揚げれない。唐揚げの基本の作り方通りにやっても、できないと困った時は、片栗粉が多めの3:2の割合で混ぜてた唐揚げ粉にしてみてください